オーストラリアでの総入れ歯、技術や金額などついて(オーストラリア)
相談者:
YNAさん (28歳:女性)
投稿日時:2010-01-17 21:24:58
こんにちは。
私は今オーストラリアにいるのですが、こちらでは歯の治療に一切保険がききません。
私の場合、上の歯はほぼ全て義歯で、今のクラウンももう使い物にならなくなっているので、上だけでも全て抜歯して、総義歯に変えたほうがいいと進められました。
抜歯に11本で安くしてもらって25万、上の総入れ歯に25万くらいはかかりますとのことでした。
たぶんこれはシリコン製のだと思います。
日本にいたときに、いずれは入れ歯にしないとだめだと聞いていたのですが、オーストラリアの歯科医療がどれくらい進んだものなのか、あと日本でするよりあまりにも値段が高いのか、不安な点が多々あり投稿させていただきました。
?オーストラリアの歯科医療は、日本に比べて差があるのでしょうか?
?こちらで言われた総額50万は、日本で作るのに比べると高いように感じますが、実際はどうなのでしょうか?
?5月に3週間日本に帰る予定なのですが、その間に上だけでも入れ歯を作り、調整だけこちらでするということも可能でしょうか?
なんせ、知らない国で、知識のないことなので、、、
何かアドバイスをいただけると幸いです。
よろしくお願いします。
私は今オーストラリアにいるのですが、こちらでは歯の治療に一切保険がききません。
私の場合、上の歯はほぼ全て義歯で、今のクラウンももう使い物にならなくなっているので、上だけでも全て抜歯して、総義歯に変えたほうがいいと進められました。
抜歯に11本で安くしてもらって25万、上の総入れ歯に25万くらいはかかりますとのことでした。
たぶんこれはシリコン製のだと思います。
日本にいたときに、いずれは入れ歯にしないとだめだと聞いていたのですが、オーストラリアの歯科医療がどれくらい進んだものなのか、あと日本でするよりあまりにも値段が高いのか、不安な点が多々あり投稿させていただきました。
?オーストラリアの歯科医療は、日本に比べて差があるのでしょうか?
?こちらで言われた総額50万は、日本で作るのに比べると高いように感じますが、実際はどうなのでしょうか?
?5月に3週間日本に帰る予定なのですが、その間に上だけでも入れ歯を作り、調整だけこちらでするということも可能でしょうか?
なんせ、知らない国で、知識のないことなので、、、
何かアドバイスをいただけると幸いです。
よろしくお願いします。
回答1
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2010-01-17 22:37:40
こんにちは。
海外での義歯への移行、大変ですね。
オーストラリアでの歯科事情については私は知識がありませんが、ただ特別なケースを除けば総義歯についての臨床は、世界的にはある程度の完成の域にあると考えております。
この点で考えたなら、そう違いは無いのではないかと想像しています。
ただ総義歯臨床は、知識に加えて経験がものを言うのも事実であると思いますので、その歯科医師や担当する技工士さんによっても結果に差が出ます。
これはどこぞの国に限ってという事はありませんので、日本国内でも同様でしょう。
ただ意思の疎通が難しい状況にあるようでしたら、現地で日本語の通じるクリニック等がないのか探してみるという事もあげられます。
金額的には日本で保険外診療で行った場合と近いか、あるいはそれよりは総額としてはやや安い気がしますが、どのような素材でどのようなテクニックを用いての事なのかが不明であるため、断定することは難しいと思われます。
3週間帰国との事ですが、本当にその担当医のお話通りで抜歯→総義歯という事であれば、場合によっては義歯の製作まではいけると思いますが、実際に一番大事なのは義歯を装着後の調整に相応の時間と回数がかかる事がネックとなるでしょう。
また帰国してみたら別の診断がついたりすれば、これもまた話が違ってきてしまうでしょう。
たとえば帰国までなんとかなる状態なのであれば、それまで待って考えてもよいのかも知れませんが、この場合は期限が決められているわけですから、帰国前にご家族などにお願いをして前もっておかかりになる歯科医院へのご予約と、ある程度の状況説明はされておいた方がよいでしょう。
その状況下で猶予が1ヶ月に満たないのであれば、いきなり受診されたとしても、患者様・術者お互いが困惑する事は避けられなくなってしまいます。
海外での義歯への移行、大変ですね。
オーストラリアでの歯科事情については私は知識がありませんが、ただ特別なケースを除けば総義歯についての臨床は、世界的にはある程度の完成の域にあると考えております。
この点で考えたなら、そう違いは無いのではないかと想像しています。
ただ総義歯臨床は、知識に加えて経験がものを言うのも事実であると思いますので、その歯科医師や担当する技工士さんによっても結果に差が出ます。
これはどこぞの国に限ってという事はありませんので、日本国内でも同様でしょう。
ただ意思の疎通が難しい状況にあるようでしたら、現地で日本語の通じるクリニック等がないのか探してみるという事もあげられます。
金額的には日本で保険外診療で行った場合と近いか、あるいはそれよりは総額としてはやや安い気がしますが、どのような素材でどのようなテクニックを用いての事なのかが不明であるため、断定することは難しいと思われます。
3週間帰国との事ですが、本当にその担当医のお話通りで抜歯→総義歯という事であれば、場合によっては義歯の製作まではいけると思いますが、実際に一番大事なのは義歯を装着後の調整に相応の時間と回数がかかる事がネックとなるでしょう。
また帰国してみたら別の診断がついたりすれば、これもまた話が違ってきてしまうでしょう。
たとえば帰国までなんとかなる状態なのであれば、それまで待って考えてもよいのかも知れませんが、この場合は期限が決められているわけですから、帰国前にご家族などにお願いをして前もっておかかりになる歯科医院へのご予約と、ある程度の状況説明はされておいた方がよいでしょう。
その状況下で猶予が1ヶ月に満たないのであれば、いきなり受診されたとしても、患者様・術者お互いが困惑する事は避けられなくなってしまいます。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2010-01-18 06:51:11
YNAさまおはようございます。
11本もの歯を抜歯して、総義歯を考えていらっしゃるのですね。
年齢と抜歯本数を考えると、そこまで抜歯しなくてはならないのかと考えてしまいます。
なぜ抜歯しなくてはならないのか少々疑問に思うのですが、歯周病なんでしょうか、それともむし歯がひどくて保存不可能になっているのでしょうか。
仮に全て抜歯して総義歯にしてしまった場合、よほど上手な歯科医に義歯を作っていただかないと、下顎の前歯部に残存歯が有る場合は上顎前歯部の歯槽提が吸収してしまい、将来は超難症例になってしまうことが考えられます。
今後の治療方針については、慎重に決められるようお勧めいたします、参考になさってください。
お大事になさいませ。
11本もの歯を抜歯して、総義歯を考えていらっしゃるのですね。
年齢と抜歯本数を考えると、そこまで抜歯しなくてはならないのかと考えてしまいます。
なぜ抜歯しなくてはならないのか少々疑問に思うのですが、歯周病なんでしょうか、それともむし歯がひどくて保存不可能になっているのでしょうか。
仮に全て抜歯して総義歯にしてしまった場合、よほど上手な歯科医に義歯を作っていただかないと、下顎の前歯部に残存歯が有る場合は上顎前歯部の歯槽提が吸収してしまい、将来は超難症例になってしまうことが考えられます。
今後の治療方針については、慎重に決められるようお勧めいたします、参考になさってください。
お大事になさいませ。
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2010-01-18 08:48:45
ご相談ありがとうございます。
>?オーストラリアの歯科医療は、日本に比べて差があるのでしょうか?
学会発表などをみると、トップレベルの歯科医師は両国ともとても技術が高いと思われます。
しかし、日本でも同じですが、歯科治療とはすることは同じでも終わってみれば結果が歯科医師一人ずつで皆違います。
トップレベル以外の場合は、それなりの問題を多少覚悟して受ける必要があります。
日本と違い全部自費がかかるわけですから、安物買いの銭失いどころか、大事な健康を失わないよう注意が必要です。
田中先生のお話の通り、総入れ歯の技術自体はほとんど完成していますから、治療方法自体にあまり違いはありません。
しかし、総入れ歯を乗せる口やあごや顔立ちは民族的な違いがとても大きく、特に日本人は白人とはかなり違います。
特にオーストラリアは白人の中でも非常に骨格が優れています。
歯科に関して、民族的な違いを研究している学者は日本人しか私は知りません。
白人には、日本人の口の中を研究する気も持っていないと思います。
街の中をお歩きになるだけで、巨人のように大きな人が多いことに気が付かれると思います。
ベストを目指す場合は、繊細な日本人のお口に入れる総入れ歯は、やはり日本人が一番上手に作れるように思います。
しかしやむを得なければ、専門の先生を探してお願いすることは悪くないかもしれません。
>?こちらで言われた総額50万は、日本で作るのに比べると高いように感じますが、実際はどうなのでしょうか?
日本では保険が適応されますから、その一ケタ下の金額もかかりません。
ただ自費び選らび、そして本当に良い入れ歯を上手に作る先生ならば、とてもその料金ではまにあいません。
ただし抜歯してすぐには本物は入れられませんから、仮の入れ歯が適しています。
しかし山田先生も説明されているように、今のご年齢でそんなにたくさん抜歯が必要かをまず診断することが重要と思います。
さらに下の歯を残して、上だけを今から総入れ歯にする危険は相当大きくなります。
もし仮に、上下とも総入れ歯が最も適切だとしたら、抜歯は35歳くらいになる前に全部済ませておいたほうが何十年も使える良い総入れ歯を作ることができます。
目先だけではなく、長期的な展望を説明していただいて、よく計画を練ることが今は大切だと思います。
>?5月に3週間日本に帰る予定なのですが、その間に上だけでも入れ歯を作り、調整だけこちらでするということも可能でしょうか?
総入れ歯は製作と調整で完成になります。
分けることはお勧めできません。
治療期間も含めて、内外の歯科医師によくご相談したうえで始められることと、決して今のご年齢から考えて急ぎすぎないことをお勧めいたします。
>?オーストラリアの歯科医療は、日本に比べて差があるのでしょうか?
学会発表などをみると、トップレベルの歯科医師は両国ともとても技術が高いと思われます。
しかし、日本でも同じですが、歯科治療とはすることは同じでも終わってみれば結果が歯科医師一人ずつで皆違います。
トップレベル以外の場合は、それなりの問題を多少覚悟して受ける必要があります。
日本と違い全部自費がかかるわけですから、安物買いの銭失いどころか、大事な健康を失わないよう注意が必要です。
田中先生のお話の通り、総入れ歯の技術自体はほとんど完成していますから、治療方法自体にあまり違いはありません。
しかし、総入れ歯を乗せる口やあごや顔立ちは民族的な違いがとても大きく、特に日本人は白人とはかなり違います。
特にオーストラリアは白人の中でも非常に骨格が優れています。
歯科に関して、民族的な違いを研究している学者は日本人しか私は知りません。
白人には、日本人の口の中を研究する気も持っていないと思います。
街の中をお歩きになるだけで、巨人のように大きな人が多いことに気が付かれると思います。
ベストを目指す場合は、繊細な日本人のお口に入れる総入れ歯は、やはり日本人が一番上手に作れるように思います。
しかしやむを得なければ、専門の先生を探してお願いすることは悪くないかもしれません。
>?こちらで言われた総額50万は、日本で作るのに比べると高いように感じますが、実際はどうなのでしょうか?
日本では保険が適応されますから、その一ケタ下の金額もかかりません。
ただ自費び選らび、そして本当に良い入れ歯を上手に作る先生ならば、とてもその料金ではまにあいません。
ただし抜歯してすぐには本物は入れられませんから、仮の入れ歯が適しています。
しかし山田先生も説明されているように、今のご年齢でそんなにたくさん抜歯が必要かをまず診断することが重要と思います。
さらに下の歯を残して、上だけを今から総入れ歯にする危険は相当大きくなります。
もし仮に、上下とも総入れ歯が最も適切だとしたら、抜歯は35歳くらいになる前に全部済ませておいたほうが何十年も使える良い総入れ歯を作ることができます。
目先だけではなく、長期的な展望を説明していただいて、よく計画を練ることが今は大切だと思います。
>?5月に3週間日本に帰る予定なのですが、その間に上だけでも入れ歯を作り、調整だけこちらでするということも可能でしょうか?
総入れ歯は製作と調整で完成になります。
分けることはお勧めできません。
治療期間も含めて、内外の歯科医師によくご相談したうえで始められることと、決して今のご年齢から考えて急ぎすぎないことをお勧めいたします。
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2010-01-18 14:40:26
海外での歯科治療は大変かと思います。
>?オーストラリアの歯科医療は、日本に比べて差があるのでしょうか?
無いと思います。
しかし、諸先生方も書かれているように、総合的な医療技術の差は無くても、個人個人の歯科医師の技術の差はあります。
特に、入れ歯となるとかなり差が開くと思います。
日本で言えば、「補綴(特に義歯)」の得意な先生に診てもらう事をお勧めします。
>?こちらで言われた総額50万は、日本で作るのに比べると高いように感じますが、実際はどうなのでしょうか?
まあ、日本で「全て保険外」と言う事であれば、同額かそれ以上かかると思いますが、「健康保険」と言う事であればゼロがヒトケタ違うと思います。
日本の保険診療は世界一コストパフォーマンスが高いですから、治療費で海外と比べるのは…。
>?5月に3週間日本に帰る予定なのですが、その間に上だけでも入れ歯を作り、調整だけこちらでするということも可能でしょうか?
いえ、無理だと思います。
物理的に作成するのは可能ですが、それが「機能する入れ歯」となるかどうかと言うと別問題です。
さがら先生の書かれているように、「製作と調整で完成になります。分けることはお勧めできません。」
です。
3週間では、良くて「仮義歯」くらいのレベルだと思っておいてください。
それと、本当にYNAさんの年齢で総入れ歯にする必要があるのでしょうか?
そのあたりの診断から、しっかりされた方が良いようにも思います。
僕はYNAさんと同じような年齢で上顎総義歯の方はお一人しか知りませんよ。
(まあ、似たような年齢で十数本インプラントになっている方は数名いらっしゃいますが…)
>?オーストラリアの歯科医療は、日本に比べて差があるのでしょうか?
無いと思います。
しかし、諸先生方も書かれているように、総合的な医療技術の差は無くても、個人個人の歯科医師の技術の差はあります。
特に、入れ歯となるとかなり差が開くと思います。
日本で言えば、「補綴(特に義歯)」の得意な先生に診てもらう事をお勧めします。
>?こちらで言われた総額50万は、日本で作るのに比べると高いように感じますが、実際はどうなのでしょうか?
まあ、日本で「全て保険外」と言う事であれば、同額かそれ以上かかると思いますが、「健康保険」と言う事であればゼロがヒトケタ違うと思います。
日本の保険診療は世界一コストパフォーマンスが高いですから、治療費で海外と比べるのは…。
>?5月に3週間日本に帰る予定なのですが、その間に上だけでも入れ歯を作り、調整だけこちらでするということも可能でしょうか?
いえ、無理だと思います。
物理的に作成するのは可能ですが、それが「機能する入れ歯」となるかどうかと言うと別問題です。
さがら先生の書かれているように、「製作と調整で完成になります。分けることはお勧めできません。」
です。
3週間では、良くて「仮義歯」くらいのレベルだと思っておいてください。
それと、本当にYNAさんの年齢で総入れ歯にする必要があるのでしょうか?
そのあたりの診断から、しっかりされた方が良いようにも思います。
僕はYNAさんと同じような年齢で上顎総義歯の方はお一人しか知りませんよ。
(まあ、似たような年齢で十数本インプラントになっている方は数名いらっしゃいますが…)
相談者からの返信
相談者:
YNAさん
返信日時:2010-01-22 15:40:46
タイトル | オーストラリアでの総入れ歯、技術や金額などついて(オーストラリア) |
---|---|
質問者 | YNAさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 28歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:複数の歯(前歯部) 抜歯:複数の歯(臼歯部) 総入れ歯の値段・価格 総入れ歯 その他 オーストラリア |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。