歯列矯正の後戻りがあり咬み合わせも悪い。再治療も高額で躊躇

相談者: ひよこっこさん (33歳:女性)
投稿日時:2010-01-26 11:42:34
噛み合わせの治療について教えて下さい。

左上の前から6番目の誘発痛自発痛があり、歯科で治療中です。
銀のインレーをはずしたところ虫歯ではなく、また歯周病でもありませんでした。
先生によると、噛み合わせが悪く、歯軋りをしているのではとのことで、ソフトタイプのナイトガードを作ってもらい、つけています。

その噛み合わせについてですが、6年前に歯列矯正を終え、リテーナーを2年ほどつけていましたが、最近後戻りがあるようで、リテーナーが入らなくなりました。
先生によると、上下の前から6番目と7番目しか噛み合っておらず、左の5番目が全く噛み合っていないとのことです。
ちなみに、4番目は歯列矯正の際に上下4本抜歯しております。

特に肩こりやあごの疲れなどはないのですが、夜ナイトガードをつける前は、くいしばりをしていたようで、6番目の歯の痛みで何度か目が覚めたことがありますが、歯のすり減りなどもなく、他に特に症状はありません。

先生に噛み合わせの治療について質問したところ、期間は約2年で、費用は80万〜100万とのことでした。
高額なため、正直迷っています。

噛みあわせが原因ではなく、ストレスなどが原因だと思っていたので、しばらくナイトガードで様子を見たいのですが、歯にとってはよくないのでしょうか?
やはり、噛み合わせの治療は、保険適用にならないのでしょうか?

長々とすみません。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-01-26 12:17:32
なるほど…。

では、本格的な噛み合わせ治療に臨む前に、とりあえずブラキシズム対策について、いくつか試行されてはいかがでしょうか?

⇒参考:「歯ぎしり」


個人的にブラキシズム対策としては「ナイトガードを入れていれば良い」という物ではないと思っています。
むしろ「意識改革」と「自己暗示」のほうが重要な気がします。

日中、人と話をしない時間があればナイトガードを入れておいて「自分はどんな時に噛み締めているか?」をチェックし、噛み締めているようであれば、積極的に奥歯を離すように意識してみてください。
また、夜寝る前には出来るだけリラックスする事と「噛み締めないぞ」と30回唱えてから寝てください。

僕の患者さんにこれをしてもらった所「1週間続けたら不快症状が無くなった」とわざわざ電話をしてきてくれた方がいらっしゃいます。
「自己暗示にかかりやすいんでしょうかね?」なんて笑ってましたけど、そう言う事もあると思っていてください。


それでも改善が認められないのであればやはり、噛み合わせの治療が必要なのかもしれません。


>噛み合わせの治療は、保険適用にならないのでしょうか?

難しい判断ですね。
咬み合わせが悪い事により「歯周病が悪化する」「顎関節症になってしまった」などの病名が付けば保険でも診る事が出来ると思います。
そこで行われる治療の多くは「咬合調整」や「マイオモニター」「スプリント」「薬物療法」など比較的「簡単なもの」です。

精密な機器を使ったり、時間をかけた咬合診断をしたり、全顎的にクラウンを作り直したり…となると保険の範囲では厳しいかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ひよこっこさん
返信日時:2010-01-26 12:52:48
タイヨウ先生、ご回答いただきありがとうございます。
さっそく、やってみます。

噛み合わせについて、少し質問させていただきたいのですが。
6番目と7番目ののみの噛みあわせですと、一般的にかなり噛みあわせは悪いということでしょうか?

あと、上の歯は治療したので、リテーナーが完全に入らないのですが、下の歯は少し浮いた状態で入ります。
上の歯はナイトガードで、下の歯は少し合っていないですが、リテーナーをつけた方がいいのでしょうか?
リテーナーは、入らなくなったら、作り変えたりするのでしょうか?

すみません、いろいろ質問してしまって。
そのまま歯が崩れるのではないかと不安なものですから。
よろしくお願い致します。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-01-26 23:00:36
ひよこっこ さんへ

まず、ひよこっこさんの場合、矯正治療する前のもともとの不正咬合の症状がどうであったか、また顎関節の骨の吸収がないかが重要なポイントだと思います。

現在、6と7でしか噛み合っていないというのは、開咬を呈していると思います。

これが以前の咬合状態であったのなら、後戻りとして捉えられると思います。
しかし、そうでなかったとしたら下顎頭の骨吸収の恐れがあります。
この場合、さらに下顎の後退感も出てきます。

いずれにしても症状が悪化する前に一度、しっかりと顎関節のチェックをして頂くことをお勧めいたします。
顎関節症保険適用になりますが、矯正歯科治療は特別な場合を除き、保険適用外です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ひよこっこさん
返信日時:2010-01-27 15:50:54
石亀先生、ご回答いただきありがとうございます。

矯正治療前の状態は、叢生出っ歯で八重という状態でした。
その際、かみ合わせについては、特に悪いとは言われませんでした。

今回、骨吸収のお話しや顎関節症のお話しをうかがって、怖くなったので、一度チェックしてもらうことにします。
色々とご説明いただき、ありがとうございました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-01-27 21:23:17
アメリカでは、「突発性下顎頭吸収症」は矯正歯科医のあいだでもとても話題になっております。
ぜひ顎関節に詳しい先生にお話を伺ってみて下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ひよこっこさん
返信日時:2010-01-28 09:00:13
石亀先生、ご回答いただき、ありがとうございます。

突発性下顎頭吸収症について、少し調べてみましたが、あまり詳しいことはわかりませんでした。
やはり、一度詳しく診てもらうことにします。
どうもありがとうございました。



タイトル 歯列矯正の後戻りがあり咬み合わせも悪い。再治療も高額で躊躇
質問者 ひよこっこさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正(矯正歯科)その他
噛み合わせ(咬合)治療
噛み合わせに関するトラブル
噛み合わせ(咬合)その他
矯正後の歯の後戻り
歯軋り用マウスピース・ナイトガード
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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