[写真あり] 上顎両2番の先天欠損と下顎前突の治療法について

相談者: 憂さん (26歳:女性)
投稿日時:2010-01-24 21:52:01
初めて相談させて頂きます。

私は、前歯臼歯交叉咬合があり、下顎が前に出た受け口の状態です。

それに加え、上顎左右2番が先天欠損のため永久歯がありません。

高校生まで矯正歯科に通っていましたが、引っ越しや心理的な理由から途中放棄してしまい、現在上顎の欠損部分は、左は乳歯、すでに抜け落ちていた右は仮歯を入れた状態です。

しかし、その乳歯が最近動揺するようになった為、やはりきちんと治そうと思い、矯正歯科で検査を受けました。

そこで、乳歯はもう根が吸収されており、いつ抜けてもおかしくないこと、上顎が一般の方と比べると小さいということを言われました。

そこで出された治療方法が

?上顎の隙間をすべて閉じ、差分を下顎の骨を切り後退させる。

?上顎を装置で拡大した上で、上顎欠損部分に補綴をし、下顎は4番または6番を抜歯して後退させる。
(以前通っていた歯科はこちらの方法だったようです)

というものでした。

?の補綴については、インプラントブリッジがあるが、ブリッジは健康な1・3番を削らなくてはならない為、あまり勧められないとのことでした。

しかし、それぞれの方法について心配な点があり、どちらを選択すべきか迷っています。

具体的には、

?全身麻酔の手術である。
術後顔や唇が腫れる。
麻痺や痺れが生涯残る可能性がある。

?インプラントは手術があり、さらに2番は入れるのに難しいと聞く。
ブリッジは1・3番を削るので、将来最悪の場合1〜3番を全て失う可能性がある。

ということがあります。


そこで伺いたいのですが、先生方ならば、私のようなケースでは?と?、どちらの治療方法がより良い方法である、と考えますか?

また、上記以外の方法に治療方法はないのでしょうか?

ちなみに、?で1番の横に3番が来ることに関しては、他の患者さんの写真を見せてもらい、気にならない程度のものだ、と感じました。

また、下顎前突については、前から見ればほとんど気になず、手術までして顎を下げたいか、というとノーです。

しかしそうすると、一番目立つ部分に人工物を入れなくてはならず、これから年齢を重ねていく上で不安です。

決めるのは自分自身、ということは重々承知していますが、それぞれのリスクを考えると中々決断できません。

これからの長い人生を生きていくのに、どうすれば一番良いのか…先生方のご意見を聞かせていただければと思います。

よろしく回答お願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-01-24 22:56:03
はじめまして。

上顎2番の先天欠損は多いのですが、本当に悩めますよね。



口元を出すか引っ込めるかの両極端な治療法にはなるのですが、

下顎前突については、前から見ればほとんど気になず、手術までして顎を下げたいか、というとノーです。

・・と言う点から、自分なら?を選ぶかな・・とは思います。

だって手術って怖くないですか?

・・って単純な理由ですが。。

左右2番の欠損修復についてもこれと言った良い方法はないですが、矯正が終わるまでに時間は十分あるでしょうから、ゆっくり考えられてはどうでしょう?

まさか下顎の4番を移植する訳にも行きませんしね?
難しい問題です。

安全を考えるなら、自分だったら神経を抜かずにブリッジかな。。

参考⇒上顎2番欠損の部分矯正+ブリッジのケースhttp://www.noahdental.com/search_shinbi.shtml



大した意見でもありませんが、ご参考までに。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-01-25 01:37:57
憂さま、こんばんわ。

上顎側切歯先天性欠損があって、下顎前突とのことですね。

此処で問題なのは骨格性の下顎前突かどうかだと思います、手術を御希望ではないので、骨格性の下顎前突の程度が上顎の切歯犬歯のフレアーで正常被蓋になるのなら、大きな問題はないと思います。

これが困難であれば、矯正医は引き受けるのをためらってしまうと思います。

成人症例なので、治療の選択肢は限られてくるように思います。

矯正治療? http://yamadashika.jugem.jp/?cid=174

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-01-25 04:43:48
憂 さんへ


>私は、前歯臼歯交叉咬合があり、下顎が前に出た受け口の状態です。それに加え、上顎左右2番が先天欠損のため永久歯がありません。
>?上顎の隙間をすべて閉じ、差分を下顎の骨を切り後退させる。
>?上顎を装置で拡大した上で、上顎欠損部分に補綴をし、下顎は4番または6番を抜歯して後退させる。
>(以前通っていた歯科はこちらの方法だったようです)

いずれの治療にもリスクは付きものです。
しかし、そのリスクを上回る満足度があれば、選択する価値は十分あるとお考え下さい。

ましてや、矯正歯科治療は、一部の方を除き殆どは病気を扱うわけではありませんので、いろいろな治療方針が存在しても間違いではありません。

私は、矯正歯科治療は、機能的な問題、審美的な問題の改善、そしてその後の良い状態を長期間維持安定できるものでなくてはいけないと考えております。

この3つがよりバランスのとれた治療方針がベストであると考えております。



>そこで伺いたいのですが、先生方ならば、私のようなケースでは?と?、どちらの治療方法がより良い方法である、と考えますか?
>また、上記以外の方法に治療方法はないのでしょうか?

実際に診察された主治医の先生に、「私が先生のご家族でしたらどの様な治療を選択されますか?」と、お聞きになってみては如何でしょうか?

私は、治療方針に迷ったときはいつも患者さんを自分の家族として考えてお勧めのプランを提示しています。

また、お急ぎでなければ、数人の矯正歯科専門医を尋ねてみることをお勧めいたします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 憂さん
返信日時:2010-01-28 22:32:10
お忙しい中、回答して頂きありがとうございます。


渡辺先生

手術はとても怖いです…。
先生のアドバイスも視野に入れながら、よく考えてみたいと思います。
また、添付して頂いた治療例も参考にさせて頂きます。



山田先生

>骨格性の下顎前突の程度が、上顎の切歯犬歯のフレアーで正常被蓋になるのなら、大きな問題はないと思います。

自分では判断が難しいのですが、ただ、検査を受けた歯科医からは「子供の内だったら、上顎を引き出す治療が受けられた」といったことを言われました。

つまり今からでは困難なのかな、と考えました(添付先の治療例はそういった方法ではと判断したのですが、間違っていたら申し訳ありません)

判断の参考になるかわからないですが、写真を添付させて頂きます。



石亀先生

リスクを怖がるばかりに、治療後に得られる結果まで目がいかなくなっていたように思います。

どうすれば一番満足する結果が得られるのか、また、先生のおっしゃったポイントも考慮して、もう一度考えてみたいと思います。

画像1画像1 画像2画像2
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-01-29 03:58:10
憂さんへ

矯正歯科治療は、それ程怖いものではありませんよ。
むしろ、皆さん楽しんで治療されています。

さらに、治療後は性格も明るく前向きになったと喜んでいますよ。
歯並び噛み合わせを改善することのベネフィットはかなり大きいと思います。

写真を拝見する限り、憂さんは食事や発音について多少なりとも気になる部分もあるのではないでしょうか。

見た目だけではなく、ご自分の健康面を考えても矯正歯科治療はリスク以上のものがあるように思います。

頑張って。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-01-29 05:29:51
おはようございます。

写真を拝見いたしました。

これを矯正治療で治すか否か、補綴を考えながら治療計画を立てるか、外科矯正を考えて治療計画を立てるか大変大きな問題だと思います。

最終的には憂さまが御自身の問題として出来る出来ない、するしたくないというそれぞれのことを整理して結論を出していくべきだと思います。

昨今成人の矯正治療を希望なさる方が増えてきています、私が大学の研究室に在籍していた頃には考えられなかったことです。

また安易に治療をすすめる傾向もある様に思います、しかし子どもの矯正治療と違って成人の矯正治療はかなり難しく思いのほか時間もかかります。

したがってできること出来ないことを十分見極めたうえで、慎重になさったほうがいいように思います。

矯正を手がけるDrもついプッシュしてしまいがちなようにも思います、この辺りも戒めなければならないと考えています。


歯並びは気にせず生きてゆこうと考えるのも、治療は大変だが歯並びをきれいにしてこれから生きていこうと考えるのも、どちらも健全な考え方だと思います。

歯並びが悪くても、食生活に気をつけてきれいにを磨けばむし歯歯周病になることはありません。

しかし幾ら歯並びがきれいでも、間食の量が多ければいずれむし歯や歯周病で悩まされることになるでしょう。

どのように考えるかは、個人個人の人生観そのものだと思います、参考になれば幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 憂さん
返信日時:2010-02-02 22:00:34
石亀先生

治療後の自分を想像すると、私も早く治療をしたいな…という気持ちになります。

だからこそ、今はこのサイト等で勉強し、実際に他の矯正歯科の先生に診てもらった上で、ここで頂いたアドバイスも含めながら、自分が一番納得できる形で治療が受けられるようにしていきたいと思います。

励ましの言葉、ありがとうございました。



山田先生

>最終的には憂さまが御自身の問題として出来る出来ない、するしたくないというそれぞれのことを整理して結論を出していくべきだと思います。

その通りですね。

時間もお金も掛り、そして人生にも関わってくることですので、もう一度それぞれの治療方法ついて勉強し、自分自身に問いながら出来ること、出来ないことを整理していきたいと思います。

そしてどの治療法を選んでも、その後残った自分のは生涯残せるよう心掛けていきたいと思います。



先生方には、貴重なお時間を割いて回答して頂き、本当に感謝しています。
答えにくい質問であっただろうと思いますが、真摯に返答して頂けてとてもありがたかったです。

ずっとひとりでぐるぐると考え込んでいたので、こうして回答してもらえたことで気持ちも少し落ち着いて、しっかりと考えていけそうです。

本当にありがとうございました。



タイトル [写真あり] 上顎両2番の先天欠損と下顎前突の治療法について
質問者 憂さん
地域 非公開
年齢 26歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
その他(写真あり)
抜歯:乳歯(子供の歯)
歯の数が足りない(先天欠損)
外科矯正
下顎前突(受け口)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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