2歳10カ月。歯科検診で第一大臼歯が生えていると言われた
相談者:
shi-shi-さん (2歳:男性)
投稿日時:2010-02-01 23:51:26
回答1
森永歯科医院(千葉県安房郡鋸南町)の森永です。
回答日時:2010-02-02 01:14:28
shi-shi-さん、こんばんは。
歯医者を25年やっていますが、いまだに経験ありません。
複数の先生が診てそうならあり得るのでしょうか。
6番と見紛うばかりの巨大なEなら何度か経験していますが。
Eの先欠というのはあるのでしょうか。
解剖に詳しい先生いらっしゃいましたら宜しくお願い致します。
歯医者を25年やっていますが、いまだに経験ありません。
複数の先生が診てそうならあり得るのでしょうか。
6番と見紛うばかりの巨大なEなら何度か経験していますが。
Eの先欠というのはあるのでしょうか。
解剖に詳しい先生いらっしゃいましたら宜しくお願い致します。
回答2
銀座ハート矯正歯科(中央区銀座)の石亀です。
回答日時:2010-02-02 03:46:37
shi-shi- さんへ
こんばんは。
私も6番もしくはそれ以上に巨大なEは見たことがありますが、3歳前に6番が萌出したケースには遭遇したことがありません。
レントゲン上での永久歯胚の確認はされたのでしょうか。
確定診断にはレントゲン写真が必要だと思います。
同属の歯種で後方に萌出する歯ほど先欠が多いと言われていますが、それでもEの先欠は数例しか経験がありません。
ちなみに、Eは第二乳臼歯ですので、第一乳臼歯よりも発生学的に先欠の頻度は高いと言うことになります。
かりに、今回出てきた歯が6番であったなら、手前の5番が萌出するスペースがなくなりますので、歯並びに影響が出てくると思います。
また、歯並びを気にされるのであれば、少なくとも7歳頃までには矯正の精密検査を受けられることをお勧めいたします。
こんばんは。
私も6番もしくはそれ以上に巨大なEは見たことがありますが、3歳前に6番が萌出したケースには遭遇したことがありません。
レントゲン上での永久歯胚の確認はされたのでしょうか。
確定診断にはレントゲン写真が必要だと思います。
同属の歯種で後方に萌出する歯ほど先欠が多いと言われていますが、それでもEの先欠は数例しか経験がありません。
ちなみに、Eは第二乳臼歯ですので、第一乳臼歯よりも発生学的に先欠の頻度は高いと言うことになります。
かりに、今回出てきた歯が6番であったなら、手前の5番が萌出するスペースがなくなりますので、歯並びに影響が出てくると思います。
また、歯並びを気にされるのであれば、少なくとも7歳頃までには矯正の精密検査を受けられることをお勧めいたします。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2010-02-02 06:54:54
shi-shi- さまおはようございます。
私も35年ほど歯科医をしていますが、この年齢で6番が萌出した症例には遭遇したことはありません。
またEの先天性欠損も記憶がありません。
まだ2歳ということなのでレントゲンを撮影するのに無理が有るなら、もう少し大きくなって無理なくレントゲンが撮れるようになってから、レントゲンで6番の確認をなさればはっきりすると思います。
それまでは無理なことはなさらないで、むし歯予防に気をつけていただくのがいいと思います。
親御さんとしても不安なこととは思いますが、今診断が付いた所でなんら治療の方法はないと思います。
くれぐれも子どもさんが歯科治療を怖がるようなことは避けていただいて、むし歯を作らないように配慮なさるのが最善の方法かと思います。
参考になさってください。
予防歯科 http://yamadashika.jp/prevent.html
私も35年ほど歯科医をしていますが、この年齢で6番が萌出した症例には遭遇したことはありません。
またEの先天性欠損も記憶がありません。
まだ2歳ということなのでレントゲンを撮影するのに無理が有るなら、もう少し大きくなって無理なくレントゲンが撮れるようになってから、レントゲンで6番の確認をなさればはっきりすると思います。
それまでは無理なことはなさらないで、むし歯予防に気をつけていただくのがいいと思います。
親御さんとしても不安なこととは思いますが、今診断が付いた所でなんら治療の方法はないと思います。
くれぐれも子どもさんが歯科治療を怖がるようなことは避けていただいて、むし歯を作らないように配慮なさるのが最善の方法かと思います。
参考になさってください。
予防歯科 http://yamadashika.jp/prevent.html
相談者からの返信
相談者:
shi-shi-さん
返信日時:2010-02-02 08:19:27
回答4
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2010-02-02 13:32:28
石亀先生>
>それでもEの先欠は数例しか経験がありません。
数例ですか。
ものすごく多いですね。
第2乳臼歯の先天欠如は本当に稀らしく、あったとしても先天性無歯症といった特殊な場合に限られると思っていました。
さらに他の乳歯は存在していて、第2乳臼歯のみ先天欠如した症例の報告は、少なくとも私は今までに見たことがありません。
>同属の歯種で後方に萌出する歯ほど先欠が多い
たしかにその通りなのですが、系統発生的に小臼歯と大臼歯は同じ分類ですから、第2小臼歯が欠損するケースが多いことの説明がつきません。
そこで、大臼歯の代生歯はすでに消失していて、乳歯列に属すると考えるとつじつまが合います。
つまり
乳歯列:DE678
代生歯:45(5より遠心の代生歯はすでにすべて消失)
の遠心側から消失していくと考えられますから、実際と合致します。
割合的には多くはありませんが、近心側から消失することもありますので、4が消失することも特におかしくはありません。
そう考えると、Eや6が消失することは通常有り得ないことになりますし、少なくとも私が調べた限りでは、現実と合致します。
ということで、私の考えでは、6とされた歯は実際はEであり、レントゲンで確認すれば6が存在している可能性が極めて高いと思います。
>それでもEの先欠は数例しか経験がありません。
数例ですか。
ものすごく多いですね。
第2乳臼歯の先天欠如は本当に稀らしく、あったとしても先天性無歯症といった特殊な場合に限られると思っていました。
さらに他の乳歯は存在していて、第2乳臼歯のみ先天欠如した症例の報告は、少なくとも私は今までに見たことがありません。
>同属の歯種で後方に萌出する歯ほど先欠が多い
たしかにその通りなのですが、系統発生的に小臼歯と大臼歯は同じ分類ですから、第2小臼歯が欠損するケースが多いことの説明がつきません。
そこで、大臼歯の代生歯はすでに消失していて、乳歯列に属すると考えるとつじつまが合います。
つまり
乳歯列:DE678
代生歯:45(5より遠心の代生歯はすでにすべて消失)
の遠心側から消失していくと考えられますから、実際と合致します。
割合的には多くはありませんが、近心側から消失することもありますので、4が消失することも特におかしくはありません。
そう考えると、Eや6が消失することは通常有り得ないことになりますし、少なくとも私が調べた限りでは、現実と合致します。
ということで、私の考えでは、6とされた歯は実際はEであり、レントゲンで確認すれば6が存在している可能性が極めて高いと思います。
回答5
田部歯科クリニック(名古屋市昭和区)の田部です。
回答日時:2010-02-02 13:45:17
まだ、2才なのでその歯が乳歯、永久歯ということよりも、その歯を大切にしてむし歯にならないようにしていただき、本人がレントゲン写真を撮れる時になって、改めてかんがえたらいかがでしょう?
実際にその歯を診ていないので何ともいえません。
3才の後半から4才になれば写真も撮れるのではと思います。
それからでも遅くはないですよ。
実際にその歯を診ていないので何ともいえません。
3才の後半から4才になれば写真も撮れるのではと思います。
それからでも遅くはないですよ。
相談者からの返信
相談者:
shi-shi-さん
返信日時:2010-02-02 22:34:03
回答6
銀座ハート矯正歯科(中央区銀座)の石亀です。
回答日時:2010-02-03 03:10:29
shi-shi- さんへ
田部先生もおっしゃっているように今ある歯を大切にし、慌てずに今後の対応をじっくりお考えになって宜しいかと思います。
森川 先生へ
>石亀先生>
>>それでもEの先欠は数例しか経験がありません。
>数例ですか。ものすごく多いですね。
かなり昔の医局員時代の話ですが、確か外胚葉異形成の方?だったように記憶していますが、、、
また、単独での先欠でもなかったように思います。
>そう考えると、Eや6が消失することは通常有り得ないことになりますし、少なくとも私が調べた限りでは、現実と合致します。
片側の大臼歯が2歯のみ存在し、年齢や歯、歯根の形態、さらに歯冠の近心傾斜や捻転から7と思われる歯が6の位置に萌出しているケースに数人遭遇しました。
いずれも上顎でした。これが6の先欠と断定できるかは分かりませんが、、、
8番の先欠で、6番が7番のような形態へ、7番が8番のような形態へ変化したと捉えたらよいのか悩みます。
以上、お返事いたします。
先欠についての先生のコメント勉強になりました。
ありがとうございました。
田部先生もおっしゃっているように今ある歯を大切にし、慌てずに今後の対応をじっくりお考えになって宜しいかと思います。
森川 先生へ
>石亀先生>
>>それでもEの先欠は数例しか経験がありません。
>数例ですか。ものすごく多いですね。
かなり昔の医局員時代の話ですが、確か外胚葉異形成の方?だったように記憶していますが、、、
また、単独での先欠でもなかったように思います。
>そう考えると、Eや6が消失することは通常有り得ないことになりますし、少なくとも私が調べた限りでは、現実と合致します。
片側の大臼歯が2歯のみ存在し、年齢や歯、歯根の形態、さらに歯冠の近心傾斜や捻転から7と思われる歯が6の位置に萌出しているケースに数人遭遇しました。
いずれも上顎でした。これが6の先欠と断定できるかは分かりませんが、、、
8番の先欠で、6番が7番のような形態へ、7番が8番のような形態へ変化したと捉えたらよいのか悩みます。
以上、お返事いたします。
先欠についての先生のコメント勉強になりました。
ありがとうございました。
タイトル | 2歳10カ月。歯科検診で第一大臼歯が生えていると言われた |
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質問者 | shi-shi-さん |
地域 | 神奈川 |
年齢 | 2歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 主婦 |
カテゴリ |
歯の生えかわり(生え変わり) 歯の数が足りない(先天欠損) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。