左下6番、根管治療でマイクロスコープの必要性

相談者: es68さん (28歳:男性)
投稿日時:2010-02-14 23:18:24
過去のご相談
〔写真あり〕左下6番にクラウンレングスニング。エクストルージョンも可能?


現在お世話になっている病院では根管治療の際、ラバーダムは必須だがマイクロスコープは必要ないとの方針のようです。

理由として、歯髄は真っ直ぐなトンネルではないので、奥は見えないからだそうです。
なくても支障はないと言われます。

このお話を聞き、こちらのサイトでマイクロスコープが使用されている病院を推奨されていることとのギャップに悩み、病院を替えるべきなのか迷っています。

そこでお尋ねしたいのですが、


・この意見についてどう思われますか?

・マイクロスコープはなんのために使うのですか?
どのような時に役立ちますか?

・左下6番の根管治療に、マイクロスコープはあった方が良いですか?

・素人考えでは、根管治療は滅菌を目的に行うのだから、最終的に電気?や培養の検査で菌がいないことが証明されれば、マイクロスコープがあってもなくても結果的には同じなのではと思うのですが、いかがでしょうか?


ちなみにこの病院では、根管治療は無菌室で行うとのことでしたが、ラバーダムを使用する病院ではだいたい無菌室で治療するのところが多いのですか?
(注:後に訂正あり。無菌室ではありません。)

運良く自転車で通える距離にあった病院なので、現時点では替えたいとは思っていないのですが、、
ご意見参考にさせてください。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-02-15 00:33:40
>・この意見についてどう思われますか?

ラバーダムは必須だが、マイクロスコープは必要ないとの方針のようです。

この方針は妥当だと思いますが、


>理由として、歯髄は真っ直ぐなトンネルではないので、奥は見えないからだそうです。
>なくても支障はないと言われます。

この理由は、こじつけがま強いような気がします。
私が思う理由は、マイクロスコープを使っても成功率がよくなるという研究が無いからです。


>・マイクロスコープはなんのために使うのですか?

私が使う理由は、治療の精度をあげるためです。
成功率が変わらないかもしれないと思いつつも使うのは、ある意味自己満足かもしれません。


>どのような時に役立ちますか?

治療全般にわたって。


>・左下6番の根管治療に、マイクロスコープはあった方が良いですか?

無いよりは有ったほうがいいですが、無くてもかまいません。、


>・素人考えでは、根管治療は滅菌を目的に行うのだから、最終的に電気?や培養の検査で菌がいないことが証明されれば、マイクロスコープがあってもなくても結果的には同じなのではと思うのですが、いかがでしょうか?

マイクロスコープは、細菌がいるかどうかを判定するものではなく、細菌を取り除く操作を助けるものです。
培養検査とは別のもの。

電気の検査は、根の長さを測るもので、これも別の役目です。

一般に行われる培養検査は精度が低く、決め手にはなりません。
また完全に無菌にすることは不可能で、発症しない程度に細菌数を減らし、細菌の活動性を抑えることが最終ゴールになります。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-02-15 13:32:51
これはまた…。

まず

ラバーダムを使用する病院では、だいたい無菌室で治療するのところが多いのですか?

ほとんどな無いでしょう。

無菌室を完備している個人歯科医院は、全国に何軒あるのか…。
しかも(インプラント治療ならまだしも)根管治療に無菌室を使う歯科医院は…。

それで

>ラバーダムは必須だがマイクロスコープは必要ない

とは…。

もちろん、小牧先生の書かれている通り「無くても構わない」のですが、やはり「無いよりは有ったほうがいい」と思いますよ。



どうなんでしょうね…。

設備投資の問題ですかね?

僕は無菌室を作る資金が無かったので、「無菌室なし、ラバーダムとマイクロは使用」なのですが…。

無菌室を作ろうと思ったら、マイクロの何倍の金額がかかる事か…。



>マイクロスコープはなんのために使うのですか?
>どのような時に役立ちますか?

小牧先生の書かれている通り、歯科治療全般に使います。

マイクロは「目」ですからね。


あまり自院のHPにリンクするのは好きじゃないんですけど、一応、マイクロについて最近HPを更新したので読んでみてください。

参考
http://www.taiyo-dental.com/index-1.html


>左下6番の根管治療に、マイクロスコープはあった方が良いですか?

僕は…いるなぁ。


>素人考えでは、根管治療は滅菌を目的に行うのだから、最終的に電気?や培養の検査で菌がいないことが証明されれば、マイクロスコープがあってもなくても結果的には同じなのではと思うのですが、いかがでしょうか?

考え方としてはその通りです。
マイクロよりも「無菌、滅菌」に関する考え方の方が、はるかに重要です。

しかし、僕のHPの「10000円札」のくだりにも書いてありますが、肉眼で「線」と認識するかマイクロで「文字」として認識するか…。



ただ、あまりにも設備や機材にこだわりすぎると、受診する歯医者さんが無くなってしまいますよ。

機材よりも担当の先生の考え方の方が重要ですからね。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-02-15 15:34:28
ラバーダムは必須だが、マイクロスコープは必要ないとの方針のようです。

私も妥当な方針だと思います。

ラバーダムを使うようになってから、「舌が邪魔だな」とか「わぁ!! 唾液が・・・」みたいな余計なストレスがなく、「その治療に集中できる」という点でも良いです。
(これは個人的な感想ですが)

の中の神経って、迷路のような複雑な形態になっていたりするので、なにを使おうが100%取り切ることは不可能です。

ただ、見えにくい状態で治療するよりは、見やすい状態で治療する方が、これまた「治療のストレス」が減って、その結果として治療の精度も良くなるように思えます。

「見えにくいから気付かなかった」ものが気付けたら、それはそれで治療の精度が上がるでしょう。
(この差がどれほどのものかは分かりませんが)

最終的には「治療するのは道具ではなくて、人」ですから。
雰囲気的には、わざわざ転院する必要性は感じませんね。

特に問題なく治療を受けている期間中は、あまりココはご覧にならない方が良いかも知れません。
歯科医が10人いたら10人が違うことを言うようなこともあるので)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: es68さん
返信日時:2010-02-15 20:48:54
ご回答ありがとうございました。
参考になりました。
今お世話になっている病院で、引き続き診てもらいたいと思います。

が、新たに気になることが。。

>一般に行われる培養検査は精度が低く、決め手にはなりません。
>また完全に無菌にすることは不可能で、発症しない程度に細菌数を減らし、細菌の活動性を抑えることが最終ゴール

一般に行われている培養検査と一般でないものは、どのような違いでしょうか?
今お世話になっている病院の検査内容を確認したくなりました。

根管治療で、最終的にどのような検査で何を決め手に処置完了とされていますか?
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: es68さん
返信日時:2010-02-17 20:50:48
申し訳ありません、今お世話になっている病院も無菌室で根管治療をするわけではありませんでした。

根管治療は滅菌が重要なことや、使用する器具について無菌化しているとの説明を誤解したようです。

誤った情報を投稿してしまい申し訳ありませんでした。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-02-23 00:37:41
解決ボタンと催促ボタンを押し間違えて見えると思いますので、解決にしておきますね。




タイトル 左下6番、根管治療でマイクロスコープの必要性
質問者 es68さん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
ラバーダム
マイクロスコープ
回答者




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