右下7番が根管治療後に詰め物が取れ、抜歯が必要と言われた
相談者:
DrKさん (45歳:男性)
投稿日時:2010-02-25 17:14:02
はじめまして。
お世話になります。
表題のごとく右下7歯の根幹治療後に詰め物がとれて抜歯が必要といわれたのですが、以下の件で納得がいかず相談させていただきます。
今回、詰め物がとれたのでまた埋めていただこうと思い、いつもお世話になっている信頼できる歯科医を受診しました。
今回の問題の歯は他の歯科医で治療したのですが、治療中の歯科医の態度が悪く、この歯の治療限りそこに通院するのは止めています。
歯の状態は底の部分に穴があいており底から歯茎の一部が見える状況です。
レントゲン写真も撮っていただきましたが、虫歯ではなく、前回の治療によるものであろうということでした。
現在痛みは全くなく、仮づめしていただいている状態です。
先生のご説明では歯底に穴があいているのでかぶせるわけにはいかず、抜歯が最善だろうとのことでした。
抜歯後は入れ歯などの方法があることもいわれました。
納得がいかないのは虫歯になっていない状況で抜歯まで必要なのか、ということです。
もちろん将来的に虫歯になる可能性があるから、ということはわかります。
が、将来的に虫歯にならない可能性もあるのでは?と思ってしまいます。
残念ながらどのくらいの確率で虫歯になるのかは説明がありませんでした。
教えていただきたいのは上記の状態では抜歯以外の選択肢はないのかということです。
よろしくお願いいたします。
お世話になります。
表題のごとく右下7歯の根幹治療後に詰め物がとれて抜歯が必要といわれたのですが、以下の件で納得がいかず相談させていただきます。
今回、詰め物がとれたのでまた埋めていただこうと思い、いつもお世話になっている信頼できる歯科医を受診しました。
今回の問題の歯は他の歯科医で治療したのですが、治療中の歯科医の態度が悪く、この歯の治療限りそこに通院するのは止めています。
歯の状態は底の部分に穴があいており底から歯茎の一部が見える状況です。
レントゲン写真も撮っていただきましたが、虫歯ではなく、前回の治療によるものであろうということでした。
現在痛みは全くなく、仮づめしていただいている状態です。
先生のご説明では歯底に穴があいているのでかぶせるわけにはいかず、抜歯が最善だろうとのことでした。
抜歯後は入れ歯などの方法があることもいわれました。
納得がいかないのは虫歯になっていない状況で抜歯まで必要なのか、ということです。
もちろん将来的に虫歯になる可能性があるから、ということはわかります。
が、将来的に虫歯にならない可能性もあるのでは?と思ってしまいます。
残念ながらどのくらいの確率で虫歯になるのかは説明がありませんでした。
教えていただきたいのは上記の状態では抜歯以外の選択肢はないのかということです。
よろしくお願いいたします。
回答1
大野歯科医院(群馬県前橋市)の大野です。
回答日時:2010-02-25 17:28:33
こんにちは。
実際、診察してみないと正確な判断ができません。
DrKさんのおっしゃる「虫歯」が、単なる「穴」なのか、脱灰によって生じた「齲窩」なのかが判断できません。
ただし、担当の先生はこういう理由で「抜歯」という解決方法が提示されたのでは?と一部想像を踏まえて書かせていただきます。
一つはすでに感染が起こっており、ただ、痛みなどの症状がまだ出ていないだけの状態。
一般的にこういう歯に歯冠補綴を行っても、逆に咬合圧を加えることにより、症状を惹起させると思います。
そうなると、患者さんの治療費が無駄になり、患者さんの費用と時間の大きなロスを生むからです。
また穴が大きすぎて、封鎖が困難なとき、炎症が強すぎて、防湿が困難なときも、やはり予後は良くありません。
また7番の歯ですので、一般的に非常に治療がやりにくい部位であることは確かです。
そういった意味でも保存は不利な選択といえます。
ただし患者さんの気持ちがとても重要ですので、それらのリスク(費用、時間など)を覚悟の上で、やはり残したいということ出れば、担当の先生に相談されてみてはいかがでしょう。
抜歯の後の処置ですが、これもまた歯科医師の考え方次第です。
また患者さんの要望も大切な要素です。
以下は一般論と私見、そして私の受けた教育を踏まえてのコメントです。
噛むのに困らず、入れ歯やインプラントも気が進まないようであれば、私はなにもしないという選択もありかと思います。
ただし、他の歯の状況よりけりで、DrKさんのケースではそれが通用するかはわかりません。
参考になったでしょうか?
お大事になさってください。
実際、診察してみないと正確な判断ができません。
DrKさんのおっしゃる「虫歯」が、単なる「穴」なのか、脱灰によって生じた「齲窩」なのかが判断できません。
ただし、担当の先生はこういう理由で「抜歯」という解決方法が提示されたのでは?と一部想像を踏まえて書かせていただきます。
一つはすでに感染が起こっており、ただ、痛みなどの症状がまだ出ていないだけの状態。
一般的にこういう歯に歯冠補綴を行っても、逆に咬合圧を加えることにより、症状を惹起させると思います。
そうなると、患者さんの治療費が無駄になり、患者さんの費用と時間の大きなロスを生むからです。
また穴が大きすぎて、封鎖が困難なとき、炎症が強すぎて、防湿が困難なときも、やはり予後は良くありません。
また7番の歯ですので、一般的に非常に治療がやりにくい部位であることは確かです。
そういった意味でも保存は不利な選択といえます。
ただし患者さんの気持ちがとても重要ですので、それらのリスク(費用、時間など)を覚悟の上で、やはり残したいということ出れば、担当の先生に相談されてみてはいかがでしょう。
抜歯の後の処置ですが、これもまた歯科医師の考え方次第です。
また患者さんの要望も大切な要素です。
以下は一般論と私見、そして私の受けた教育を踏まえてのコメントです。
噛むのに困らず、入れ歯やインプラントも気が進まないようであれば、私はなにもしないという選択もありかと思います。
ただし、他の歯の状況よりけりで、DrKさんのケースではそれが通用するかはわかりません。
参考になったでしょうか?
お大事になさってください。
相談者からの返信
相談者:
DrKさん
返信日時:2010-02-25 19:34:44
大変参考になりました。
虫歯ではないとの診断でしたので、先生のおっしゃるように何もしないという選択肢も考慮したいと思います。
幸い担当の先生は信頼できる先生なので今度思い切って相談することにします。
大野先生、ありがとうございました。
もやもやが晴れました。
虫歯ではないとの診断でしたので、先生のおっしゃるように何もしないという選択肢も考慮したいと思います。
幸い担当の先生は信頼できる先生なので今度思い切って相談することにします。
大野先生、ありがとうございました。
もやもやが晴れました。
タイトル | 右下7番が根管治療後に詰め物が取れ、抜歯が必要と言われた |
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質問者 | DrKさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 45歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:7番(第二大臼歯) 根管治療の治療法 根管治療に関するトラブル その他(診断) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。