7歳。過剰歯(逆生歯)を抜歯する際の麻酔方法について

相談者: クービーさん (31歳:女性)
投稿日時:2010-02-25 20:09:14
七歳の息子のことです。

前歯右?の永久歯がたてに生えてきてしまい、矯正についてかかりつけのクリニックの矯正の先生に診ていただいたところ、レントゲンで縦に生えてきている(右?)のすぐ横に過剰歯があることがわかりました。

その過剰歯が生えてきていることで、右?が縦になってしまったのだろうとのこと。

また、現在左前歯?は乳歯が抜けたままですが、過剰歯の根が左?の永久歯が出てくるのを妨げ、出てこないかもしれないとのこと。
過剰歯を抜歯しなければ、矯正はできないので抜歯を勧められました。

しかし、この過剰歯が、逆向き(逆生歯?)であるため、クリニックでは抜けないと、大学病院口腔外科を紹介されました。

大学病院で見ていただいたところ、レントゲンをとり、おおよそ同じことを言われました。

ただ、過剰歯が逆向きに生えているため、上あごを広範囲に切開し、場合によっては上あごの骨を削って抜歯する。
また、その際に前歯の神経が切れてしまうかもしれないと言われました。

手術の方法は、局所麻酔でトライするが、1時間以上要するため子供が動いてしまってできないようであれば、一度閉じて後日全身麻酔で行うとの説明でした。


ここで、質問したいのは、


1>手術の際に動いてしまうのであれば、全身麻酔ではなく、薬で眠らせるということはできないか?(セデーション)

一度切開して、できないから閉じて、後日またでは、子供が精神的につらすぎるのではないかと思いまして。

局所麻酔で途中までやって、できなくなったからといって、その後全身麻酔でまた行うことなんてよくあることなのですか?


2>最初から全身麻酔のほうがよいのか?


3>過剰歯の逆生歯の抜歯は難しい手術方法なのか?


4>過剰歯を抜歯したあと、矯正する場合はどのくらいの費用がかかりますか?
部分的に矯正すると少し安くなると聞いたのですが。


手術が少し大変なことは、子供も少しわかっているようです。
子供のトラウマにならないような一番よい方法をとってあげたいと考えております。

わかりにくい説明になってしまったかもしれませんが、何とぞ回答をよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-02-26 07:22:24
クービーさま、おはようございます。

お子さんの逆性埋伏過剰歯抜歯について心配なさっているのですね、心配なさっているお気持ちはよくわかります。

私自身、逆性埋伏過剰歯はあまり経験はありませんが、骨からの一部が出ていたら、抜歯はそれほど難しくはないと考えています。

その辺りの診断が重要でしょう、大学病院なら経験は豊富だしCTも有るので、誤診するようなことはないと思います。

>1手術の際に動いてしまうのであれば、全身麻酔ではなく、薬で眠らせるということはできないか?(セデーション)

主治医に相談なさるのがいいように思います。


局所麻酔で途中までやって、できなくなったからといって、その後全身麻酔でまた行うことなんてよくあることなのですか?

よく有るかどうかはわかりかねますが、可能性は有ると思います。


>2最初から全身麻酔のほうがよいのか?

御自身の気持ちを主治医に伝えられて、考えていただくことをお勧めいたします。


>3過剰歯の逆生歯の抜歯は難しい手術方法なのか?

決して簡単ではありませんが、抜歯の手技に精通している歯科医なら対応できると思います。


>4過剰歯を抜歯したあと、矯正する場合はどのくらいの費用がかかりますか?
>部分的に矯正すると少し安くなると聞いたのですが。

こればっかりは拝見してみないとなんともいえません、御希望を伝えて訊ねてみるしかないように思います、出来れば何件かの歯科医の意見をお聞きになって、納得できるならお任せすることになろうかと思います。

参考になれば幸いです。

逆性埋伏過剰歯の抜歯 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1557

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-02-26 09:38:18
クービーさん、こんにちは

>1>手術の際に動いてしまうのであれば、全身麻酔ではなく、薬で眠らせるということはできないか?(セデーション)

セデーションというのは半分起きている状態なので、逆に暴れてしまうという可能性もあります。

確実に行うためには全身麻酔ということになるでしょう。


>一度切開して、できないから閉じて、後日またでは、子供が精神的につらすぎるのではないかと思いまして。
局所麻酔で途中までやって、できなくなったからといって、その後全身麻酔でまた行うことなんてよくあることなのですか?

>2>最初から全身麻酔のほうがよいのか?

確かに2回も行うのはつらいと思います。
そう考えると、最初から全身麻酔で確実に行うほうが良いでしょう。


>3>過剰歯の逆生抜歯は難しい手術方法なのか?

拝見していないのでわかりません。
歯の位置と方向によると思います。
簡単に抜歯できるものもあれば難しいものもあるでしょう。


>過剰歯を抜歯したあと、矯正する場合はどのくらいの費用がかかりますか?
>部分的に矯正すると少し安くなると聞いたのですが。

山田先生が回答されているように、矯正の費用に関しては歯科医院によって様々です。
かかる予定の歯科医院に直接お問い合わせください。


>子供のトラウマにならないような一番よい方法をとってあげたいと考えております。

私なら最初から全身麻酔をおすすめするかもしれません。
しかし、これもお子さんのキャラクターによるところも大きいです。

参考にしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クービーさん
返信日時:2010-02-26 22:29:55
山田先生、畑田先生回答ありがとうございました。

今後についてもう少しお聞きしたいのですが、先日大学病院で診ていただいたときは、レントゲンのみで説明を受け、を削るのかは、場合によってはとのことで実際に削るかわからないような感じでした。

なので、手術は来週なのですが、その前にもう一度手術について詳しい説明を聞いたほうがいいですよね。

私は、2回になるかもしれないのが、どうしても嫌なので、手術方法を確定して行ってもらいたいのです。

これはむずかしいでしょうか?

CTで過剰歯の場所を確定してもらい、歯を削る必要があるのか、しっかり見てもらって決めようかと思います。


ここでの質問は、歯を削るのは7歳の子供でも、局部麻酔で耐えられるものでしょうか?

この手術において歯を削ることと、そうでない場合とではどれほど違いがあるでしょうか?

全身麻酔の適応になるのはどのような場合でしょうか?

子供は、入院が嫌で全身麻酔は拒否しており、1時間がんばるといっています。
この意思は尊重すべきでしょうか?

何度もたくさん質問して申し訳ありません。

またよろしくお願い申し上げます。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-02-26 23:00:09
を削るのは7歳の子供でも、局部麻酔で耐えられるものでしょうか?

耐えられるかどうかというのは、お子さん次第ということもありますので、何ともコメントは難しいです。

しかし、骨を削る振動はかなりのものです。
ただし、麻酔が効いていれば痛みはありません。


>この手術において歯を削ることと、そうでない場合とではどれほど違いがあるでしょうか?

まず、今回の目的は過剰歯抜歯することです。
そのためには歯を削ったり骨を削ったりすることは、避けられないでしょう。

削ることが大変なことではありません。
中途半端に削らないことで抜けなかったり、時間がかかってしまうことがあればそのほうが、お子さんにとってかわいそうではないでしょうか。


全身麻酔の適応になるのは、どのような場合でしょうか?

今回の場合は、お子さんが嫌がったり暴れてしまって、手術が抜歯せずに中止せざるを得ない場合です。


>子供は、入院が嫌で全身麻酔は拒否しており、1時間がんばるといっています。
>この意思は尊重すべきでしょうか?

そうであれば、お子さんの意思は尊重すべきだと私は思います。
私の子供であれば、局所麻酔でがんばってもらうと思います。

それでも、どうしても抜けなかった場合には、全身麻酔で抜歯をすると言うことで話はしておいたほうが良いでしょう。

本来我々よりも実際に手術を行う担当の先生のほうが、明確に回答できると思います。

手術前に、今一度担当医とお話いただくことをおすすめします。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-02-26 23:55:39
過剰歯の根が左?の永久歯が出てくるのを妨げ、出てこないかもしれないとのこと。

>その際に前歯の神経が切れてしまうかもしれないと言われました。

こういった状況で、今すぐに抜歯されることを、クービーさんは納得されているのでしょうか?

出てこないかもしれないということは、出てくる可能性も十分にあるんですよね?

まずは今、抜歯を行なった場合のリスクと、抜歯を行なわなかった場合のリスクは十分に検討されておいたほうがよいと思います。


>子供は、入院が嫌で全身麻酔は拒否しており、1時間がんばるといっています。
>この意思は尊重すべきでしょうか?

もしも局所麻酔で抜歯が上手くいかなかった場合は、かなりの確立でお子さんは入院どころか抜歯自体を拒否されると思いますが、その場合はお子さんの意志を尊重されるのでしょうか?

私は、7歳の子どもに的確な判断ができるなどとは考えたこともないので(患児自身に最初に希望を聞くといったことは絶対せずに)、かならず保護者の方にお子さんにとって最もよいと思われる処置を選んでもらうようにしてます。

その場合、クービーさんと同様にお子さんの意見を尊重される保護者の方も少なくありませんが、ほぼ確実に”治療を行わない”もしくは”すぐ終わる方、一見簡単そうな方を選択する”といった判断になります。

そしてそういったケースでは、お子さんのそういった判断をすることを予測されていて、保護者の方自身もそれを望んでいるからではないかと思います。

個人的な意見ですが、こういったケースでは、お子さんに責任を負わせるようなことはせず、クービーさん自身が判断してあげたほうが良いように思います。(お子さんの意見を尊重するということはお子さんに責任を負わせることでもあるわけですから)

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-02-27 06:33:35
おはようございます。

私の場合小学生の過剰歯抜歯で子どもが嫌がって中断したことはありません、ただ抜歯するについては必ず本人の意思を確認した上で抜歯します。

嫌がっているのをつかまえて抜歯することはありません、なぜかというと本人が抜歯していいと承諾したということは、それなりの覚悟を決めての上だからです。

しかし親が無理やり承諾させていないかどうかについても、子どもをよく観察して判断しています、無理やり親が承諾させているようであれば親御さんに説明して延期いたします。

過剰歯の抜歯は緊急を要するものではありません、じっくり待ってあげることも必要だと思います。

私が例示した症例も、確か半年くらい後になって本人が抜いてもいいと言ったので抜歯をしました。

子どもの意志を尊重せずに、急いで抜歯しても後で禍根を残すことになりはしないかと危惧いたします。

慎重にことを運ばれることをお勧めいたします。

個人的には畑田先生と同じように、局所麻酔をお勧めいたします、参考になれば幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クービーさん
返信日時:2010-03-04 21:37:24
先生方、たくさんの助言を下さりありがとうございました。

もう一度、手術について話を聞きに行き、笑気麻酔をもちいてもらって、局部麻酔で行うことになりました。

できるだけ、一回の手術で終わりたいことも伝え、先生にも理解していただきました。

手術はまだですが、先生方のおかげで手術の不安が解消されました。

本当にありがとうございました。

また今後、矯正することになった際には、また質問させていただくことになるかもしれません。

そのときはぜひよろしくお願いいたします。



タイトル 7歳。過剰歯(逆生歯)を抜歯する際の麻酔方法について
質問者 クービーさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯が抜けた・抜く予定 その他
歯の生えかわり(生え変わり)
全身麻酔
歯の数が多い(過剰歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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