[写真あり] 仮歯を外すときに割れたのでは?歯の破折の原因と治療

相談者: ストラーダさん (58歳:女性)
投稿日時:2010-03-01 21:26:03
こんばんは。
初めて投稿致します。

3年ほど前に、某歯科大学付属病院で、右下7番(すでに歯根が駄目になってしまったので半分を抜歯しています)と6番を保険外ブリッジで繋ぎました。

同時に右上4.5番も銀のクラウンだったために、保険外で白いクラウンに直してもらいました。


ところが右下6番がいくら調整しても痛くて咀嚼が出来ない状態が、1か月ほど続いていました。

そうこうしているうちに、担当のドクターが代わることになりました。

そのドクターが最後の日に、新旧二人のドクターが

「割れているとしか考えられない」

と言っているのが聞こえました。


噛まなければ痛くはなかったのと、仕事を持っていたので忙しかったこともあり、また新しい担当のドクターが

「そのままでも、噛めますよ」

と言ったので、何か異変が起きたらまた診てもらうということで、とりあえず診療は終りにしました。



約1年後、右上5番の歯茎に3?程度の腫れものが出来ました。
以前右下7番に同じような腫れものが出来、半分抜歯になったこともあり、心配して直ぐに病院に行きました。

撮ったレントゲン写真を見て、ドクターが

「あぁ、割れているな。」

と言うので、

「治療の過程で割れたのですね」

と言ったところ、

「いつ割れたか分からない」

と言われました。
そして、

「腫れはそのうち収まりますよ。」

とだけ言って、診察は終りました。



そして昨年末、右下7番の根本が大きく腫れあがり、近隣のドクターにクラウンを外して診て頂いたところ、大きな亀裂が縦方向に入っていて、そのドクターからは抜歯しなくては駄目だろうと言われました。

この医院ではインプラント治療をしていないので、他の医院を受診したところ、半分抜歯で5〜7をブリッジすればと提案され、今その治療を受けている最中です。


さらに右上5番が少しグラついているので、当時のドクターから割れていると言われていると伝えると、

「このの脇からは膿のようなものが出ているので、何か異常がある歯には間違いない。
本当に割れているならほってはおけない」

と言われ、抜歯してみると、やはり歯根に小さな亀裂が入っていました。
以上がこれまでの経過です。



この2本の破折は、おそらく仮歯を取る時の事故かと思うのですが、このような事はよくあることなのでしょうか?

破折が確定している歯についての処置というのは、通常どのような事をするのでしょうか?


近日中にカルテ開示をして頂く事になっているので、予備知識として知っておきたいと思います。宜しくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-03-01 21:36:45
こんにちは、色々ありましたね。

>この2本の破折は、おそらく仮歯を取る時の事故かと思うのですが、このような事はよくあることなのでしょうか?

仮歯を外す力が垂直方向に働いてが割れるのは非常に考えにくいのですが^^;
十年歯医者をして私の経験では一度もありません

仮の接着剤は非常に弱い接着力しかありませんので健康な歯なら、歯が割れる前に仮のセメントが取れると思います。



>破折が確定している歯についての処置というのは、通常どのような事をするのでしょうか?

教科書的に言えば抜歯になります。

私も2つに割れていれば抜歯と判断することが多いです。




ストラーダさんの場合、歯ぎしりなどが破折の原因になっていることがありますからその辺を調べてもらってはどうでしょう。


おだいじに

 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ストラーダさん
返信日時:2010-03-02 10:14:22
井野先生
早速のご回答、ありがとうございました。


破折した右下5番のが手元にあります。
良く見ると、クラウンの根本から歯根の先1?のところに、横3?程の亀裂があり、そこから根本に向かって亀裂が走っていす。


それ程歯ぎしりをする方ではありませんし、過去に歯ぎしりで歯のトラブルを起こしたこともありません。
でも、他に原因があるかもしれませんので、調べてみます。


破折している歯の処置ですが、小さな亀裂程度でも抜歯ですか?

お忙しいところ、再度の質問で申し訳ありません。
宜しくお願いいたします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-03-02 11:48:47
歯ぎしりに関しては

>それ程歯ぎしりをする方ではありませんし、過去に歯ぎしりでのトラブルを起こしたこともありません。

と、書かれていますが、ブラキシズム(歯ぎしりや食いしばり)は「80%の方に自覚症状が無い」と言われています。
特に、音のしない食いしばり(や噛み締めの癖)は音のする歯ぎしりよりも「タチが悪い」と思います。

参考:ブラキシズム(歯ぎしり)TOP




クラウンの根本から歯根の先1?のところに、横3?程の亀裂があり

実際に見てみないと何とも言えませんが「え?これくらいでも抜歯なの?」と言うケースをアップします。


画像1
実際に抜歯した歯です。
青い液で染めています。
縦に線が入っているのが確認できると思います。


画像2
抜歯前のCT画像です。
その歯だけ骨が無くなっているのが解ると思います。

小さなヒビでもバイキンはそのヒビに沿って侵入し骨を溶かし、膿を作ってしまいます。

画像1画像1 画像2画像2

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-03-02 14:08:57
タイヨウ先生がおっしゃられているようなことなんですが、

すみません、私が言う「歯ぎしり」とは

・ギリギリを擦る「グライディング
・歯をグッと咬み込む「クレンチング
・歯をカチカチ当てる「タッピング

を含め『歯ぎしり』と言っています。

多くの人がしています。
歯型などですぐに分ります。



>破折している歯の処置ですが、小さな亀裂程度でも抜歯ですか?

この辺りの診断は非常に難しく実際診てみないと何ともいえません。
エナメル質に限局する小さなクラックであれば何も処置しませんし。

折れた場所、骨の有無、期間、感染の有無、治療オプションをどれだけ持っているかなど色々含めて判断します。


ただ、レントゲン上で真っ二つに分かれているものは私は抜歯と診断をします。
また折れてしまい骨が大きく吸収してきてしまっているものも抜歯と判断することが多いです。


ヒビが入っていても残す治療をすることもありますが、治療後しばらく経過をみる必要もあります。

http://www.youtube.com/watch?v=8yNm4C0MwaE


今回治療しても半年後に駄目だったと言うことにも・・・

破折歯の取り扱いは非常に難しく最近色々な考え方が出てきています。

破折しても症状のない歯は、しばらくはそのままある時期までは咬めると思います。

悪くなり症状が出ている歯を固執して残そうとすると骨が大きなダメージを受け、
次のブリッジインプラントの清掃性が悪い環境になってしまうこともあります。

曖昧な回答になりますが、破折歯の診断はケースbyケースです^^;


割れた原因は色々ありますから先生に聞いてみてください。



おだいじに
 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ストラーダさん
返信日時:2010-03-08 11:24:16
タイヨウ先生、井野先生
お礼が遅くなり、申し訳ありませんでした。

お二方の先生からのご回答で、少し、自分のおかれた状況が分かってきたように思えます。
有難うございました。


歯ぎしりの件ですが、結構に傷がつく事が良く分かりました。
ただ私の場合は、エナメル質の部分ではなく、歯茎より下(隠れた部分)です。

先日書いた私の文の言葉が不適切でしたので、一か所訂正したいと思います。
(申し訳ありません…)

 横3?程の亀裂があり→横3?程の傷があり

この傷より亀裂が走っているので、歯ぎしりが原因ではなく、違う力が加わった(?)と考えました。

この件につきましては、先方の病院の先生と良く話し合ってみます。



破折した歯の処理ですが、お二方の先生方、そして今通院している歯科医の先生の考え方が同じなので、抜歯に至ってしまったのは、仕方がなかったと納得致しました。

ただ、二本の破折を知っていながら放置する歯科医の存在に、許し難いものを感じております。


カルテ開示後に、また結果を報告させて頂きます。
何度も、ご丁寧な回答を頂き、有難うございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ストラーダさん
返信日時:2010-03-14 16:59:20
カルテ開示後に、報告をさせて頂くつもりでいたのですが、3日以内に返信、あるいはコメントを頂かないと、自動的に解決済みとして処理される事になるとの事ですので、今回は、これで解決済みとしようと思います。

本当に、お二方の先生のご回答を頂き、これからの明確な方向が見つかりました。


先生方はもちろん、この歯科相談掲示板を運営して下さっている皆様に感謝したします。
有難うございました。



タイトル [写真あり] 仮歯を外すときに割れたのでは?歯の破折の原因と治療
質問者 ストラーダさん
地域 非公開
年齢 58歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯軋り(歯ぎしり)
歯医者への不信感
歯医者への不満・グチ
その他(写真あり)
歯根破折
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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