根管治療中の2番、残存歯質がわずかでも抜歯を避けることは可能?
相談者:
yasuさん (38歳:女性)
投稿日時:2010-03-19 11:02:16
左2番の根管治療を続けてきましたが、もともと痛みも違和感もなかった歯が大変痛み、抜歯宣告されております。
15年ほど前に差し歯にしましたが、その後今回の治療まで何の不調もありませんでした。
最初は左1番の痛み、グラつきを訴えたのですが、左2番に大きくはないが根尖病巣があるので、とりあえず、左2番の根治から始めました。
2度目の根治の時に鼻の下まで痛みが出たので、歯科医師に伝えると、歯を目視で見てひび割れがあると言われました。
でも抜歯するようなひび割れではないと言われたので、そのまま治療を続けました。
いっこうに良くならず、セカンドオピニオンを受けましたが、そこでも消毒を続けてみてと言われ、最初の歯科で5、6回消毒を続けたところ中は綺麗になっているからと根充されました。
しかし痛みが続いていたのでサードオピニオンも受けましたが、根の専門医の治療を受けるのも一つの手だが、残っている歯質がわずかなので、根の治療が成功したとしてもそこでは保険の歯しか入れられないと言われました。
その後マイクロのある歯医者に(4回目は何というのでしょう…)見てもらいましたが、マイクロで見る以前にレントゲンで歯質が残っていないので、ヒビ、根尖関係なしに土台を入れると折れてしまうとのことで、インプラント治療をすすめられています。
左1番はレントゲン上何の問題もないそうですが相変わらず違和感は続いておりますし、左1番、2番共抜歯の場合2歯連続のインプラントはとても不安です。
右側、左奥にもブリッジがありますので、これ以上ブリッジを増やすのも不安です。
なぜ歯質が残らない位歯を削ったのか(虫歯はそんなになっかたそうです)、抜歯を覚悟しないといけない治療だとの説明も受けていませんし、最初の歯医者の治療に納得がいかないのですが、今から説明を求めてもどうにもならないし、途方にくれております。
前歯の歯質はどれ位残っていれば、治療可能なのでしょうか?
歯質が残っていない場合、抜歯は避けられないのでしょうか?
歯科医師を前にするとこの歳で言いたいことの半分も言えないのが、情けないのですが、どうぞよろしくお願いいたします。
15年ほど前に差し歯にしましたが、その後今回の治療まで何の不調もありませんでした。
最初は左1番の痛み、グラつきを訴えたのですが、左2番に大きくはないが根尖病巣があるので、とりあえず、左2番の根治から始めました。
2度目の根治の時に鼻の下まで痛みが出たので、歯科医師に伝えると、歯を目視で見てひび割れがあると言われました。
でも抜歯するようなひび割れではないと言われたので、そのまま治療を続けました。
いっこうに良くならず、セカンドオピニオンを受けましたが、そこでも消毒を続けてみてと言われ、最初の歯科で5、6回消毒を続けたところ中は綺麗になっているからと根充されました。
しかし痛みが続いていたのでサードオピニオンも受けましたが、根の専門医の治療を受けるのも一つの手だが、残っている歯質がわずかなので、根の治療が成功したとしてもそこでは保険の歯しか入れられないと言われました。
その後マイクロのある歯医者に(4回目は何というのでしょう…)見てもらいましたが、マイクロで見る以前にレントゲンで歯質が残っていないので、ヒビ、根尖関係なしに土台を入れると折れてしまうとのことで、インプラント治療をすすめられています。
左1番はレントゲン上何の問題もないそうですが相変わらず違和感は続いておりますし、左1番、2番共抜歯の場合2歯連続のインプラントはとても不安です。
右側、左奥にもブリッジがありますので、これ以上ブリッジを増やすのも不安です。
なぜ歯質が残らない位歯を削ったのか(虫歯はそんなになっかたそうです)、抜歯を覚悟しないといけない治療だとの説明も受けていませんし、最初の歯医者の治療に納得がいかないのですが、今から説明を求めてもどうにもならないし、途方にくれております。
前歯の歯質はどれ位残っていれば、治療可能なのでしょうか?
歯質が残っていない場合、抜歯は避けられないのでしょうか?
歯科医師を前にするとこの歳で言いたいことの半分も言えないのが、情けないのですが、どうぞよろしくお願いいたします。
回答1
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2010-03-19 13:09:34
こんにちは。
歯質の残り具合についてはその歯の根の太さや、どのくらいまで骨に埋まっているかなど様々な要件で変わってきます。
虫歯はそんなに無かったとありますが、元々治療の経緯のある歯であったのなら、今回治療を始めた時に新たな虫歯は少なくともそれ以前から大きく歯質が欠損していたのかも知れません。
ただ歯質が薄かろうと、ヒビが入って割れていようと抜歯の適応となるくらいの状況にある中では、何を優先して保存すべきかがが一般的な虫歯の治療とは違います。
たとえば今回何がしかの方法でその歯を保存した場合に、今後その「歯」のみが悪化するであろう場合には、最悪はその時に抜歯を決めればよいと思います。
しかし今後の予測としてその歯のみが悪化するだけではなく、一緒にその周囲組織(骨や歯肉など)の吸収や欠損をきたすようであるならば、やはりご自身の自覚症状とは相反するでしょうが今現在の抜歯をお話しなくてはならないという場面もあったのではないのかとも思えます。
言い方を変えたなら、かといってインプラントが今回適しているという結論になったりはしませんが、抜歯することで他の何かが期待できるというケースもあるという事を踏まえて、もう一度よくよくご相談なさったらよいのではないでしょうか。
歯を保存するのか?
それ以外の何が守られるのか?
そして、どのような今後の予後とその時点でのどんな治療が必要なのかなど、将来的に口腔全体を一体とした安定を考えての最善策を探さなくてはならないでしょう。
歯質の残り具合についてはその歯の根の太さや、どのくらいまで骨に埋まっているかなど様々な要件で変わってきます。
虫歯はそんなに無かったとありますが、元々治療の経緯のある歯であったのなら、今回治療を始めた時に新たな虫歯は少なくともそれ以前から大きく歯質が欠損していたのかも知れません。
ただ歯質が薄かろうと、ヒビが入って割れていようと抜歯の適応となるくらいの状況にある中では、何を優先して保存すべきかがが一般的な虫歯の治療とは違います。
たとえば今回何がしかの方法でその歯を保存した場合に、今後その「歯」のみが悪化するであろう場合には、最悪はその時に抜歯を決めればよいと思います。
しかし今後の予測としてその歯のみが悪化するだけではなく、一緒にその周囲組織(骨や歯肉など)の吸収や欠損をきたすようであるならば、やはりご自身の自覚症状とは相反するでしょうが今現在の抜歯をお話しなくてはならないという場面もあったのではないのかとも思えます。
言い方を変えたなら、かといってインプラントが今回適しているという結論になったりはしませんが、抜歯することで他の何かが期待できるというケースもあるという事を踏まえて、もう一度よくよくご相談なさったらよいのではないでしょうか。
歯を保存するのか?
それ以外の何が守られるのか?
そして、どのような今後の予後とその時点でのどんな治療が必要なのかなど、将来的に口腔全体を一体とした安定を考えての最善策を探さなくてはならないでしょう。
回答2
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2010-03-19 14:35:44
こんにちは、ちょっと悩んでしまいますね^^;
田中先生のような大人の回答はできませんが・・・
>前歯の歯質はどれ位残っていれば、治療可能なのでしょうか?
>歯質が残っていない場合、抜歯は避けられないのでしょうか?
ここですよね、お知りになりたいのは!?
抜歯かどうかは田中先生がおっしゃるように色々な面から総合的に考え抜歯・保存という診断を下すので、一概に残存歯質の有無だけでは決まってきません。
また歯科医師にもより抜歯の基準は異なります。
一概には言えないのですが、インプラントをしている先生の方が抜歯という判断をされやすいです。
これは、残っている歯の量が少なく、数年で破折など起こす可能性があるのなら、抜いてインプラント治療をした方が予後が安定できると考えるからです。
逆に、インプラントをしていない人間であれば患者さんと話し合い残す治療を行う時もあります。
以前私も同じような経験をしています。
私が、フェルールが確保出来ないが何とか残せると判断し保存した歯も、インプラントの先生が見たら、これは抜歯が「正解」だろと話されました。
治療後3年しか経過していませんが、今の所全く問題なく経過しています。
ただこれは結果論で明日割れて抜歯になるかもしれません。
抜歯基準は先生毎に異なるので難しい所ではあります。
>15年ほど前に差し歯にしましたが、
一度差し歯にすると歯の多くを削ります。
通法の「メタルコア+被せ物」では歯ぐきの上に少し歯が残る程度です。
http://eedental.jp/buildup.html
(中段の絵に書いてあります)
今回の治療で大きく削ったというより、既に大きく削っていたという解釈の方が自然かなと思います。
おだいじに
田中先生のような大人の回答はできませんが・・・
>前歯の歯質はどれ位残っていれば、治療可能なのでしょうか?
>歯質が残っていない場合、抜歯は避けられないのでしょうか?
ここですよね、お知りになりたいのは!?
抜歯かどうかは田中先生がおっしゃるように色々な面から総合的に考え抜歯・保存という診断を下すので、一概に残存歯質の有無だけでは決まってきません。
また歯科医師にもより抜歯の基準は異なります。
一概には言えないのですが、インプラントをしている先生の方が抜歯という判断をされやすいです。
これは、残っている歯の量が少なく、数年で破折など起こす可能性があるのなら、抜いてインプラント治療をした方が予後が安定できると考えるからです。
逆に、インプラントをしていない人間であれば患者さんと話し合い残す治療を行う時もあります。
以前私も同じような経験をしています。
私が、フェルールが確保出来ないが何とか残せると判断し保存した歯も、インプラントの先生が見たら、これは抜歯が「正解」だろと話されました。
治療後3年しか経過していませんが、今の所全く問題なく経過しています。
ただこれは結果論で明日割れて抜歯になるかもしれません。
抜歯基準は先生毎に異なるので難しい所ではあります。
>15年ほど前に差し歯にしましたが、
一度差し歯にすると歯の多くを削ります。
通法の「メタルコア+被せ物」では歯ぐきの上に少し歯が残る程度です。
http://eedental.jp/buildup.html
(中段の絵に書いてあります)
今回の治療で大きく削ったというより、既に大きく削っていたという解釈の方が自然かなと思います。
おだいじに
回答3
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2010-03-19 19:48:38
ぼくの文章くどいから解りにくいかも知れませんね^^;
井野先生の、
>今回の治療で大きく削ったというより、既に大きく削っていたという解釈の方が自然かなと思います。
私もこれが言いたかったと付け加えておきます。
井野先生の、
>今回の治療で大きく削ったというより、既に大きく削っていたという解釈の方が自然かなと思います。
私もこれが言いたかったと付け加えておきます。
相談者からの返信
相談者:
yasuさん
返信日時:2010-03-19 22:28:20
田中先生、井野先生
早速の回答有難うございます。
田中先生の回答は、何度も何度も読み返しました。
(少し理解するのが難しいです^^;)
>歯を保存するのか?それ以外の何が守られるのか?
>そして、どのような今後の予後とその時点でのどんな治療が必要なのかなど、将来的に口腔全体を一体とした安定を考えての最善策を探さなくてはならないでしょう。
はい。
そうなんですよね…
現在診ていただいている先生も口腔全体を見て治療方針を提案してくれています。
ただ前歯のインプラントは怖いです。
いったい前歯をインプラントした何パーセントの方が納得されているのでしょうか…
歯科医師側から見てのインプラント成功と患者側からのインプラント成功は違うような気がします。
井野先生
そうです!
知りたいのはそこです!!(笑)
ビルドアップ治療…
私もそんな治療がうけたかったです。
>今回の治療で大きく削ったというより、既に大きく削っていたという解釈の方が自然かなと思います。
そうだとは思います。
思えば15年前に差し歯治療を受けた時に歯科医師から削り込んだ歯を、
「鏡で見ない方がいいよ。見たらとってもショックを受けるから…」
と言われました。
とりかえしのつかない事をしてしまったと落ちこんでいると歯科医師は、
「一生ものだよ。」
とも言われました。
あの言葉を信じていた私がバカでした。
>逆に、インプラントをしていない人間であれば患者さんと話し合い残す治療を行う時もあります。
やっぱり抜いてしまう前にもう一度専門医に診ていただきたい気持ちになりました。
ただ毎日、歯の痛みと闘っています。
歯根の吸収も始まっているようですしそろそろ限界が近づいて来ています。
今、診ていただいている先生は本当に時間を惜しまず話を聞いてくれるのですが、お忙しく人気のある歯医者さんなので話し込むのに時間をとられまだ治療していただいておりません。
早くこの痛みから解放されたいですが、納得して最善の治療が受けられるようにしたいです。
お忙しい中、質問に答えてくださっただけで救われる思いです(涙)
早速の回答有難うございます。
田中先生の回答は、何度も何度も読み返しました。
(少し理解するのが難しいです^^;)
>歯を保存するのか?それ以外の何が守られるのか?
>そして、どのような今後の予後とその時点でのどんな治療が必要なのかなど、将来的に口腔全体を一体とした安定を考えての最善策を探さなくてはならないでしょう。
はい。
そうなんですよね…
現在診ていただいている先生も口腔全体を見て治療方針を提案してくれています。
ただ前歯のインプラントは怖いです。
いったい前歯をインプラントした何パーセントの方が納得されているのでしょうか…
歯科医師側から見てのインプラント成功と患者側からのインプラント成功は違うような気がします。
井野先生
そうです!
知りたいのはそこです!!(笑)
ビルドアップ治療…
私もそんな治療がうけたかったです。
>今回の治療で大きく削ったというより、既に大きく削っていたという解釈の方が自然かなと思います。
そうだとは思います。
思えば15年前に差し歯治療を受けた時に歯科医師から削り込んだ歯を、
「鏡で見ない方がいいよ。見たらとってもショックを受けるから…」
と言われました。
とりかえしのつかない事をしてしまったと落ちこんでいると歯科医師は、
「一生ものだよ。」
とも言われました。
あの言葉を信じていた私がバカでした。
>逆に、インプラントをしていない人間であれば患者さんと話し合い残す治療を行う時もあります。
やっぱり抜いてしまう前にもう一度専門医に診ていただきたい気持ちになりました。
ただ毎日、歯の痛みと闘っています。
歯根の吸収も始まっているようですしそろそろ限界が近づいて来ています。
今、診ていただいている先生は本当に時間を惜しまず話を聞いてくれるのですが、お忙しく人気のある歯医者さんなので話し込むのに時間をとられまだ治療していただいておりません。
早くこの痛みから解放されたいですが、納得して最善の治療が受けられるようにしたいです。
お忙しい中、質問に答えてくださっただけで救われる思いです(涙)
タイトル | 根管治療中の2番、残存歯質がわずかでも抜歯を避けることは可能? |
---|---|
質問者 | yasuさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 38歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 根管治療に関するトラブル 根管治療その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。