根管治療後の7番のクラウンをゴールドと保険の銀かで迷う

相談者: ツバキさん (35歳:女性)
投稿日時:2010-03-25 14:51:33
クラウンの材質について迷っており、結論を出すヒントをいただきたく投稿しました。


左下7番、根管治療後、特に説明無しで保険のコアを入れました。
クラウンの型取りする段階で、下記の材質の選択を求められました。


保険の銀(金・銀・パラジウム合金?)
保険外のゴールド(金・白金合金で約5万)



・この歯は10年ほど前に初めて根管治療。

・今回の治療は3度目。
4年位前に装着の銀クラウンが外れ、虫歯になった。

歯茎の外に残っている歯は3、4ミリといったところ。

・隣6番は銀のインレー

・ゴールドの場合、型の取り方が変わってくると言われた。
歯周ポケットの間に1ミリほど挟み入れるような形になるので、型を取るときは麻酔をして歯周を少し広げて、そこを削ってクラウンがぴったりあうようにする。

・今回も根管治療は問題なく、歯茎の問題も無し。



担当医師意見:

・この歯を長持ちさせたいのなら、ゴールドを勧める。
(この先、脇からの虫歯の進入を防ぐには銀クラウンより効果的)

銀コアとの相性、他の歯の銀インレーとの電流などについては、心配無い。

歯茎の変色や今後老化で歯茎が下がった場合なども特に心配無い。



自分としては、きちんとケアをしながら今後もこの歯を使っていきたいので、できるだけ長持ちするほうを選択したいのですが、やはり5万は安い金額ではないので迷っている次第です。

また、保険のコアを説明無しに入れた後に、初めてクラウンの材質の話になったので、コアとクラウンの相性?も気になってます。


どうぞご意見をよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-03-25 16:12:51
最終的にはツバキさんの価値観によると思います。
しかし、ご参考になればと思い、幾つか私見を述べさせていただきます。

生体親和性、耐久性など総合的には私はゴールドに分があると思います。

ただしそれは「材料」の問題だけを考えた場合です。


実際にはそこに

「根の状態」
「治療・技工技術」
「メンテナンス」の問題
[噛み合わせなどの力」の問題

など、他にいろいろな要素が絡んできます。

なので私がここでゴールドを強く勧めても、本当にやってよかった、と遠い将来に思っていただくかは、自信ありません。
それを判断する情報が少なすぎるためです。


ただし、あくまで「材料」の面からだけ考えると、ゴールドの選択は悪くないような気がします。


お大事になさってください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-03-25 20:25:28
ぼくは、材料的にも、ゴールドが一番良いというのが臨床実感です。

大野先生が優しく述べられているように、ゴールドには、いろんな意味で材質の利があると思っています。
それは、セラミックを超えていると実感します。

特に臼歯部においては、ライフステージにより様々な変貌をとげていきます。
生体に優しく、対応しやすいと思います。


7番を大切にされるというのは、非常に大切なことです。

少なからず、ダメージを受けているその子(7番)を大切にすることは、6番や上の67等の臼歯の寿命を延ばすことにもつながります。

価格も大切ですが、とり方によっては(これは、結果論でしか言えません。)ほかの歯全体を大切にしたいという、ご本人のモチベーションにもつながるとおもいます。

7番だけの問題ではないことをつけくわえさせてください。

よく、御相談されたらよろしいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ツバキさん
返信日時:2010-03-27 13:06:06
大野先生、豊田先生、ご回答ありがとうございます。
大変参考になりました。


おっしゃる通り、材質の要素以外にも、治療・技工技術やその後のケアによってその寿命が変わってきますよね。

(6番との歯間にいつも食べ物が詰まりやすいので、歯間ブラシも併用して虫歯歯周病にならないよう心がけたいと思います。)


今回の担当医ではまだ大きな治療をしたことがなかったので、その判断と技術(技工士含め)を信用してゴールドでお願いするのもいいかな、と思ってきています。
(”腕試し”と言ったら大変失礼かもしれませんが。。。)



コアの材質について医師に質問をしたところ、

「ゴールドにする方もいらっしゃいますけどね」

くらいにしか言っていませんでした。

コアの材質に関しては、気にしなくてもよいものでしょうか?
すでに銀コアが入ってしまっていますが。。。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-03-28 06:28:23
ツバキ さまおはようございます。

材質的には私もゴールドをお勧めいたします。

しかし保険診療のルール上の問題なのですが保険診療で保険適応でコアを装着したらクラウンも保険適応のものを選択する必要が生じてきます。

コアについてはファイバーコアがお勧めです。

以上参考までに。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ツバキさん
返信日時:2010-03-30 09:14:38
山田先生

ご回答ありがとうございます。

保険関係のことも気になっておりました。

現在治療を保留中ですので、次回診察の際に保険のこと、コアのことも含めて再度担当医に相談してみます。


それで納得できれば、ゴールドクラウンにしてみようかな、と思っております。

担当の先生は質問しやすい方だと思うのですが、やはり診察でお忙しいようでなかなか相談時間を割けないのが実情のようです。



タイトル 根管治療後の7番のクラウンをゴールドと保険の銀かで迷う
質問者 ツバキさん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療その他
保険のクラウン(奥歯:銀歯)
ゴールドクラウン(金の被せ物)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい