濾胞性歯嚢胞の疑い。手術以外の安全な方法は?

相談者: なつきのこさん (30歳:女性)
投稿日時:2010-04-08 23:42:36
2008年6月にかかりつけの歯医者に行った際に、「久々にレントゲンとりましょう」とのことで、数年ぶりにレントゲンをとったところ、左下の親知らず奥歯の間に濾胞性歯のう胞らしきかげが写りました。

「直ぐにどうこうではないけど、2年とか放っておくと、危険だから、早めに親知らずと一緒に取ってしまいましょう」

と言われました。

以前その歯科で左上の親知らずを抜いた際、麻酔がきかずに神経に直接麻酔をうって、生涯でNo.1の痛みを経験していたので、下の親知らずを抜くなんてとんでもなく嫌で、今日まで放置していました。

しかしあれから2年たつので、観念して本日歯医者に行きマシた。

「あれは勘違いでした」というのを期待してレントゲンを撮ったら、

「進行は決して早くはないけで、大きくなってます」

と言われました。

たしかに素人の私からみても、昔のレントゲンとは違いました。

親知らずを圧迫して、神経に障害をおこすおそれがあるので、とにかく遅くならないうちに治療を、、と言われましたが、本当に手術しか道は無いのでしょうか。

既に手術でも神経にふれてしまう可能性があり、そうなると唇に麻痺がでて1ヶ月くらい麻痺が残るかもしれないと言われました。

しかし私は喋りの仕事をしているので、万が一でも麻痺が出てしまうと仕事上の信頼も失ってしまうかもしれません。

それに、痛いのが、とにかく苦手です!!!!!!!!!!
本当に過剰なくらい、痛がりです。

なんとか、手術以外の安全な方法がありましたら、是非教えてください。

かかりつけのお医者様はよいかたなので、相談してみたいです。


回答 回答1
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2010-04-08 23:57:14
なつきのこさん、こんにちは。

お気持ちはよく分かります。
私も痛いのが大嫌いなものでして…

ただ、

>なんとか、手術以外の安全な方法がありましたら、是非教えてください。

ということに関して、現実の診察を経られた上で担当の先生が提示された外科処置という選択肢以外の方法を、この場で提示することは難しいです。

なつきさんの現在の状況自体は、文面のみでは正確なところは分かりません。

ですが、もし実際のところ、外科処置以外の選択肢が考えにくい状況にあれば、この場でそれ以外の可能性を示してしまうと、大変なミスリードになってしまいます。

なお、濾胞性歯嚢胞であれば、最終的には外科的な治療をしない限りは、治癒には至らないと思います。

もっとも濾胞性歯嚢胞であるかどうかは、外科処置をして組織を検査して初めて確定診断される病名です。

治療の必要性の有無については、現在の担当の先生のご説明のみで決めかねておられるのなら、大学病院・総合病院の口腔外科を受診されるのも一つの選択肢だと思います。

その場でも外科処置を勧められるのであれば、素直に治療を受けられることを個人的には強くお勧めします。

どんな病気でもそうですが、進行すればするほど大がかりな治療が必要となってしまいます。

お大事になされてくださいね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-04-09 00:03:10
なつきのこさん、こんにちは。

実際に診ていないので推測になりますが・・・・

中本先生も回答されていますが、親知らずが原因ののう胞がある場合には、親知らずを抜歯するとともにのう胞を摘出することが治療になります。

そして、それが少しずつでも大きくなっているのであれば、神経に与えるリスクも高くなっていきます。

放置すれば、のう胞自身が神経まで及ぶこともありますし、その状態での手術はさらに難しくなるでしょう。


そして一つアドバイスするとしたら・・・

できればのう胞と神経との関係を明らかにするために、歯科用CTの撮影をすることをおすすめします。

神経とのう胞との関係が3次元的に明らかになることで、「意外と離れていた」ということがわかるかもしれません。

そしてとにかく早めに治療してください。

参考にしてください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-04-09 01:16:40
こんにちは。

のう胞を摘出すると神経損傷が生じる恐れがある場合に、次善の策として、「開窓術」を行いのう胞を小さくするという治療法(手術法)があります。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-04-09 21:09:27
こんばんわ

濾胞性歯のう胞の疑いがあるとのことですが、中本先生の言う通り病理診断しなくては解かりません。

おそらく、総合病院、大学病院に紹介されるのではないでしようか?
畑田先生の言う通り、CTを撮れば、安全に処置を行えます。
大学病院等であれば、通常撮りますので、心配ないかと思います。

手術は、全身麻酔下で行い、数日入院が通常なので、術中、術後の痛みはコントロールされると思いますので、痛みに関しては、あまり心配しなくてもいいと思います。

ただ、神経麻痺等のリスクはありますが、絶対起こるものでもなく、放置されるより、摘出して、安心されることをお勧めいたします。
先生もあくまでリスクの事を説明されたのだと思います。

エナメル上皮腫との鑑別も必要ですので、勇気を出して、紹介してもらってはいかがですか?

大きい物はひぐち先生の言われる通り、開窓療法を行います。

お大事に

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: なつきのこさん
返信日時:2010-04-11 01:24:30
中本先生、畑田先生、樋口先生、畠山先生、ご返信頂きまして有難うございました。

自分の中で、手術に望む決心がつきそうです。
短いお礼になりますが、本当に参考になりました。

有難うございました。



タイトル 濾胞性歯嚢胞の疑い。手術以外の安全な方法は?
質問者 なつきのこさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯の異常・トラブルその他
口腔外科関連
回答者




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