下6,7番のインプラント後、セラミックの上部構造がボロボロと欠ける

相談者: koji8416さん (63歳:男性)
投稿日時:2010-04-18 22:10:35
昨年3月初め、右下6,7番のインプラント手術を受け7月頃セラミックの歯をいれました。

しかしその歯が10月頃より、合計5回もボロボロと少しづつ欠けていっています。 
特に7番は4回もはがれていったので最初より小さくなっています。

歯科医師に聞きますとこのような事もあるとの事ですが、最近、少し信じられなくなっています。
今の所、食べることに不都合は特にないですが。

他の歯で、セラミックのかぶせたものもありますが、このようなことは起こっていません。 
このような事は起こりうるものでしょうか? 

助言の程宜しくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-04-18 23:32:18
koji8416さん、こんばんは。

>このような事は起こりうるものでしょうか?

人によっては、大臼歯では時々見られます。
特に7番では起こりやすいかもしれません。

修理が可能かどうか、ご相談されてはいかがでしょうか。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-04-19 08:09:24
ご相談ありがとうございます。

小牧先生のお話の通り、そこは起こりやすい場所です。

インプラントは通常の治療より難しい点がいくつもありますが、セラミックが欠けやすいリスクが天然の歯よりも高まります。

一見すると、インプラントで根ができたわけですから、後は普通のかぶせ物を作る段取りは同じに思えますが、決定的に違うことがあります。

専門的な話になってしまいますが、時系列の条件は抜いてごく単純に説明しますと、インプラントはコンクリートに埋められたように骨の中で全く動きませんが、一方、天然の歯は骨の中でハンモックでつり下げられているようにとても小さく浮いています。

従って、セラミックの歯にする場合は、特別、インプラントに合ったセラミックの設計や噛み合わせの設計をしなければ、簡単に壊れてしまいます。


普通、自由診療には保証が付いていますからもう一度作り直していただけないかご相談されてはいかがでしょうか。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-04-19 08:25:08
食べることに不自由するようでしたら、上部構造の作り替えも一つの方法だと思います。
担当の先生にご相談すべきでしょう。

機能的に問題はなく、あまり再修復に気が乗らないようでしたら、そのままでも、私は構わないと思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-04-19 09:34:50
セラミックが欠けてしまうことは、しばしば起こってしまいますね。

特に、その歯がメタルセラミックスなのか?
ジルコニアなのか?
などの素材によっても違ってきますし、フレームの設計によっても差は出てきます。

いずれにせよ、インプラント上部構造の多くは取り外し可能なケースが多いと思いますので、それであれば、修正は可能だと思いますが、担当の先生とよく相談されてくださいね。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-04-19 11:58:03
おそらく修理しても また 割れるでしょうね。

素材を変えればイイわけではなくて、そういう位置でガリガリと無意識に歯を擦ってしまう事で割れることが殆どなので 早い話がクラウンの部分(上部構造といいます)の基本設計を根本から見直さないとだめでしょう・

素材を変更したり、金属の歯にすれば割れるのは防ぐことが出来ますが、過剰な力が加わることを解決しなければ他の場所にしわ寄せが来ますから慎重に触っていくことが非常に重要です。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2010-04-19 14:25:29
koji8416 さん、こんにちは。

さがら先生が書いていらっしゃる

インプラントはコンクリートに埋められたように骨の中で全く動きませんが、一方、天然の歯は骨の中でハンモックでつり下げられているようにとても小さく浮いています。」

同じ様に見えてもインプラントと天然歯は大きな違いがあります。
この違いがこのような結果を生んでいる可能性もありますね。

諸先生が解答されているように担当の先生と良くご相談されてください。

お大事にしてください。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2010-04-19 15:46:18
こんにちは。

私も、さがら先生、タカタ先生、畑田先生と同じ意見です。
歯がたびたび欠けるのは、セラミックの材質の問題もありますが、一番大きな原因は、インプラント咬合調整をちゃんとやっていないからだと思われます。

インプラントを含めた口腔内全体の咬合関係を長期にわたって安定させるには、インプラントには歯根膜がないために天然歯と比較して被圧変位量が著しく小さいことです。

インプラント修復物の咬合調整は、天然歯とインプラントの被圧変位量の違いを考慮して行います。
約50μmの被圧変位量をもつ天然歯と、被圧変位量が約3〜5μmしかないインプラントを、全く同じ方法で咬合調整するというわけにはいきません。

中心咬合位タッピング時)での目安としては、軽く咬合接触をした状態においては、天然歯では咬合紙が引き抜けないが、インプラント部は引き抜くことができ、ぐっと強く咬合させた状態では、天然歯、インプラント部ともに咬合紙を引き抜くことができない状態に調整します。

側方運動時の調整に関しては、天然歯によるアンテリアガイダンスが獲得されている場合には、側方運動時にインプラント修復物は離開される状態とします。
インプラントへの過度の側方力が加わっていないことの確認を行います。


このようにそのときどきに応じた咬合力の調整が必要といえるでしょう。

おだいじに。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: koji8416さん
返信日時:2010-04-19 20:45:33
今晩は、非常に細かく説明頂き有り難うございました。
よく理解できました。 

手術前にインプラントのメリット、デメリットを聞いておればと思い残念です。
再度、担当医に相談してみます。 



タイトル 下6,7番のインプラント後、セラミックの上部構造がボロボロと欠ける
質問者 koji8416さん
地域 非公開
年齢 63歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ オールセラミック(陶器の被せ物)
インプラントその他
クラウンが割れた・壊れた・欠けた
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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