補綴物が入ってから噛み合せが悪く不調が続く。どのような治療が有効か?

相談者: itoi syaronさん (51歳:男性)
投稿日時:2010-04-21 23:19:06
昨年の10月に左下7番の補填物がとれ、その歯を大きく削られ補填物を入れましたが、補填物が低く上の歯とかみ合わないまま3ケ月が経過し左肩がこるようになりました。


歯医者を変えまた他の補填物を入れ治療を始めたところ、今度は高い補填物を入れ削りながら合わせる治療になりましたが、その治療中、両肩の凝りと左首の付け根を傾けると左腕に電気が走るような痛みがではじめました。

その歯医者ではこれ以上の治療はできないとのことで、大学病院を紹介されました。



大学病院では噛み合わせの治療が必要とのことで、固めのプラスティックの材質で削ったり、足したりの治療をしています。

また、大学病院内で噛み合わせるあごの筋肉及び首の筋肉をほぐし自然な噛み合わせができるようにとマッサージ治療をうけましたが、その翌日から今度は左の手、特に親指が常にしびれるようになってしまいました。


他の噛み合わせを専門とする歯科医にも相談をしましたが、そこではスプリントによる治療とのことで、マウスピースを削りながら左右で均等に噛めるように強制する治療で、左右均等に噛めるようになると頸椎のゆがみがとれ肩こり、しびれがなくなるだろうといわれましたが完全に治るとは言えないとのことです。


このような症状の治療には、噛み合わせの治療をしなければならないのでしょうか。

また、噛み合わせの治療にはどのような方法が推薦されるのでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-04-22 06:02:52
おはようございます。

>このような症状の治療には、噛み合わせの治療をしなければならないのでしょうか。

現在の症状に対してitoi syaronさんが耐えうるかどうか、また、噛み合わせとの因果関係がはっきりしているかどうかによると思います。



>また、噛み合わせの治療にはどのような方法が推薦されるのでしうか。

噛み合わせ治療に関しては色々な考え方がありますので、はっきりいえないのが現実です。

すでに色々な先生に診て貰っているようですが、面倒ですが自分にあった先生を探すしかないと思います。


どうぞお大事になさって下さい。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-04-22 11:16:48
こんにちは

噛み合わせの治療の世界は、まさに戦国時代のような大混乱の中にあります。

そんな中で患者さんは、やむを得ず治療を受けたとしても、満足のいく結果にたどりつくことはまれで、場合によってはかえって悪化してしまうことも決して珍しいことではありません。



人間の顎には、ここでかむとしっかりかめて顎も安定し、安心できる「ホームポジション」が必要なのです。

それを失うと顎は休むところを失い、常に筋肉がイライラとして休まらず、疲労して硬直状態に陥り、痛みだします。


スプリントを作る場合でも、咬合調整をする場合でも、顎をどこの位置にもっていけば顎が最も安定して楽になるかという位置を探すことが、一番大切なことなのです。

大切なことは、その人の身体のもつ一番気持ちのよい基準に戻すことなのです。

決して、理屈で考える理想的な状態や、平均的な数値に近づけることが、人を生きやすくするわけではない。

その人が、生活していくうえで最も負担が少なく、最も快適な状態へともっていくにはどうしたらいいのか。私はそれを目指して診療を行っています。



口の中だけで問題を解決しようとする狭い考え方を捨てる。
その人の身体にとって最適な状態を見つけ出す。

咬合と足との関係、身体のバランスの整え方、筋肉の状態をニュートラルな状態にする、そのためには、身体から出ている波動(気)を利用し、顎のまわりから違和感の波動(邪気)が出なくなるまで咬合調整する必要があります。


口の中は敏感な器官なので、ここまで繊細に治療をしなければ快適に食べられる状態にならない方もいます。


おだいじに。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-04-22 13:21:52
横山先生と意見が合いそうですね。

姿勢によるヒズミが、口の中のヒズミより大きなウェイトを占めています。

しかし、なかなか生活習慣を変えるのはむつかしい。
とくに寝てしまえば気をつけることは不可能です。


ですから、ある程度かみ合わせが先導しなくては、いけない部分があると考えています。

“波動”・・むつかしいですが、結局、体が信号を出しているということかと。

回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-04-22 16:37:14
itoi様

回答させていただくのが難しい領域かもしれません。
そんな中、前の先生方は素晴しい回答をされていると思います。


もし宜しければ、更に情報をいただけないでしょうか?

(1)昨年10月以前からの全身症状のhistory(例、左腰の違和感、右腕を挙げる際の症状etc.)

(2)幼年期からの外傷history(例、交通事故、転落等もし、ありましたら詳しく)


あくまで推測の域内ですが、私からもお話出来ることがあるかもそれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: itoi syaronさん
返信日時:2010-04-22 22:37:13
宇藤先生 横山先生 越久村先生 藤森先生

ご丁寧なご回答ありがとうございました。
大変参考になりました。



藤森先生 ご質問をいただきありがとうございます。

昨年の10月以前といっても今から2年ぐらい前になりますが、50肩ということで左肩が痛くて上がらなかったことがありました。

今でも左肩が固まっているようで上向きに寝ると右肩にくらべ左肩がういているようになります。
左腕を回すと肩のあたりからゴリゴリと音がします。


また、20年ぐらい前にも左下6番の補填物が合わず同じように左肩がこり、合う補填物に巡り合うまで4年ぐらいかかったことがありました。

今ほど、左手がしびれたり両肩がこることはありませんでした。
外傷は特にありません。


よろしくお願い致します。

itoi
回答 回答5
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-04-23 14:24:11
相談文中、特にインパクトがあったのは「左側の低い補綴物」です。

実際に低かった(勿論、好ましいことではありません)のかもしれませんが、適切な高さであっても低く感じてしまったのかもしれません。

逆に、実際低い修復をされても、それが判らない方もいらっしゃると思います。


推測の範囲内ですが、私も、受診された咬み合せ専門医と同じく頚椎の問題を考えます。

只、首への直接の外力既往が無く、下半身(腰など)に異状が無い(自覚症状になっていないだけかもしれませんが)のは、どうしてもイメージがまとまりません。


お役に立てず申し訳ありません。




タイトル 補綴物が入ってから噛み合せが悪く不調が続く。どのような治療が有効か?
質問者 itoi syaronさん
地域 埼玉
年齢 51歳
性別 男性
職業 会社員(管理職)
カテゴリ 噛み合わせ(咬合)治療
噛み合わせに関するトラブル
肩こり
回答者




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