日本で左上親知らず抜歯後に上顎洞炎<米国医療事情談> (アメリカ)

相談者: ちはやさん (33歳:女性)
投稿日時:2010-04-16 16:36:53
こんにちは。

今年の、3月上旬に、左上16番の親知らずを抜きました。

抜歯直後に口をすすぐと、口から入った水が、鼻からでてきてしまいました。
その場所をしばらくの間ふさぐため、樹脂製の歯?のようなものを創っていただき、現在も装着しております。



数日後、左上の痛みとともに、口の中に塩辛い液体がながれ落ち、
上や下を向くと、鼻に水が入ったときのような状態になり、気分が悪くなりました。

歯科医院レントゲンを取ると、上顎洞の部分が、白っぽくもやがかかったような状態になっており、すぐに膿を抜いてもらいました。

歯性上顎洞炎という診断でした。
薬は、パセトシンを飲みました。



その後、私が国外へ発たなければならず、クラビットを2週間分頂き、現在、抜歯後一ヶ月が経過いたしました。
次はクラリスをしばらくの間、飲むことになるようです。

先週、食事の後、強く口をすすぐと、鼻から水が垂れてきました。


現在は、以前のような鈍い痛みは左上には起きておらず、靴の紐を結ぶなどの、下を向く作業もでき、食事中も特別な痛みはありません。

このまま何も痛みがなければ、自然治癒されていくものなのでしょうか。

抜歯の際に、口から上顎洞に通じてしまった際、通常は、穴がふさがるのにどのくらいかかるのでしょうか。


過去に投稿された方で、何年も口と鼻が通じたままの方もいらっしゃり、とても不安です。


海外での高額な治療費を心配した私の先生が、薬をもたせてくれたのですが、このまま薬を飲み続けるのは良いのか、それとも自然治癒はもう十分できるのか・・・

また、治るときは自分で自覚できるのか・・・それとも今すぐ歯医者にいくべきなのか。

悩んだ末、相談させていただくことにしました。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-04-16 17:56:59
ちはやさん、こんにちは。


親知らず抜歯後に歯性上顎洞炎になってしまったということですね。

現在は口の中と上顎洞が交通している状態だと思います。


その交通している穴が小さければ上顎洞の炎症が治まってくれば自然に塞がって来ます。

しかし、穴が大きい場合は上顎洞炎が治まった後にその穴を塞ぐ手術をしなければならないこともあります。


ただ、今は上顎洞炎が治癒することが先決です。

抗生剤だけでよくなっていくのか、あるいは上顎洞の洗浄を行ったほうがよいのかをきちんと診断する必要があるでしょう。

そのためにCTを撮影したいところですね。


ご心配であれば大学病院口腔外科でのセカンドオピニオンも考えたほうが良いかもしれません。

お大事にしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ちはやさん
返信日時:2010-04-18 07:42:47
これは、畑田先生、丁寧なご回答をありがとうございます。

先生のおっしゃるとおり、薬でよくなっていくのか、洗浄を行ったほうが良いのか、どなたかに見ていただく必要があるようです。

昨日、口を強くすすいだ時、鼻からは水が出てきませんでしたが、以前に、一度大丈夫でも、その数日後に水が出てきたことがあり、自分では判断するのが難しいように思います。

ましてや、上顎洞炎症が、今現在どうなっているのか、わかりません。



悩んでいる所へ、かかっていた歯医者の先生から連絡がありました。

「うーん、しばらく薬を飲んでみて・・・・診断をしてもらわないといけないかもしれないね・・・・保険は大丈夫?」

先生としても、診ることができないので、何とも言えないようです。



現在、私は米国に住んでおり、親知らずは、口腔外科の診療科目として完全に分けられています。

2年前に、虫歯の治療の際、親知らずの抜歯について指摘されたのですが、

  親知らず→ 口腔外科=全身麻酔 → 超高額!?

となり、一時帰国の際に、抜歯を決意したのです。
まさか上顎洞に交通するとは、やはり人間の体は、わからないものですね。



ところで、CTですか・・・!今まで行ったどの歯科医院にもなく、
私自身、歯のCTがあることすら知りませんでした。

MRIで10万円(保険無の時)の恐ろしい国、アメリカですので、CT撮影への不安はありますが、撮っておきたいです(保険はありますがどうなることやら・・)

もっと早くに、このページで、相談しておけばよかったです。
(畑田先生、ありがとうございます!)



>ご心配であれば大学病院の口腔外科でのセカンドオピニオンも考えたほうが良いかもしれません。

そうですよね〜
こちらで、口腔外科と言うと、専門の小さな医院の場合が多く、大学病院に行った人は周囲にはいはないのですが、どちらにしても、
保険の関係で、紹介状が必要ですので、普通の歯科医院に、始めに行かなくてはなりません。


そこで、お尋ねしたいのですが、

1.親知らずの治療に関わってきていなくても、上顎洞について、ある程度の診断は見込めるのでしょうか?

2.やはり、レントゲンの診断では限界があり、これからのためにも、CTのある歯科医院を選んでおくのが得策でしょうか?


よろしくお願いします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-04-19 10:46:15
海外だと医療システムの違いでなかなか大変だと思います。

日本では保険医療が充実しているために比較的どこでも高度な医療が平等に受けることができますが、海外だとそうはいかないのだと思います。


>1.親知らずの治療に関わってきていなくても、上顎洞について、ある程度の診断は見込めるのでしょうか?

上顎洞炎の診断というのは口腔外科の先生にしていただいたほうが良いと思います。

当然、洞口腔瘻閉鎖術というのは口腔外科でないとできないと思いますし、手術を行う時期の見極めも結構難しいです。



>2.やはり、レントゲンの診断では限界があり、これからのためにも、CTのある歯科医院を選んでおくのが得策でしょうか?

もちろんそのほうが良いと思いますが・・

日本では一般歯科開業医でもCTがある歯科医院が結構ありますが(ここで解答されている先生のCT普及率は少し異常ですが)アメリカだとどの程度普及しているかわかりません。

大き目の病院(歯学部の付属)であればある可能性も高いですが、アメリカの歯科事情に詳しくないためどうなのかもわかりません。


事前に問い合わせをしてみていただいたほうが良いでしょう。
(歯科用のCTは主にコーンビームCTと呼ばれています。)


参考になれば幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ちはやさん
返信日時:2010-04-23 16:04:09
こんにちは。
先日の相談の後、決心して歯医者を探しました。

アメリカでは、その人の持っている保険と契約している歯科医院に行かなくてはなりません。

畑田先生のおっしゃるように、大学病院にかかりたかったのですが、残念ながら、私の保険の指定医院にはありませんでした。
アメリカの保険は複雑です。


?まずは保険のリストにある普通の歯科医院へ行く
        ↓
?自分の治療範囲外と歯科医が判断した場合は、推薦するSpecialist (私の場合は口腔外科)のいる医院を保険が受け入れるかどうか、歯科医院と保険が交渉
         ↓
                               
?-1. Okなら保険が利く 
?-2. 駄目なら、自己負担か、
?-3. 保険指定の口腔外科(?の医院とは無関係、遠方の場合も)に行かなくてはならない                     

ほとんどの場合、?の交渉は成立するようです。

転院した場合、診療記録などは転院先へ転送(患者個人の使用目的でも請求できる)してはもらえるのですが・・

問題はレントゲンです。
二つの医院のうち片方が、デジタルでなかった場合、もしくは両方ともデジタルで転送できても、

「念のため、うちでもレントゲンを撮りましょう」

となる場合も多々あり、結局は2度のレントゲン、2度の初診料となってしまいます。


歯医者さんとしても、たとえ仲のいい歯医者さんから送られてきていても、やっぱり自分のところでレントゲンを撮り、確かめたいというのが一般的なお気持ちでしょうか?


そこで、口腔外科の先生が出入りしている歯科医院を探しました。HPに、出入りしている口腔外科や矯正の先生の写真の載っている、大きそうな歯科数件に電話しましたが、

「実はめったに口腔はやらない、あなたのケースはとても複雑です」

と、多くの医院で断られました。



さて、CTですが、

>日本では一般歯科開業医でもCTがある歯科医院が結構ありますが(ここで解答されている先生のCT普及率は少し異常ですが)アメリカだとどの程度普及しているかわかりません。

どの歯科医院にもなく、驚いたことに、

「CTとはなんですか?」
「コーンビーム?」

という受付の方が何人もいました。

よっぽど悪化した人か、上等な保険に入っていない限り、受けられないようです。
私の周囲のアメリカ人たちも、普通のCTすら知りませんでした。



>日本では保険医療が充実しているために比較的どこでも高度な医療が平等に受けることができますが、海外だとそうはいかないのだと思います。

という畑田先生のお言葉を、身にしみて感じました。

アメリカでは、収入、貧富の差は平等ではないのですね・・・・
アメリカのほうが患者さんに対し、一貫した治療ができる、という歯科医の先生もいらっしゃいますが、賛成できません。

以前、歯科医院の転院を繰り返し、どうしても嫌だったので、保険の普通歯科のリストと、アメリカ口腔外科学会のリストを見比べ、下の名前は違うのですが、苗字と住所が同じ二人の先生を一組だけ見つけることができました。

問い合わせた所、口腔の先生は月に一度の診察でしたが、同じ歯科医院内(おそらく、家族経営。先生が変わっても保険は医院名で登録なのでok)、しかも来週先生がいらっしゃり、直接診ていただけるとのことで、この医院に決定しました。

「往復の飛行機代と足しても、日本で治療したほうが、安く、そして早く確実な治療が受けられる」

というのは、場合によっては、嘘のような本当の話です!

これから海外へ行かれる患者さんをお持ちの先生方がいらっしゃいましたら、是非、日本で治療を終えられてから行くことをお勧めください。


昨日から、口の中に塩辛い液体が垂れ、左上が痛くなってきました。
上顎洞炎がこんなにしぶといとは思いませんでした。

クラリスはちゃんと飲んでいますが、やはり、パセトシンやクラビットほどは強くないのでしょうか。


診察は5/1に決まりましたが、あと一週間の辛抱です。
また診察結果を報告します。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-04-23 17:39:29
アメリカのシステムは複雑ですね…。


歯医者さんとしても、たとえ仲のいい歯医者さんから送られてきていても、やっぱり自分のところでレントゲンを撮り、確かめたいというのが一般的なお気持ちでしょうか?

はい。

やはり見慣れた条件(デジタルならなおさら)で見た方が誤診が少ないですね。


>私の周囲のアメリカ人たちも、普通のCTすら知りませんでした。

そうですね。

日本は世界最多のCTスキャナーとMRIを保有していて、人口100万人当たりのCTスキャナー数は92台、米国の約3倍、英国の約12倍だそうです。

そう考えると日本は本当にCT大国ですね。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-04-23 17:54:12
報告ありがとうございます。

確かにアメリカのシステムはかなり難しいと言うか・・・

本当にご苦労様です。



>やっぱり自分のところでレントゲンを撮り、確かめたいというのが一般的なお気持ちでしょうか?

レントゲンに関してはタイヨウ先生と同じく自分のところのものがわかりやすいですね。


>クラリスはちゃんと飲んでいますが、やはり、パセトシンやクラビットほどは強くないのでしょうか。

特に強さというより系統の違う薬なので効きの良い悪いというのはあるかもしれません。


お大事にしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ちはやさん
返信日時:2010-04-29 19:31:07
タイヨウ先生、畑田先生、ありがとうございます。

レントゲンは、避けて通れないことですので、これからずっと心に留めておきます。    

それにしても、日本がそんなにもCTを保有している国だとは、知りませんでした。  
タイヨウ先生の知識に脱帽です!



回答を頂いて間もなく、歯科医院から、

「やっぱり最初は院長(一般歯科)に受診してください」

と連絡があり、予約は変更。
口腔外科の先生に直接会える夢は崩れました。
       
    ↓  軽い失意のまま2日経過

「先生が、予約の時間を変更したいそうです。
その時間ならば、口腔外科の先生もいますので、二人に同時に受診していただくことになります」
        
・・・?・・・急な変わり様に混乱している最中、日本の先生からこの先生へE-mailをして下さったという連絡を思い出し、感謝と同時に、絶妙なタイミングにハッとしました。


そしてやはり歯医者の先生から、ひとこと言っていただけるのといただけないのとでは、違うのだな、と思いました。

しかし、同時に、患者としての複雑な心理も渦を巻いてきました。
“やっぱり私たちは素人だし、一生懸命説明しても受け入れてもらえなかったんだ・・・・結局は、院長先生の気持ち一つ・・・・。“

等々・・・勝手に真剣な思いを巡らせ、半分暗い気持ちのまま、今日歯医者に行きました。

心配をよそに、私を待っていたのは、万全な受け入れ態勢でした。

まだ、問診表の記入もないうちに、

「鼻と口の交通はまだありますか?」

と尋ねながらレントゲンを撮る衛生士さん。



そして現れた先生(40代後半、女性)の一言は・・

「こんにちは。
Oral Surgeonの、Lです。
主人に受診されるつもりでいらしたと思うんですけど、私が受け持つことになりました・・・」

驚く私に、

「なんでこんな人を一般歯科に通すの?
この人は私が診なければって言ったのよ〜」

と先生ご自信の意思で診る事にした経緯、症状は私が電話で話した通りに伝わっていた事、その後、日本のDr.からもE-mailがあったことなどを一通り説明してくれました。

また、クリニックが私を混乱させた事についても、謝ってくれました。
私は、本当に先生に受診したかった事を告げました。

「あなたの場合はとても複雑で、これは口腔外科の範囲ですからね」

という言葉に、張り詰めていた緊張がとけました。
(畑田先生のおっしゃるとおりでした)

やはりコミュニケーションですね。



診察は、30分以上に及ぶ詳しい問診からでした。

特に、

?もともと歯が腫れていなかったか等、親知らずを抜きに歯医者へ行った時の健康状態、

?3年前の足の手術

について沢山の質問がありました。
他の歯医者で手術についての詳しい質問は今まで受けたことはありませんでした。



先生の考えはこうでした。

1. 60歳以上ならともかく、私の年齢で、上顎洞炎症するのは稀で、ちょっとおかしいということ

2. 交通した穴は平均、2週間くらいで閉じるものだが、時間がかかりすぎていること

3. 恐らく、3年前にした手術(右膝、半月盤損傷。手術は全身麻酔)の際、体力が落ちて、免疫が極端に減ってしまった可能性がある事。
その為、回復が遅いこと

4. 30代前半の人に多く見られる、鉄分不足の可能性があること


3年前の怪我は、朝起きて、突然の足の痛みからでした。
疲れだと思っているうちに、どんどん痛くなって、ついには歩けなくなってしまったのです。

先生の疑問は、何故そのような事が起きたのか。
つまり、免疫の問題はそれ以前からあったのでは・・・・という事です。


もしそうだとすれば、体を改善していかないと、病気や怪我、虫歯も回復が難しくなるので、原因を取り除く必要がある、ということでした。
長く時間がかかりそうな問題です。

だからといって、怖がりすぎることはありません。


今日の診察で、レントゲンは異常なし。

そして、口の中は、

1. 膿はない。
2. 上顎洞の穴は、ふさがりつつある。
3. なにか16番の穴に黒い異物→ 葱。

解放に向かっていることがわかりました。
そして、

「日本で受けた治療は正しかった」

とも言われました。



<診察後の指示>

1.上顎洞はもうすぐふさがると思われるが、日本からの薬(クラリス)は、無くなるまで飲み続けること

2.処方した洗口液で、毎日三回、口を消毒すること
 (Chlorhexidine Gluconate Oral Rinse, 0.12%)

3.鉄分とマルチビタミン、カルシウムをサプリメントでとること

4.なるべく反対側の歯で噛むこと
    
5.樹脂で作ったフタは、もう使わないこと

6.2週間後に経過を見せにくること

一時間に渡る長い診察は終わりました。



先生のお話から、元は大学病院の口腔外科医で、ご主人にも多くの口腔外科手術を伝授されてきたそうですが、現在は必要な時にだけ出勤しており、今日は私の為だけに来てくれたことを知りました。

このような事はアメリカでは稀であり、この医院にめぐり合うことができて、本当に良かったと思いました。


巷では、連携している口腔外科医がいるにもかかわらず、口腔治療を退ける医院が沢山ある事、すぐに口腔外科医に会うことはまだまだ難しいというのが現実だそうです。
日本では考えられません。


そして、忘れてはならない最もお世話になった方は、日本にいる、私の先生です。

外国に、薬やE-mailを送っていただけるとは、思ってもいませんでした。

通院し始めてから、8年経ちましたが、今回、遠い空からの先生の助けに、胸が熱くなりました。

わかりませんが、いつもの短い診療時間の中で、仲良くお話させていただいていたのも、良かったのかもしれません。
これからも診ていただこうと、改めて思いました。


毎日感謝の気持ちをかみ締めながら、手元に届いたクラリスを終わらせていきたいと思います。

このページで相談し、歯医者に行く決心をして、良かったです。
ありがとうございました。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-04-30 17:31:52
ちはやさん

良い先生に巡り会えて、不安も解消したようで何より良かったですね!

畑田、タイヨウ両先生の回答は完璧でしたので、この質問はずっと追っているだけでした。


これから国際化が進むことでしょう。CTなどの診断、ドクター間のやりとりなど、もっと円滑に、積極的になるよう、何かしていきたいと思いました。
まずは日本から。そして世界へと。


歯ちゃんねるでのやり取りは、私のように回答しないドクター、あるいは閲覧する患者さんにも大いに参考になります。
本当に良いサイトですね。

いつか他国版もできるのでしょうか〜?(>田尾先生)



全く本題と関係ない書き込みで、大変失礼しました。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2010-04-30 17:55:45
うちは日本版だけで手一杯なので他国版をすることは無いと思います(^^;)

当相談室の約3%は海外からのご相談ですが、実際に海外に行って初めて日本の医療の良さに気が付いたという方は本当に多いですね。

そういった生の声をこうして書き込んで頂けると、僕達にとっても読者の方にとっても有益ですので非常にありがたいです、ありがとうございます。


ちなみに、日本でも「医療ツアー」(主に海外在住の日本人を対象に、観光と歯科治療をセットにしたもの)を広めていこうという動きが徐々に出てきているみたいです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ちはやさん
返信日時:2010-05-01 14:33:11
稲垣先生、

この質問をずっと追っていてくださったのですか。
私などの書き込みを、読んでくださる先生がいらっしゃってよかったです。


>良い先生に巡り会えて、不安も解消したようで何より良かったですね!

はい。本当に良かったです。
もうすぐ上顎洞炎とさよならできると思うと嬉しいです。


私が住んでいる南カリフォルニア州は、移民が多く、日本人も多くいます。

先生、スタッフ全員日本人のクリニックもあり、CTを保有されている所もあるようですが、患者さんは、言葉の壁がある方、大企業の駐在員の方々が多く、高額だと言われています。


所詮、私は外国人です。
今まで、

●あまり話を聞いてくださらなかった先生、
●「痛みがある」といっても、「何も異常はないよ」といって、私の鞄を膝の上に置き、追い返した先生もいたので、良い先生に会えて、救われる思いです。



>これから国際化が進むことでしょう。CTなどの診断、ドクター間のやりとりなど、もっと円滑に、積極的になるよう、何かしていきたいと思いました。

もしCTをいつか撮ることになったら大変そうです・・・
幸運なことに私の今回の場合は、

● 日本の先生が、パソコンを使う方で、アメリカで勉強されたことがあり、英語の話せる方だった、そして米国での治療が高価であるとご存知だった

● 新しいアメリカの先生も、まずは話を聞いてくださる先生で、

「今は世界中どこにいても連絡できるから。
じゃあ、あなたの先生にE-mailしておくね」

と約束してくれた


ので、助かりました。
しかし、まずは自分と先生との上手なコミュニケーションがなければ、海を越えた状況報告も難しかったかと思います。


3年前、足の手術をした時、どちらの国で手術をするか迷いました。

日本へ帰るならば、MRIの画像をCDに焼いてくれると、担当の先生に言われたのを思い出します。
おそらく、これからは、デジタルで、映像のやりとりが可能になるのでしょう・・・



そして、田尾先生、ありがとうございました。

>閲覧する患者さんにも大いに参考になります。本当に良いサイトですね。(稲垣先生)


私も、相談の前に、上顎洞炎の項目を閲覧して、考えさせていただきました。

>当相談室の約3%は海外からのご相談ですが、実際に海外に行って初めて日本の医療の良さに気が付いたという方は本当に多いですね。

外国にいて、病院に行くというのは心細い事です。
一人で悩んでいたので、このサイトがあって、助かりました。

日本の医療制度は、すばらしいですね。
日本人としては、日本で暮らすのが幸せだと思いました。


今回の診察後、日本の先生は、

「足の怪我の話は、飛躍しすぎではないか」

と言っておられました。
・・いろいろな見方がありますね。


畑田先生、タイヨウ先生のお言葉は、診察中にもよぎり、心の中で手をあわせました。
ありがとうございました。

歯チャンネルに感謝いたします。



タイトル 日本で左上親知らず抜歯後に上顎洞炎<米国医療事情談> (アメリカ)
質問者 ちはやさん
地域 東京23区
年齢 33歳
性別 女性
職業 その他
カテゴリ 抜歯後の痛み・異常・トラブル
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず)
親知らずの抜歯
上顎洞炎(蓄膿症)
アメリカ(米国)
親知らず抜歯後の後遺症・トラブル
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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