セラミック樹脂の充填とは、セラミックインレーとどう違いますか?

相談者: 歯は友達さん (27歳:女性)
投稿日時:2010-04-30 20:00:47
はじめまして。

インレーセラミック樹脂処置との違いの質問です。

5番の歯のセラミックインレーが外れ、急遽駆け込んで処理応急処置をしていただきました。


そちらの医院ではインレーではなく、セラミック樹脂にて補強を行ってもらえるとのことでした。

お値段は2万円ちょっとなのですが、なにぶん、初めての処置方法なのでインレーとどちらがよいのかわかりません。


高品質セラミック樹脂にて、象牙質に樹脂をしみ込ませて補強するとのこと。

こちらの掲示板にて検索しても出てこないので、いったいインレーにくらべてどのような利点があるのか教えていただけますか?


また、同様に2番の虫歯(痛みはないのですがレントゲンでは深そうでした)にも、こちらを勧められました。

保険適用できるなら保険をお願いしたいところなのですが、前歯横なのであきらかに綺麗さが違うならそちらでもいいと思うところ。
レジンとそれほど違いがでますでしょうか?


どうぞよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-04-30 20:46:46
ちょっと曖昧な表現ですね…。

インレーではなく、セラミック樹脂にて補強を行ってもらえる


 ○ インレーでは無く … ダイレクトボンディング

 ○ セラミック樹脂 … セラミック+樹脂(レジン
   =ハイブリッドセラミックスハイブリッドレジン

 ○ 樹脂にて補強 … 樹脂(レジン)にて補強 
 ○ 象牙質に樹脂をしみ込ませて補強する= レジンベース


と、言う事を勝手につなぎ合わせると

「ハイブリッドレジン(保険適応外レジン)によるダイレクトボンディングレジン」

と言う事になるかと思います。


参考:レジン(プラスチックの詰め物)について

参考ページの上の方には「保険適応」と書かれておりますが、真ん中より下にも書かれている通り、より審美性が高く、強度も向上させたハイブリッドレジン(保険適応外)を使うと保険適応では無くなります。


自費でのレジン充填を設定されている歯科医院さんと言う事は「それなりに」レジン充填を得意としているのではないでしょうか?

参考ページにも、このサイトでも多く語られていますが、「レジン充填は術者の腕の差がモロに出る治療法」ですから、担当の先生が得意とされていると言う事は良い事だと思います。


可能であれば症例写真などを見せてもらい、納得できそうであればお願いされても良いと思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 歯は友達さん
返信日時:2010-04-30 22:13:00
タイヨウ先生

お忙しいところ、回答ありがとうございました。

>「ハイブリッドレジン保険適応外レジン)によるダイレクトボンディングレジン」

一気にわかりやすくなりました!
そういうことだったんですね。

このHPにもでていない、なにか新しい施術なのだろうかと思ってしまいました。


インレーが外れたのも、インレーと歯の間に虫歯が浸食していたようなので、(実は別の歯のセラミックインレーも同様に取れたことがあります)インレーよりもレジンで充填してもらった方がかなり安心です。


2番のほうは保険適用と迷うところですが、なんとなくそうすすめるからには保険適用治療ではダメな気もしますし、2万円追加で安心が買えるならそれもいいかなと思うところです。


GW明けにレジン充填で治療していただくことにします。
ご回答ありがとうございました。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-04-30 23:04:18
流れで書かせてもらえば、

>このHPにもでていない、なにか新しい施術なのだろうかと

ただのレジン充填だと思いますよ。


保険適用治療ではダメな気もしますし、2万円追加で安心が買えるならそれもいいかなと思うところです。

基本的に保険医は保険でレジン充填をしなければいけないのですがね^^;

審美的に綺麗に見せたいなどあれば自費治療でお願いすればいいと思いますが、基本的に保険でも先生を選べば十分虫歯にならない治療は受けられると思いますけど^^;



自費と保険の境界線は「材料」なのですが、レジンに関して言えば、自費適応のものも保険適応の物も物性に差は殆どありません。

私の使用しているレジンは白いレジンは保険適応、クリアー系のレジンは自費適応と分れています。
(綺麗に見せる為の色のレジンは自費材料になっています)


例えるなら
 12色クレヨンの黒色、茶色、赤色は、保険適応
 白色は、自費適応
みたいなものです。

虫歯になりやすい・なりにくいは自費・保健で差が出る訳ではありませんよ。


安心をとなれば自費でもいいと思いますが、保険と自費でどう違うかぐらいは聞かれておかれた方がいいと思いますよ。

自費治療には保障をつけている歯科医院もありますので、保障面も最初に聞かれておかれた方がいいですよ。


おだいじに
  

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 歯は友達さん
返信日時:2010-05-01 10:19:17
井野先生

お忙しいところ、回答ありがとうございます。

インレーが外れたところは、是非保険外で充填でおねがいしたいところですが、(もうインレーの隙間に虫歯は避けたいので)虫歯のところは、やはり普通の保険内で対応できないのか聞いてみますね。

そういえば、前歯を虫歯を削ったりしましたが、保険内の樹脂の充填で色もおかしくなく過ごしていますし。


先生も忙しかったらしく、ほとんど説明は補助の女性に丸投げされてしまったのでGW明けにいくときは、保障含めてきちんと伺ってみます。


ありがとうございました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-05-01 10:26:38
簡単に書きますと

白い材料でインレー用のものには主に
 ●ハイブリッドセラミックス

 ●ポーセレン
が使われます。


セラミックスという名前を見るとあたかも陶材を連想すると思いますが、厳密には、ハイブリッドセラミックスはプラスチックとガラス(もしくはジルコニア)などの複合体です。

成分の体積比率で言うと、6割強がガラスなどで全体の4割弱がプラスチックです。

ポーセレンはいわゆるセトモノです。



そして 直接修復に用いる材料には
 ●レジン
があります。

医院によって、レジンと表現したり、ハイブリッドレジンといってみたり、ハイブリッドセラミックスと言ってみたり、とさまざまですが、実際にはすべて同じような商品です。

いずれも成分はプラスチックとガラスの複合体です。


すなわち、ハイブリッドセラミックスを直接歯牙にペタペタと詰める方法もあれば、型を採って間接的にインレーを製作して歯に接着する方法もあるということです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 歯は友達さん
返信日時:2010-05-01 11:10:13
タカタ先生

お忙しいところ、回答ありがとうございます。

詳しい解説ありがとうございます。
タカタ先生はじめ、皆さまのご回答で、きちんと把握できた気がします。
正しい知識は大事ですね。


>「すなわち、ハイブリッドセラミックスを直接歯牙にペタペタと詰める方法もあれば 型を採って間接的にインレーを製作して歯に接着する方法もあるということです。」

インレーも充填も詰めているものは一緒なんですね。
びっくりです。


インレーが取れた歯については、もう接着面からの虫歯はこりごりなので「歯牙にペタペタと詰める」方法で、お願いしたいと思います。
(以前インレー処置をしていただいた歯医者さんは、レジン充填という方法の提案はなしでしたので)

虫歯については、きちんと説明を伺ってみますね。


ご回答ありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-05-01 11:50:51
もうちょっとだけ厳密に。

ハイブリッドセラミックスを直接充填する場合と間接法でインレーにする場合には少しだけ違いがあります。

それは、間接法で作る際の方がレジンの化学重合の重合率が高くなります。
それだけ物性の優れたものになります。
しかし、それを歯と接着するのは非常に難しいです。


直接修復の場合は接着は行いやすいのですが手技が難しいです。

一長一短です。




タイトル セラミック樹脂の充填とは、セラミックインレーとどう違いますか?
質問者 歯は友達さん
地域 非公開
年齢 27歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ レジン(白いプラスチック)
ハイブリッドセラミックインレー
材料・機材関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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