歯学博士と歯科医師の違いは何ですか?
相談者:
VISPAMENTEさん (30歳:男性)
投稿日時:2010-05-08 08:46:23
回答1
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2010-05-08 11:10:11
こんにちは、普通の歯科医師の井野です。
>歯学博士
・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%9A%E5%A3%AB_%28%E6%AD%AF%E5%AD%A6%29
大学院で専攻を持たれ頑張られた方のことです。
>頭脳は優秀でも治療技術は別問題と考えております。
それは何の職業でも同じですよ。
東大・京大卒業すればどんな分野でも成功し秀でているかと言えば・・・
みたいなものです^^;
ただ、私のように専攻していない先生に比べれば頑張られたことは間違いありません。
歯科医院選びは、ご自身なりの基準(説明をしっかりしてくれるとか)を作らないと迷ってしまいますよ。
私であれば歯学博士は基準にしませんが^^;
おだいじに
>歯学博士
・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%9A%E5%A3%AB_%28%E6%AD%AF%E5%AD%A6%29
大学院で専攻を持たれ頑張られた方のことです。
>頭脳は優秀でも治療技術は別問題と考えております。
それは何の職業でも同じですよ。
東大・京大卒業すればどんな分野でも成功し秀でているかと言えば・・・
みたいなものです^^;
ただ、私のように専攻していない先生に比べれば頑張られたことは間違いありません。
歯科医院選びは、ご自身なりの基準(説明をしっかりしてくれるとか)を作らないと迷ってしまいますよ。
私であれば歯学博士は基準にしませんが^^;
おだいじに
相談者からの返信
相談者:
VISPAMENTEさん
返信日時:2010-05-08 19:01:10
回答2
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2010-05-08 21:18:30
歯学博士は博士課程に進んで論文書いて博士号を取った人ですね。
主に大学に残って研究をしていたひとが多いです。
多くは6年間の大学生活の後に4年間の大学院に進んだ人です。
ただ、大学院に行かなかった人で、勤務医や開業をした歯科医師でも社会人大学院の枠で大学院にて勉強して博士号を取る人もいます。
それに対して卒業して大学院に行かなかった人は歯学士です。
その中で歯科医師免許を取得した人は歯科医師ですね。
主に大学に残って研究をしていたひとが多いです。
多くは6年間の大学生活の後に4年間の大学院に進んだ人です。
ただ、大学院に行かなかった人で、勤務医や開業をした歯科医師でも社会人大学院の枠で大学院にて勉強して博士号を取る人もいます。
それに対して卒業して大学院に行かなかった人は歯学士です。
その中で歯科医師免許を取得した人は歯科医師ですね。
回答3
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2010-05-08 23:48:58
>頭脳は優秀でも治療技術は別問題と考えております。
頭はいいほうがいいでしょ。
どんな職業においてもね。
頭は悪いけど手先は器用なんて歯医者、恐くないですか?
(私なら絶対パスですね。)
ただ、受験というクイズが得意なのと頭がいいのは必ずしも同じではないですけどね。
>博士と聞くと、腕は確かだけど、
腕とはまったく関係ないですよ。
>自分の考えはすべて正しいと思い、意見を押し付けたがるようなイメージがあります。
これもまったく関係なしですね。
>あくまでもイメージで実際にはそうでない人も多いと思いますが。
まったくその通り。
頭はいいほうがいいでしょ。
どんな職業においてもね。
頭は悪いけど手先は器用なんて歯医者、恐くないですか?
(私なら絶対パスですね。)
ただ、受験というクイズが得意なのと頭がいいのは必ずしも同じではないですけどね。
>博士と聞くと、腕は確かだけど、
腕とはまったく関係ないですよ。
>自分の考えはすべて正しいと思い、意見を押し付けたがるようなイメージがあります。
これもまったく関係なしですね。
>あくまでもイメージで実際にはそうでない人も多いと思いますが。
まったくその通り。
回答4
田部歯科クリニック(名古屋市昭和区)の田部です。
回答日時:2010-05-09 16:17:12
こんにちは。
>歯学博士で歯科医師の人と単なる歯科医師の人では何が違うのですか?
高田先生が書かれていますように
「歯学博士は博士課程に進んで論文書いて博士号を取った人ですね。
主に大学に残って研究をしていたひとが多いです。
多くは6年間の大学生活の後に4年間の大学院に進んだ人です。
ただ、大学院に行かなかった人で、勤務医や開業をした歯科医師でも社会人大学院の枠で大学院にて勉強して博士号を取る人もいます。」
まさにこの説明につきます。
博士の種類ですが、高田先生のお話しにでてくる大学院に進み博士号をもらった人を甲種の博士号、働きながら努力してとられた人を乙種の博士号といいます。
確かに技術を評価する制度ではありません。
よりその人が歯科学を深く勉強し、歯科医学の診断、診療の一助となる独創的な発想、その努力に対して評価される物です。
博士号を出す機関は大学です。
歯科大学を卒業すれば、すべての人は歯学士になれます。
歯科医師国家試験を受け合格すれば歯科医師を名乗れます。
僕は大学院に進み博士号をとりました。
開業しながら大学、医局に顔を出し論文を書いてとられた先生方の努力はすばらしいと思います。
頭が下がります。
社会的にも評価されるべきだと思います。
>博士と聞くと、腕は確かだけど、自分の考えはすべて正しいと思い、意見を押し付けたがるようなイメージがあります。
自分の場合こだわり、ポリシーを持って診療をしています。
すべてが正しいとは言いませんが、患者さんの要望があまりにも突拍子のない場合ですとか、歯科学的に論外の場合それ相応の理由をおはなししてお断りをする事はあります。
儲けにはなりませんが・・・・。
>歯学博士で歯科医師の人と単なる歯科医師の人では何が違うのですか?
高田先生が書かれていますように
「歯学博士は博士課程に進んで論文書いて博士号を取った人ですね。
主に大学に残って研究をしていたひとが多いです。
多くは6年間の大学生活の後に4年間の大学院に進んだ人です。
ただ、大学院に行かなかった人で、勤務医や開業をした歯科医師でも社会人大学院の枠で大学院にて勉強して博士号を取る人もいます。」
まさにこの説明につきます。
博士の種類ですが、高田先生のお話しにでてくる大学院に進み博士号をもらった人を甲種の博士号、働きながら努力してとられた人を乙種の博士号といいます。
確かに技術を評価する制度ではありません。
よりその人が歯科学を深く勉強し、歯科医学の診断、診療の一助となる独創的な発想、その努力に対して評価される物です。
博士号を出す機関は大学です。
歯科大学を卒業すれば、すべての人は歯学士になれます。
歯科医師国家試験を受け合格すれば歯科医師を名乗れます。
僕は大学院に進み博士号をとりました。
開業しながら大学、医局に顔を出し論文を書いてとられた先生方の努力はすばらしいと思います。
頭が下がります。
社会的にも評価されるべきだと思います。
>博士と聞くと、腕は確かだけど、自分の考えはすべて正しいと思い、意見を押し付けたがるようなイメージがあります。
自分の場合こだわり、ポリシーを持って診療をしています。
すべてが正しいとは言いませんが、患者さんの要望があまりにも突拍子のない場合ですとか、歯科学的に論外の場合それ相応の理由をおはなししてお断りをする事はあります。
儲けにはなりませんが・・・・。
回答5
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2010-05-10 10:21:58
歯学博士で歯科医師のタイヨウでございます。
簡単に言えば、タカタ先生、田部先生の書かれているように
歯科大学を卒業した人 「歯学士」
歯科医師国家試験に合格した人 「歯科医師」
博士課程に進み、論文が認められた人 「歯学博士」
です。
>頭脳は優秀でも治療技術は別問題と考えております。
に関しては井野先生も書かれているように
「それは何の職業でも同じ」
で、その通りだと思います。
僕は父親が衛生士専門学校を経営している関係から「臨床医」では無く「歯学教育」を行う事を前提に歯科大学卒業後に大学院に進みました(臨床系では無く基礎系の大学院)。
今では臨床にどっぷりで、一切教育には携わっておりませんが…。^_^;
学位を取ると言う事について私見を書かせていただくと…
上述したように学位を取得するためには「論文を書き、認められる(雑誌に採用される)」と言う事が必要となります。
論文を書くと言う事は
1 研究テーマを決め(通常は教授から与えられるのですが)
2 必要な文献を検索し
3 どのような実験系(データ)が必要になるかを検討、構築し
4 その実験から得られたデータを検証し
5 過去の文献と照らし合わせ
6 自分なりの結論を導き出す
と言う流れが必要となります。
そして
7 書き上げた論文を雑誌に投稿し
8 エディター(審査の先生)にダメ出しを食らい(リジェクト)
9 修正し
10 晴れて雑誌に採用(アクセプト)される
参考
・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AB%96%E6%96%87
最終的には掲載された論文をもとに「口頭試問」にてプレゼンテーションを行い、学位審査とされます。
つまり「論文を書き、認められる」と言う事は「人に自分の考えを正確に伝え、それが受け入れられる」と言う事になります。
学位とはその人の「経験」や「技術」を評価するものではりません。
また「知識」や「思い付き」が評価されるものでもありません。
論理立った考えを持ち、人に対して発言していく…「そのためには何をしたらよいのか」を訓練された証が「学位」だと思っております。
簡単に言えば、タカタ先生、田部先生の書かれているように
歯科大学を卒業した人 「歯学士」
歯科医師国家試験に合格した人 「歯科医師」
博士課程に進み、論文が認められた人 「歯学博士」
です。
>頭脳は優秀でも治療技術は別問題と考えております。
に関しては井野先生も書かれているように
「それは何の職業でも同じ」
で、その通りだと思います。
僕は父親が衛生士専門学校を経営している関係から「臨床医」では無く「歯学教育」を行う事を前提に歯科大学卒業後に大学院に進みました(臨床系では無く基礎系の大学院)。
今では臨床にどっぷりで、一切教育には携わっておりませんが…。^_^;
学位を取ると言う事について私見を書かせていただくと…
上述したように学位を取得するためには「論文を書き、認められる(雑誌に採用される)」と言う事が必要となります。
論文を書くと言う事は
1 研究テーマを決め(通常は教授から与えられるのですが)
2 必要な文献を検索し
3 どのような実験系(データ)が必要になるかを検討、構築し
4 その実験から得られたデータを検証し
5 過去の文献と照らし合わせ
6 自分なりの結論を導き出す
と言う流れが必要となります。
そして
7 書き上げた論文を雑誌に投稿し
8 エディター(審査の先生)にダメ出しを食らい(リジェクト)
9 修正し
10 晴れて雑誌に採用(アクセプト)される
参考
・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AB%96%E6%96%87
最終的には掲載された論文をもとに「口頭試問」にてプレゼンテーションを行い、学位審査とされます。
つまり「論文を書き、認められる」と言う事は「人に自分の考えを正確に伝え、それが受け入れられる」と言う事になります。
学位とはその人の「経験」や「技術」を評価するものではりません。
また「知識」や「思い付き」が評価されるものでもありません。
論理立った考えを持ち、人に対して発言していく…「そのためには何をしたらよいのか」を訓練された証が「学位」だと思っております。
相談者からの返信
相談者:
VISPAMENTEさん
返信日時:2010-05-10 23:33:17
回答6
田部歯科クリニック(名古屋市昭和区)の田部です。
回答日時:2010-05-11 08:58:09
>歯科大学の教授はすべての方が博士なのですか?
おはようございます。
なっていると思います。
歯学博士、あるいは医学博士になっていると思います。
基礎科目の教授の場合、他の大学で学位を取られていると考えられますので、工学博士、理学博士という称号の方もおられると思います。
教授選考に関しては、全大学に公募をします。
その上で選考をします。
准教授、あるいは講師の方が応募をします。
教授になろうという方は大学院を出られてその後、大学でズーッと勤務して業績(学術論文、臨床症例、著書等)もかなりあります。
選出にはその大学の教授会での投票になります。
おはようございます。
なっていると思います。
歯学博士、あるいは医学博士になっていると思います。
基礎科目の教授の場合、他の大学で学位を取られていると考えられますので、工学博士、理学博士という称号の方もおられると思います。
教授選考に関しては、全大学に公募をします。
その上で選考をします。
准教授、あるいは講師の方が応募をします。
教授になろうという方は大学院を出られてその後、大学でズーッと勤務して業績(学術論文、臨床症例、著書等)もかなりあります。
選出にはその大学の教授会での投票になります。
相談者からの返信
相談者:
VISPAMENTEさん
返信日時:2010-05-12 06:53:32
田部 先生
返信ありがとうございます。
「 教授会での投票 」 ということは、何か裏取引のようなものも存在するような気もしますが、公平な選考になるようなシステムか疑問です。
先生方、いろいろ教えていただき、ありがとうございました。
返信ありがとうございます。
「 教授会での投票 」 ということは、何か裏取引のようなものも存在するような気もしますが、公平な選考になるようなシステムか疑問です。
先生方、いろいろ教えていただき、ありがとうございました。
タイトル | 歯学博士と歯科医師の違いは何ですか? |
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質問者 | VISPAMENTEさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
その他(歯科医師関連) その他(その他) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。