歯石除去や研磨で歯の表面がえぐれるように削れることはありますか?

相談者: にゃんごさん (35歳:女性)
投稿日時:2010-05-19 05:45:35
こんにちは。
初めて相談させていただきます。

3月に右上1番の歯の治療をしました。

黒ずんできた根幹治療後の歯を削って、セラミックをかぶせるというものです。

その際左右1番の歯先に白く変色した部分があり、両歯とも削ることにしました。
永久歯が生える際に抗生物質を服用したために、変色部分ができたのだろうと言われました)

すべて治療が終わった後、歯科衛生士による歯石除去・研磨をしてもらいました。
その際1歳の娘をお腹に乗せていて、衛生士さんも急いでいました。

その直後から左上1番のざらつき感があり、そのうち消えるだろうと思っていましたがずっと変わりませんでした。

3週間後、明るい鏡でよく見てみると、歯の中央辺りがえぐれるように削れていることに気づきました。

すぐに受診しましたが、担当医師は

「自分は研磨後確認してないから・・・でも変わった削れ方ですね。」

と言って表面を埋めました。

自分も嫌な思いをするのが嫌で、それ以上原因追求しませんでした。

しかし表面を埋めた後もこれまでのつるつる感とはほど遠く、いつも汚れが付着しているような感触があり、とても悲しくなります。

担当医師はへらへら笑ってごまかしているような感じもあり、信頼できません。
院長先生にも同席してもらって話をした方がいいのでしょうか。

このような経過で、歯の表面が削れたのは歯先の変色部分を削った時か、歯石除去・研磨の時以外考えられません。
でも研磨により歯の表面がえぐれるように削られることはあるでしょうか?

また、表面を埋める以外に有効な治療方法はありますか?

長文になってしまい申し訳ありません。
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-05-19 06:12:13
にゃんごさま、おはようございます。

歯科衛生士に除石と研摩をしてもらった後、歯の中央が削れているのに気付いてびっくりなさったのですね。

スケーリングする時に歯根面が多少削れることがあっても、肉眼でわかるほど削れることはないと思います。

実際に拝見したわけではないので、どのように削れているか判りませんが、もしかすると楔状欠損なのかもしれません。

歯磨剤を使ってゴシゴシ歯を磨いてはいませんか、歯ブラシが開いてしまうようなことはありませんか。

思い当たるようなことがあれば、楔状欠損の可能性もあります、磨き癖を調べれば判ると思います。

もし歯のエナメル質の部分であれば楔状欠損ではないと思います、またスケーリングでも削れることは無いでしょう。

>しかし表面を埋めた後もこれまでのつるつる感とはほど遠く、いつも汚れが付着しているような感触があり、とても悲しくなります。

仰るような状況なら悲しくなってしまいますね、詰めなおしをすればきれいになると思います。

納得出来ないようであれば、他のDrの意見を聞いてみられるのもいいと思います、参考になれば幸いです。

楔状欠損 http://yamadashika.jp/prevent08.html#a013

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-05-19 08:44:31
ご相談ありがとうございます。

歯石取で歯の中央が削れることは、まず考えられないことです。

というのは、歯石を取る場所は歯の根元の歯肉に近いところだからです。

歯科衛生士PMTCと称して、歯の表面を研磨することもありますが、ふつうはえぐれるほど削れることも普通はありません。

その部分にも歯の先部分と同じような弱くなっていたら、ごくまれにえぐれてしまうこともあるかもしれません。



しかし、ご心配ありません。
その部分はとても丈夫ですから、対策がいくつがあります。
でも一番目立つ前歯ですから、とても慎重さが必要です。

もしごく軽い傷であれば、丁寧に研磨すればなだらかになります。
ただ、健康な部分との境目をなだらかにしますから、結構高い技術がないときれいにはなりにくい、デリケートな処置となります。


次に、山田先生の説明通り、もう一度プラスチックのCRで詰め直して、きれいに研磨する方法です。
これも丁寧にすれば、なだらかになり、汚れにくくなります。
ただ、これも以外に高度な技術が必要です。



ちなみに、研磨というと、ピカピカ、つるつる、すべすべ、になるとだけお考えの方が普通だと思いますが、実は顕微鏡的には歯の表面を削っていることを知っていただきたいと思います。

歯石をとるときには、誤って歯の根の表面に深い傷を無数に付けたり、歯肉を無用に傷つけたり、など、取り返しのつかない危険がいつもあると思ってください。


もし前歯はきれいにしたいと同時に、一生歯を残したいならば、治療でよくすることも大事ですが、治療に伴うリスクを十分に説明受けてから、ご自分で治療を選択することも重要です。

安易な、歯石取りや、漫然としたクリーニングにはリスクもあることを知っていただくいい機会だったと思います。


今回のことはたしかに悲しい出来事だったと思います。
しかし、歯の表面だけで済んだことを聞くと、とても軽く済んで、超ラッキーと私には思えます。

これから歯科のことをいろいろと良く知っていただけるチャンスであったと私は思います。

きっと比較的簡単に良くなると思います。
大丈夫です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にゃんごさん
返信日時:2010-05-24 22:17:45
山田先生、さがら先生、早々のご回答ありがとうございました。

自分の磨き癖は少々強いものの、楔状欠損になるほどではないと思います。
歯磨材は仕上げの時に少し使っていました。

今回の原因はよくわかりませんが、この前歯の対策はありそうなので、もう一度受診してきれいにしてもらいたいと思います。

そしてもっと歯のことを勉強しようと思いました。

ありがとうございました。



タイトル 歯石除去や研磨で歯の表面がえぐれるように削れることはありますか?
質問者 にゃんごさん
地域 神奈川
年齢 35歳
性別 女性
職業 会社員(事務系)
カテゴリ 歯の異常・トラブルその他
歯医者への不信感
スケーリング(歯石取り)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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