妊娠中に歯根端切除や抜歯を行うと胎児への影響はありますか?
相談者:
cocoえりさん (34歳:女性)
投稿日時:2010-06-03 22:33:05
⇒参考:前回の相談
根管治療中、「根の先の生きているお肉を突き刺す」って?
以下の質問へのご回答をどうぞよろしくお願いします。
?
根管治療済の歯になんらかのトラブルが起こった場合の治療は、もちろん場合によるでしょうが、一般的にまず根治→ダメなら歯根切除→それでもダメな場合抜歯という解釈でよろしいでしょうか?
?
例えば、妊娠中に歯根切除や抜歯が必要になった場合、安定期であれば一応可能なんですよね?
安定期であれば、胎児への影響はほとんどないと解釈しています。
もちろん100%ではないでしょうが、高確率で影響がないと考えてよろしいでしょうか?
?
歯根切除や抜歯をどうしても早急に、妊娠初期や後期にやらざるを得なかった場合、胎児への影響があった例等あるのでしょうか?
?
妊娠中、歯根切除や抜歯が必要と判断されても、程度によっては出産後まで待つことができるケースも多いのでしょうか?
素朴な疑問をそのまま投げさせていただき、変な質問ですみません。
「こんなケースを見たり聞いたりしたことがある」みたいな感じで結構ですので、ご回答いただければ幸いです。
根管治療中、「根の先の生きているお肉を突き刺す」って?
以下の質問へのご回答をどうぞよろしくお願いします。
?
根管治療済の歯になんらかのトラブルが起こった場合の治療は、もちろん場合によるでしょうが、一般的にまず根治→ダメなら歯根切除→それでもダメな場合抜歯という解釈でよろしいでしょうか?
?
例えば、妊娠中に歯根切除や抜歯が必要になった場合、安定期であれば一応可能なんですよね?
安定期であれば、胎児への影響はほとんどないと解釈しています。
もちろん100%ではないでしょうが、高確率で影響がないと考えてよろしいでしょうか?
?
歯根切除や抜歯をどうしても早急に、妊娠初期や後期にやらざるを得なかった場合、胎児への影響があった例等あるのでしょうか?
?
妊娠中、歯根切除や抜歯が必要と判断されても、程度によっては出産後まで待つことができるケースも多いのでしょうか?
素朴な疑問をそのまま投げさせていただき、変な質問ですみません。
「こんなケースを見たり聞いたりしたことがある」みたいな感じで結構ですので、ご回答いただければ幸いです。
回答1
回答日時:2010-06-04 00:56:00
こんばんは。
?、?についてはその解釈で良いと思いますよ。
?については聞いたことはありませんし、今後も聞くことはないと思います。
歯科治療に限らずあらゆることに言えますが、胎児に何かが発症したとしても、それは何もしない場合にも起きる可能性のあるものばかりですので、そのイベント(この場合は歯根端切除手術や抜歯)との関連性を科学的に裏付けることが通常不可能だからです。
テトラサイクリン歯みたいに、関連が裏付けられるものもありますけどね。
?について、↑ということですのでまずどんな歯科治療でも行っておそらく大丈夫なのですが、万が一、後で「もしかしてアレが悪かったかも・・」となっては大変ですので、緊急性がなければ先送りするのが一般的かと思います。
症状次第といったところですね。
お大事にどうぞ。
?、?についてはその解釈で良いと思いますよ。
?については聞いたことはありませんし、今後も聞くことはないと思います。
歯科治療に限らずあらゆることに言えますが、胎児に何かが発症したとしても、それは何もしない場合にも起きる可能性のあるものばかりですので、そのイベント(この場合は歯根端切除手術や抜歯)との関連性を科学的に裏付けることが通常不可能だからです。
テトラサイクリン歯みたいに、関連が裏付けられるものもありますけどね。
?について、↑ということですのでまずどんな歯科治療でも行っておそらく大丈夫なのですが、万が一、後で「もしかしてアレが悪かったかも・・」となっては大変ですので、緊急性がなければ先送りするのが一般的かと思います。
症状次第といったところですね。
お大事にどうぞ。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2010-06-04 05:48:03
cocoえりさまおはようございます。
>?
意図的再植も考えます。
>?
そのように考えていただいていいと思います。
>?
妊娠初期にはとりあえず避けることを考えます、後期なら場合によってはする場合があります、しかし臨床は個別対応なのでそのときそのときによってどうするか考えるでしょう、ひと括りには出来ません。
>?
臨床は個別対応と考えています。
以上私見です。
意図的再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=189
>?
意図的再植も考えます。
>?
そのように考えていただいていいと思います。
>?
妊娠初期にはとりあえず避けることを考えます、後期なら場合によってはする場合があります、しかし臨床は個別対応なのでそのときそのときによってどうするか考えるでしょう、ひと括りには出来ません。
>?
臨床は個別対応と考えています。
以上私見です。
意図的再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=189
回答3
横山歯科クリニック(岡山県備前市)の横山です。
回答日時:2010-06-04 17:00:59
こんにちは。
妊娠16週以降の妊娠安定期においては、比較的安全に外科治療を行うことができる時期とされています。
この時期の簡単な抜歯や、妊娠エプーリスの切除などは問題なく可能ですが、炎症を伴わない難抜歯や、インプラント治療など緊急性のないものは行うのは避けるべきでしょう。
妊娠初期は、骨折や急性顎炎などよほどの緊急性がない限り、口腔外科処置は避けるべきでしょう。
しかしながら、迅速に対応しなければ症状の重症化を招くような疾患に遭遇した場合は、速やかに適切な対応をしなければなりません。
診断を付けるためにはX線写真撮影が不可欠ですし、症状緩和のための投薬も必要となるかもしれません。
また、膿瘍形成などには、浸潤麻酔を用いた切開術が必要かもしれません。
妊娠後期〜末期(7ヶ月以降)には、胎児もかなり大きくなり、妊娠子宮によって不用意に仰臥位をとると大静脈が圧迫されることにより、血圧低下、動悸、悪心などを引き起こす「仰臥位低血圧症候群」をきたすことがあり、外科治療のみでなく歯科治療全般に注意が必要となります。
とりわけ口腔外科の観血的処置では、健常な患者でも術中の気分不良やショックなどの偶発症を引き起こしやすい治療であることを念頭において治療を進めなければなりません。
こうした偶発症を予防または早期発見するためには、不用意に仰臥位をとらず半座位で治療すべきです。
治療中は妊婦の顔色などバイタルサインに注意を払う必要があります。
もっとも大切なことは、妊娠末期に治療を行う場合には、その治療の必要性ならびにその治療の危険性を患者に十分説明した上で同意を得て行うべきだということです。
お大事に。
妊娠16週以降の妊娠安定期においては、比較的安全に外科治療を行うことができる時期とされています。
この時期の簡単な抜歯や、妊娠エプーリスの切除などは問題なく可能ですが、炎症を伴わない難抜歯や、インプラント治療など緊急性のないものは行うのは避けるべきでしょう。
妊娠初期は、骨折や急性顎炎などよほどの緊急性がない限り、口腔外科処置は避けるべきでしょう。
しかしながら、迅速に対応しなければ症状の重症化を招くような疾患に遭遇した場合は、速やかに適切な対応をしなければなりません。
診断を付けるためにはX線写真撮影が不可欠ですし、症状緩和のための投薬も必要となるかもしれません。
また、膿瘍形成などには、浸潤麻酔を用いた切開術が必要かもしれません。
妊娠後期〜末期(7ヶ月以降)には、胎児もかなり大きくなり、妊娠子宮によって不用意に仰臥位をとると大静脈が圧迫されることにより、血圧低下、動悸、悪心などを引き起こす「仰臥位低血圧症候群」をきたすことがあり、外科治療のみでなく歯科治療全般に注意が必要となります。
とりわけ口腔外科の観血的処置では、健常な患者でも術中の気分不良やショックなどの偶発症を引き起こしやすい治療であることを念頭において治療を進めなければなりません。
こうした偶発症を予防または早期発見するためには、不用意に仰臥位をとらず半座位で治療すべきです。
治療中は妊婦の顔色などバイタルサインに注意を払う必要があります。
もっとも大切なことは、妊娠末期に治療を行う場合には、その治療の必要性ならびにその治療の危険性を患者に十分説明した上で同意を得て行うべきだということです。
お大事に。
回答4
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2010-06-04 18:18:03
cocoえり さん、こんにちは。
?はそれで良いと思います。
?に関しては私は妊娠中は緊急性がない限り外科処置は行いません。
理由としてはアクシデントが起きた時に対応がしにくいあるいはできないことがあります。
外科処置というのは偶発症を考えて行わなければなりません。
また感染予防やレントゲンの制限もその理由になります。
?に関してはほとんどないと思いますが行う歯科医師は非常に少ないと思いますし、患者さんも避けたいというのが実情だと思います。
?これが多いと思います。
私も原則としてこの方針です。
参考になれば幸いです。
?はそれで良いと思います。
?に関しては私は妊娠中は緊急性がない限り外科処置は行いません。
理由としてはアクシデントが起きた時に対応がしにくいあるいはできないことがあります。
外科処置というのは偶発症を考えて行わなければなりません。
また感染予防やレントゲンの制限もその理由になります。
?に関してはほとんどないと思いますが行う歯科医師は非常に少ないと思いますし、患者さんも避けたいというのが実情だと思います。
?これが多いと思います。
私も原則としてこの方針です。
参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
cocoえりさん
返信日時:2010-06-05 14:59:50
タイトル | 妊娠中に歯根端切除や抜歯を行うと胎児への影響はありますか? |
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質問者 | cocoえりさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯が抜けた・抜く予定 その他 歯根端切除術 妊娠中の歯科治療 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。