歯科衛生士です、カリエスリスク検査について
相談者:
はnaこさん (22歳:女性)
投稿日時:2010-06-03 17:04:48
歯科衛生士です。
私の勤務する歯科医院では最近カリエスリスク検査を導入しまし
た。
検査内容は以下の8項目です。
?カリオスタット
?唾液のpH
?唾液の緩衝能
?唾液の量
?DMF
?フッ素の使用状況
?飲食の回数
?プラーク量
ここで質問なのですが、
?検査結果をもとに、定期健診・フッ素塗布の間隔を決めたいと思うのですが、この検査で結果がこのレベルだと何カ月おき‥など、どの検査の結果を基準にしたら良いのでしょうか?
?唾液の緩衝能とカリオスタットの結果を改善する為には何をしたら良いのでしょうか?
?リスク検査は何カ月おきに実施するべきなのでしょうか?
質問数が多くなってしまいましたが、宜しくお願い致します。
私の勤務する歯科医院では最近カリエスリスク検査を導入しまし
た。
検査内容は以下の8項目です。
?カリオスタット
?唾液のpH
?唾液の緩衝能
?唾液の量
?DMF
?フッ素の使用状況
?飲食の回数
?プラーク量
ここで質問なのですが、
?検査結果をもとに、定期健診・フッ素塗布の間隔を決めたいと思うのですが、この検査で結果がこのレベルだと何カ月おき‥など、どの検査の結果を基準にしたら良いのでしょうか?
?唾液の緩衝能とカリオスタットの結果を改善する為には何をしたら良いのでしょうか?
?リスク検査は何カ月おきに実施するべきなのでしょうか?
質問数が多くなってしまいましたが、宜しくお願い致します。
回答1
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2010-06-03 23:05:59
はnaこさん、今晩は。
カリエスリスク検査とは?
どういった患者さんに適用すべきか?
どのように行うのか?
その結果を、治療や予防にどのように生かしていくのか?
プロなら、患者さんに実際に使用する前に、まず本などで勉強しましょう。
何冊かの本を読んでそれでもわからないことがあれば、もう一度お聞きください。
カリエスリスク検査とは?
どういった患者さんに適用すべきか?
どのように行うのか?
その結果を、治療や予防にどのように生かしていくのか?
プロなら、患者さんに実際に使用する前に、まず本などで勉強しましょう。
何冊かの本を読んでそれでもわからないことがあれば、もう一度お聞きください。
回答2
回答日時:2010-06-03 23:27:44
こんばんは。
何がしたくて導入されたんでしょう。
「目的のために手段がある」と思うのですが・・・。
ちょっと本末転倒のような気もします。
まぁ「形から入って試行錯誤」というのも良いんですけどね。
結果からどういうことがいえるのかは、それぞれの説明書なりに書かれていると思うので、それと実際に診察した結果を組み合わせて、その患者さんにあったアドバイスをするなり、メンテナンスプログラムを提案することが大切なことだと思います。
患者さんの層や、キャラクターというのもありますから、画一的にするのは難しいと思いますよ。
あ、あと「生活習慣」という画一化しえない要素が入ってくるのでなおさらですね。
・・・と、思ったことだけ書かせてもらいました(^^)
何がしたくて導入されたんでしょう。
「目的のために手段がある」と思うのですが・・・。
ちょっと本末転倒のような気もします。
まぁ「形から入って試行錯誤」というのも良いんですけどね。
結果からどういうことがいえるのかは、それぞれの説明書なりに書かれていると思うので、それと実際に診察した結果を組み合わせて、その患者さんにあったアドバイスをするなり、メンテナンスプログラムを提案することが大切なことだと思います。
患者さんの層や、キャラクターというのもありますから、画一的にするのは難しいと思いますよ。
あ、あと「生活習慣」という画一化しえない要素が入ってくるのでなおさらですね。
・・・と、思ったことだけ書かせてもらいました(^^)
回答3
回答4
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2010-06-04 06:23:16
はnaこさまおはようございます。
個人的にはカリエスリスクの診断は、患者さんに対する丁寧なインタビューとお口の中の注意深い観察が出来るようになれば、自ずとできるようになります。
もちろん種々のキットは存在しますしそれなりに説得力については無いわけではありませんが、それより患者さんのお口の中という切り口で患者さんを理解する力量のほうが重要だと思います。
カリエスは御存知のように蔗糖によって形成されるプラークと歯磨き技術が重要な役割を持っています。
どちらも患者さんが毎日日常的に行っていることです、むし歯が出来てしまったということはこれらのなかに何らかの原因が潜んでいます。
またお菓子の食べすぎに至っているということは、患者さんがお菓子を食べざるを得なくなっている状況があることを示しています。
このように至った原因は様々です、そのことを抜きにしてお菓子指導をしても意味はありません。
患者さんの心の中にまで踏み込んだかかわりが出来なければ行動の変容には至らないと思います。
このようなかかわり方をするには時間も必要です、じっくり時間をかけて色々な場面から患者さんとのつながりを作り上げていくことが必要です。
そのようなつながりが出来ていない時に指導をしたところで、患者さんは判ってはいるけどそんなことは出来ないと考えるでしょう。
カリエスリスクの結果を示して指導を幾らしたところで人間関係が出来ていなければむし歯予防には繋がりにくいと思います。
したがってフッ素に頼ったむし歯予防にならざるを得なくなっているように思います。
結局指導者の人間理解力を高めていくことが有効な指導力に繋がってくると考えています。
参考になれば幸いです。
個人的にはカリエスリスクの診断は、患者さんに対する丁寧なインタビューとお口の中の注意深い観察が出来るようになれば、自ずとできるようになります。
もちろん種々のキットは存在しますしそれなりに説得力については無いわけではありませんが、それより患者さんのお口の中という切り口で患者さんを理解する力量のほうが重要だと思います。
カリエスは御存知のように蔗糖によって形成されるプラークと歯磨き技術が重要な役割を持っています。
どちらも患者さんが毎日日常的に行っていることです、むし歯が出来てしまったということはこれらのなかに何らかの原因が潜んでいます。
またお菓子の食べすぎに至っているということは、患者さんがお菓子を食べざるを得なくなっている状況があることを示しています。
このように至った原因は様々です、そのことを抜きにしてお菓子指導をしても意味はありません。
患者さんの心の中にまで踏み込んだかかわりが出来なければ行動の変容には至らないと思います。
このようなかかわり方をするには時間も必要です、じっくり時間をかけて色々な場面から患者さんとのつながりを作り上げていくことが必要です。
そのようなつながりが出来ていない時に指導をしたところで、患者さんは判ってはいるけどそんなことは出来ないと考えるでしょう。
カリエスリスクの結果を示して指導を幾らしたところで人間関係が出来ていなければむし歯予防には繋がりにくいと思います。
したがってフッ素に頼ったむし歯予防にならざるを得なくなっているように思います。
結局指導者の人間理解力を高めていくことが有効な指導力に繋がってくると考えています。
参考になれば幸いです。
回答5
大野歯科医院(群馬県前橋市)の大野です。
回答日時:2010-06-04 08:41:32
リスク検査にもいろいろ会って、それぞれ“個性”があり、使い分けが必要です。
検査学の考え方では、多くの検査を同時に行うことは、一見、正確に診断出来るように思いがちですが、逆に偽陽性が多くなるとされています。
リスク判定の進め方やその後の対処は、各クリニックごとに違っても良いと思います。
罹患度、という考え方です。
また同じ結果でも患者さんによって違うことになります。
はnaこさんのクリニックに来院する患者さんの層、そしてその人の口腔内の特徴などにより、各種の検査を適宜選択し、得られた結果をもとに、予防計画を立てるひつようがありますが、それにはマニュアルはありません。
とりあえず、院長先生の考え方に従うべきでしょう。
それと唾液の緩衝能の改善は、出来るとは思いません。
検査学の考え方では、多くの検査を同時に行うことは、一見、正確に診断出来るように思いがちですが、逆に偽陽性が多くなるとされています。
リスク判定の進め方やその後の対処は、各クリニックごとに違っても良いと思います。
罹患度、という考え方です。
また同じ結果でも患者さんによって違うことになります。
はnaこさんのクリニックに来院する患者さんの層、そしてその人の口腔内の特徴などにより、各種の検査を適宜選択し、得られた結果をもとに、予防計画を立てるひつようがありますが、それにはマニュアルはありません。
とりあえず、院長先生の考え方に従うべきでしょう。
それと唾液の緩衝能の改善は、出来るとは思いません。
回答6
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2010-06-04 16:15:09
いろいろとキビシイ意見が飛び交っておりますが、僕も吉岡先生の書かれた
>何がしたくて導入されたんでしょう。
>「目的のために手段がある」と思うのですが・・・。
>ちょっと本末転倒のような気もします。
に同意です。
また、
>患者さんの層や、キャラクターというのもありますから、画一的にするのは難しいと思いますよ。
ですし、大野先生の書かれているように
>各種の検査を適宜選択し、得られた結果をもとに、予防計画を立てるひつようがありますが、それにはマニュアルはありません。
だと思います。
その上で
>?検査結果をもとに、定期健診・フッ素塗布の間隔を決めたいと思うのですが、この検査で結果がこのレベルだと何カ月おき‥など、どの検査の結果を基準にしたら良いのでしょうか?
>?リスク検査は何カ月おきに実施するべきなのでしょうか?
具体的な数値を決めるのは各医院さんで違うと思います。
と、言うのも検査をしたからと言って、それが改善されるか?と言えば、それは無いですよね。
検査の結果、
どんな指導をしたか?
どんなケアをしたか?
が重要だからです。
端的に言えば、はnaこさんの技量によって変わるんですよ。
そしてそれは、はnaこさん自身が探っていくしかないような気がします。
また、患者さん自身のモチベーションやケアの仕方にもよるでしょう。
1カ月おきにやらなければダメな人もいれば、1年に1回でも十分な人もいます。
まあ、平均すれば3〜4カ月に1回くらいが目安でしょうね。
それでやってみて、間隔が長すぎるなら短くすればいいし、もっと間隔をあけた方が良いかもしれませんし。
>?唾液の緩衝能とカリオスタットの結果を改善する為には何をしたら良いのでしょうか?
大野先生と同じで唾液緩衝能は改善できるものではないと思っています。
(生まれつきのものだと思いますから)
唾液緩衝能が改善されたと言う報告は無いように思います。
(僕の勉強不足かもしれませんが)
参考にされてください。
>何がしたくて導入されたんでしょう。
>「目的のために手段がある」と思うのですが・・・。
>ちょっと本末転倒のような気もします。
に同意です。
また、
>患者さんの層や、キャラクターというのもありますから、画一的にするのは難しいと思いますよ。
ですし、大野先生の書かれているように
>各種の検査を適宜選択し、得られた結果をもとに、予防計画を立てるひつようがありますが、それにはマニュアルはありません。
だと思います。
その上で
>?検査結果をもとに、定期健診・フッ素塗布の間隔を決めたいと思うのですが、この検査で結果がこのレベルだと何カ月おき‥など、どの検査の結果を基準にしたら良いのでしょうか?
>?リスク検査は何カ月おきに実施するべきなのでしょうか?
具体的な数値を決めるのは各医院さんで違うと思います。
と、言うのも検査をしたからと言って、それが改善されるか?と言えば、それは無いですよね。
検査の結果、
どんな指導をしたか?
どんなケアをしたか?
が重要だからです。
端的に言えば、はnaこさんの技量によって変わるんですよ。
そしてそれは、はnaこさん自身が探っていくしかないような気がします。
また、患者さん自身のモチベーションやケアの仕方にもよるでしょう。
1カ月おきにやらなければダメな人もいれば、1年に1回でも十分な人もいます。
まあ、平均すれば3〜4カ月に1回くらいが目安でしょうね。
それでやってみて、間隔が長すぎるなら短くすればいいし、もっと間隔をあけた方が良いかもしれませんし。
>?唾液の緩衝能とカリオスタットの結果を改善する為には何をしたら良いのでしょうか?
大野先生と同じで唾液緩衝能は改善できるものではないと思っています。
(生まれつきのものだと思いますから)
唾液緩衝能が改善されたと言う報告は無いように思います。
(僕の勉強不足かもしれませんが)
参考にされてください。
回答7
田部歯科クリニック(名古屋市昭和区)の田部です。
回答日時:2010-06-04 16:24:59
こんにちは。
やはり、それ相当の講習会を受講された方がよろしいのでは。
院長先生御自身も受講していただき、医院全体で知識のアップを図られたらよろしいのでは。
院長先生をはじめ、勤務している衛生士の皆さんでディスカッションをして検討をしたら?
何が良いのかはご自分でお調べください。
僕も行きたいのですが、なかなか時間ができなくて・・・。
やはり、それ相当の講習会を受講された方がよろしいのでは。
院長先生御自身も受講していただき、医院全体で知識のアップを図られたらよろしいのでは。
院長先生をはじめ、勤務している衛生士の皆さんでディスカッションをして検討をしたら?
何が良いのかはご自分でお調べください。
僕も行きたいのですが、なかなか時間ができなくて・・・。
タイトル | 歯科衛生士です、カリエスリスク検査について |
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質問者 | はnaこさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 22歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯予防 予防関連 衛生士関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。