親知らずの移植ができる歯医者さんの選び方と成功する確率について

相談者: かーさん (52歳:男性)
投稿日時:2010-06-05 21:30:42
こんばんは。

左下7番目の歯が親知らずのために虫歯になり、歯茎から上が欠損し、主治医から、入れ歯ブリッジ、象牙移植、インプラントの説明を受け、次回の診察時までに決めておいてくださいと言われました。

インターネットでいろいろ調べてみた結果、象牙移植にしようと考えているのですが、現在、通っている歯科医口腔外科を標榜していませんが、親知らずの移植をまかせても大丈夫でしょうか?

わたしの親しらずは横に生えていて、今は7番目の歯がないために素人目にも抜きやすいと思えるのですが、以前は、抜くのは大変とか、神経が近いところにあるので気をつけなくてはとか、抜歯後は一週間くらい腫れて喋れないとか、いろいろ言われてきました。

まだ、7番目の歯の歯根が残っているのですが、それを抜くほうが親しらずを抜くよりも大変かもしれないと今の主治医は言っています。
また、今の主治医はインプラントが専門だからでしょうか、

「だめもとで、まず、歯の移植をやってみますか」

ともおっしゃいます。

口腔外科ではない今の歯科医で、親しらずの移植をしていいものなのか、親しらずの移植の成功率は8割とも2割とも聞いており、判断するにも迷っている状況です。

親しらずの移植に際し、施術はどのようにされるのか、時間はどれくらかかるのかなど、注意することがらも含めて、どのような歯科医で、成功率は一般にどれくらいなのか、専門的な立場からアドバイスをいただければ幸いです。

どうぞ、よろしくお願い申しあげます。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-06-06 01:48:15
かーさん

多くの選択肢から選ぶのは難しいですね。

情報が少ないので推測というより想像ですが・・・


口腔外科ではない今の歯科医で、親しらずの移植をしていいものなのか

口腔外科の標榜がなくても移植が得意な先生はいます。
標榜ではなくどれだけのケースを経験しているかが問題です。


>親しらずの移植の成功率は8割とも2割とも聞いており、判断するにも迷っている状況です

成功率に幅があるのは判定基準が一定していないからです。
インプラントと違い移植歯を規格化するのは不可能です。

移植は移植される場所の状態と移植する歯がどれだけマッチするかが問題です。
インプラントならサイズを選べますが、移植歯の大きさは決まっています。
移植される場所が移植歯より小さければ移植できません。
また移植に不向きな歯の形態もあります。
事前にCT撮影すれば移植の可否はより正確になるでしょう。


>「だめもとで、まず、歯の移植をやってみますか」
>ともおっしゃいます。

だめもと覚悟ならやってみる価値はあると思います。


>親しらずの移植に際し、施術はどのようにされるのか

歯牙移植
を参考にしてください。詳細な術式は書ききれません。


>時間はどれくらかかるのか

施術は通常1〜2時間ぐらいでしょう。
私は念のため3時間のアポイントにします。


>注意することがら

状況により移植した先生の指示に従ってください。


>どのような歯科医で成功率は一般にどれくらいなのか

判定基準によります。


ご参考まで・・・

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-06-06 02:04:48
>「だめもとで、まず、歯の移植をやってみますか」

こう言われるととても残念な気分になりがちですが、まず抜歯ありきでのお話であるわけです。

なので、例えばブリッジにするためにその両サイドの歯を削ってしまった場合には、将来的にそのブリッジに問題が出ても削った歯は元に戻りません。

しかし、歯牙移植またはインプラントを行い、運悪くこれがダメになった場合があっても、今の歯科のレベルで考えた場合にはその部分にもう一度骨を造成してインプラントが出来る場合もありますし、あるいはその時期まで削らずに済んだ両サイドの歯を使って、そこで初めてブリッジを選択するという事も考えられます。

歯牙移植やインプラントも必ずよい結果がでるとは限りません。
ブリッジも同じでしょう。

ただ将来的に長い目で見て、その1本の歯ではなくその周囲も含めた1ブロックで一番長持ちを考えてみてはいかがでしょうか。


ただ最近の傾向としては、インプラントの製品自体が良くなっていますので、歯牙移植はケースが減っています。
移植が悪いという事ではなく、平均的にインプラントのほうが成功率が高くなったからといえるでしょう。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-06-06 06:08:51
おはようございます。

口腔外科ではない今の歯科医で、親しらずの移植をしていいものなのか、

まったく関係ないと思います。

>親しらずの移植の成功率は8割とも2割とも聞いており、判断するにも迷っている状況です。

移植しようとしている部位の状況、移植しようとしている歯の状態によって変わります。
率直にどのくらいの見込みがあるのか訊ねてみてはどうでしょうか。

また、心配であればセカンドオピニオンを求めてはどうでしょうか。

参考になさってください。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-06-06 13:17:29
かー さん、こんにちは

私は口腔外科出身で移植も手がけますが、特にそれはあまり関係ないと思います。


>親しらずの移植に際し、施術はどのようにされるのか、時間はどれくらかかるのかなど、注意することがらも含めて、どのような歯科医で、成功率は一般にどれくらいなのか、専門的な立場からアドバイスをいただければ幸いです。


これはその先生によってやり方は違ってくると思いますが私はこのように行っています。


1.原因歯の抜歯(悪い歯)

2.原因歯の抜歯窩の清掃

3.親知らずの抜歯

4.抜歯した窩を親知らずにあわせて形成

5.ワイヤー(あらかじめ曲げておいた)とボンドにて固定

6.必要に応じて縫合

7.一ヶ月間固定した後移植歯の根管治療

8.根充歯冠修復


最初の手術の時間は1時間くらいですね。

成功率は統計を出していないのでわかりませんが、60から70%くらいだと思います。

参考になれば幸いです。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-06-06 22:24:30
かーさん、今晩は。

>成功率は統計を出していないのでわかりませんが、60から70%くらいだと思います。

オランダの研究で80%ぐらいだったと思います。
但し、後ろ向き研究と記憶していますが。


>移植が悪いという事ではなく、平均的にインプラントのほうが功率が高くなったからといえるでしょう。


成功の基準がまったく違うので比較にはなりません。
インプラント周囲の組織が健康に保たれていることを成功とするならば、インプラントの成功率はかなり低いです。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2010-06-07 10:25:19
そうですね…。


僕なら

 1 根管治療などをチャレンジして残す努力をする
 2 それでもダメなら抜歯→放置、移植またはインプラントを検討する

という流れになるでしょうか。

僕は「7番が必ず必要である」とは考えておらず、抜歯後放置するのも一つかと思っています。



恥ずかしながら、僕自身の移植の成功率は決して高くないので、どちらかと言うとインプラントを勧めがちですが、担当の先生が「ダメもと」でもチャレンジしてくださるのであれば、それも良いのかもしれません。

というのも、「それなりに自信が無ければ勧めない」というのが多くの歯科医の考えだと思うので…。


ただ、かーさんが成功率(と言うか、10年生存率?)にこだわるのであれば、規格化されていて、評価の基準がある程度明確にされているインプラントの方が「安心なのでは?」とは思います。
(小牧先生の基準よりかなり甘い基準で考えて)


僕の私見ですが

「(特に抜歯同時)移植の場合、骨の状態、ドナーの状態など不確定要素が多い分、規格化されたインプラントに比べ、術者の技量が大きく左右するが、成功した場合のメリットは非常に大きい」

と考えています。

参考にされてください。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2010-06-07 10:48:12
よく言われるのが、成功率と生存率です。

これは、インプラントでも同じような事が言えます。

僕のイメージだと、移植は成功率で物事が語られ、インプラントは、生存率でものごとが語られている傾向が強いと思います。

僕は、比較的移植を多く行っている歯科医師だと勝手に思っているのですが、金沢に戻ってきて約7年間で移植した歯で、予後が確認出来ている方で、生存率は相当高いと思います
(自分で抜いた記憶がないんですが、合ったような気もするので・・・)

もちろん、生存率と行っても炎症があったりするわけではありません。

これには、根管治療の精度も影響しているのだと思いますが。。

ただし、既に歯が無い状態が長く、治癒してしまっている場合には、骨削除の量を考慮して、第一選択はインプラントとしています。




タイトル 親知らずの移植ができる歯医者さんの選び方と成功する確率について
質問者 かーさん
地域 非公開
年齢 52歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:7番(第二大臼歯)
親知らずの移植
口腔外科関連
歯医者さんの探し方・見つけ方
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい

Total total   今日 今日   昨日 昨日  
現在 人が閲覧中