臨床実習中、縮合型シリコン印象材を用いる利点
相談者:
マサカツさん (25歳:男性)
投稿日時:2010-06-05 19:11:12
初めての投稿失礼いたします。
某歯科大学で、臨床実習を回っているのですが、パーシャルデンチャーの最終印象の際に、担当の先生は付加型ではなく、縮合型のシリコン印象材を使っていました。
これはなぜなんでしょうか?
一般的には付加型の方が寸法安定性が良く使われているはずなのに…
どうかよろしくお願いいたします。
某歯科大学で、臨床実習を回っているのですが、パーシャルデンチャーの最終印象の際に、担当の先生は付加型ではなく、縮合型のシリコン印象材を使っていました。
これはなぜなんでしょうか?
一般的には付加型の方が寸法安定性が良く使われているはずなのに…
どうかよろしくお願いいたします。
回答1
桜田歯科(東京都北区田端)の桜田です。
回答日時:2010-06-05 20:50:17
こんばんは
>一般的には付加型の方が寸法安定性が良く使われているはずなのに…
印象材の物性は確かに付加型の方が優れていますね。
個人的な見解になります。
私が大学にいた時は、付加型の印象材が試供品として診療室に出始めたころです。
私も、そのころは縮合型を多く使っていました。
付加型は、そのすべてが2ペーストタイプで(違う物もあるかもしれません)操作時間のコントロールが出来ないため使うことをためらっていました。
縮合型も2ペースの物が多かったのですが、キャタリストの液を使う物があり使い勝手が良かったことを記憶してます。
縮合型は疎水性であることが弱点でした。
ところが、硬組織の印象時にはマージンなどがシャープに印象出来るため、技工操作のエラーは少ないように感じました。
また、義歯の場合は、各個トレーを使い筋形成を行うためほとんどコンパウンドむき出しの印象材の薄い部分ができます。
当時の付加型はそういった印象材の薄い部分が切れてしまうことが
多かったのですが、縮合型は切れません。
最近の付加型は改良されたためか切れることもなく、シャープな印象面が得られます。
では、なぜなんでしょう?
好みの問題ではないでしょうか・・・。
現在の大学で行われている印象材を使う基礎実習では付加型になっています。
(うちの大学だけかも知れませんが他の大学はどうなんでしょうか?)
縮合型の時に多かった印象で起こるエラーは格段に少なくなっています。
つまり、使い慣れない学生さんでも、そこそこの印象が取れるわけです。
縮合型は補綴の人間からすると、玄人好みの印象材です。
なんて言っていますが、今では私も付加型です。
>一般的には付加型の方が寸法安定性が良く使われているはずなのに…
印象材の物性は確かに付加型の方が優れていますね。
個人的な見解になります。
私が大学にいた時は、付加型の印象材が試供品として診療室に出始めたころです。
私も、そのころは縮合型を多く使っていました。
付加型は、そのすべてが2ペーストタイプで(違う物もあるかもしれません)操作時間のコントロールが出来ないため使うことをためらっていました。
縮合型も2ペースの物が多かったのですが、キャタリストの液を使う物があり使い勝手が良かったことを記憶してます。
縮合型は疎水性であることが弱点でした。
ところが、硬組織の印象時にはマージンなどがシャープに印象出来るため、技工操作のエラーは少ないように感じました。
また、義歯の場合は、各個トレーを使い筋形成を行うためほとんどコンパウンドむき出しの印象材の薄い部分ができます。
当時の付加型はそういった印象材の薄い部分が切れてしまうことが
多かったのですが、縮合型は切れません。
最近の付加型は改良されたためか切れることもなく、シャープな印象面が得られます。
では、なぜなんでしょう?
好みの問題ではないでしょうか・・・。
現在の大学で行われている印象材を使う基礎実習では付加型になっています。
(うちの大学だけかも知れませんが他の大学はどうなんでしょうか?)
縮合型の時に多かった印象で起こるエラーは格段に少なくなっています。
つまり、使い慣れない学生さんでも、そこそこの印象が取れるわけです。
縮合型は補綴の人間からすると、玄人好みの印象材です。
なんて言っていますが、今では私も付加型です。
回答2
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2010-06-06 03:15:13
想像ですが。。。
付加型・縮合型という分け方よりも、単に製品によるチクソトロピーの差ではないかと思います。
ぼくの大学時代には、商品名は忘れてしまいましたがクラウンブリッジではその寸法安定性から付加型を使用しているが、デンチャーに関してはその商品のフローが良いという理由で縮合型シリコーン印象材を使用しておられる先生がおられました。
同じように疑問に思い質問した事があったので思い出しました。
寸法安定性といえば、あの頃はまだポリサルファイドラバー系(チオコールラバー系)の印象材なども現役でしたね。
すごい臭いですが・・・
実はフルデンチャーのとあるケースには未だにポリサルファイドラバーを使用する事が今でも2年に1回くらいあります。
でもどんなケースなのかはナイショです。
付加型・縮合型という分け方よりも、単に製品によるチクソトロピーの差ではないかと思います。
ぼくの大学時代には、商品名は忘れてしまいましたがクラウンブリッジではその寸法安定性から付加型を使用しているが、デンチャーに関してはその商品のフローが良いという理由で縮合型シリコーン印象材を使用しておられる先生がおられました。
同じように疑問に思い質問した事があったので思い出しました。
寸法安定性といえば、あの頃はまだポリサルファイドラバー系(チオコールラバー系)の印象材なども現役でしたね。
すごい臭いですが・・・
実はフルデンチャーのとあるケースには未だにポリサルファイドラバーを使用する事が今でも2年に1回くらいあります。
でもどんなケースなのかはナイショです。
回答3
桜田歯科(東京都北区田端)の桜田です。
回答日時:2010-06-06 09:07:00
>寸法安定性といえば、あの頃はまだポリサルファイドラバー系(チオコールラバー系)の印象材なども現役でしたね。
>すごい臭いですが・・・
患者さんの口腔内に入れた瞬間になにこれ!・・・って顔になりますよね。
ちょっとくせになる味と匂いですね。
>実はフルデンチャーのとあるケースには未だにポリサルファイドラバーを使用する事が今でも2年に1回くらいあります。
>でもどんなケースなのかはナイショです。
知りたいです。
ガム模型の製作ですか?
>すごい臭いですが・・・
患者さんの口腔内に入れた瞬間になにこれ!・・・って顔になりますよね。
ちょっとくせになる味と匂いですね。
>実はフルデンチャーのとあるケースには未だにポリサルファイドラバーを使用する事が今でも2年に1回くらいあります。
>でもどんなケースなのかはナイショです。
知りたいです。
ガム模型の製作ですか?
回答4
田部歯科クリニック(名古屋市昭和区)の田部です。
回答日時:2010-06-07 13:45:52
あなたの疑問をそのまま担当の先生にぶつけたらいかがですか?
それなりの理由があって使っていると思うので。
単に「自分の好み」という返事が来るかもしれません。
使い勝手が良いというかもしれません。
なぜかは本人しか知りませんので・・・。
それなりの理由があって使っていると思うので。
単に「自分の好み」という返事が来るかもしれません。
使い勝手が良いというかもしれません。
なぜかは本人しか知りませんので・・・。
タイトル | 臨床実習中、縮合型シリコン印象材を用いる利点 |
---|---|
質問者 | マサカツさん |
地域 | 三重 |
年齢 | 25歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 大学生・短大生・専門学生 |
カテゴリ |
補綴関連 義歯・入れ歯関連 材料・機材関連 衛・技・助その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。