[写真あり] へミセクションか、抜歯&インプラントか迷う(アメリカ)

相談者: serious Georgeさん (33歳:女性)
投稿日時:2010-06-11 02:49:30
こんにちは。
現在米国で暮らしている日本人です。

左下7番の歯に昨年7月頃痛みを感じ歯科に行ったのですが、その時は歯茎の問題として、化膿止めをもらっただけでした。

が、その後も痛みは強くなったり弱くなったりしながら続き、先週我慢できなくなり再び歯科にかかりました。

診断は左下7番の歯が、親知らずに奥から押されたため、歯茎の中で歯髄まで達した虫歯になっているとのことでした。
(親知らずは数年前に4本とも抜歯済みです。)

現在治療法として、2つの方法を提案していただいています。
(最初は?案(抜歯)のみ提案いただいたのですが、「自分の歯を残したい」と希望したところ、?案もでてきました。)

?根管治療をする。
が、この歯の奥側半分は救えないため、手前半分だけ残すことになる。

?抜歯してインプラントする。


米国では日本のようにきめ細かい治療をせず、すぐに抜きたがる、という話を聞いていたためよけいに可能であれば「自分の歯を残したい」と思いましたが、?案のように半分だけ残すことに意味があるのか、日本でこのような症状であった場合、どのような治療をされるのか、ご教示いただけると幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-06-11 05:00:47
serious Georgeさまおはようございます。

7番を抜歯してインプラントにするかヘミセクションをして半分残すか二つの提案があったわけですね。

診察したわけではないので推測にはなりますが、もし親知らずが原因で7番の遠心からむし歯になっっているのならおそらく残せそうな気もするのですが・・・・。

主治医が残せないと診断しているのなら保存するのは困難なのかもしれません。

ただ7番は樋状根の場合も有るのでこのような歯であったならヘミセクションの対象にはなりません。

抜歯せざるを得ないでしょう、この辺りもしっかり診断していただいて主治医の考えとすり合わせた上で今後の治療方針を決めていくことになると思います。

親知らず http://yamadashika.jugem.jp/?eid=391
樋状根 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1574

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-06-11 18:34:35
そうですね。

山田先生の書かれている通り「7番は樋状根の場合も有るのでこのような歯であったならヘミセクションの対象にはなりません。」です。

なので、残せる歯なのかどうかをしっかり調べてもらった方がよろしいかと思います。

また、残せない歯であっても一概にインプラントの対象とはなりません。


咬み合わせやお口全体の状態から判断が必要ですが、「抜歯後放置」というのも選択肢の一つだと思います。


参考にされてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: serious Georgeさん
返信日時:2010-06-14 22:51:27
山田先生、タイヨウ先生、早速のご回答ありがとうございます。

ご存知のとおり、アメリカでは歯医者が専門により細分化されております。
今回は、初め普通の歯医者さんで「抜歯」、次に歯髄専門医(endodontist)で「抜歯」か「ヘミセクション」の診断を頂きました。

お二人の歯医者さんとも、この歯を完全に残すことは無理とのご判断なので、それは選択肢にないと理解しております。

また、”へミセクション”という治療方法の名を教えていただいてネットで調べたところ、「抜歯を遅らすための仮治療」というようなことが書いてありました。

それであれば、抜歯をして一度で済ませてしまった方が楽で良いな、と思いますが、ヘミセクションのメリットにはどんなことがあるのでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-06-14 23:05:57
こんばんは。

私も、おそらくは、ですが、抜歯を選択するのが賢明そうな気がします。
その後インプラントがあった方が良いかは別の問題としてですが。



ヘミセクションは個人的には好きな治療法なのですが、「活きる」ケースはかなり限られてしまいますね。

メリットとしては・・ケースによるのでご説明が難しいのですが、、

例えばかなり大きめのブリッジの中間に位置する様な場合にはとても有難い存在になることがありますね。

条件とお手入れ次第では十分長く持ちます。

逆に今回の様に一番後ろに位置する場合は予後が悪いですし、中間に来る場合でも小さめのブリッジだったりするとなくても良かったりします。

あと日本では、一応健康保険でも出来ますので、「安い費用で延命出来る」と言う点で受けはいいですよね。

ですが米国や、日本でも全て自費診療で行う様な場合だとインプラントに近いコストがかかるので、リスクを較べるとインプラントに軍配が上がることが多いと思います。

基本的にはインプラントが普及するよりも前の時代の方法と理解して頂くと分かりやすいかな?と思いますよ。

しかも日本人の歯には向かないことが多いですしね、条件さえ整えばとても良い治療法なのですが、ケースをかなり選ぶということです。

参考⇒ヘミセクションの予後、成功率


お大事にどうぞ。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-06-15 06:51:31
おはようございます。

十分配慮されたヘミセクションは問題なく使えます、症例のレントゲンがあるので、覚えていればUPします。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-06-15 11:11:33
2症例とも7番ではありませんが、

画像1 2010年2月22日 右下6番、当医院でヘミセクションを行って平成17年11月クラウン装着、現在まで問題なく使えている

画像2 2010年2月15日 左下6番、他医でヘミセクションを行ってブリッジが装着してあったが支台歯根尖病巣があったので当医院で根管治療のあと2010年2月15日にブリッジをを装着した、現在のところ問題なく使えている。

画像1画像1 画像2画像2

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: serious Georgeさん
返信日時:2010-06-20 01:42:09
山田先生、渡辺先生、ご回答ありがとうございます。
お忙しい中、このように親身になって相談に乗っていただいて、とてもありがたく思っております。

ヘミセクションもケースによっては有効な治療法ということ、よくわかりました。
山田先生、ありがとうございます。

が、やはりへミセクションはリスクが高い様子、今回へミセクションをしてもまた後に抜歯の可能性が高いのであれば、痛い思いは一度だけにしたいなぁ、ということで、抜歯をすることに決めました。

色々教えていただき、とても参考になりました。
わからない中で流されての決断ではなく、情報を吟味した上で決断ができ、良かったです。

ありがとうございました。



タイトル [写真あり] へミセクションか、抜歯&インプラントか迷う(アメリカ)
質問者 serious Georgeさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定
抜歯:7番(第二大臼歯)
インプラントその他
その他(写真あり)
アメリカ(米国)
ヘミセクション(トライセクション)
回答者




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