8ヶ月の子に間違えて上の子の歯ブラシを使用してしまい心配

相談者: さっく〜さん (33歳:女性)
投稿日時:2010-06-21 09:58:55
こんにちは。
いつも歯チャンネルを見て勉強させて頂いております。

さっそく質問なんですが私は小さい頃から虫歯が多く子供には虫歯が出来ない様に細心の注意を図っておりました。
子供は二人おりまして8歳と八か月です。



上の子(8歳)の仕上げ磨きは私がしています。

甘いものもあまりあげないようにしたりキシリトールの摂取やフッ素も使ったりとしてたのですが、不覚にもこれまで乳歯1本虫歯にしてしまいました。
治療は既に済んでます。


下の子(八か月)には、上の子以上に虫歯にさせないようにミュータンス菌の侵入には気をつけ食器は別にし、手が私の口に入るものなら、すぐに石鹸で洗ったりとしてたのですが・・・


昨日、離乳食を食べた後、上の子の仕上げ磨き用歯ブラシで間違えて下の子の歯を磨いてしまいました(下の歯が二本生えてます)

最近、ガーゼで拭くのから口の中に歯ブラシを入れる訓練をやり始めた矢先だったのですが。。



ミュータンス菌は、もう既に下の子のお口の中に入ってしまったの
でしょうか?

歯ブラシは便器の水より汚いという調査結果が出た様ですが。。。虫歯菌は空気に触れると死なないのですか?
口の中に存在する菌なので、口の外に出たら生きていけないのかなと素人考えで思うのですが。


色々、虫歯菌についてインターネットで調べたのですが虫歯菌の生命力について載っているのは見つかりませんでした。
昨日の夜からショックであまり眠れませんでした。

どうか、ご教授ください。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-06-21 16:18:43
こんにちは。

うっかりされたのですね。

でも、そんな時神経質にならなくても良いと思います。

日頃の生活習慣もしっかりなさっているようです。
そこまで深く考えなくても良いと思います。


ちなみにむし歯菌は嫌気性菌といって酸素の嫌いな細菌です。
なので、歯の表面が脱灰したら、歯の中の方に進んでいきます。


僕も虫歯菌の生命力については知りません。
あしからず。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さっく〜さん
返信日時:2010-06-21 16:56:43
田部先生、さっそくの返信ありがとうございます。

そうなんです、毎日に忙しさでついうっかりして歯ブラシを間違えて
てしまいました。。(><)



虫歯菌は酸素の嫌いな細菌なんですね。

歯ブラシは、上の子が使用して4時間後だったので歯ブラシの方は乾燥してた状態だったのですが、でも細菌はいますよね。。


虫歯菌の生命力って研究されてないんでしょうか?
神経質になったらいけないって分かってはいるのですが、空気中にも誰か他人が咳とかしたら沢山の虫歯菌も含めて細菌だらけですよね。
子供を守ろうと思っても、早かれ遅かれ虫歯菌に感染してしまいますよね。


考えを改めて虫歯菌に感染しても虫歯にならない環境づくりに変えようと思います。

正しいブラッシング方法とフロスを使ったり、キシリトールの摂取やフッ素の使用、定期的な歯科検診、おやつの取り方を勉強して子供の歯を守っていきたいと思います。



ありがとうございました。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-06-21 19:19:11
>空気中にも誰か他人が咳とかしたら沢山の虫歯菌も含めて細菌だらけですよね。

そうです。


>子供を守ろうと思っても、早かれ遅かれ虫歯菌に感染してしまいますよね。

これまた、その通りです。
虫歯菌の感染を防ぐのではなくて、虫歯菌を増やさない努力をすべきです。



ミュータンス菌の侵入には気をつけ食器は別にし、手が私の口に入るものなら、すぐに石鹸で洗ったりとしてたのですが・・・

こういった行為の有効性はまったく証明されていません。

個人的にはまったく無駄だと思ってますが、それ以上に、こういった有効であるかどうかわからないこと(少なくとも優先順位が高くないこと)に注意が注がれてしまって、肝心なことがおろそかになることが問題だと思います。


たとえば、
>子供には虫歯が出来ない様に細心の注意を図っておりました。

とのことですが、
>甘いものもあまりあげないようにしたり

「あまり」では細心の注意とは言えないんじゃないでしょうか。


おそらく、むし歯予防のポイントがずれているのだと思いますので、歯科医院でよく相談していただいたほうがよろしいかと思います。

もっとも大切なのは、さっく〜さんのお子さんの状況を正確に把握することですから、個人的には、さっく〜さん自身による”(ネット等からの)勉強”はお勧めしません。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-06-22 04:41:02
さっく〜さまおはようございます。

ご自身がむし歯で苦労なさったので、お子様にはむし歯を作らないよう気をつけて育児をなさっているのですね。


ミュータンス菌口腔内の常在菌です。
したがって誰の口の中必ず定着しています、どうがんばってもミュータンス菌の感染を防ぐことは出来ません。

人類はおそらく大昔からミュータンス菌と共に共存してきていると思います、常在菌とはそういうものです。



神経質に食器は別にしたり石鹸で洗ったりした所で意味はありません、むしろそのような育児そのものが子どもさんの心理的な発育成長によくないと思います。

細かいことはあまり気にしない、もっとおおらかな育児をなさったほうが子供さんもおおらかに育つと思います。



ミュータンス菌の感染を防ぐのではなく、口腔内の総連鎖球菌に含まれるミュータンス菌の比率を下げるような食生活をなさったほうがむし歯予防には有効なことが判っています。

要するに3歳までお菓子を与えない育児をなさっておけば口腔内の総連鎖球菌中のミュータンス菌の比率が極めて低くなります、このような菌叢が一旦定着すれば容易に変わることはありません。

したがってむし歯はほとんど出来ることはありません、またこのような育児をなされば甘党にはならないのでお菓子に執着しない味覚に育ちます。

この点からもむし歯はほとんど出来ないでしょう、まだ8ヵ月ということなので十分間に合います、3歳までお菓子を与えなければむし歯になることはないと思います。
(おそらくそのような育児をなさっているようには思いますよ。)


またこのような育児方法なら仕上げ磨きも必要ではありません、肩の力を抜いておおらかな気持ちで育児をなさってください、きっと一生むし歯ゼロが可能だと思います、がんばり過ぎないということも大切ですよ。

応援しています。

むし歯を作らない子育て 
http://yamadashika.jp/prevent.html#01

むし歯ゼロ育児の事例 
http://yamadashika.jp/step.html

「はじめの一歩」育児体験集
http://yamadashika.jp/step.html
 

画像1 
0歳から食を中心とした生活習慣に留意して子育てした子ども達の口腔内細菌について
(お菓子としてのお砂糖を与えない育児をしたら口腔内のミュータンス菌の比率がが極めて少なくなり、むし歯のリスクが著しく減少したという研究結果)

画像1画像1

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さっく〜さん
返信日時:2010-06-22 10:24:31
森川先生、山田先生ご回答ありがとうございます。


そうですね〜。
上の子が虫歯になり少し神経質になっていたのかもしれません。

歯の事に執着しすぎてインターネットとにらめっこしながらの日々でしたので少しどころか、私自身が精神的におかしくなってたのかも(笑)


歯ってホント大事ですよね〜。
失って初めて気付いた事が多くて(実は先週、歯茎が腫れ歯医者へ行ったのですが、以前根管治療した根が再発したらしく、根が相当短いので保存出来ませんと言われ右下五番を抜歯したばかりす。
二件の歯医者に言われたので覚悟を決め、初めて永久歯を抜歯しました。今インプラント予定で色々情報を取り寄せてます)


山田先生の
>3歳までお菓子を与えない育児をなさっておけば口腔内の総連鎖球菌中のミュータンス菌の比率が極めて低くなります


その言葉にとても救われました。


山田先生のいつも分かりやすい説明と優しさがにじみ出る文章が好きで色々な回答読ませて頂いてます。
根の治療も得意そうですし家が近ければ子供を含めて山田先生の歯医者さんでお世話になりたい位です(笑)

研究結果の画像添付やホームページの添付もありがとうございました。



色々な情報が得られ、ホント歯チャンネルさんにはお世話になりっぱなしで、お金を払いたい位です(笑)

沢山の先生方と先生個々の情報量・迅速な対応、ほんとに素晴らしいサイトだと思います。
このサイトを作った田尾先生にも感謝してます。


本当に助かりました。
心の荷が下りました(^^)

のびのびと育て、お菓子は三歳迄は知らない育て方をしたいと思います。
ありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-06-22 12:45:04
ミュータンス菌感染を防ぐのではなく、口腔内の総連鎖球菌に含まれるミュータンス菌の比率を下げるような食生活をなさったほうがむし歯予防には有効なことが判っています。

ミュータンス菌がむし歯の原因菌のひとつであることはほぼ間違いないですが、ミュータンス菌の比率がむし歯と関係が深いかどうかは疑わしいです。
(ミュータンス菌の比率とむし歯とは相関がないといった論文も出てますので)


>山田先生の
>>3歳までお菓子を与えない育児をなさっておけば口腔内の総連鎖球菌中のミュータンス菌の比率が極めて低くなります

>その言葉にとても救われました。

大きな勘違いをされているようですが、「3歳までミュータンス菌を定着させない」といったことを提唱されている先生の考え方ですと、現時点で、さっく〜さんのお子さんの口腔内にミュータンス菌の定着が認められた場合は、(生涯?)むし歯になりやすいグループに入ってしまったことを意味します。

さっく〜さんのお子さんは、ミュータンス菌の検査をおこなっていないはずですから、「3歳までウンヌン」といった先生の考え方を採用されるのだとすると、安心はまったくできないですよ。安心するのは検査を受けてからということになります。


ちなみに、3歳前からむし歯予防に気をつけるといった考え方でしたら賛成ですが、あたかも3歳まででむし歯のなり易さは決まるといった考え方には賛成できませんね。
(もちろん根拠が乏しいからです)

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-06-22 14:28:19
き、厳しい^^;

お子さんのこととなると神経質になってしまいますかね!?


読ませて頂きましたが、あまり心配するレベルのことではないと思いますよ^^;

人は細菌と上手く共存して生きています。

お子さんは歯の為に生きていく訳ではありませんから、あまり菌のことまで心配しなくていいと思います。

絶対大丈夫ということはないですし、今回のことで虫歯になるかと言われれば限りなくゼロに近い確率と私なら説明します。



大きな虫歯で歯が無くなったとなれば生活習慣の改善まで考えられるものいいと思いますが、今回のことは少し大げさだと思いますよ。

と言うか、周りが疲れると思います^^;


今回のことは、心配しなくていいのでお子さんの仕上げ磨きをしてくださいね。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2010-06-22 18:58:26
>き、厳しい^^;
>お子さんのこととなると神経質になってしまいますかね!?

できるだけ正確にと心がけているだけです。



>読ませて頂きましたがあまり心配するレベルのことではないと思いますよ^^;

乳歯に関してのみならず、すべての治療に関して(多くの先生がそうなんですが)歯科医師自身の価値観で物事を判断しているように感じます。

よく見受ける「(最高と言うこと自体、怪しげであることはさておき)最高の治療をしたい」などというのもそうですし、「乳歯の2、3本なんてどうってことない」といったこともそうなんですが、患者さんが必ずしも「最高の治療」を求めているわけではないですし、乳歯のことを「永久歯さえ問題なければどうでもよい」と思っているわけではないと思います。

もちろん「最高の治療を受けたい」といった方にはそうしてあげればいいですし、「永久歯さえよければ」といった方には、そのように対応してあげることに異論はありません。


ただ、患者さんがみな歯科医師の価値観を受け入れるわけではありませんので、歯科医師の価値観を押し付けるのではなくて、患者さんの価値観に歯科医師が合わせて考えてあげるべきだと思います。



今回の質問のさっく〜さんのケースでは、「むし歯を1本も作りたくない」といった考えと私は解釈しました。

7〜8割で良いのなら別ですが、すべての人に対して確実にその結果を得ることは簡単ではありませんので、「のびのびと育て、お菓子は三歳迄与えないように(努力?)する」では、とても100%大丈夫とは言えない(というか程遠い)ため、あえてあのように書きました。

もし、さっく〜さんの考えが、むし歯を完璧に予防すると言うことはそう簡単なことではないということを受け入れ、ある意味、諦めたのであれば、井野先生が書かれたように、

>あまり心配するレベルのことではないと思いますよ^^;

といった指導でよろしいと思いますし、


>本当に助かりました。
>心の荷が下りました(^^)
>のびのびと育て、お菓子は三歳迄は知らない育て方をしたいと思います。

で、いいんじゃないかと思います。




タイトル 8ヶ月の子に間違えて上の子の歯ブラシを使用してしまい心配
質問者 さっく〜さん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
歯磨きに関するトラブル
その他(その他)
乳歯の虫歯(むし歯)
子供の虫歯予防
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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