上3番の歯根破折。左右1番が差し歯の場合、選択肢は義歯?インプラント?

相談者: hacchiさん (47歳:女性)
投稿日時:2010-06-22 17:02:30
右上3番についてお伺いします。

15年ほど前にさし歯にした歯で2,3日前に食事をしていたら、ポキッと音がしてその後からその歯で噛むと痛み始めました。

昨日、ある歯科を受診した結果、まだレントゲンにははっきり映っていないとのことですが、うっすらと根の部分に亀裂が見られるので、抜歯しかない、とのことでした。



その後の処置としては、

?部分入れ歯 か、?インプラント ということでした。

理由は、上1番が二本ともさし歯であるため、ブリッジでは無理、というためです。

私としては、もう年とはいえ、まだ40代だし、かなり入れ歯には抵抗があります。
かと言って、インプラントも説明を聞いただけで涙目になるほど恐怖感があり、ものすごく悩んでいます。

ただ、そこの先生もおっしゃていたのですが、必ずしもインプラントができるわけではないとのこと。

私の場合、見ただけでも顎の骨が華奢らしく、骨の状態等によってもできないかもしれないし、それは抜歯してみないとわからない、とのことでした。

「次回の予約まで部分入れ歯か、インプラントのどちらにするか考えてください」

と言われ、昨日は化のう止めの薬を注入してもらいましたが、

「やっぱりすこし出血があるようですから、たぶん折れてますね」

とのことでした。



私の場合、他にも顎関節症頭痛持ち、寝てる間に食いしばる癖があり、ものすごいこわがりで、先日も内臓の検査の際、恐怖感と痛みで過呼吸になってしまったほどです。

あと、夏には毎年ひどい夏バテで体調を大幅に崩しますが、そういう時期でもインプラント治療はできますでしょうか?

どちらにしても抜歯は免れないとして、ドリルで穴を開けて…と聞いてインプラントにはかなり恐怖心がありますが、やはりインプラントがいいでしょうか? 

部分入れ歯 か、インプラントの他に何かいい方法はないものでしょうか?



あと、そこの歯科はインプラント専門ではないのですが、私のようなケースでも専門医でなくても大丈夫でしょうか?

いろいろと質問ばかりで恐縮です。
どうぞよろしくお願いします。 
 


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-06-22 17:24:51
hacchiさん

悩むところですね。

文面からの推測ですが・・・

>上1番が二本ともさし歯であるため、ブリッジでは無理、というためです。

上1番が二本ともさし歯でも右上、2番・4番が正常なら右上3番のブリッジは可能だと思います。
1番もブリッジに含めるとしても、冠を外してやり直せば可能でしょう。

他にかみ合わせ歯並びの関係で出来ない可能性はありますが、他院でセカンドオピニオンを求められたらどうでしょう。


ご参考まで・・・

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-06-22 17:53:27
犬歯が欠損の時のブリッジは支台となる歯を多くしなければなりません。

耐久性に問題があるからです。

少なくとも1,2,4の支台歯が必要になります。
そうでなければ保険で作製する場合は請求できません。

1の補綴物が保険であるのか、自費であるのか、また、いつ作製したのかによって考え方が変わってくるかもしれません。

なぜなのかをお聞きになったらいかがでしょう。

それなりの理由があると思います。

もし、1が保険で2年以内に作製した物なら、補綴物維持管理料の縛りのために外すことができないと言われるかもしれません。

参考にしてください。

回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2010-06-22 19:00:53
>見ただけでも顎の骨が華奢らしく、骨の状態等によってもできないかもしれないし、それは抜歯してみないとわからない


犬歯部分ではよほどのことがない限り、抜いて見ないとわからないというほど、骨がないということは考えられません。

今は骨増成する時代ですから、しっかりとインプラントしてもらえるところを探すのがよいと私は、思います。

唇側の骨は薄いですから、歯根破折した場合は、なるべく早く抜歯したほうがよいですよですよ。
抜歯即時埋入も可能かも知れません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: hacchiさん
返信日時:2010-06-23 10:01:29
杉原先生、田部先生、松山先生、早速のご回答本当に感謝しております。

杉原先生のおっしゃる通り、逆不正咬合だったり、いろいろ治療している歯が多いので、ブリッジは勧めなかったのかもしれません。

いずれにしてもセカンドオピニオンを求める意味であと一軒は受診してみようと思います。
ありがとうございました。



田部先生のご意見も非常に参考になりました。

1番の二本のさし歯は、一番初めに入れたのはかれこれ30年ほど前で、一度はずれたのですが、中が何ともなかったので、もう一度くっつけてもらえました。
保険外診療でした。

たぶん、この1番がさし歯なので、無意識のうちに右の3番にも力がかかっていたせいで折れてしまったことを考えると、やはり慎重に治療法を考えないと、と改めて思いました。
貴重なご意見ありがとうございました。



松山先生にお答えいただいた「しっかりしたインプラントをしてくれるところ」はやはり重要のようですので、やはりセカンドオピニコンをいただくという意味も含めて、他にも診てもらおうと思いました。

あと、なるべく早く抜いたほうがいいとのお言葉でしたので、なるべく早く行きます。
本当に親身なご意見、ありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: hacchiさん
返信日時:2010-06-25 21:54:53
今日、セカンドオピニオンを求めて他の歯医者さんを受診しました。


そこの歯医者さん(以下B歯科)に診ていただいたところ、

・かぶせてある歯がぐらついていないので、抜歯はしなくてもよさそう。

・一度、かぶせ物をはずして、中の土台をはずして、亀裂を接着剤でくっつけて、またそれを戻す。

という方法でできると思う。

ということでした。


私にすれば、入れ歯インプラントも気が向かなかったので、抜歯をしなくて済む、というのは願ってもない話なのですがこういう方法は一般的なのでしょうか?


B歯科の先生いわく、

「年齢や、さし歯の入れてきた年数から見ても根の長さは十分あるので、これを抜いてしまうのはもったいない」

というのです。

こういう方法が特に問題ないのであればこのB歯科の先生にお願いしたいと思っているのですが、いかがなものでしょうか?

よろしくお願いします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-06-26 09:57:07
ナルホド…。

>亀裂を接着剤でくっつけて、またそれを戻す。


意図的歯牙再植法

でしょうかね?

または「口腔外接着修復」と言う方法でしょうか。


いずれにしても一般的な方法ではありません。
(出来る先生が限られていると言う意味)


B歯科の先生が「出来る」とおっしゃられているのであれば、チャレンジングケースかもしれませんが、お任せしてもよろしいのではないでしょうか?

上記の参考ページにも書かれているように「これでダメなら後はもう抜歯しか残されていません」から、最後の悪あがきとしてされるのであれば、良いと思います。

ただし、その後の治療は健康保険の適応にはならないと思いますので、費用面についても再度、担当の先生としっかり相談される事をお勧めいたします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: hacchiさん
返信日時:2010-06-27 15:36:22
タイヨウ先生 殿

先生のおっしゃるように最後のかけだと思ってB歯科にお願いしてみることにしました。

費用面のアドバイスもありがとうございました。

治療する前に、もう一度確認します。

先生方のご意見、本当に感謝しております。

自分なりに納得して治療が受けられます。
お世話になりました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: hacchiさん
返信日時:2010-06-29 17:40:29
何度も申し訳ありません。

今日、抜かずにできる、とおっしゃったB歯科に行き、かぶせてある歯と、中の金属の土台もはずしてもらいました。

やはり、縦に割れていて(ファイバースコープで見せてくれました。)、はずした後、亀裂に接着材をつけ、今度はファイバーの土台を入れてもらいました。

その際、中に詰めてあるピンクの薬が悪く(?)なっているのでそれもとり、違うものを入れたようです。
その後は、型をとり、仮歯をいれてもらいました。

ただ、そこで心配なことを言われました。

『歯と、歯茎の間に細長く深い穴が開いている』というのです。

原因は、たぶん歯の根に亀裂が入ったときにできたのだろう、ということでした。


今日は、その穴に薬を入れて終わりだったのですが、2〜3週間様子を見てそのまま治る場合もあるし、治らない場合は歯茎を切開して中を見てみないとわからない、と言われました。

”最悪、抜歯もありうる。”とも言われました。

私としては、抜歯はしなくて済む、というので、決死の覚悟でこちらの先生にお願いすることにしたのですが、今日になってそんなことも言われて泣きたくなりました。

あと、ささいなことかもしれないのですが、設備の問題も気になります。

最新がベスト、とは限らないとしても、麻酔が昔の注射式でものすごく痛かったし、レントゲンが3センチ角ぐらいの小さな写真を目をこらして見ているのです。(デジタルではなく)


それに、途中何度もスタッフの女性たちを叱りつけたり、細かい作業の時は必ずスタッフに”これでいいと思うか?”とか、”こうか?”などと確認しながらやっていました。


今後の治療を思うと不安でしょうがありません。
やはり、無理な治療だったのでしょうか?

あと、こういう歯医者さんてどう思われますでしょうか?
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-06-29 17:56:36
そうですか。
口腔外接着修復をされたのですね。

>私としては、抜歯はしなくて済む、というので、決死の覚悟でこちらの先生にお願いすることにしたのですが、今日になってそんなことも言われて泣きたくなりました。

>今後の治療を思うと不安でしょうがありません。やはり、無理な治療だったのでしょうか?


回答4でも書かせていただいた通り「チャレンジングケース」である以上、上手く行かなかったとしても仕方がない事(と言うか、それを認識した上で)として治療を受けられたと判断しますが…。




>こういう歯医者さんてどう思われますでしょうか?

麻酔が昔の注射式

ウチも注射式ですよ。
(電動も持ってますけど…)


レントゲンが3センチ角ぐらいの小さな写真を目をこらして見ているのです。(デジタルではなく)

ウチもデンタルはアナログです。


>細かい作業の時は必ずスタッフに”これでいいと思うか?”とか、”こうか?”などと確認しながらやっていました。

僕もチッコロ(衛生士)に確認を取りながら治療を進めます。
1方向からではなく、いろんな方向から、そして、2つの目で見るよりも4つの目で見た方が間違いが少なくなるからです。


まあ、スタッフを叱ったりはしませんけどね…。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2010-06-29 18:36:23
hacchiさん

>”最悪、抜歯もありうる。”とも言われました。


お気持ちは察しますが、落ち着いてください。

タイヨウ先生が

>B歯科の先生が「出来る」とおっしゃられているのであれば、チャレンジングケースかもしれませんが、お任せしてもよろしいのではないでしょうか?

>上記の参考ページにも書かれているように「これでダメなら後はもう抜歯しか残されていません」から、最後の悪あがきとしてされるのであれば、良いと思います。

と書かれているようにダメモトです。
レントゲンで確認していても実際とは違うことは多々あります。


>やはり、無理な治療だったのでしょうか?

まだ最終結果は出ていませんが
>先生のおっしゃるように最後のかけだと思ってB歯科にお願いしてみることにしました。
賭けですから・・・


>あと、こういう歯医者さんてどう思われますでしょうか?

すみません、うちも昔から使っている注射器ですし、レントゲンもデジタルではありません。

スタッフを叱りませんが、叱られます。材料が変更になったらしばらくはマニュアルを確認しながら進めます。


賭けに勝たれることをお祈りしています。


・・・タイヨウ先生とかぶってしまいました。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2010-06-29 18:50:38
こんにちは、

>”最悪、抜歯もありうる。”とも言われました。

医療に100%はないですからね^^;
ただ現時点であまり心配しなくていいと思いますよ。

最悪のことを先生はおっしゃられたのだと思いますし、現時点での予後は未知数なので今そんなに不安になることはないと思います。


しかし、確実を保障するものも何処にもないことはご理解ください^^;


まあ何かあると次々不安要素が生まれるものですが(笑)

私もタイヨウ先生、杉原先生と同じで、麻酔はアナログのものしかありません。
電動より私はこちらの方が無痛的に麻酔をすることが出来るので^^


小さなレントゲンは特に気にしなくていいと思いますが。。。


>細かい作業の時は必ずスタッフに”これでいいと思うか?”とか、”こうか?”などと確認しながらやっていました。

これはちょっと不安になりますね。
タイヨウ先生、の所は特殊な歯科医院ですからね^^;

 
接着修復は私も講義を聞きに行きましたが、インストラクターの先生も着手料金と成功報酬を分けて貰っていると話されていましたが、慣れると成功率は高いようですよ^^

参考:http://eedental.fine.to/eeblog/2010/03/post-69.html


私の感想としては究極の延命治療という感じがしました、ただ持つ場合は10年近く持っているものもあるそうです。


今は触らず、不安にならず、「そおっ〜と」しておいてください^^

おだいじに
 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: hacchiさん
返信日時:2010-06-30 09:05:35
タイヨウ先生、杉浦先生、井野先生、

返信ありがとうございます。

そうですね。

タイヨウ先生のおっしゃっている通り、「チャレンジングケース」だと割り切って受診したつもりではいても、B歯科の先生の、”抜歯はしなくていいと思いますよ。”の言葉にかすかな望みを持っていたので、心の底では割り切れていなかったのだと思います。



井野先生の、”確実を保障するものも何処にもない”というお言葉もそういうものなのですね。

歯医者の設備も、メリット、デメリットがあるようなので、それは気にしなくてもいいのですね。
ほっとしました。


全く自分の話になりますが、私の母も私以上に歯が悪いのですが、私が小さいころから母が自宅で商売をやっていて、母自身も歯医者に行く余裕がなく、虫歯にコンジ水や正露丸をつめて痛みを我慢していました。

それが普通になっていた母は、私が虫歯になっても同じように歯医者につれていくことはせず、私一人で歯医者に行ける年になった小学校中学年ごろにはすでに虫歯だらけでした。

おまけにたまたま当時行った歯医者で、親にも知らされないまま、5本歯を抜かれ、歯のないまま社会人になるまですごしました。

今では、下の奥歯は全部ブリッジ、上1番の2本と、右上3番がさし歯、左上5,7番が欠損で4〜6番がブリッジ、と、どこの歯医者に行っても「歯が悪い」と言われます。

子供のころ、何度も抜歯された経験が、歯医者に対する恐怖心につながってしまったかな…、と思っています。

中学ごろからはひたすら歯を大事にしてきたつもりですが、最近、初めのころ治療したさし歯やブリッジが次々とだめになってきて、いざ作り直すことになった時、前回以上に厳しい状況にあると、改めて思わされました。

なので、今残っている歯をできるだけ残し、これ以上悪い状況を作りたくない、という思いで、相談させていただきました。

度重なる質問にも、丁寧にお答えいただき、本当にいつも感謝しております。

私のような心配症の患者にとっては、このような場があることはありがたい限りです。

井野先生の、
>医療に100%はないですからね^^;
ただ現時点であまり心配しなくていいと思いますよ。

というお言葉にもだいぶ気持ちが楽になりました。

長くなって申し訳ありません。

先生方、皆様のお気持ちに感謝しながら、残っている歯をこれまで以上に大事にしたいと思います。

あとは、次の受診まで、体調を整えて穴がふさがるのを祈っています。

ありがとうございました。



タイトル 上3番の歯根破折。左右1番が差し歯の場合、選択肢は義歯?インプラント?
質問者 hacchiさん
地域 非公開
年齢 47歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ クラウン(差し歯・被せ)その他
インプラントその他
部分入れ歯 その他
歯根破折
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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