顎関節症。左右上7番の欠損が負担となるので延長ブリッジを勧められた

相談者: はりねずみさん (35歳:女性)
投稿日時:2010-07-01 00:59:02
はじめまして。

あごの痛みが急にあり、歯医者に行ったのですが多くの先生方の意見をお聞かせいただきたく投稿させていただきました。
よろしくお願い致します。


以前から物を食べる時にあごから音が鳴っていたのですが、痛みがなく放置していました。

ある時、急に痛むようになり、歯医者に行ったところ「典型的な顎関節症」と言われました。



その時、先生から右上7番・左上7番の歯がないと言われ、私は抜いた記憶がないので、先生からは先天的にないのではないかと言われました。

その為、かみ合わせが悪くなりあごに負担がかかり、痛いのではないかとのことでした。

ない歯を補充するため、インプラント延長ブリッジ入れ歯のどれかになると言われ、この中でもあごのことを考えると「延長ブリッジ」がいいのではないかと言われました。



かみ合わせと顎関節症は今ではほぼ関係がないとのことですが、このままかみ合わせの治療を行ったほうがよいのでしょうか?

診察を行った時にレントゲンを撮ったのですが、あごには異常が見られないと言われました。

先生方、よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-07-01 01:26:35
はじめまして。

7番は大抵はなくても大丈夫派の渡辺です。

・・が、今回の場合は、ちょっと欲しい気はしますね。



顎関節症については、ほとんどの方が時間とともに身体が適応して、日常生活に支障のないレベルまで自然回復はしていくものと考えられます。

圧倒的に女性に多く、30代をピークに治療しなくても数はどんどん減っていきますから、放置しておいても大体の方は・・とは言っても良いと思います。



ですが傾向的に、確実に「悪化傾向」ということなら、少し積極的に予防を考えても良さそうな気がしますよ。

本当にごくごく一部の限られた方は、更に悪化して、日常生活に深刻な支障が出るほどの症状になる場合もあります。
確率的には相当低いはずですけどね。



この場合は、自分だったら、支える力の一番強いインプラントをファーストチョイスとしたいところなのですが、唯一で最大の問題はコストですね。
それと骨質がこの辺りはあまり良くないかも知れません。

入れ歯では全く無意味だと思いますし、延長ブリッジも利点欠点考えると欠点の方がかなり大きいと個人的には思います。



それでも今回の場合は、私でさえも、ないよりはあった方がいいかな・・出来れば欲しいな・・と、思います。



決めかねる様でしたら、顎に余計な負担をかけない様に注意しながら1ヶ月ぐらい様子を見てみて、症状の変化で判断されてはどうでしょうか?

色々な意見があると思いますので、ご参考までにして下さいね。
お大事にどうぞ。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-07-01 11:56:58
欠損部に延長ブリッジを入れても、症状は改善しないのではと思います。

そんな歯を削ってやる処置よりも、まずは顎関節治療用のマウスピースを作ってもらって装着して様子を見るほうがよいと思います。


病院の口腔外科は顎関節治療が得意なところが多いです。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-07-01 12:26:06
はりねずみさん

上田先生と同意見です。

渡辺先生の
>それでも今回の場合は、私でさえも、ないよりはあった方がいいかな・・出来れば欲しいな・・と、思います

にも同意しますが、少なくとも延長ブリッジは止めた方が良いと思います。
リスクが高いですし、不可逆的な処置は出来るだけ避けた方が良いと思います。


まずはマウスピースで様子を見て、改善されなければ次の手を考えてはどうでしょう。


ご参考まで・・・

回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-07-01 14:33:38
>以前から物を食べる時にあごから音が鳴っていたのですが、

口は開けられるのですね。

文面からの推測でしかないのですが、マウスピースの使用も、慎重に考えられた方が良いと思います。
一時的には楽になるかもしれませんが、そこから長期に使用される場合には。



様々な意見が出るはずです。
私の単なる個人的意見に過ぎませんので、一参考程度になさってください。

延長ブリッジについては、私も反対です。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-07-01 15:39:41
リスクと安全性とコストを考えると、スプリントマウスピース)を短期に使用して、症状の改善を計ったほうが良いのでは?



35年間も問題が起きていなかったわけですから、このまま7番の歯がなくとも付き合っていける可能性は高いと思います。

お大事にどうぞ。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2010-07-02 16:40:00
7を補う手段として、骨も歯も削らない義歯がベストでしょう。
同じような、多くの症例で良い結果をみています。


ただ、保険入れ歯は、やめておいたほうがいいです。

万一、効果を感じなければ、使用をやめれば、いいだけですから。
夜間の呼吸相を考えると、ぜひ7の1本義歯をお勧めします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はりねずみさん
返信日時:2010-07-03 01:44:57
渡辺先生、上田先生、杉原先生、藤森先生、大野先生、越久村先生、お忙しい所ご返答頂き、ありがとうございました。


歯の治療についてなにも知らなかったので、とても参考になりました。


まだ通院1回目で治療を開始していないのですが、今はなぜか顎の痛みが治まっているので、とりあえず歯の補充以外の方法で、様子を見てもらえるように相談しようと思います。


今までかかりつけの歯の先生がいなかったとはいえ、虫歯などで何度か歯医者に行っているのですが、1度も7番目の歯がないと言われたことはなく、とてもびっくりしました。

治療に必要ないことは教えてもらえないのでしょうか?


また、もし仮に痛みが悪化し、歯を補充することを検討した場合に越久村先生に質問なのですが、

>夜間の呼吸相を考えると、ぜひ7の1本義歯をお勧めします。

とありましたが、「骨も歯も削らない1本義歯」とは延長ブリッジと同じことなのでしょうか?

夜間の呼吸相とはどういうことでしょうか?

お手数ですがよろしくお願い致します。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2010-07-03 09:59:56
>治療に必要ないことは教えてもらえないのでしょうか?

本来はお口全体を診ているはずですが、保険中心で1日に20人30人と診ているお忙しい先生の場合、説明を省かれてしまう事はあるかもしれませんね。


>「骨も歯も削らない1本義歯」とは延長ブリッジと同じことなのでしょうか?

部分入れ歯を指していると思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はりねずみさん
返信日時:2010-07-05 22:22:18
タイヨウ先生、ご返答ありがとうございます。

担当の先生とよく話し合って、これからのことを決めたいと思います。

ありがとうございました。



タイトル 顎関節症。左右上7番の欠損が負担となるので延長ブリッジを勧められた
質問者 はりねずみさん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 延長ブリッジ・カンチレバー
顎関節症
回答者




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