上顎1番差し歯治療の過程で行われたX線撮影と、保険点数について

相談者: あさひさん (36歳:女性)
投稿日時:2010-07-15 10:30:01
どうぞよろしくお願い致します。

上の歯1番の差し歯ですが、(転倒により折れたものです)治療はもう終わって、保険適応の歯が入ったのですが、担当の歯科医に聞きづらいことが何点がありまして、質問させていただいた次第です。

1回目、レントゲン撮影をしました。
2枚です。
1枚は全部の歯が1枚の写真に写っているパノラマだと思われます。
もう1枚目は該当の前歯だけの小さなフィルムの写真でした。

歯科医師がシャーカステンで見ているところを考えると、デジタルではないと思います。

その結果、歯の根は残っていてヒビもない事が判り、形を整えて、神経を抜いて、神経の代わりになるものを入れ、それに歯を被せるような説明を受けました。

麻酔のあと、数分削りました。
そして消毒ということで削ったあとに薬品を入れ、塞がれてその日は終了しました。
1週間後に来て下さいとのことでした。

2回目、塞いでいたものを取り除き、特に炎症を起こしていないので、神経に変わるものを作るためと説明を受け、該当の歯だけのレントゲン写真を撮りました。
そして、型を取るために、ガムみたいなものを噛まされました。
その後、また歯になにか詰められて、その日は終了しました。

3回目、神経の代わりという鉛筆の芯くらいの太さの物を入れられました。
電極みたいなものをつけられ、何か検査していました。

4回目、無事に歯が入りました。


合計で3枚のレントゲン写真を撮影したわけですが、私自身はよく見えなかったので、後日病院にて撮影した写真を見ると、該当の歯の真ん中にまっすぐな棒状なものが入っていることが確認できました。


そこで、先生方にお尋ねしたいことは、

1つ目は、2回目のレントゲンは担当医によれば、神経の代わりになるものを作るのに必要だということで、撮影しましたが、これは一般的に行われることなのでしょうか?

2つ目は、1回目の写真代(画像診断という項目)に560点の保険点数が付いていましたが、2回目は40点でした。
確かに1回目は全部の歯が写る大きな写真と、該当の歯だけの写真で合計2枚でしたが、これほど違うものなのでしょうか?


先生方は、保険点数のことは専門外かもしれませんので、1つ目の質問にだけお答えただいても、嬉しいです。

もう終わったことなので、真実がどうであっても、その歯科には何も言う気はありませんが、これからまた同じ歯科に通っていいものか、その参考にしたいと思い、質問させていただいた次第です。

お忙しい中、お読みいただき、ありがとうございました。
どうか、よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-07-15 10:49:11
こんにちは。

一般的な手順で治療を受けられているように思います。

1回目は神経を取って、消毒剤を根の中に入れたのでしょう。

2回目はちょっと分かりにくいのですが、先行して歯型を採ったんでしょうかね。

3回目は、改めて電気的根管長測定をした上で、ガッタパーチャというゴム剤を根管内に埋め込んだのでしょうね。
ガッタパーチャは、確かにちょうど鉛筆の芯くらいの太さですね。
(ポストかも知れませんが、「電極みたいなもの」が引っかかります)


1つ目の質問について

パノラマでは前歯部分のピントがイマイチでよく見えません。
前歯の治療では、パノラマだけでなくデンタル(標準型)を改めて撮影することは比較的多いと思います。

2回目はしっかり根管治療を行うため、でしょうかね。
「神経の代わりになるもの」が何かによって回答が変わりそうです。

根管充填が終わったら、その状態を確認するためにデンタルを撮ることは一般的です。


2つ目の質問について

パノラマとデンタルの点数はかなり違いますね。
詳しい点数は覚えていませんが・・・ (^^;)


特に「変な感じ」は受けませんので、ご心配なく。

お大事に。

回答 回答2
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-07-15 11:06:00
吉岡先生が答えておられるので。

電極の様なものはEMR(電気的歯根長測定)ではないでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あさひさん
返信日時:2010-07-15 11:10:21
吉岡先生、お忙しいところ回答ぐださり、ありがとうございました。

先生が「神経の代わりになるもの」が何かによって回答が変わりそうです。
と仰っているので、私も何なのか知りたいのですが、担当医からの説明では「神経に変わるもの」としか説明がなく実際は何なのかは分かりませんが、後日、個人的に撮影したレントゲン写真を見ると、鉛筆の芯前後の太さのまっすぐな物体で、おそらく円柱状だと思われるものでした。
どちらかの先が膨らんでいるわけでもなく、まっすぐな棒という印象でした。

その棒状なものを作成するために、2回目にデンタルを撮影すると説明を受けたのですが、これは妥当なことなのでしょうか?

撮影後、現像も終わらないうちに診療が終わりました・・・
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あさひさん
返信日時:2010-07-15 11:14:22
細見先生、回答ありがとうございます。

返信に少し追加を書きましたので、もしよろしかったら、お二人の先生、そして他の先生方にもご意見を伺いたいと思います。
回答 回答3
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-07-15 11:21:36
>神経の代わりになるもの

私も吉岡先生の意見に同意でガタパーチャなどの根管充填材だと思います。

>その棒状なものを作成するために、2回目にデンタルを撮影すると説明を受けたのですが、これは妥当なことなのでしょうか?

ガタパーチャポイントの試適をしたのかなという感じですが、一般的に行う事です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あさひさん
返信日時:2010-07-15 11:22:24
申し訳ありません、2回目の治療ですが、デンタルを撮ったのは一番最後でした。
順序が違って申し訳ありませんでした。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-07-15 11:23:05
あさひさん

文面からの推測ですが・・・

1つ目に関して。
歯の神経を抜いた(抜髄)後、神経が通っていた管を塞ぐためにゴムのような物を充填(根管充填)します。

あさひさんが
>該当の歯の真ん中にまっすぐな棒状なものが入っていることが確認できました。
と書かれている状態です。

きちんと抜髄・根管充填するためにはレントゲンで確認します。
一般的な撮影です、というより必須です。


2つ目に関して。
大きなレントゲン写真は点数が高いです。


あさひさんが何に対して不信感を抱いているのか分かりませんが、レントゲンの被曝を気にしているのなら全く問題ありませんし、保険の不正請求もありません。

文面から推測するかぎりでは、きちんと説明もされる真面目な先生だと思います。


ですが・・・

何かあさひさんが不信感を持つ原因があると思います。
理屈ではなくても感覚的に(第一印象が悪かった、顔がきらいなタイプ、声が不快など)合わないと思うのならば転院をお勧めします。
疑い出せばきりがないので、些細なことでもこじれます。


あさひさんが心から信頼できる先生をお探しください。


ご参考まで・・・

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-07-15 11:26:06
こんにちは。

なんとなく印象からしか解らないので何ともいえませんが・・・
2回目と3回目の内容が混ざってしまっている印象があります。

まあいずれにせよ「棒状なもの」というのは恐らくはコア(土台になる部分)だと想像しています。

特に前歯の場合、コアの長さ等が成功のカギとなる時もありますので、型取り前にどのくらいの長さになりそうかの確認をレントゲンでする事は少なくありません。

またその前の段階でも、神経を取ったところに薬を詰め(根管充填)る時に加圧根充という方法をとった場合には、術後に必ずレントゲンを撮影しなくては健康保険が通りません。

そう考えると術前・術中・術後それぞれ撮影された事に問題は感じません。

>その棒状なものを作成するために、2回目にデンタルを撮影すると説明を受けたのですが、これは妥当なことなのでしょうか?

妥当どころか、むしろ術前と根管充填後のみという場合が多い中、コアの長さ・向きなどをきちんとレントゲンで確認している事を考慮したら良い先生だと思いますよ。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2010-07-15 11:52:03
そうですね…。

文面から推察すると杉原先生、田中先生の読みが正しいような気がします。


それと、個人的にはレントゲンに関して担当の先生は「しっかり確認している先生」と言うイメージです。


大まかに順位付けをすると

 1 1枚のレントゲンで全てを見抜く読像力、診断力のある先生(希少)
 2 複数のレントゲンを撮ってしっかり確認する先生
 3 (ルールで決められた)最小限のレントゲンで診断する先生
 4 レントゲンを撮らずに「勘」で勝負する先生

という事になるでしょうか(不適切な表現かもしれませんが…)。

もちろん、無意味な被曝はしない方が良いですが、有効な被曝と考えていただければよろしいのではないかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あさひさん
返信日時:2010-07-15 11:54:48
細見先生、杉原先生、田中先生、お忙しい中ありがとうございます。
感謝の気持ちでいっぱいです。

これはセカンドオピニオンに該当されると思うので、本来は保険適応外の高額な料金がかかるものを、先生方は本当に親切に教えてくださっています・・・とてもありがたい事だと感謝しています。

杉原先生は、私の一番痛いというか、本心を見ぬかれて言うのか・・・そんな回答を下さっています。

それは、

「あさひさんが何に対して不信感を抱いているのか分かりませんが」

という部分です。



私が一番不信感をいだいているのは、担当医が「神経の代わりになるものを作る為」という説明で、デンタルを撮影したところにあります。

その「神経に変わるものとは、個人差があるもので、オーダーメイドするものなのか、それとも医療用の材料としてどんな人にも使える共通なものがあるのか」ここなんですよね。

後日、個人的に撮影したX線写真では、どこか曲がっているわけでもなく、凹凸があるわけでもなく、ただのまっすぐな棒にしか見えなかったので、それを作成するために写真を撮ると説明されても、いまいち納得できない部分があったのです。

あんなまっすぐな棒を作るために、写真を撮る必要があるのかなと、それに対して不信感を持ったのです。

歯科用のレントゲンは被爆量は少ないので、必要であるのであれば何枚撮られても構わないのです。
保険点数についても、全て保険適応で治したので、3割負担で高いとは思わなかったので、それは、あまり重要ではないんです。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あさひさん
返信日時:2010-07-15 12:00:28
タイヨウ先生、お忙しい中、ありがとうございました。

その「神経の代わりになる物」を作るためにデンタルと撮って、しかも私の指でフィルムを押さえさせて・・・現像前に会計が出来上がり、私は帰ったのですが、ブレているかもしれないのに・・・といった不安もありました。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2010-07-15 12:36:01
あさひさん

不信感の原因が分かりました。


>その「神経に変わるものとは、個人差があるもので、オーダーメイドするものなのか、それとも医療用の材料としてどんな人にも使える共通なものがあるのか」ここなんですよね。


「神経に変わるもの」が諸先生方が書いておられるように「根管充填材」か「コア」かが文面からでは分かりません。

?根管充填材だとすると

根の先まで根管充填材がきちんと届いているかの判定のためにレントゲンを撮ります。
材料自体は既製品ですが、これが所定の位置まで届くように治療できたかどうかが問題です。
前歯なので根管は比較的まっすぐなので結果としてまっすぐな棒に見えてしまいます。

結果だけ見ると「こんな簡単なこと」と思われるかもしれませんが、治療の中でも最も神経を使う繊細で重要な工程です。
レントゲン撮影は必須です。


?コアだとすると

田中先生が
>特に前歯の場合、コアの長さ等が成功のカギとなる時もありますので、型取り前にどのくらいの長さになりそうかの確認をレントゲンでする事は少なくありません。
と書いておられるように必要なレントゲンです。

型を取って作っているようなので既製品ではなくオーダーメイドでだと思いますが、これも結果としては単なる「まっすぐな棒」に見えてしまします。



>あんなまっすぐな棒を作るために、写真を撮る必要があるのかなと、それに対して不信感を持ったのです。

いずれにせよ、結果のレントゲンだけ見ると「あんなまっすぐな棒」なのですが、この棒の位置・長さ・太さなどには歯科医療の叡智が詰まっています。


ご参考まで・・・

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あさひさん
返信日時:2010-07-15 13:07:49
杉原先生、早速の回答に感謝致します。

他の先生方も、お忙しい中ありがとうございました。

歯科医師には、納得するまで治療方針を聞いて、言いたいことも何でも言えるのですが、歯科医師には言えないし、聞きたいことがあっても聞きにくくて・・・

なんか歯科医師は普通のおじさんのイメージですが、歯科医師は敷居が高いというか、そんな環境で育ってきたので、ここで先生方に色々と教えて戴いて、とても感謝しています。

たくさんの先生方にとても親切にご回答いただき、ありがとうございました。
ここで出会った先生のいるような歯科をかかりつけにできたら、幸せだなと思いました。

先生方、お体にお気をつけてお過し下さいね。
真面目な歯科医師ほど働き過ぎちゃいますからね。


最後になりますが、ご回答下さった先生方と、このサイトに感謝申し上げます。
ありがとうございました。



タイトル 上顎1番差し歯治療の過程で行われたX線撮影と、保険点数について
質問者 あさひさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療その他
支台築造その他
歯医者への不信感
レントゲン写真
治療費・費用
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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