ハイブリッドインレーの縁が欠けので、担当医に咬合面の問題を説明したい
相談者:
dondon40さん (40歳:男性)
投稿日時:2010-07-23 15:26:36
金属アレルギーの為、2つの歯医者で奥歯6本ほどの詰め物をハイブリッドセラミックに交換しました。
最初の歯医者で交換した2本の歯はまったく問題なかったのですが、諸事象で別の歯医者に変えたところ、次々にふちが欠けます。
最初の欠けない歯は、舌で触ると本物の歯のような立体構造なのですが、後者の歯は、舌で触ると噛み合わせ部分の中心がへこんで、回りが高くなっているかんじです。
素人が考えても、力の分散バランスが悪く、金属疲労のように淵から欠けていると想像できます。
さて、後者の歯医者は、知り合いの為、上記説明をしようかと思っているのですが、医学的解説があるホームページがあれば、より説得力が増すと思い、質問を投稿しました。
お忙しい中、申し訳ないのですが、セラミックの噛み合わせ部分の解説ホームページなどを紹介して下さい。
最初の歯医者で交換した2本の歯はまったく問題なかったのですが、諸事象で別の歯医者に変えたところ、次々にふちが欠けます。
最初の欠けない歯は、舌で触ると本物の歯のような立体構造なのですが、後者の歯は、舌で触ると噛み合わせ部分の中心がへこんで、回りが高くなっているかんじです。
素人が考えても、力の分散バランスが悪く、金属疲労のように淵から欠けていると想像できます。
さて、後者の歯医者は、知り合いの為、上記説明をしようかと思っているのですが、医学的解説があるホームページがあれば、より説得力が増すと思い、質問を投稿しました。
お忙しい中、申し訳ないのですが、セラミックの噛み合わせ部分の解説ホームページなどを紹介して下さい。
回答1
桜桃歯科(岐阜県各務原市)の上田です。
回答日時:2010-07-23 17:19:28
セラミックには金属疲労的なものはなくて、過度な力がかかるとパシッと欠けます(飛ぶとも言います)。
物をかむ咀嚼以外に、日中、寝ているときの無意識のかみしめ、歯ぎしりなど、ものすごい力がかかる時がありますのでセラミックが飛びます。
機能的、審美的に問題がなければ、欠けたままにしておくこともあります。
欠けるのを防止するのに、寝ている間の歯ぎしりを防止するマウスピースを入れることで対処することもあります。
ご希望の解説ホームページはちょっと心当たりがありません。
物をかむ咀嚼以外に、日中、寝ているときの無意識のかみしめ、歯ぎしりなど、ものすごい力がかかる時がありますのでセラミックが飛びます。
機能的、審美的に問題がなければ、欠けたままにしておくこともあります。
欠けるのを防止するのに、寝ている間の歯ぎしりを防止するマウスピースを入れることで対処することもあります。
ご希望の解説ホームページはちょっと心当たりがありません。
相談者からの返信
相談者:
dondon40さん
返信日時:2010-07-23 20:28:52
早速の回答ありがとうございます。
それで気になっている点は、セラミックの場合は、先生の回答に当てはまると思います。
ハイブリットセラミックの場合、セラミックよりやわらかい為、かみ合わせの力点が歯のふちだった場合に、一定方法の強烈なゆがみが発生し金属疲労のように構造上の亀裂が発生し、結果として欠けるのではと推測しました。
それで気になっている点は、セラミックの場合は、先生の回答に当てはまると思います。
ハイブリットセラミックの場合、セラミックよりやわらかい為、かみ合わせの力点が歯のふちだった場合に、一定方法の強烈なゆがみが発生し金属疲労のように構造上の亀裂が発生し、結果として欠けるのではと推測しました。
回答2
回答日時:2010-07-24 00:19:34
こんばんは。
拝見してみないと分かりませんが、おそらくおっしゃることもごもっともなのだろうとは思います。
ただ、そのお知り合いの先生とのご関係がどの様なものか分かりませんが、仮にも専門教育を受けたプロフェッショナルですから、dondon40さんが説得出来るのかどうか、正直疑問ですね^^;
文面からはハイブリッドセラミックインレーの様ですが、これは扱いが非常・・に、極めて難しいです。
おそらくはdondon40さんが指摘されている点も一つのポイントなのですが、更に10倍ぐらいは注意しなくてはいけないことがあると思います。
個人的には、手間に対して得られる結果が割が合わない様に感じますので、数えるほどしか経験もありません。
しかも一般的には滅多に行うことがない自由診療(※一般的な歯科医院では、自由診療は月に数名の患者さんに対してしか行いません)ですから、熟練しておられる先生は非常に限られる様に思います。
少し資料を見たぐらいでは・・と言う気がしますよ。
お気持ちはとても理解できますが、別の方法を検討された方がいいかも知れませんね。
お大事にして下さい。
拝見してみないと分かりませんが、おそらくおっしゃることもごもっともなのだろうとは思います。
ただ、そのお知り合いの先生とのご関係がどの様なものか分かりませんが、仮にも専門教育を受けたプロフェッショナルですから、dondon40さんが説得出来るのかどうか、正直疑問ですね^^;
文面からはハイブリッドセラミックインレーの様ですが、これは扱いが非常・・に、極めて難しいです。
おそらくはdondon40さんが指摘されている点も一つのポイントなのですが、更に10倍ぐらいは注意しなくてはいけないことがあると思います。
個人的には、手間に対して得られる結果が割が合わない様に感じますので、数えるほどしか経験もありません。
しかも一般的には滅多に行うことがない自由診療(※一般的な歯科医院では、自由診療は月に数名の患者さんに対してしか行いません)ですから、熟練しておられる先生は非常に限られる様に思います。
少し資料を見たぐらいでは・・と言う気がしますよ。
お気持ちはとても理解できますが、別の方法を検討された方がいいかも知れませんね。
お大事にして下さい。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2010-07-24 06:29:29
dondon40さまおはようございます。
金属アレルギーがあってハイブリッドセラミックに変えたところ知り合いの歯科医に治してもらった所の歯の縁が欠けるわけですね。
歯が欠けるということは必ず欠ける原因があります。
素材としての強度が不足しているわけなのですがおそらく咬み合わせの具合によってハイブリッドが欠けてしまうほどの力がかかったものと考えられます。
咬み合わせの調節で防止できるものか強度を上げるため厚みを増やす事になるのかその辺りは咬合の状況を精査してみる必要があるでしょう。
その辺りの診断をすればハイブリッドでやり直せばいいのか他の素材に変更が必要なのか判断が付くように思います。
個人的には欠けてしまったことを伝えればいいと思います、参考になれば幸いです。
金属アレルギーがあってハイブリッドセラミックに変えたところ知り合いの歯科医に治してもらった所の歯の縁が欠けるわけですね。
歯が欠けるということは必ず欠ける原因があります。
素材としての強度が不足しているわけなのですがおそらく咬み合わせの具合によってハイブリッドが欠けてしまうほどの力がかかったものと考えられます。
咬み合わせの調節で防止できるものか強度を上げるため厚みを増やす事になるのかその辺りは咬合の状況を精査してみる必要があるでしょう。
その辺りの診断をすればハイブリッドでやり直せばいいのか他の素材に変更が必要なのか判断が付くように思います。
個人的には欠けてしまったことを伝えればいいと思います、参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
dondon40さん
返信日時:2010-07-26 10:35:11
渡辺先生、納得です。
2年ほど前のため記憶があいまいなのですが、まったく欠けていない2本の歯を治療して頂いた時の先生の手順と、今の先生の手順が異なっている事も気になっていたのですが納得です。
山田先生、回答ありがとうございます。
2年間で奥歯4本をハイブリッドセラミックインレーに交換したのですが、そのうち3本が欠けました。
しかし、欠けた歯の相手は、別の医院で治療したセラミックでこちらはまったくの無傷です。
また、強度を増すために厚みを増やした歯(かけた部分の厚み1.5mm)まで欠けており、このあたりからも、色々考えるようになりました。
さて、以下のページの「解剖学的形態を備えた咬合面」の専門的解説ホームページがあれば、説明できると思うのですが、お力をお貸しください。
↓
http://www.dental-plaza.com/article/cerec/merit/index.html#kogomen
2年ほど前のため記憶があいまいなのですが、まったく欠けていない2本の歯を治療して頂いた時の先生の手順と、今の先生の手順が異なっている事も気になっていたのですが納得です。
山田先生、回答ありがとうございます。
2年間で奥歯4本をハイブリッドセラミックインレーに交換したのですが、そのうち3本が欠けました。
しかし、欠けた歯の相手は、別の医院で治療したセラミックでこちらはまったくの無傷です。
また、強度を増すために厚みを増やした歯(かけた部分の厚み1.5mm)まで欠けており、このあたりからも、色々考えるようになりました。
さて、以下のページの「解剖学的形態を備えた咬合面」の専門的解説ホームページがあれば、説明できると思うのですが、お力をお貸しください。
↓
http://www.dental-plaza.com/article/cerec/merit/index.html#kogomen
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2010-07-26 10:52:50
上記ページはセレック3の説明ですね。
まあ、このページだけでは説明出来る物ではないように思いますが…。
僕の個人的な考え方で、一般的ではないと思いますが、「ハイブリッドは欠けてくれるからいい」と思っております。
(先日もノア先生から「アンタは特殊」と言われました)
しっかり咬合調整がされたメタルインレーやセラミックインレーであれば問題ありませんが、その辺りが中途半端だと硬すぎる金属やセラミックスを入れた場合、天然歯や顎関節にダメージを与えてしまう事があります。
もちろん、欠けないに越した事はありませんが、「なぜ欠けてしまったのか?」「書けないようにするにはどうしたらよいか?」と考えるためのプロセスをしっかり踏むためには「ハイブリッドが欠けてくれる」と言うのも一つのメリットかと思います。
従って、山田先生も書かれているように
「その辺りの診断をすればハイブリッドでやり直せばいいのか他の素材に変更が必要なのか判断が付くように思います。
個人的には欠けてしまったことを伝えればいいと思います」
に賛成です。
まあ、このページだけでは説明出来る物ではないように思いますが…。
僕の個人的な考え方で、一般的ではないと思いますが、「ハイブリッドは欠けてくれるからいい」と思っております。
(先日もノア先生から「アンタは特殊」と言われました)
しっかり咬合調整がされたメタルインレーやセラミックインレーであれば問題ありませんが、その辺りが中途半端だと硬すぎる金属やセラミックスを入れた場合、天然歯や顎関節にダメージを与えてしまう事があります。
もちろん、欠けないに越した事はありませんが、「なぜ欠けてしまったのか?」「書けないようにするにはどうしたらよいか?」と考えるためのプロセスをしっかり踏むためには「ハイブリッドが欠けてくれる」と言うのも一つのメリットかと思います。
従って、山田先生も書かれているように
「その辺りの診断をすればハイブリッドでやり直せばいいのか他の素材に変更が必要なのか判断が付くように思います。
個人的には欠けてしまったことを伝えればいいと思います」
に賛成です。
相談者からの返信
相談者:
dondon40さん
返信日時:2010-07-26 18:32:37
回答5
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2010-07-26 19:21:41
>セラミックの咬合調整に関する専門的ホームページ
たぶん、無いと思いますよ。
(少なくとも僕は見た事がありません)
咬合に関しては色々な学派、派閥で考え方が異なり、近代歯科医学100年以上の歴史の中で「コレだ!」と言う統一見解が出された事は一度もありません(基本的な考えはある程度統一されていると思いますが)。
つまり、いろいろな先生が独自の咬合理論を展開しているのが現状です。
そんな中で、特に「セラミックスに関して」となると、かなりレベルが高度になりますので、専門医の参加するセミナーや専門書から知識を得るしかないと思います。
(インターネットには公開されないレベルだと思います)
書籍で言えば
http://www.shien.co.jp/act/d.do?id=4671
とか
http://www.shien.co.jp/act/d.do?id=5263
とか
http://www.shien.co.jp/act/d.do?id=3592
とか
http://www.shien.co.jp/act/d.do?id=5429
ですかね…。
咬合理論を展開できる凄い先生のセミナーって高いんですよ。
1コース100万円なんて言う事もあります。
まあ、そう言う講師の先生にとっては「教える事が飯のタネ」と言う事もありますからね。
一流フランス料理のシェフや行列のできるラーメン屋さんの店主に「秘伝のタレの作り方を教えてくれ」と言ってもネット上では公開してくれないですよね。
なんとなく、そう言うイメージでしょうかね…。
たぶん、無いと思いますよ。
(少なくとも僕は見た事がありません)
咬合に関しては色々な学派、派閥で考え方が異なり、近代歯科医学100年以上の歴史の中で「コレだ!」と言う統一見解が出された事は一度もありません(基本的な考えはある程度統一されていると思いますが)。
つまり、いろいろな先生が独自の咬合理論を展開しているのが現状です。
そんな中で、特に「セラミックスに関して」となると、かなりレベルが高度になりますので、専門医の参加するセミナーや専門書から知識を得るしかないと思います。
(インターネットには公開されないレベルだと思います)
書籍で言えば
http://www.shien.co.jp/act/d.do?id=4671
とか
http://www.shien.co.jp/act/d.do?id=5263
とか
http://www.shien.co.jp/act/d.do?id=3592
とか
http://www.shien.co.jp/act/d.do?id=5429
ですかね…。
咬合理論を展開できる凄い先生のセミナーって高いんですよ。
1コース100万円なんて言う事もあります。
まあ、そう言う講師の先生にとっては「教える事が飯のタネ」と言う事もありますからね。
一流フランス料理のシェフや行列のできるラーメン屋さんの店主に「秘伝のタレの作り方を教えてくれ」と言ってもネット上では公開してくれないですよね。
なんとなく、そう言うイメージでしょうかね…。
相談者からの返信
相談者:
dondon40さん
返信日時:2010-07-26 20:21:31
タイヨウ先生、お忙しい中ありがとうございました。
仕事の関係で、臨床検査関係の方々と親しくしているのですが、
「様々な考え」に納得です。
また、書籍を教えて頂きありがとうございました。
早速1番目を注文しました。
内容次第で2番目以降の購入を検討しようかと思います。
仕事の関係で、臨床検査関係の方々と親しくしているのですが、
「様々な考え」に納得です。
また、書籍を教えて頂きありがとうございました。
早速1番目を注文しました。
内容次第で2番目以降の購入を検討しようかと思います。
タイトル | ハイブリッドインレーの縁が欠けので、担当医に咬合面の問題を説明したい |
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質問者 | dondon40さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
ハイブリッドセラミックインレー 噛み合わせ(咬合)その他 詰め物、インレーが割れた・欠けた |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。