前医が抜歯宣告をした根尖病巣・動揺のある7番の根管治療

相談者: みっちょさん (22歳:女性)
投稿日時:2010-07-27 03:15:01
よく回覧させて頂いておりますが、今回初めて投稿させて頂きます。
長くなると思いますが、ご回答頂けたら幸いです。


昨年秋頃、急に左下七番(小学生の頃、虫歯の治療で銀歯になっています)辺りが激しく痛みだし、リンパも腫れて職場近くのA歯科医院にかかりました。

A歯科医院の対応は

レントゲンでは異常は見つからないので、埋まっている親知らずのせいでしょう」

というものでした。
記憶は曖昧ですが、薬を頂いて数日で痛みは引きました。



その後、左下七番の動揺が気になったので、別のB歯科医院へ行き、B歯科医院での対応はレントゲンで歯の先に小さな黒い影が見えるとの事で

「親知らずも無関係とは言えませんが、明らかにこれが原因でしょう。

黒い影は歯が溶けている所です。
そのせいで歯がグラグラしている」

と言われました。
ちなみに動揺度は1度でした。

そこで気になったのが黒い影の原因が「噛み合わせ」だと言われた事でした。

「人は無意識に強い力で噛んでいる事もあるので、みっちょさんの場合これが大きく影響していると思います」

と。



それまで歯軋りや食いしばりの意識はなかったのですが、先生がそう言われるのだから…と納得し、歯を削ってもらい、歯が浮いたような高さ、噛んだ時の痛みも減ったので(減っただけでクシャミなどすると上の歯がぶつかって痛かった)、そのまま放置していました。



そして今年の六月に七番辺りの腫れ・フィステルに気付き、急いでB歯科医院に行き、レントゲンを撮り、

「先端に膿が出来ているので根管治療します。
神経が死んで腐ってしまっている」

との事で、一回目で死んだ神経を排除し穴空け、二回目で根の掃除?と歯茎切開、三回目で

「切開後の歯茎の予後がよくないので抜歯を覚悟した方が」

と言われました。



B歯科医院では奥歯の原因が他にもあるのかもしれないと思い、歯周病検査をお願いしたのですが、

「それ所じゃない」

と見て頂けませんでした。



根管治療での抜歯は色々調べていたので驚きはしなかったのですが、念のため相談でC歯科医院へ行き、今までの流れを話した上で

「噛み合わせ…う〜ん。

前の状態を診ていないので何とも言えませんが、恐らく虫歯が原因ではないかと。

レントゲンを見ても骨はまだしっかりしているし、極端な話、抜歯はいつでも出来ます。

この歯を抜歯するのは勿体無いし、治療する価値はあります」

と言われ、現在C歯科医院で先日二回目の治療を終えました。
歯茎の状態は現在キレイなようです。その間に歯茎チェックと掃除もしてもらい、ポケットの深さは2mm・3mmでした。


すみません、前置きが長くなりましたが、疑問があるので幾つか質問させてください。


?B歯科医院で「噛み合わせ」「食いしばり」を言われてから、すごく気にするようになり、朝方に食いしばったまま起きる事が多々ありますが、これはそう言われたストレスのせいなのでしょうか?

B歯科医院でそれを説明されるまで今までなかったです。


?B歯科医院では歯を削って、死んだ神経を取ってから、ずっと空けっぱなしで、二回目で歯茎切開・三回目で抜歯通告だったのですが、C歯科医院では

「まだ早いかもしれませんし、言い方は悪いですが、試しに蓋をしてみてもいいですか?」

と初回で根を掃除して、投薬し(薬の名前は分かりませんが)白い蓋をしてくれました。

その後、その処置をしてから歯茎のブヨブヨが収まったのですが、何故、B歯科医院はこの処置をしてくれなかったのでしょうか?


?歯がこういう状態になってから色々自分なりに勉強しましたが、通常、根管治療は三回目ぐらいで歯医者さんも終わらせたいとの記事を読んだ事があるので、正直不安いっぱいです。

治したいなら腕のいい歯科医院での実費がいいのでしょうが、不安というのも


現在二回目の治療終えですが、現在は痛みはありませんが、薬を交換した後、数日ほど小さな違和感があります。

白い蓋をされる時、押されると響く感じもあります。

また、治療中の歯を軽く叩いても響く感じがあります。
まだ歯の根の炎症があるせいだと思いますが…。

根尖病巣の動揺もかなり不安の一部です。



C歯科医院に通うようになってからは左側で物を噛めるようにもなりましたし、歯の高さや浮いた感じもあまりなく、食いしばりも前に比べて気にならなくなりました。

その後、レントゲンを撮っていないので何とも言えませんが、根管治療の成果が少しずつ現われてきた、と思っていいのでしょうか?

担当の先生曰く

「歯の根にいる敵にいきなり攻撃を仕掛けても相手もビックリしちゃうので、ポップステップジャンプみたいに徐々に薬と掃除で攻めてきますね」

との事でした。

先生方が今まで診てきた患者さんの中に、C3の虫歯から根尖病巣・動揺で根管治療に成功した例は多いですか?


私の場合、こうなってしまった原因が「虫歯」か「噛み合わせ」か複数のものが重なって出来たのかは分かりませんし、B歯科医院での最初のレントゲンで分かった黒い影をその時どうにか出来ていたら、と後悔しても仕方ないのですが…

年齢も22歳なので、今はこれを機に歯を大切にしようと歯磨きなど出来る範囲で他の歯の維持を頑張っていますが、出来る事なら七番の治療の成功を願っています。

お忙しい中、よろしければ、ご回答頂けると幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-07-27 05:47:28
みっちょさまおはようございます。

左下7番に痛みが出てきて結局感染根管とのことで根管治療をなさっているわけですね。
そしてこのようになった原因について理解できない所が有るようですね。

実際に診察してはいないので推測にはなりますが判る範囲でお答えしたいと思います。


?について

判りかねます。
個人的には食いしばりで歯髄壊死に陥った症例には遭遇したことはありません。



?について

歯科医院がしなかったわけについても判りかねます。



?について

もちろん早く治したいという思いはありますが状況は様々です。問題点があればそれに対応して治療を進めることになります。

通常保険医なら根管治療は保険診療でする義務があります。
しかし患者さんが自費で治療を望まれた場合はこの限りではありません。

個人的には自費であろうと保険診療であろうと治療内容について差異はありません。
腕が良くて親切なら自費でも保険診療でもいいように思います。

まだ動揺が残っているようですが炎症が治まれば治ってくると思います。


>C3の虫歯から根尖病巣・動揺で根管治療に成功した例は多いですか?

通常治すことは可能です。

お口の中の健康を維持するため歯科保健行動をお勧めいたします。
お大事になさいませ。

参考:
歯科保健行動 http://yamadashika.jp/prevent08.html#a010
予防歯科 http://yamadashika.jp/prevent.html
感染根管治療 http://yamadashika.jp/infection.html

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-07-27 10:50:53
ナルホド…。

歯ぎしりや食いしばり(ブラキシズム)と根管治療が同時に起こっていると言う事なんでしょうね。

まずはブラキシズムについて参考にされてみてください。

参考:
歯ぎしり


>?

参考ページにも書かせていただいておりますが、

「ある研究データによると成人の80%にあると言われています。
 しかも、自覚されている人は10%にも満たないと言われています。」

であり

「ブラキシズム(歯軋り)の原因ははっきりとはわかっていません。」

です。

原因がはっきりと解っていない以上、対策も「コレ!」と言うモノがありません。
(現在、最も有効なのは「意識改革」と「時根暗示」だと思っております。)


逆にB歯科医院で指摘された事で「気付いた」のであって、それ以前から「気がつかない」水面下で進行していたのかもしれません。
(これは僕個人としては良く経験しています)



>?

山田先生の書かれているように「判りかねます」です。

もしかしたらB歯科医院は「根管治療はあまり得意では無い」先生だったのかもしれません。
歯科医にも得意不得意はあります。

逆にB歯科の先生は入れ歯作りやインプラントなどは得意なのかもしれません(全くの想像ですよ)。



>?

保険保険外にかかわらず、根管治療の得意な先生に診ていただくのがよろしいかと思います。
少なくともC歯科医院の先生は「この歯を抜歯するのは勿体無いし、治療する価値はあります」とおっしゃられておりますし

>側で物を噛めるようにもなりましたし、歯の高さや浮いた感じもあまりなく、食いしばりも前に比べて気にならなくなりました。

と言う事は

>根管治療の成果が少しずつ現われてきた、と思っていいのでしょうか?

と、思いますよ。



>先生方が今まで診てきた患者さんの中に、C3の虫歯から根尖病巣・動揺で根管治療に成功した例は多いですか?

多いですよ。
と、言うか、それを目指して治療する事が「歯内療法」ですから。




確かにブラキシズムが原因で痛みや歯髄症状が出てしまう事はあります。

 ブラキシズム
  →過大な力
   →クラック発生
    →感染
     →歯髄炎

しかし、コレはそう多くはありません。

通常は歯周病や歯髄炎などが元々あり、そこにブラキシズムが加わる事で症状を悪化させてしまったり、治りを悪くしてしまったりする「増悪因子(加速因子)である」と僕は考えています。


現状で、症状が軽減しているのであればC歯科医院で最後までしっかり診てもらう事がよろしいような気がします。

加えてブラキシズム対策も考えられておいた方がよろしいかもしれません。

根管治療が上手く行って安心してしっかり噛めるようになると、他の歯にブラキシズムの影響が発生してしまう事もありますから。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: みっちょさん
返信日時:2010-07-27 11:36:15
山田先生、タイヨウ先生、早速ご回答ありがとうございます。

リンク先を全て拝見させて頂きました。

現在治療中ではありますが、出来るだけ自分の歯を長く使いたいので治療後は定期健診をしていきたいと思います。

やはり?については判りかねますよね。
根管と虫歯治療後は先生に噛み合わせについてお話したいと思います。



市内に噛み合わせを主に治療している歯科医院がありますが、根管と虫歯治療後にそちらに相談しても経緯を話せば問題ないでしょうか?

またC歯科医院の先生は日本顎咬合学会の認定医のようなのですが、担当の先生でも問題はないでしょうか。



?についてはB歯科医院の歯科衛生士さんが知人なのですが、タイヨウ先生の言う通り「入れ歯は上手い」ようです。(タイヨウ先生、びっくりしました!)



?についてはB歯科医院の歯科衛生士さんが言うには、地元の歯医者さん根管治療の腕は大体みんな同じかも…と言っていたので、C歯科医院の先生に頑張って頂こうと思います。



先生方の成功例が多いとの事で、安心しました。
今まで最後まで歯科医院に掛かれなかった事が多かったので、今回はきちんとC歯科医院にお世話になりたいと思います。



そこでまた質問なのですが、やはり歯科医院の先生方にも得意・不得意あるようで、例えば虫歯治療と歯の掃除を別の医院とわけて治療するのはどうなのでしょうか?

虫歯治療と根管治療はC歯科医院でお世話になりたいと思いますが、やはり噛み合わせについて、実際どうなのか診て頂きたいので、別の医院にわける事のメリットやデメリットがあれば引き続き教えて頂けたら幸いです。



タイトル 前医が抜歯宣告をした根尖病巣・動揺のある7番の根管治療
質問者 みっちょさん
地域 非公開
年齢 22歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定
抜歯:7番(第二大臼歯)
根管治療その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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