顎関節症の再発について
相談者:
さなこすさん (28歳:女性)
投稿日時:2010-07-26 22:45:23
最初は、おそらく2007年の春頃に、痛みの為に口が歯ブラシがギリギリ入る位までしか開かなくなりました。
固い物を噛むと、耳がキーンとしました。
総合病院に行くと、レントゲン後、無理矢理口をグリグリ開けられ、先生によると関節を戻してくれたようです。
診断は顎関節症で、円板が変形して前方へ落ちているというような事だったと思います。
しばらく痛みはなく、口を開ける際は一定からは関節が何かを乗り越えるような感じで開けると、数秒だけ開けれるような状態でした。
(長時間は、痛みより不快感で開けていられません。)
しかし、二度目は去年の秋に、再度口が開かなくなり、耳痛、噛み合わせがシックリ来ない等の諸症状が出て、他の総合病院へ行きました。
前回の事は先生には伝えていませんでしたが、レントゲンに異常はなく、問診と触診で診断は前回と同様+筋肉の損傷?と言われ、1か月程電気治療と薬物治療(ロキソニンとテルネリンを処方)を行い、また以前の落ち着いた状態までには戻っていました。
この2回以外にも、顎・耳周辺の鈍痛は何度か起こっていますが、処方薬の余りを服用しています。
しかし昨日、あくびをした際、関節同士?骨?が引っかかるような音と共に、強い痛みが顎と耳に起き、前のような症状や痛みはまだ出ていませんが、この1日違和感があり不安です。
たまに反対側の顎も症状が出るのではと感じるような事もあり、両顎がおかしくなると…とも不安に感じますが、やはりその可能性は大いにあるのでしょうか?
一番の不安は、顎関節症というのは、この先ずっとこういった事の繰り返しで完治という事はないのでしょうか?
日々の生活習慣で気をつけるしかないのでしょうか?
また、診断内容や症状等で何かありましたらご意見をよろしくお願い致します。
固い物を噛むと、耳がキーンとしました。
総合病院に行くと、レントゲン後、無理矢理口をグリグリ開けられ、先生によると関節を戻してくれたようです。
診断は顎関節症で、円板が変形して前方へ落ちているというような事だったと思います。
しばらく痛みはなく、口を開ける際は一定からは関節が何かを乗り越えるような感じで開けると、数秒だけ開けれるような状態でした。
(長時間は、痛みより不快感で開けていられません。)
しかし、二度目は去年の秋に、再度口が開かなくなり、耳痛、噛み合わせがシックリ来ない等の諸症状が出て、他の総合病院へ行きました。
前回の事は先生には伝えていませんでしたが、レントゲンに異常はなく、問診と触診で診断は前回と同様+筋肉の損傷?と言われ、1か月程電気治療と薬物治療(ロキソニンとテルネリンを処方)を行い、また以前の落ち着いた状態までには戻っていました。
この2回以外にも、顎・耳周辺の鈍痛は何度か起こっていますが、処方薬の余りを服用しています。
しかし昨日、あくびをした際、関節同士?骨?が引っかかるような音と共に、強い痛みが顎と耳に起き、前のような症状や痛みはまだ出ていませんが、この1日違和感があり不安です。
たまに反対側の顎も症状が出るのではと感じるような事もあり、両顎がおかしくなると…とも不安に感じますが、やはりその可能性は大いにあるのでしょうか?
一番の不安は、顎関節症というのは、この先ずっとこういった事の繰り返しで完治という事はないのでしょうか?
日々の生活習慣で気をつけるしかないのでしょうか?
また、診断内容や症状等で何かありましたらご意見をよろしくお願い致します。
回答1
ひぐち歯科クリニック(大阪府茨木市)の樋口です。
回答日時:2010-07-27 01:34:23
こんにちは。
顎関節症の中でも最もよくあるパターの症状だと思います。
このような症状は繰り返し生じる場合が多いといえます。
症状が悪化したときには何らかの治療が必要になるでしょう。
顎関節症は一般的に症状を我慢して放置していてもどんどん悪化していくことはなく、自然に治っていくことが多い病気です。
ただし、症状が強いときは治療を受けたほうが早く楽になります。
顎関節症を悪化させるものにストレスや不安、心理社会的な要因が挙げられます。
顎関節症の今後に対する不安が強いのはよろしくありません。
きちんと診察を受けてどのような状態かよく説明を聞くことも大事です。
顎関節症の中でも最もよくあるパターの症状だと思います。
このような症状は繰り返し生じる場合が多いといえます。
症状が悪化したときには何らかの治療が必要になるでしょう。
顎関節症は一般的に症状を我慢して放置していてもどんどん悪化していくことはなく、自然に治っていくことが多い病気です。
ただし、症状が強いときは治療を受けたほうが早く楽になります。
顎関節症を悪化させるものにストレスや不安、心理社会的な要因が挙げられます。
顎関節症の今後に対する不安が強いのはよろしくありません。
きちんと診察を受けてどのような状態かよく説明を聞くことも大事です。
回答2
桜桃歯科(岐阜県各務原市)の上田です。
回答日時:2010-07-27 08:21:35
関節円盤というのがずれるのが癖になっている患者さんはけっこういて、顎関節症状を繰り返すようです。
ある程度の開口障害であれば、関節円盤をうまく整復するこつがあって、この方法は、病院の口腔外科なら、おそらくたいていは指導してくれると思います。
ある程度の開口障害であれば、関節円盤をうまく整復するこつがあって、この方法は、病院の口腔外科なら、おそらくたいていは指導してくれると思います。
回答3
越久村歯科医院(京都市右京区)の越久村です。
回答日時:2010-07-27 08:51:49
ほんとに大学は、なにもわかっていない・・・のです。
とりあえず、アキレス腱を伸ばすストレッチ
立ち位置を、足の踵(かかと)から、つま先側に重心をおく訓練が有効です。
とりあえず、アキレス腱を伸ばすストレッチ
立ち位置を、足の踵(かかと)から、つま先側に重心をおく訓練が有効です。
回答4
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2010-07-27 11:38:19
僕は大学病院が何もわかっていないとは思っていないのですが、越久村先生が「大学は、なにもわかっていない」とおっしゃられる理由と、アキレス腱を伸ばすストレッチが顎関節症に有効であるという根拠を教えて頂いてもよろしいでしょうか?
回答5
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-07-27 13:47:05
「顎関節症の原因は何で、それに対して、どうアプローチするか?」といった点で、私も多くの大学の先生方とは少し違った意見を持っています。
ケースによっては、股関節の変位(おそらく、これが初発)を補うために脊椎が巧妙に湾曲していって、それが頚椎(C3,C4レベル)まで達すると顎・かみ合わせに影響を与えるという場合も考えられることでしょう。
ただ、これを治すのに通常の歯科医師だけの力で可能かどうかの問題があります。
患者さんの生活習慣の要因が非常に大きいので、そちらの指導も非常に非常に大切となります。
大学病院の先生方の多くは、学会などの組織を通じてお互いに切磋琢磨されています。
私の友人のY先生もその一人であり、情報交換しています。
多くのデーターにより、より良き治療を目指しておられます。
ただ、その科学性というか、「名人芸」的なものよりも、どこの医療機関でも出来る治療法の確立に力を入れているイメージがあります。
(私の認識ミスでしたら、すみません)
特に以下、私のメチャ個人的考えです。
越久村先生の回答に対するコメント
>アキレス腱を伸ばすストレッチ
空手でいう「前屈立ち」でアキレス腱を伸ばすのと反対の脚の膝をしっかり(直角くらい)曲げるものだと思います。
大腿骨頭を後方に移動させようとするもので、ケースによっては有効かもしれません。
ただ、さなこすさんの状態を診断して貰ってからのほうが安全だと思います。
もし、興味がありましたら、簡単な診断法をお教えしますので、再度質問してください。
>立ち位置を、足の踵(かかと)から、つま先側に重心をおく訓練が有効です
私は、この重心位置は原因ではなく結果だと考えます。(股関節変位が原因)
したがって、一過性の効果はあるとしても再発防止にはならないように思います。
さこなすさん
もし、膝などに痛みがないのでしたら、40分間の歩行習慣をお勧めしています。
絶対に手ぶらで、しっかりと手を振って、ほぼ毎日歩いてみましょう。
ただ、暑くって今始めるのは大変なので、9月からでも良いと思います。
歩行中の事故にはお気をつけください。
自転車の習慣は出来るだけ止めましょう。
歩行が有効である根拠を聞かれると説明が大変ですが、必要でしたら質問してください。
ケースによっては、股関節の変位(おそらく、これが初発)を補うために脊椎が巧妙に湾曲していって、それが頚椎(C3,C4レベル)まで達すると顎・かみ合わせに影響を与えるという場合も考えられることでしょう。
ただ、これを治すのに通常の歯科医師だけの力で可能かどうかの問題があります。
患者さんの生活習慣の要因が非常に大きいので、そちらの指導も非常に非常に大切となります。
大学病院の先生方の多くは、学会などの組織を通じてお互いに切磋琢磨されています。
私の友人のY先生もその一人であり、情報交換しています。
多くのデーターにより、より良き治療を目指しておられます。
ただ、その科学性というか、「名人芸」的なものよりも、どこの医療機関でも出来る治療法の確立に力を入れているイメージがあります。
(私の認識ミスでしたら、すみません)
特に以下、私のメチャ個人的考えです。
越久村先生の回答に対するコメント
>アキレス腱を伸ばすストレッチ
空手でいう「前屈立ち」でアキレス腱を伸ばすのと反対の脚の膝をしっかり(直角くらい)曲げるものだと思います。
大腿骨頭を後方に移動させようとするもので、ケースによっては有効かもしれません。
ただ、さなこすさんの状態を診断して貰ってからのほうが安全だと思います。
もし、興味がありましたら、簡単な診断法をお教えしますので、再度質問してください。
>立ち位置を、足の踵(かかと)から、つま先側に重心をおく訓練が有効です
私は、この重心位置は原因ではなく結果だと考えます。(股関節変位が原因)
したがって、一過性の効果はあるとしても再発防止にはならないように思います。
さこなすさん
もし、膝などに痛みがないのでしたら、40分間の歩行習慣をお勧めしています。
絶対に手ぶらで、しっかりと手を振って、ほぼ毎日歩いてみましょう。
ただ、暑くって今始めるのは大変なので、9月からでも良いと思います。
歩行中の事故にはお気をつけください。
自転車の習慣は出来るだけ止めましょう。
歩行が有効である根拠を聞かれると説明が大変ですが、必要でしたら質問してください。
回答6
越久村歯科医院(京都市右京区)の越久村です。
回答日時:2010-07-27 14:03:30
説明は、大変なので・・・。
ただ、小さい頃 裸足で走り回る環境がなくなったことは大きいでしょうね。
足の指がしっかり地面とらえているひとは、少ないですね。
ただ、小さい頃 裸足で走り回る環境がなくなったことは大きいでしょうね。
足の指がしっかり地面とらえているひとは、少ないですね。
回答7
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2010-07-27 23:00:23
>ただ、小さい頃 裸足で走り回る環境がなくなったことは大きいでしょうね。
> 足の指がしっかり地面とらえているひとは、少ないですね。
でしたら、顎関節症の患者がもっと増えてもおかしくないですよね。
どうして増えないんでしょうか。
> 足の指がしっかり地面とらえているひとは、少ないですね。
でしたら、顎関節症の患者がもっと増えてもおかしくないですよね。
どうして増えないんでしょうか。
相談者からの返信
相談者:
さなこすさん
返信日時:2010-07-27 23:32:14
回答して下さってます先生方、お忙しい中ありがとうございます。
やはりこの先完治というのは難しいようですが、日々の生活習慣に気をつけながら、コリや運動不足解消の為にもウォーキングやストレッチ等前向きに行っていくよう心がけていきたいと思います。
補足としては、私は今までに歯の治療を受けたことが一度もありません。
(歯垢除去はありますが、虫歯はできたことがないです。)
親知らずは上2本生えており、右下の親知らずは2007年の年末に抜歯しました。
(最初に開口障害が出たのは、その3カ月後位だったと思いますが、顎が痛むのは左です。)
ちなみに、子供の頃の裸足についてですが、私は小学校当時、通っていた学校の方針として、休み時間を除くグラウンドでの活動は年中裸足でした。
加えて、もう1点質問なのですが、調子の良い時でも開くのは指3本ギリギリ入らない位で、それでもあまり長時間開けておくのは難しい状態ですが、もし今後歯の治療が必要になった場合には、どうすれば良いのでしょうか?
やはりこの先完治というのは難しいようですが、日々の生活習慣に気をつけながら、コリや運動不足解消の為にもウォーキングやストレッチ等前向きに行っていくよう心がけていきたいと思います。
補足としては、私は今までに歯の治療を受けたことが一度もありません。
(歯垢除去はありますが、虫歯はできたことがないです。)
親知らずは上2本生えており、右下の親知らずは2007年の年末に抜歯しました。
(最初に開口障害が出たのは、その3カ月後位だったと思いますが、顎が痛むのは左です。)
ちなみに、子供の頃の裸足についてですが、私は小学校当時、通っていた学校の方針として、休み時間を除くグラウンドでの活動は年中裸足でした。
加えて、もう1点質問なのですが、調子の良い時でも開くのは指3本ギリギリ入らない位で、それでもあまり長時間開けておくのは難しい状態ですが、もし今後歯の治療が必要になった場合には、どうすれば良いのでしょうか?
回答8
歯科医師の松山です。
回答日時:2010-07-28 09:12:57
二つの条件が重なるののですが、一つは下顎のエラが張った顔つきでは有りませんか。
二つ目は常に歯を接触させ軽く咬み締めている時間が非常に長く有りませんか。
この様なタイプでは、奥歯の咬み合わせの高さが足りないために、あなたの様な症状が出ることが有ります。
二つ目は常に歯を接触させ軽く咬み締めている時間が非常に長く有りませんか。
この様なタイプでは、奥歯の咬み合わせの高さが足りないために、あなたの様な症状が出ることが有ります。
タイトル | 顎関節症の再発について |
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質問者 | さなこすさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 28歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 顎関節症 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。