重度の歯周病、歯茎は後退するばかりでこのままでは人前にでられない

相談者: tontonさん (42歳:女性)
投稿日時:2010-07-30 10:37:27
はじめまして。
42歳、女性です。

2年位前から上の2番(かなり奥に引っこんでいて磨きずらい)、下の8番の歯茎のあたりがズキズキ傷むのを繰り返して歯医者に数件行くも、「疲れからくる。病気ではない」と傷み止めの薬やスケーリングのみでした。


しかし治らないので、一か月前に行った歯科で初めて「慢性歯周炎」という言葉を聞き、スケーリング後、上2番の歯茎の腫れがひいたらしく、歯茎が何ミリも上に後退して、根元が見え出した。

本当に驚き、歯周病専門医のいる歯科を調べて行くと、

歯周ポケットが4ミリから最大8ミリの重度の歯周病、多分20歳頃から少しづつはじまっていた。
歯茎はまだ腫れているから今後もっと後退していくでしょう」

との宣告。
特にひどい2番の歯茎は移植なども不可能だと。


もう絶望的です。
笑うのも食べるのも嫌になっています。
デパートの接客業なためこのままでは働けなくなります。
家族に歯周病はいません。

歯並びは悪く気にしてはいましたが、歯磨きは怠らず、普通に生活していて、なぜこんなになるまでどこの歯医者も診断してくれなかったのか。


今の歯周病専門医は抜かない方針で、

「歯茎の事はこの先1年位かけて奥の歯石をとり、菌を調べてから考えましょう」

と言われたが、それまで待てません。

教えてもらったブラッシング方法で磨くうちに日々歯が長く根元の黒い部分が見え始めています。

歯周ポケットが5ミリや8ミリって事はあとそれだけ歯茎がなくなる訳ですよね。
年配の男性で隙間だらけで根元真っ黒な歯の人を見たことがありますが、私もああなるのですよね。


写真を添付出来ないので申し訳ないですが、まだまだおしゃれを楽しみたい歳なのに、本当に少しでもマシに見える方法はないのでしょうか。


今の歯科は説明も丁寧ですが、郊外の小さな専門医です。
もっと都内などの(と言ったら語弊がありますが…)最新技術が進んでいる審美歯科で診てもらえば、良い方法が見つかりますか?

でも今の歯科に戻れなくなるのでは、とも思うのです。
今の段階でそういった歯医者と今かかっている歯周病専門の歯科の両方で診てもらう事はできませんよね。


毎日落ち込んでいて、長文、乱文ですみませんが、アドバイスお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-07-30 12:42:28
はじめまして。

急に知らされればショックですよね。

ただ、歯周病はそういう病気ですので、冷静になって現実を受け入れて頂く他ないかな、と思いますよ。


特徴として、

・成人の8割は歯周病
・通常20代後半ぐらいから始まる
・基本的には自覚症状はない
歯科医院によっては、見落とされていたり、適切な処置が出来ていないことが多い
・適正なブラッシングや、そのための定期受診で予防することが出来るが、通常(適正なブラッシングが)出来ていない。


あと強調しておきたいのが、

・治療によって歯肉はある程度下がります。
(※歯周ポケット値分もは下がりませんし、後述しますが下がりやすい治療法、下がりにくい治療法もあります)
・根元真っ黒(正確な意味がわかりませんが・・)にはなりません

というところでしょうか。




でも今回中等度以上の歯周病であることがはっきりとしたのなら、審美歯科なんてもっての他ですよ。
担当される先生次第ですが、おそらくは歯肉のことは見ようとはしてくれません。

また、歯周病を見逃してきた医院もこの場合論外でしょうし、どうあれしっかりと歯周治療をして下さる医院が一番良いと思います。



歯の喪失原因の圧倒的多数がむし歯と歯周病(※80才までに、むし歯、歯周病でそれぞれ10本近くずつ失うのが日本人の平均)なのですから、今後は歯周病と向き合って治療を受け入れるか、今は目を瞑ってそのうち歯を失うということを受け入れるか、そのどちらかです。

治療をするとしたら、歯肉が下がりにくい方法はブラッシング中心でひたすら時間をかけて頑張ることです。
ブラッシングを頑張ると少しずつ歯茎が引き締まり、歯石も少しずつ自然に顔を出してくれるので必要以上に歯茎が下がることはありません。

ただし、保険診療の枠組みでは月に15分程度のブラッシング指導しかされてないのが一般的ですから、非常に行いにくいアプローチですね。

それと状況によっては向き不向きも少しあります。



一般的な流れでしたら、ある程度歯磨きが上達したところですぐに歯石とりが始まります。

麻酔してSRPで歯石が取れればいいのですが、これも上手な医院さんを選ばないと取り残すか、歯石があることさえ気づかないか、ということになってしまいます。

取り残していることに気がつけば次の処置法が歯周外科になりますが、歯周外科でも、わざと歯茎が下がる様に行う方法と、出来るだけ下がらない様に行う術式とがあり、一長一短があります。


原則的には

ブラッシング中心 > SRP > 歯周外科

の順番で歯肉は下がりやすいですね。

歯肉を出来るだけ下げずに歯周治療を行おうとする方が一般的に大変で時間もコストもかかって保険診療ではやりにくく(出来ないことはないが赤字覚悟)、

歯肉をあえて下げる方向で歯周治療を行う方が、比較的簡単・確実で、短期間で済みます。

(あと薬だけで治るみたいに宣伝しているグループもありますが、学会は認めない民間療法です)



いずれの方法でも患者さん自身の日ごろのプラークコントロールが成否の8割を占めると思われますから、歯医者に行って口を開けていれば治る様な病気とは考えないで下さいね。

プラークコントロールの改善なしの治療だと、一時的には良くなっても2年で元通りになります。



言い換えれば生活習慣を変えていくことが主な治療ですので、トレーニングをする様に時間がかかりますし、かけた方がむしろいいと思いますよ。

1年も治療期間を想定して下さっているのなら、とても良い先生の様に思いますけどね。。

それだけ頑張れる気持ちや真剣さがtontonさんにあるのか、もしかするとふるいにかけられているのかも知れませんね。
(実は私もよくやります)


それぐらい患者さんご自身の「やる気」が重要なのですよ。

ここはひとつ弱気にならずに、気合いを入れて頑張って下さい。


お大事にどうぞ。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-07-30 12:59:01
理想を言えば20歳代から、何ともなくても定期的に歯医者に行って、歯石とりとかメインテナンスをしていれば、こうはならなかったんでしょうね。

今からでも遅くはないです。


とにかく今の歯医者で歯槽膿漏の原因である歯石をとってもらって、定期的なメインテナンスに通って、これ以上悪くならないように、現状維持に努めてください。

歯周病は例外的な人を除いて、ほとんどの人はかかっています。
自覚症状がない場合が多く、きずいていないだけです。

それが証拠に、歯科疾患実態調査(平成5年)では、75歳過ぎで、5割以上の人が総入れ歯を入れています。


今気付けたのは幸運と思ってメインテナンスに精を出してください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-07-31 00:23:15
細かいことですが、歯周治療歯石とりが目的になったら失敗しますよ。

すぐに再発します。



歯周病の原因はプラークですので、原則ご自身でケアしなくてはいけません。

歯石はプラークが長期的に溜まった結果出来てくるもので、それ自体に毒性はありません(※プラークのたまり場にはなります)からね。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-07-31 07:19:52
tontonさまおはようございます。

重度の歯周病と診断されてこれ以上歯肉が退縮して歯根が見えてきたらと考えると落ち込んでしまっているようですね、お気持ちお察しいたします。

診察したわけではないので今後どのような推移をたどるか判断いたしかねますが、歯周病の原因はプラークです。

したがってプラークを落とせば落とせた分だけ必ずよくなってきます、先ず歯磨きの技術を習得してご自分で磨いたらプラークが落とせる歯磨き練習をなさるのがいいと思います。


歯磨きも怠らずになさっていたということですが歯周病になってしまったと言うことは、とりもなおさず磨けていなかったことをしめしています、今までの歯磨きを続けても歯周病は治らないでしょう。

今までの歯磨きに何か問題があるのだと思います、また気になるのは間食の量と食べ方です、プラークの原因は砂糖ですしたがって間食を全くやめてしまえばそれだけで歯周病は治りやすくなると思います。


だまされたと思ってとりあえず1ヶ月間食をやめてみるのもいいように思います、参考になさってください。


歯周病 
http://yamadashika.jp/perio.html

歯周病を歯磨きで治す? 
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=108




タイトル 重度の歯周病、歯茎は後退するばかりでこのままでは人前にでられない
質問者 tontonさん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)治療
歯周病(歯槽膿漏)予防
歯茎が下がった(歯肉退縮)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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