矯正医の指摘で、下顎を後ろにずらし奥歯で噛み合わせると激しい痛み
相談者:
ももいちさん (20歳:女性)
投稿日時:2010-09-02 10:08:21
こんにちは。
叢生と不正咬合、そして多少の出っ歯を治すため矯正中です。
現在1年3ヶ月経過中ですが、噛み合わせについて疑問が生じたので質問させて下さい。
矯正の先生曰く、私の現在の噛み合わせは「嘘の噛み合わせ」だそうです。
それというのも私は出っ歯を無意識のうちに隠そうとして、下顎を前にずらして噛み合わせているそうです。
本来の噛み合わせは下顎を後ろにずらして、上下の奥歯を合わせるのが正しいと言われました。
私がおかしい証拠に、正しい噛み合わせの人は下顎を後ろにずらすという事が出来ないそうなのですが・・・。
このままだと将来顎関節症になると言われ、先生に言われた通り下顎を後ろにずらして奥歯で噛み合わせようとするのですが、その度に左顎に痛みが生じます。
先生に相談したところ、
「今までそこの筋肉を使ってなかったから痛いんじゃないんでしょうか?」
と何とも適当な答えが・・・。
先生の言うとおり、長年、先生曰く「嘘の噛み合わせ」だったので筋肉が発達していないだけなのでしょうか?
私としても正常な噛み合わせになりたいのですが、今の自分の状態が不安です。
お恥ずかしい話、先生と信頼関係が築けていないので質問しにくいというのが現状です。
ご回答のほど、宜しくお願い致します。
叢生と不正咬合、そして多少の出っ歯を治すため矯正中です。
現在1年3ヶ月経過中ですが、噛み合わせについて疑問が生じたので質問させて下さい。
矯正の先生曰く、私の現在の噛み合わせは「嘘の噛み合わせ」だそうです。
それというのも私は出っ歯を無意識のうちに隠そうとして、下顎を前にずらして噛み合わせているそうです。
本来の噛み合わせは下顎を後ろにずらして、上下の奥歯を合わせるのが正しいと言われました。
私がおかしい証拠に、正しい噛み合わせの人は下顎を後ろにずらすという事が出来ないそうなのですが・・・。
このままだと将来顎関節症になると言われ、先生に言われた通り下顎を後ろにずらして奥歯で噛み合わせようとするのですが、その度に左顎に痛みが生じます。
先生に相談したところ、
「今までそこの筋肉を使ってなかったから痛いんじゃないんでしょうか?」
と何とも適当な答えが・・・。
先生の言うとおり、長年、先生曰く「嘘の噛み合わせ」だったので筋肉が発達していないだけなのでしょうか?
私としても正常な噛み合わせになりたいのですが、今の自分の状態が不安です。
お恥ずかしい話、先生と信頼関係が築けていないので質問しにくいというのが現状です。
ご回答のほど、宜しくお願い致します。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2010-09-02 14:18:03
恐らく、前歯のかみ合わせが深いか、強く当たってしまう状態ではないでしょうか。
嚥下するときに舌が前歯の間に挟まって、くるくるタイプではありませんか。
「嘘の噛み合わせ」
「本来の噛み合わせは下顎を後ろにずらして」
「下顎を後ろにずらして奥歯で噛み合わせようとするのですが、その度に左顎に痛みが生じます。」
が、説明出来ます。
>将来顎関節症になると言われ
ならないように今治療出来なければおかしいと思うのですが、としか言えません。
嚥下するときに舌が前歯の間に挟まって、くるくるタイプではありませんか。
「嘘の噛み合わせ」
「本来の噛み合わせは下顎を後ろにずらして」
「下顎を後ろにずらして奥歯で噛み合わせようとするのですが、その度に左顎に痛みが生じます。」
が、説明出来ます。
>将来顎関節症になると言われ
ならないように今治療出来なければおかしいと思うのですが、としか言えません。
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-09-02 14:23:25
>本来の噛み合わせは下顎を後ろにずらして、上下の奥歯をあわせるにが正しいと言われました。
本来の噛み合わせは、先生に指摘されて決めるのではなく、ご自身で無意識のうちに決まってくるもののように思っていました。
先生との話し合いで上手く解決すると良いですね。
本来の噛み合わせは、先生に指摘されて決めるのではなく、ご自身で無意識のうちに決まってくるもののように思っていました。
先生との話し合いで上手く解決すると良いですね。
回答3
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2010-09-02 14:53:43
上下の歯をかみ合わせた時の下顎の位置を、「咬頭嵌合位」(こうとうかんごうい)と言います。
一方、下顎を一番後ろに下げた時の下顎の位置を「中心位」(ちゅうしんい)と言います。(厳密には"下顎頭が関節窩内で最上前方にある時の下顎位"と言われていますが、専門的過ぎるので省略します)
⇒参考:咬頭嵌合位
⇒参考:中心位
咬頭嵌合位が中心位の前方約1〜2mmにあるのが一般的と言われていますので、
「正しい噛み合わせの人は下顎を後ろにずらすという事が出来ない」
ということはないです。
(1〜2mmは後ろにずらせるのが普通です)
また、上顎前突の場合は「サンデーバイト」と言って、上顎の歯に合わせるために下アゴを前に出して噛んでいることがあります。
おそらく担当の先生はそのことを言っておられるのではないでしょうか?
⇒参考:サンデーバイトって何ですか?
ちなみに、咬頭嵌合位と中心位が2mm以上離れている場合であっても、必ずしも治療が必要だとは限りません。そのまま適応して何の問題もなく過ごしている人もたくさんいます。
一応、僕が矯正を教わった先生は、「咬頭嵌合位と中心位が4mm以上離れていると問題が起きやすいのではないか・・・」とおっしゃっていましたが、自覚症状が無ければ治療介入することはほとんどありません。
ちなみに、顎関節症にならないように予防的に矯正をすることは不可能だと僕は考えています。
それに、顎が痛いのに無理矢理その位置で噛もうとしていたら、そっちのほうが顎関節症になってしまうと思うのですが・・・。担当の先生とは違う考え方ですね^^;
まぁ、このあたりはいろんな考え方の先生がいらっしゃいますので、いろんな考え方があるんだな〜ということで参考までとされておいて下さい。
どうしても気になるようであれば、別の科(大学病院の顎関節症外来などがベストかもしれません)でセカンドオピニオンを求められるのも良いのではないかと思います。
一方、下顎を一番後ろに下げた時の下顎の位置を「中心位」(ちゅうしんい)と言います。(厳密には"下顎頭が関節窩内で最上前方にある時の下顎位"と言われていますが、専門的過ぎるので省略します)
⇒参考:咬頭嵌合位
⇒参考:中心位
咬頭嵌合位が中心位の前方約1〜2mmにあるのが一般的と言われていますので、
「正しい噛み合わせの人は下顎を後ろにずらすという事が出来ない」
ということはないです。
(1〜2mmは後ろにずらせるのが普通です)
また、上顎前突の場合は「サンデーバイト」と言って、上顎の歯に合わせるために下アゴを前に出して噛んでいることがあります。
おそらく担当の先生はそのことを言っておられるのではないでしょうか?
⇒参考:サンデーバイトって何ですか?
ちなみに、咬頭嵌合位と中心位が2mm以上離れている場合であっても、必ずしも治療が必要だとは限りません。そのまま適応して何の問題もなく過ごしている人もたくさんいます。
一応、僕が矯正を教わった先生は、「咬頭嵌合位と中心位が4mm以上離れていると問題が起きやすいのではないか・・・」とおっしゃっていましたが、自覚症状が無ければ治療介入することはほとんどありません。
ちなみに、顎関節症にならないように予防的に矯正をすることは不可能だと僕は考えています。
それに、顎が痛いのに無理矢理その位置で噛もうとしていたら、そっちのほうが顎関節症になってしまうと思うのですが・・・。担当の先生とは違う考え方ですね^^;
まぁ、このあたりはいろんな考え方の先生がいらっしゃいますので、いろんな考え方があるんだな〜ということで参考までとされておいて下さい。
どうしても気になるようであれば、別の科(大学病院の顎関節症外来などがベストかもしれません)でセカンドオピニオンを求められるのも良いのではないかと思います。
回答4
尾崎歯科医院(札幌市西区)の尾崎です。
回答日時:2010-09-02 16:59:24
現在、習慣性咬合位は下顎を前に出して上顎と噛み合わせているようです。
本来の顎関節がニュートラルな状態で、顎を閉じた時はおそらく前歯部に前後的な隙間が出来るはずです。
またご自分で確認する方法としては、両方のこめかみの少し上に手を当てて咬んでみてください、下あごが前方に出ている状態では筋肉の動きを触れることは出来ませんが、おそらく矯正の先生が求めている顎位では、筋肉が正常に動作し手で触れることが出来ると思います。
ただ現時点では、臼歯の咬合高径が低い状態になっている事が予想され、奥歯で噛もうとすると顎の関節に痛みを感じる状態ではないかと推測します。
現時点で無理にあごを引いて咬もうとせず、矯正が進んで前歯部の被害が正常な状態に改善してくると、それに伴い臼歯部の歯牙も自然挺出して、顎関節がニュートラルな位置(中心位)といって良いかもしれませんで咬めるようになって来るはずです。
本来の顎関節がニュートラルな状態で、顎を閉じた時はおそらく前歯部に前後的な隙間が出来るはずです。
またご自分で確認する方法としては、両方のこめかみの少し上に手を当てて咬んでみてください、下あごが前方に出ている状態では筋肉の動きを触れることは出来ませんが、おそらく矯正の先生が求めている顎位では、筋肉が正常に動作し手で触れることが出来ると思います。
ただ現時点では、臼歯の咬合高径が低い状態になっている事が予想され、奥歯で噛もうとすると顎の関節に痛みを感じる状態ではないかと推測します。
現時点で無理にあごを引いて咬もうとせず、矯正が進んで前歯部の被害が正常な状態に改善してくると、それに伴い臼歯部の歯牙も自然挺出して、顎関節がニュートラルな位置(中心位)といって良いかもしれませんで咬めるようになって来るはずです。
相談者からの返信
相談者:
ももいちさん
返信日時:2010-09-02 18:36:35
早速のご回答ありがとうございます。
おそらく田尾先生のおっしゃる、「サンデーバイト」のことを矯正の先生は言いたかったんだと思います。
先生への不信感から、多少私自身の心配しすぎの面もありました。
アドバイスを下さった松山先生、藤森先生、 田尾先生、尾崎先生のお言葉のおかげで、気持ちが幾分か楽になりました。
動的矯正の終了予定は来年7月となっていますので、まだ矯正治療の中盤と自分に言い聞かせ、気長に改善していきたいと思います。
また矯正の先生とももう少し、積極的にコミュニケーションを取る努力もしていきたいです。
お忙しい中、わざわざ貴重なお時間を割いて回答してくださった
松山先生、藤森先生、 田尾先生、尾崎先生方に心より御礼申し上げます。
おそらく田尾先生のおっしゃる、「サンデーバイト」のことを矯正の先生は言いたかったんだと思います。
先生への不信感から、多少私自身の心配しすぎの面もありました。
アドバイスを下さった松山先生、藤森先生、 田尾先生、尾崎先生のお言葉のおかげで、気持ちが幾分か楽になりました。
動的矯正の終了予定は来年7月となっていますので、まだ矯正治療の中盤と自分に言い聞かせ、気長に改善していきたいと思います。
また矯正の先生とももう少し、積極的にコミュニケーションを取る努力もしていきたいです。
お忙しい中、わざわざ貴重なお時間を割いて回答してくださった
松山先生、藤森先生、 田尾先生、尾崎先生方に心より御礼申し上げます。
タイトル | 矯正医の指摘で、下顎を後ろにずらし奥歯で噛み合わせると激しい痛み |
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質問者 | ももいちさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 20歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正のトラブル 噛み合わせに関するトラブル 上顎前突(出っ歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。