5番にヒビの可能性が高いと言われ、抜歯の決断時でしょうか?(タイ)
相談者:
mimi*mimiさん (34歳:女性)
投稿日時:2010-08-29 00:02:20
初めまして。
現在海外(タイ)に滞在しており、ご相談に乗っていただくたくお願いいたします。
今から約1年前に、右上5番の歯(以前一度治療済みの歯)が激痛になり、実はその歯がたまに痛くなることはあったのですが、現地の歯科治療に不安があり、なんとなくごまかしつつだったのですが、このときの激痛には耐えられず、近くの総合病院の歯科を受診しました。
その時診ていただいた先生(根管治療の専門医)の診断では、二次虫歯が深くまで進行して歯髄に達しているため、抜髄しないと激しい痛みは取れないとのことで、初めての抜髄で不安でしたが、どうにも激痛だったためすぐに抜髄を開始してもらいました。
その後、4回通い(1回は1時間~1時間半程度)順調に治療が終了したように感じました。
しかし、3回目の治療時のときに、実はこの歯にはヒビが入っているような線が確認できたが、その程度も含めてはっきりとは診断できないため、このまま治療を終了させることにするとのことでした。
尚、根管治療自体はものすごく丁寧にしていただいた印象がありましたので、多分大丈夫ではとこのときは感じていました。
その治療後は激痛もなくなり、ポスト入れー>クラウンまで終了しました。
(しかしクラウンが2ヶ月後くらいに欠けたために、一旦、仮クラウンに戻してもらいました。)
その後約1年経過してしまい、その間何度かその5番の周辺の歯茎が腫れては収まり、腫れては収まりを繰り返しました。
結構大きく腫れたときには、5番の歯では噛めないほど痛みがありましたが、そういうときは歯磨きとフロスをしっかりすると腫れが収まったように感じたため、恐らく自分の歯磨きの仕方が悪いためだろうなどと思ってました。
そこで今日、別の歯の治療で歯科を訪れたのですが(事情があり、以前の歯科は遠くなってしまって通いにくいため、今回は違う歯科に行きました。)その際に、先生に右上5番の歯だけ歯茎が、よく腫れるのだという相談をしたところ、先生は詳しく様子を見てくださり、5番の歯の右左側(4番との隣接側と6番との隣接側)の歯周ポケットが10mmにも達することが判明しました。(尚、頬側と舌側は3-4mmでそれほどでもない)
これは、明らかに5番の歯に異常がありそうだということで、その先生の経験上、このような場合には歯並びに対して並行に縦側のヒビが入っている可能性が高く、そのヒビのせいで、左右の歯茎が炎症を繰り返すのではとのことでした。
(そして去年の抜髄時、抜髄を担当した先生からヒビらしいものが確認できたという話があったと告げると、それなら尚更可能性が高いとのことです。)
本当にヒビだったら、再度根管治療をしても無駄だそうで、やっぱり抜歯かな、とその瞬間相当落ち込んだために、先生はクラウンを外して更に確認してくれました。
そうしたところ、その歯の6番との隣接側面に、縦の線がうっすら血に滲んで見えたそうで、私も鏡で見せてくれました。
先生は100%とは言えないけど、ヒビの線の可能性が高いとのことでした。
それでも今日いきなりは決心できなかったので、とりあえず再度クラウンをつけてもらい帰宅しました。
先生は、
「あとは自分で決断するだけ。
もし、どうしても更なるヒビだという確証が得たければ、ポストも外し場合によっては顕微鏡でもっとはっきり調べることもできるけど、それには相当の費用がかかり、もしヒビだった場合で抜歯となった場合、その費用は無駄になるし、すべて自分次第。」
だとのことでした。
尚、抜歯となった場合、インプラントが可能かどうかという質問をした際、すぐレントゲンを確認してくれましたが、5番を支える骨がもともと薄く、また骨が少し溶けはじめていることもあり、ギリギリできるとは思うが確実ではないとのことでしたので、余計に抜歯に対し、決断する勇気がいるなと感じています。
長くなりましたが、もしもご経験上で同じような症例などございましたら、ご見解、アドバイスなどいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
現在海外(タイ)に滞在しており、ご相談に乗っていただくたくお願いいたします。
今から約1年前に、右上5番の歯(以前一度治療済みの歯)が激痛になり、実はその歯がたまに痛くなることはあったのですが、現地の歯科治療に不安があり、なんとなくごまかしつつだったのですが、このときの激痛には耐えられず、近くの総合病院の歯科を受診しました。
その時診ていただいた先生(根管治療の専門医)の診断では、二次虫歯が深くまで進行して歯髄に達しているため、抜髄しないと激しい痛みは取れないとのことで、初めての抜髄で不安でしたが、どうにも激痛だったためすぐに抜髄を開始してもらいました。
その後、4回通い(1回は1時間~1時間半程度)順調に治療が終了したように感じました。
しかし、3回目の治療時のときに、実はこの歯にはヒビが入っているような線が確認できたが、その程度も含めてはっきりとは診断できないため、このまま治療を終了させることにするとのことでした。
尚、根管治療自体はものすごく丁寧にしていただいた印象がありましたので、多分大丈夫ではとこのときは感じていました。
その治療後は激痛もなくなり、ポスト入れー>クラウンまで終了しました。
(しかしクラウンが2ヶ月後くらいに欠けたために、一旦、仮クラウンに戻してもらいました。)
その後約1年経過してしまい、その間何度かその5番の周辺の歯茎が腫れては収まり、腫れては収まりを繰り返しました。
結構大きく腫れたときには、5番の歯では噛めないほど痛みがありましたが、そういうときは歯磨きとフロスをしっかりすると腫れが収まったように感じたため、恐らく自分の歯磨きの仕方が悪いためだろうなどと思ってました。
そこで今日、別の歯の治療で歯科を訪れたのですが(事情があり、以前の歯科は遠くなってしまって通いにくいため、今回は違う歯科に行きました。)その際に、先生に右上5番の歯だけ歯茎が、よく腫れるのだという相談をしたところ、先生は詳しく様子を見てくださり、5番の歯の右左側(4番との隣接側と6番との隣接側)の歯周ポケットが10mmにも達することが判明しました。(尚、頬側と舌側は3-4mmでそれほどでもない)
これは、明らかに5番の歯に異常がありそうだということで、その先生の経験上、このような場合には歯並びに対して並行に縦側のヒビが入っている可能性が高く、そのヒビのせいで、左右の歯茎が炎症を繰り返すのではとのことでした。
(そして去年の抜髄時、抜髄を担当した先生からヒビらしいものが確認できたという話があったと告げると、それなら尚更可能性が高いとのことです。)
本当にヒビだったら、再度根管治療をしても無駄だそうで、やっぱり抜歯かな、とその瞬間相当落ち込んだために、先生はクラウンを外して更に確認してくれました。
そうしたところ、その歯の6番との隣接側面に、縦の線がうっすら血に滲んで見えたそうで、私も鏡で見せてくれました。
先生は100%とは言えないけど、ヒビの線の可能性が高いとのことでした。
それでも今日いきなりは決心できなかったので、とりあえず再度クラウンをつけてもらい帰宅しました。
先生は、
「あとは自分で決断するだけ。
もし、どうしても更なるヒビだという確証が得たければ、ポストも外し場合によっては顕微鏡でもっとはっきり調べることもできるけど、それには相当の費用がかかり、もしヒビだった場合で抜歯となった場合、その費用は無駄になるし、すべて自分次第。」
だとのことでした。
尚、抜歯となった場合、インプラントが可能かどうかという質問をした際、すぐレントゲンを確認してくれましたが、5番を支える骨がもともと薄く、また骨が少し溶けはじめていることもあり、ギリギリできるとは思うが確実ではないとのことでしたので、余計に抜歯に対し、決断する勇気がいるなと感じています。
長くなりましたが、もしもご経験上で同じような症例などございましたら、ご見解、アドバイスなどいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2010-08-29 00:40:42
mimi*mimiさま、こんばんわ。
右上5番がたびたび腫れて、歯磨きの仕方が悪いのだろうと考えていた所、別の歯の治療で行ったときに相談した所、ヒビが原因だろうとの事だったわけですね。
文面から推測すると、歯根垂直破折の可能性は高いように思います、もし歯根垂直破折の確定診断がついたとしたら、抜歯になる可能性が高いと思います。
治療方法としては接着修復という方法がないわけではありませんが一般的ではありません、もし引き受けていただけるDrを見つけることが出来れば治してもらえるかもしれません。
同じような症例があるので参考になさってください。
歯根破折歯の外部接着再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1797
歯根破折歯の内部接着修復 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1349
右上5番がたびたび腫れて、歯磨きの仕方が悪いのだろうと考えていた所、別の歯の治療で行ったときに相談した所、ヒビが原因だろうとの事だったわけですね。
文面から推測すると、歯根垂直破折の可能性は高いように思います、もし歯根垂直破折の確定診断がついたとしたら、抜歯になる可能性が高いと思います。
治療方法としては接着修復という方法がないわけではありませんが一般的ではありません、もし引き受けていただけるDrを見つけることが出来れば治してもらえるかもしれません。
同じような症例があるので参考になさってください。
歯根破折歯の外部接着再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1797
歯根破折歯の内部接着修復 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1349
回答2
尾崎歯科医院(札幌市西区)の尾崎です。
回答日時:2010-08-29 06:58:19
mimi*mimi様、おはようございます
山田先生もお書きになっておりますが、歯根縦破折している可能性が高く、腫れを繰り返しているという事を考えても、抜歯が必要なようです。
数は少ないですが、いったん抜歯して破折部位を接着して、再植という治療法がない訳ではありませんが、腫れを繰り返し周囲の骨が失われていると難しくなります。
抜歯後のインプラントについてですが、現在はこのような場合に骨造成を行ってインプラントする技術は色々あり、インプラント専門医の先生に相談してみてください。
骨が十分にある場合よりも費用はかかるかもしれませんが、ほとんどの場合インプラントは可能だと思います。
お大事に
山田先生もお書きになっておりますが、歯根縦破折している可能性が高く、腫れを繰り返しているという事を考えても、抜歯が必要なようです。
数は少ないですが、いったん抜歯して破折部位を接着して、再植という治療法がない訳ではありませんが、腫れを繰り返し周囲の骨が失われていると難しくなります。
抜歯後のインプラントについてですが、現在はこのような場合に骨造成を行ってインプラントする技術は色々あり、インプラント専門医の先生に相談してみてください。
骨が十分にある場合よりも費用はかかるかもしれませんが、ほとんどの場合インプラントは可能だと思います。
お大事に
回答3
歯科医師の松山です。
回答日時:2010-08-29 18:57:27
相談者からの返信
相談者:
mimi*mimiさん
返信日時:2010-08-29 19:39:44
ご回答をいただいた先生方
いろいろなご意見いただき、どうもありがとうございました。
その後、他の方の投稿で私と似たケースを徹底的に読みましたが、やはり皆さん、最終的には抜歯を決断されているようです。
接着修復というのも、日本であれば可能な医師を探し出して試みてもらう可能性もありますが、こちらでは、全くマイナーなようで、私の担当医師も、歯根のヒビであれば抜歯しかあり得ないという見解でした。
恐らくこちらでは無理な治療方法かなと感じています。
松山先生のおっしゃいますとおりで、もう覚悟しなければと思う一方、この歯茎の腫れ・歯周ポケットの異常が、歯根のヒビが原因という診断が完全でない以上、ためらいがあるのも事実です。
悪あがきになりそうですが、次回、(費用はかかってしまいますが、、)ポストを外してもらい肉眼で歯根を確認してもらえるようお願いしてみようかなと思っています。
それで確認されたらより納得できるかなという感じです。
もし抜歯になる場合ですが、抜歯前にインプラント希望というのもはっきり先生に伝え、骨の状態や、即時埋入の可能性もしくはソケットプリザベーションの必要性など、いろいろ確認をお願いしておいたほうがよさそうですね。。
インプラント治療については、海外ということもあり、いろいろ不安なこともいっぱいです。
また何かありましたらご相談させてください。
いろいろなご意見いただき、どうもありがとうございました。
その後、他の方の投稿で私と似たケースを徹底的に読みましたが、やはり皆さん、最終的には抜歯を決断されているようです。
接着修復というのも、日本であれば可能な医師を探し出して試みてもらう可能性もありますが、こちらでは、全くマイナーなようで、私の担当医師も、歯根のヒビであれば抜歯しかあり得ないという見解でした。
恐らくこちらでは無理な治療方法かなと感じています。
松山先生のおっしゃいますとおりで、もう覚悟しなければと思う一方、この歯茎の腫れ・歯周ポケットの異常が、歯根のヒビが原因という診断が完全でない以上、ためらいがあるのも事実です。
悪あがきになりそうですが、次回、(費用はかかってしまいますが、、)ポストを外してもらい肉眼で歯根を確認してもらえるようお願いしてみようかなと思っています。
それで確認されたらより納得できるかなという感じです。
もし抜歯になる場合ですが、抜歯前にインプラント希望というのもはっきり先生に伝え、骨の状態や、即時埋入の可能性もしくはソケットプリザベーションの必要性など、いろいろ確認をお願いしておいたほうがよさそうですね。。
インプラント治療については、海外ということもあり、いろいろ不安なこともいっぱいです。
また何かありましたらご相談させてください。
タイトル | 5番にヒビの可能性が高いと言われ、抜歯の決断時でしょうか?(タイ) |
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質問者 | mimi*mimiさん |
地域 | 海外 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 会社員(事務系) |
カテゴリ |
歯のひび割れ、破折で抜く予定 抜歯:5番(第二小臼歯) タイ 歯根破折 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。