[写真あり] ラミネートべニアにした前歯が1年で変色 (オーストリア)
相談者:
aquaさん (28歳:女性)
投稿日時:2010-09-05 07:14:30
15年ほど前に神経を取った前歯(右上1番)を、1年程前、変色と強度を改善するために、ラミネートべニアの処置を受けました。
処置をしてもらった時は、隣の歯とあまり区別がつかないほど、きれいに白くなりましたが、一年が過ぎ、徐々に処置してもらう前と同じような色にもどってしまい、周りからもかなり気になるといわれてしまいました。
この場合、原因は何なのでしょうか。
そして、改善、白くすることは可能でしょうか?
処置を受けたときに、医師から、この歯に次に何かするときはさし歯だね。
といわれましたが、できるだけ元の歯を保っていたいと思っています。
また、オーストリア在住ですが、ヨーロッパの歯科技術は日本に比べてどうなのか等、もし知っている方がいらっしゃったら教えてください。
よろしくお願い致します。
処置をしてもらった時は、隣の歯とあまり区別がつかないほど、きれいに白くなりましたが、一年が過ぎ、徐々に処置してもらう前と同じような色にもどってしまい、周りからもかなり気になるといわれてしまいました。
この場合、原因は何なのでしょうか。
そして、改善、白くすることは可能でしょうか?
処置を受けたときに、医師から、この歯に次に何かするときはさし歯だね。
といわれましたが、できるだけ元の歯を保っていたいと思っています。
また、オーストリア在住ですが、ヨーロッパの歯科技術は日本に比べてどうなのか等、もし知っている方がいらっしゃったら教えてください。
よろしくお願い致します。
回答1
天川デンタルオフィス外苑前(港区北青山)の天川です。
回答日時:2010-09-05 11:23:44
aquaさま
ラミネートベニアを入れた歯が1年で変色してきたのですね?
それはちょっと残念ですね。
○原因について
神経の治療をした歯については、歯髄や有機物質が歯冠部や歯質の中に残っていることで変色することがよくあります。
元々変色していたとのことですからこのことが原因だと思います。
ただ、全ての歯が変色する訳ではありません。
私の経験ではマイクロスコープを用いたきちんとした根の治療を行うこと(有機物質を完全に除去)で、変色は防げると思います。
また、一度変色してしまった歯でもホワイトニングは可能です。
○白くすること
aquaさまの状態が詳細には分かりませんが、修復する際にホワイトニングもおこなったのでしょうか??
根の治療も再治療されましたか?
やっていないということでしたら、歯の中からのホワイトニングで改善できる可能性もあります。
ホワイトニングをして効果があったのであれば、もう一度中のホワイトニングをすることも可能です。
(私は、歯の中のホワイトニングを行う場合は根の治療ももう一度確認してやり直します)
もう一つには、ベニアの接着剤が変色した可能性もあります。
この場合は改善は難しいでしょう。
いずれにしても、処置していただいた先生にホワイトニングできるかどうか伺ってみてはいかがでしょうか?
○さし歯
その症例に応じてはさし歯のほうが予知性が高いこともあります。
またさし歯のほうが変色した歯のマスキング効果はあります。
一概にベニアのほうがいいと言う訳でもありませんので、よく先生とご相談くださいね。
○ヨーロッパの歯科事情
国にもよるとはおもいますが、どの国にも日本にも優秀な先生もそうでない先生もいらっしゃいます。
詳しくは存じませんが、ヨーロッパには優秀なセラミックを作る技工士さんがいらっしゃいますし、メーカーの本社もあるし予防も国を挙げて取り組んでいるところもあるし・・・出会う先生によるのではないでしょうか?
ご質問の答えになっていれば幸いです!
参考までに、神経をとった歯のホワイトニング症例を載せておきますね。
詳しくはコチラ
・http://blog.livedoor.jp/dr_yumiko/archives/1446658.html
この症例は、ホワイトニング後コンポジットレジンで修復しました。
画像1 画像2
ラミネートベニアを入れた歯が1年で変色してきたのですね?
それはちょっと残念ですね。
○原因について
神経の治療をした歯については、歯髄や有機物質が歯冠部や歯質の中に残っていることで変色することがよくあります。
元々変色していたとのことですからこのことが原因だと思います。
ただ、全ての歯が変色する訳ではありません。
私の経験ではマイクロスコープを用いたきちんとした根の治療を行うこと(有機物質を完全に除去)で、変色は防げると思います。
また、一度変色してしまった歯でもホワイトニングは可能です。
○白くすること
aquaさまの状態が詳細には分かりませんが、修復する際にホワイトニングもおこなったのでしょうか??
根の治療も再治療されましたか?
やっていないということでしたら、歯の中からのホワイトニングで改善できる可能性もあります。
ホワイトニングをして効果があったのであれば、もう一度中のホワイトニングをすることも可能です。
(私は、歯の中のホワイトニングを行う場合は根の治療ももう一度確認してやり直します)
もう一つには、ベニアの接着剤が変色した可能性もあります。
この場合は改善は難しいでしょう。
いずれにしても、処置していただいた先生にホワイトニングできるかどうか伺ってみてはいかがでしょうか?
○さし歯
その症例に応じてはさし歯のほうが予知性が高いこともあります。
またさし歯のほうが変色した歯のマスキング効果はあります。
一概にベニアのほうがいいと言う訳でもありませんので、よく先生とご相談くださいね。
○ヨーロッパの歯科事情
国にもよるとはおもいますが、どの国にも日本にも優秀な先生もそうでない先生もいらっしゃいます。
詳しくは存じませんが、ヨーロッパには優秀なセラミックを作る技工士さんがいらっしゃいますし、メーカーの本社もあるし予防も国を挙げて取り組んでいるところもあるし・・・出会う先生によるのではないでしょうか?
ご質問の答えになっていれば幸いです!
参考までに、神経をとった歯のホワイトニング症例を載せておきますね。
詳しくはコチラ
・http://blog.livedoor.jp/dr_yumiko/archives/1446658.html
この症例は、ホワイトニング後コンポジットレジンで修復しました。
画像1 画像2
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2010-09-05 17:11:26
>15年ほど前に神経を取った前歯(右上1番)を、1年程前、変色と強度を改善するために、ラミネートべニアの処置を受けました。
と言う事は、失活歯のラミネートベニアと言う事ですね。
天川先生も書かれているように
1 土台の歯の変色
2 接着剤の変色
の2パターンが考えられます。
1であれば歯の裏からホワイトニングを行う「インターナルブリーチ」で対処できると思います。
2だとすると、ちょっと厄介で「ラミネートベニアのやり直し」と言う事になってしまかと思います。
できれば1のパターンで合って欲しいですよね。
その際は、天川先生の書かれているように「再根管治療が必要」な場合もありますから、担当の先生としっかり相談されてください。
と言う事は、失活歯のラミネートベニアと言う事ですね。
天川先生も書かれているように
1 土台の歯の変色
2 接着剤の変色
の2パターンが考えられます。
1であれば歯の裏からホワイトニングを行う「インターナルブリーチ」で対処できると思います。
2だとすると、ちょっと厄介で「ラミネートベニアのやり直し」と言う事になってしまかと思います。
できれば1のパターンで合って欲しいですよね。
その際は、天川先生の書かれているように「再根管治療が必要」な場合もありますから、担当の先生としっかり相談されてください。
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2010-09-05 23:24:11
ご相談ありがとうございます。
先生方のご意見通り、私もまずラミネートを生かしながら、「インターナルブリーチ」を検討します。
それが有効でなければ、「ラミネートベニアのやり直し」をトライするかもしれません。
しかし、2回目は更にデリケートな治療になるために、クラウンに進むことも含めた計画になるかもしれません。
天川先生の説明がとても的確です。
良い歯科医師を捜すことがポイントになりそうです。
先生方のご意見通り、私もまずラミネートを生かしながら、「インターナルブリーチ」を検討します。
それが有効でなければ、「ラミネートベニアのやり直し」をトライするかもしれません。
しかし、2回目は更にデリケートな治療になるために、クラウンに進むことも含めた計画になるかもしれません。
天川先生の説明がとても的確です。
良い歯科医師を捜すことがポイントになりそうです。
相談者からの返信
相談者:
aquaさん
返信日時:2010-09-06 00:12:17
タイトル | [写真あり] ラミネートべニアにした前歯が1年で変色 (オーストリア) |
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質問者 | aquaさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 28歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯の変色・着色 ラミネートベニア その他(写真あり) インターナルブリーチ(パワーブリーチング) オーストリア |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。