金属アレルギー、金属土台を交換したほうがよいかどうか?
相談者:
pompom0385さん (49歳:女性)
投稿日時:2010-09-02 21:20:44
早速ですが、質問させていただきます。
最近皮膚の疾患、関節の痛み、口内のただれ等があり、金属アレルギーを疑っています。
現在、金を被せた奥歯が左上7番、右上6、7番、左下6、7番、セラミックの前歯が2本ありますが、その7本全部に金の土台が入っております。
また、それ以外にも、右下6番に銀色のメタルのクラウン、その他銀色の詰め物が2本あります。
特に前右一番の裏側の歯茎から上顎のただれが恒常的で、困っています。
セラミックの裏側のメタル部分の問題なのか、土台の金の問題なのか分かりませんが、もし土台が問題だとした時に、レントゲン写真を見ると、歯根いっぱいに太い土台が入っています。
この土台を取り外して治療し直すことが可能かどうか、不安です。
主治医の先生は前に、この土台をいじると歯根が割れてしまうと
おっしゃっていました。
そういった場合、オプションはやはりインプランとしかないのでしょうか。
抜歯せずに、土台を取り外すことはやはり無理なのでしょうか。
体調が悪く、繊維筋痛症の治療もしておりますが、そちらの方でも歯科治療による金属アレルギーの関連を指摘するwebサイトを拝見したことがあります。
先生方のご意見をなにかいただければ幸いです。
よろしくお願い致します。
最近皮膚の疾患、関節の痛み、口内のただれ等があり、金属アレルギーを疑っています。
現在、金を被せた奥歯が左上7番、右上6、7番、左下6、7番、セラミックの前歯が2本ありますが、その7本全部に金の土台が入っております。
また、それ以外にも、右下6番に銀色のメタルのクラウン、その他銀色の詰め物が2本あります。
特に前右一番の裏側の歯茎から上顎のただれが恒常的で、困っています。
セラミックの裏側のメタル部分の問題なのか、土台の金の問題なのか分かりませんが、もし土台が問題だとした時に、レントゲン写真を見ると、歯根いっぱいに太い土台が入っています。
この土台を取り外して治療し直すことが可能かどうか、不安です。
主治医の先生は前に、この土台をいじると歯根が割れてしまうと
おっしゃっていました。
そういった場合、オプションはやはりインプランとしかないのでしょうか。
抜歯せずに、土台を取り外すことはやはり無理なのでしょうか。
体調が悪く、繊維筋痛症の治療もしておりますが、そちらの方でも歯科治療による金属アレルギーの関連を指摘するwebサイトを拝見したことがあります。
先生方のご意見をなにかいただければ幸いです。
よろしくお願い致します。
回答1
回答日時:2010-09-03 00:12:20
こんばんは。
何か色々と大変そうですね。
通常、土台というのは表面には一切出ませんので、イオン化(溶ける)して出てくることはほぼ考えられませんから、アレルギーに対しての関与はほとんど否定できるのではないかと考えます。
ですが気分的にはなくしてしまいたいと言う気持ちもありますよね。
抜歯⇒インプラントまで覚悟出来るのなら、抜歯覚悟で土台の除去に踏み切っても良いかと思います。
除去さえ出来れば非金属で、ファイバーコアなども選べるでしょうし、クラウンもオールセラミックにすれば金属は全く使わずに済みます。
もしもインプラントにする場合は、アレルギー性は高くはないものの各種金属を使用することにはなります。
不安なら抜歯後はオールセラミックのブリッジというのも選べると思います。
土台の除去については、マイクロスコープ等を使って慎重に行ってくれるところを選ばれれば、歯根破折のリスクは軽減できると思いますよ。
一口に金属アレルギーと言ってもどの金属でアレルギーを起こしているのか、出来れば絞られた方がいいかも知れませんね。
歯科の方は非常に高額な処置になりますので、事前に調べられることは調べておかれた方がいいと思いますよ。
一般的には、アレルギーを引き起こしやすい順で、
銀>金≒セラミック(メタルボンド)の裏側の金>インプラント≒セラミック≒レジン系(←ほぼ起こらない)
複数の種類の合金>単一の合金
安いクラウン>高いクラウン
とは言えそうです。
ただ厳密に言うと色々注釈がつきますので、よく調べて、相談しながら治療を進める様にして下さいね。
お大事にどうぞ。
何か色々と大変そうですね。
通常、土台というのは表面には一切出ませんので、イオン化(溶ける)して出てくることはほぼ考えられませんから、アレルギーに対しての関与はほとんど否定できるのではないかと考えます。
ですが気分的にはなくしてしまいたいと言う気持ちもありますよね。
抜歯⇒インプラントまで覚悟出来るのなら、抜歯覚悟で土台の除去に踏み切っても良いかと思います。
除去さえ出来れば非金属で、ファイバーコアなども選べるでしょうし、クラウンもオールセラミックにすれば金属は全く使わずに済みます。
もしもインプラントにする場合は、アレルギー性は高くはないものの各種金属を使用することにはなります。
不安なら抜歯後はオールセラミックのブリッジというのも選べると思います。
土台の除去については、マイクロスコープ等を使って慎重に行ってくれるところを選ばれれば、歯根破折のリスクは軽減できると思いますよ。
一口に金属アレルギーと言ってもどの金属でアレルギーを起こしているのか、出来れば絞られた方がいいかも知れませんね。
歯科の方は非常に高額な処置になりますので、事前に調べられることは調べておかれた方がいいと思いますよ。
一般的には、アレルギーを引き起こしやすい順で、
銀>金≒セラミック(メタルボンド)の裏側の金>インプラント≒セラミック≒レジン系(←ほぼ起こらない)
複数の種類の合金>単一の合金
安いクラウン>高いクラウン
とは言えそうです。
ただ厳密に言うと色々注釈がつきますので、よく調べて、相談しながら治療を進める様にして下さいね。
お大事にどうぞ。
相談者からの返信
相談者:
pompom0385さん
返信日時:2010-09-03 08:31:21
回答2
尾崎歯科医院(札幌市西区)の尾崎です。
回答日時:2010-09-03 12:31:31
線維筋痛症ですか、辛い痛みでしょうね。
リウマチもありますか?
原因も治療法もはっきりとしない病気は辛いものです。
金属アレルギーを心配しておられるようですが、口腔内の粘膜のあれは金属の冠が入っている場所の付近でしょうか?
基本的には原因の金属に接触している所にまず症状が現れるのが一般的です。
メタルコアも直接接触してませんが、特に銀合金などが使用されていると銀イオンで歯根全体が黒く変色している様なものも見かけますので、安心とは決めかねます。
メタルコアが金であればそんなに心配はいらないと思います。
担当の先生からお聞きのように、ポストを除去する際に歯根を痛めてしまう危険性は大きく、もちろん細心の注意を払って行なうのですが、私もコアの除去は行ないたくありません。
また口腔内の異種金属が混在していると金属のイオン化が起こりやすく、右下の銀歯と銀色の金属の詰め物(おそらくインレー)だと思いますがアレルギーの原因になりにくい材料に変更するということも考えた方が良いかもしれません。
医者は歯医者も含めて原因がはっきりしない病気に出会うと、ストレスが原因と言われますが、実際に何事にも楽観的に考え悩まないようにすることで人間の身体は自然治癒力や免疫力が高くなり、健康でいられるかもしれません。
お大事になさってください。
リウマチもありますか?
原因も治療法もはっきりとしない病気は辛いものです。
金属アレルギーを心配しておられるようですが、口腔内の粘膜のあれは金属の冠が入っている場所の付近でしょうか?
基本的には原因の金属に接触している所にまず症状が現れるのが一般的です。
メタルコアも直接接触してませんが、特に銀合金などが使用されていると銀イオンで歯根全体が黒く変色している様なものも見かけますので、安心とは決めかねます。
メタルコアが金であればそんなに心配はいらないと思います。
担当の先生からお聞きのように、ポストを除去する際に歯根を痛めてしまう危険性は大きく、もちろん細心の注意を払って行なうのですが、私もコアの除去は行ないたくありません。
また口腔内の異種金属が混在していると金属のイオン化が起こりやすく、右下の銀歯と銀色の金属の詰め物(おそらくインレー)だと思いますがアレルギーの原因になりにくい材料に変更するということも考えた方が良いかもしれません。
医者は歯医者も含めて原因がはっきりしない病気に出会うと、ストレスが原因と言われますが、実際に何事にも楽観的に考え悩まないようにすることで人間の身体は自然治癒力や免疫力が高くなり、健康でいられるかもしれません。
お大事になさってください。
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2010-09-03 14:18:16
ご相談ありがとうございます。
尾崎先生に賛成です。
金はとても安全です。
ふつうはご心配ありません。
それでも稀に金のアレルギーは起きますから、まずは金属アレルギー検査をしてみると良いと思います。
それで問題が出なければ金を外す必要は全くありません。
もちろんその金属の成分も重要ですから、ご担当の先生に使用金属のメーカーと品名と時期をお尋ねになると更によいかもしれません。
自由診療とは保険ではないというだけではありません。
健康のために保険の制限を超えてベストな選択をすることですから、きっと健康に役立つ金を使用されていると思われます。
ただ今のご質問とは関係ありませんが、尾崎先生と同様にコアの材料の金属は中から出てくると考えています。
良い材料は治療する際、健康のためには必要だと思います。
(渡辺先生教えていただけませんでしょうか?)
私は、金属イオンや電子にとって仮にサイズの比較だけ取ってみてももともと歯根の材質はザルより大きな穴だらけの物質で、存在してはいても無いような物質であり妨げには何の影響もないし、ましてや象牙質には有機質を満たした約2ミクロンの巨大な細管がストローを束ねた断面のように開いていること、加えてコアの精度、合着や接着技術、仮封の厳密性、セメントの不均一性、曲げ強度、圧縮強度、弾性限、熱膨張係数差等によるパーコレーション、等々を合わせると乾燥状態にあるとは考えにくく、いつも波状的に電解質にさらされて、イオンの流れるエネルギーからしても抑えることは不可能で、口腔内は体外とはいえ、体内に直接金属が暴露していることと全く変わりがないと思っていました。
更に多種金属が同一口腔内に混在すればイオン化傾向の差によりそれが加速されるとも思っていました。
肉眼で見えるかどうかは全く判断の基準にはならないと考えていました。
材料の選択は治療の選択肢のほんの一部にしか過ぎませんが、医療者の裁定部分でありこだわりたいところでもあります。
初めから理工学的に何の迷いもなくただそう思いこんでいただけで検証したわけではありませんから、歯科的に先生がほぼ考えられないという文献があればお手すきの時にでも教えていただけませんでしょうか?
すみません、つい回答以外のことまで書いてしまいました。
尾崎先生に賛成です。
金はとても安全です。
ふつうはご心配ありません。
それでも稀に金のアレルギーは起きますから、まずは金属アレルギー検査をしてみると良いと思います。
それで問題が出なければ金を外す必要は全くありません。
もちろんその金属の成分も重要ですから、ご担当の先生に使用金属のメーカーと品名と時期をお尋ねになると更によいかもしれません。
自由診療とは保険ではないというだけではありません。
健康のために保険の制限を超えてベストな選択をすることですから、きっと健康に役立つ金を使用されていると思われます。
ただ今のご質問とは関係ありませんが、尾崎先生と同様にコアの材料の金属は中から出てくると考えています。
良い材料は治療する際、健康のためには必要だと思います。
(渡辺先生教えていただけませんでしょうか?)
私は、金属イオンや電子にとって仮にサイズの比較だけ取ってみてももともと歯根の材質はザルより大きな穴だらけの物質で、存在してはいても無いような物質であり妨げには何の影響もないし、ましてや象牙質には有機質を満たした約2ミクロンの巨大な細管がストローを束ねた断面のように開いていること、加えてコアの精度、合着や接着技術、仮封の厳密性、セメントの不均一性、曲げ強度、圧縮強度、弾性限、熱膨張係数差等によるパーコレーション、等々を合わせると乾燥状態にあるとは考えにくく、いつも波状的に電解質にさらされて、イオンの流れるエネルギーからしても抑えることは不可能で、口腔内は体外とはいえ、体内に直接金属が暴露していることと全く変わりがないと思っていました。
更に多種金属が同一口腔内に混在すればイオン化傾向の差によりそれが加速されるとも思っていました。
肉眼で見えるかどうかは全く判断の基準にはならないと考えていました。
材料の選択は治療の選択肢のほんの一部にしか過ぎませんが、医療者の裁定部分でありこだわりたいところでもあります。
初めから理工学的に何の迷いもなくただそう思いこんでいただけで検証したわけではありませんから、歯科的に先生がほぼ考えられないという文献があればお手すきの時にでも教えていただけませんでしょうか?
すみません、つい回答以外のことまで書いてしまいました。
回答4
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2010-09-03 17:03:48
>金属アレルギーを心配しておられるようですが、口腔内の粘膜のあれは金属の冠が入っている場所の付近でしょうか?
>基本的には原因の金属に接触している所にまず症状が現れるのが一般的です。
私はこれは間違いだと思います。
接触性の粘膜炎と金属アレルギーは違う病態だと思いますので、接触している部分に症状が無く、全身に症状が現れることはよくあることだと思います。
>基本的には原因の金属に接触している所にまず症状が現れるのが一般的です。
私はこれは間違いだと思います。
接触性の粘膜炎と金属アレルギーは違う病態だと思いますので、接触している部分に症状が無く、全身に症状が現れることはよくあることだと思います。
回答5
回答日時:2010-09-04 03:41:04
>接触性の粘膜炎と金属アレルギーは違う病態だと思いますので、接触している部分に症状が無く、全身に症状が現れることはよくあることだと思います。
↑このご意見には同意です。
同意なのですが、例えば歯科の教科書で代表的な、全身に症状が現れる掌蹠膿疱症なんかでも、歯科用金属との関連を否定する様な専門家の意見もありますので、正確なアレルギーの診断はとてつもなく難しいものと思います。
さがら先生>
さがら先生の様なご意見ももちろんあるかと思いますので”ほぼ”と表現しています。
アレルギーとか、他スレッドの放射線の、いわゆる「安全性」の話を、専門的に書き出すと難しいですね。
全然文献ベースな話ではないですし、アレルギーに関しての知識は十分とは思っていませんから、今後勉強していくうちにさがら先生の様に変わるかも知れません。
どう考えても私よりも先生の方が詳しい分野ですしね。
サイズの話を聞くとなるほどそんな気もします。
(因みに今歯科臨床研鑽会でも金属アレルギーについての勉強会は企画に上がっていますよ)
ただ、そういうレベルで100%安全と言い切れるのは「抜歯 ⇒ 放置」以外にはないと思いますが。
例えば先生の「金なら安全」論も、私が実際に拝察した患者さんで「金アレルギー」と皮膚科で診断された方は数名おられますし、このサイトでそう申告された方も5名前後ぐらいはおられた様に思いますから、そんなに低い確率ではないと思います。
もちろん皮膚科の診断にも疑念(というか偽陽性の可能性)はありますが。
当然歯科治療では純金を使う訳ではありませんから「合金としては比較的安定」しているというだけで、その他諸々の含有金属を考えれば「(いわゆる)金なら安心」という表現もまたおかしいのではないでしょうか。
12%金パラが危険で、「金ですよ」と言って装着される50%金合金なら安全かとも・・、安いメタルボンドで、粗悪な合金を使用されている様な例もよく聞きます。
他にもセメントやレジンでアレルギーを起こす例も、稀ながらある訳ですし。
(稀なのにちょうど昨日もその疑いの患者さんの治療をしていたところです)
個人的にはネット相談にはネット相談に適したレベルがあると考えていますので、不確実な情報を根拠に不用意に不安を煽らず、現実的な代替案を提案するべきだと思います。
自分としては、コアとクラウンが、「リスクとして」同等とは(感覚的に)今のところ思えませんし、そもそもこのご相談では、コアの金属も不明で金属アレルギーも「疑い」ですから・・。
かつて先生が指摘されていた様に、除去を担当される先生が除去時にラバーダムや口腔外バキュームの使用などされるかも分かりませんし。
このご相談、というかネット相談全般そうですが、不明な点ばかりなのですから過度な心配はせずに、専門医との相談を促すぐらいが良い様に思います。
↑このご意見には同意です。
同意なのですが、例えば歯科の教科書で代表的な、全身に症状が現れる掌蹠膿疱症なんかでも、歯科用金属との関連を否定する様な専門家の意見もありますので、正確なアレルギーの診断はとてつもなく難しいものと思います。
さがら先生>
さがら先生の様なご意見ももちろんあるかと思いますので”ほぼ”と表現しています。
アレルギーとか、他スレッドの放射線の、いわゆる「安全性」の話を、専門的に書き出すと難しいですね。
全然文献ベースな話ではないですし、アレルギーに関しての知識は十分とは思っていませんから、今後勉強していくうちにさがら先生の様に変わるかも知れません。
どう考えても私よりも先生の方が詳しい分野ですしね。
サイズの話を聞くとなるほどそんな気もします。
(因みに今歯科臨床研鑽会でも金属アレルギーについての勉強会は企画に上がっていますよ)
ただ、そういうレベルで100%安全と言い切れるのは「抜歯 ⇒ 放置」以外にはないと思いますが。
例えば先生の「金なら安全」論も、私が実際に拝察した患者さんで「金アレルギー」と皮膚科で診断された方は数名おられますし、このサイトでそう申告された方も5名前後ぐらいはおられた様に思いますから、そんなに低い確率ではないと思います。
もちろん皮膚科の診断にも疑念(というか偽陽性の可能性)はありますが。
当然歯科治療では純金を使う訳ではありませんから「合金としては比較的安定」しているというだけで、その他諸々の含有金属を考えれば「(いわゆる)金なら安心」という表現もまたおかしいのではないでしょうか。
12%金パラが危険で、「金ですよ」と言って装着される50%金合金なら安全かとも・・、安いメタルボンドで、粗悪な合金を使用されている様な例もよく聞きます。
他にもセメントやレジンでアレルギーを起こす例も、稀ながらある訳ですし。
(稀なのにちょうど昨日もその疑いの患者さんの治療をしていたところです)
個人的にはネット相談にはネット相談に適したレベルがあると考えていますので、不確実な情報を根拠に不用意に不安を煽らず、現実的な代替案を提案するべきだと思います。
自分としては、コアとクラウンが、「リスクとして」同等とは(感覚的に)今のところ思えませんし、そもそもこのご相談では、コアの金属も不明で金属アレルギーも「疑い」ですから・・。
かつて先生が指摘されていた様に、除去を担当される先生が除去時にラバーダムや口腔外バキュームの使用などされるかも分かりませんし。
このご相談、というかネット相談全般そうですが、不明な点ばかりなのですから過度な心配はせずに、専門医との相談を促すぐらいが良い様に思います。
回答6
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2010-09-04 21:14:35
こんばんは、柴田です。
さがら先生が書かれているとおりに金でもアレルギーはあります。
何年か前に自分自身で体験しました。
皮膚にアレルギー症状が出たため名古屋大学医学部の早川律子先生に診断していただき、金にアレルギー反応が出たためすべての保険の補綴物(クラウン、ブリッジ前装冠)を撤去しました。
12%の金が含まれていますので。
幸いなことに金属除去後患者さんの皮膚症状は改善しました。
たった一人の経験しかありませんが金でもアレルギー源にはなります。
さがら先生が書かれているとおりに金でもアレルギーはあります。
何年か前に自分自身で体験しました。
皮膚にアレルギー症状が出たため名古屋大学医学部の早川律子先生に診断していただき、金にアレルギー反応が出たためすべての保険の補綴物(クラウン、ブリッジ前装冠)を撤去しました。
12%の金が含まれていますので。
幸いなことに金属除去後患者さんの皮膚症状は改善しました。
たった一人の経験しかありませんが金でもアレルギー源にはなります。
回答7
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2010-09-05 22:28:15
こんばんは。
決心が付いて何よりです。
歯を残す方針で、できることから進めて徐々に解決するように応援しています。
(渡辺先生)
先生が相談者の利益を最優先して回答しているポリシーを疑っていませんし、私も同じです。
私に専門外のアレルギーは良く分かりません。
ただアレルギーに限らず、何かを根の中に隠してしまえば大丈夫かどうかは相談者にも知って頂いた方が良いと思ったからです。
尾崎先生もご指摘のような、
>メタルコアも直接接触してませんが、特に銀合金などが使用されていると銀イオンで歯根全体が黒く変色している様なものも見かけますので、安心とは決めかねます。
例えば歯頚部の変色で相談される方も少なくないし、またCaへの懸念や根管内の処置に関連しても、事実をきちんと知って頂いた上でいろいろ予防できれば更に良いと思います。
確かに金についてもアレルギーが増加しているようで、当院でも最近数名いらっしゃいました。
1万2千名以上の方が来院されて、全員に問診票等で確認してきましたが、昔はほとんどいませんでした。
「稀にある」と書きましたが、薬事法で「稀」とは0.1%以下という意味で、丁度当院でもその割合です。
慣習的に「きわめて稀」も使用されますが、私はそれよりは稀の表現が良いかなと書きました。
しかし、CT放射線の相談のところにもありましたが、リスクがあったとしても、必要なレントゲン検査は有益だと稲垣先生も勧めていますが、金も稀にアレルギーが起こるとしても一般的に非常に有益な材料としてこれからも勧めたいと思います。
ただあえて表で確認をした意味は、渡辺先生のアカデミックでしかも熱血回答は私も隠れファンの一人ですが、とても影響力の大きい渡辺先生が「ほぼ考えられない」と言い切ってしまうことが心配だからです。
>12%金パラが危険で、「金ですよ」と言って装着される50%金合金なら安全かとも・・、安いメタルボンドで、粗悪な合金を使用されている様な例もよく聞きます。
と、お書きのように、次は根の中だから大丈夫と粗悪な治療を誘発することは避けたいと思います。
これもきっかけに、予防に勝る治療はないことを強調できれば相談者の大きな利益になると思います。
決心が付いて何よりです。
歯を残す方針で、できることから進めて徐々に解決するように応援しています。
(渡辺先生)
先生が相談者の利益を最優先して回答しているポリシーを疑っていませんし、私も同じです。
私に専門外のアレルギーは良く分かりません。
ただアレルギーに限らず、何かを根の中に隠してしまえば大丈夫かどうかは相談者にも知って頂いた方が良いと思ったからです。
尾崎先生もご指摘のような、
>メタルコアも直接接触してませんが、特に銀合金などが使用されていると銀イオンで歯根全体が黒く変色している様なものも見かけますので、安心とは決めかねます。
例えば歯頚部の変色で相談される方も少なくないし、またCaへの懸念や根管内の処置に関連しても、事実をきちんと知って頂いた上でいろいろ予防できれば更に良いと思います。
確かに金についてもアレルギーが増加しているようで、当院でも最近数名いらっしゃいました。
1万2千名以上の方が来院されて、全員に問診票等で確認してきましたが、昔はほとんどいませんでした。
「稀にある」と書きましたが、薬事法で「稀」とは0.1%以下という意味で、丁度当院でもその割合です。
慣習的に「きわめて稀」も使用されますが、私はそれよりは稀の表現が良いかなと書きました。
しかし、CT放射線の相談のところにもありましたが、リスクがあったとしても、必要なレントゲン検査は有益だと稲垣先生も勧めていますが、金も稀にアレルギーが起こるとしても一般的に非常に有益な材料としてこれからも勧めたいと思います。
ただあえて表で確認をした意味は、渡辺先生のアカデミックでしかも熱血回答は私も隠れファンの一人ですが、とても影響力の大きい渡辺先生が「ほぼ考えられない」と言い切ってしまうことが心配だからです。
>12%金パラが危険で、「金ですよ」と言って装着される50%金合金なら安全かとも・・、安いメタルボンドで、粗悪な合金を使用されている様な例もよく聞きます。
と、お書きのように、次は根の中だから大丈夫と粗悪な治療を誘発することは避けたいと思います。
これもきっかけに、予防に勝る治療はないことを強調できれば相談者の大きな利益になると思います。
相談者からの返信
相談者:
pompom0385さん
返信日時:2010-09-05 23:16:00
渡辺先生、尾崎先生、さがら先生、小牧先生 柴田先生、ご回答有り難うございます。
しばらくログイン不可能でしたので、お礼が遅くなり失礼致しました。
先生方の回答はどれもたいへん参考になりました。また、先生方同士の意見の交換も、私のような患者にとっても貴重なご意見ばかりでとても興味深く拝見させていただきました。
個人ではいろいろな疑問があっても実際に視ていただいている先生に率直な質問をすることは時として難しいところがあります。
こちらに質問することで、実際に口の中を見ていただくことはできませんが、いろいろな可能性をお聞きし、自分なりに、今後の歯科治療を受ける側としての知識と選択肢が増えましたことで、この掲示板の意義の深さを感じております。
先生方に感謝致します。
しばらくログイン不可能でしたので、お礼が遅くなり失礼致しました。
先生方の回答はどれもたいへん参考になりました。また、先生方同士の意見の交換も、私のような患者にとっても貴重なご意見ばかりでとても興味深く拝見させていただきました。
個人ではいろいろな疑問があっても実際に視ていただいている先生に率直な質問をすることは時として難しいところがあります。
こちらに質問することで、実際に口の中を見ていただくことはできませんが、いろいろな可能性をお聞きし、自分なりに、今後の歯科治療を受ける側としての知識と選択肢が増えましたことで、この掲示板の意義の深さを感じております。
先生方に感謝致します。
タイトル | 金属アレルギー、金属土台を交換したほうがよいかどうか? |
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質問者 | pompom0385さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 49歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
メタルコア(金属の土台) 歯科金属アレルギー 土台(コア)の除去・交換 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。