CT撮影したのにインプラント術中にドリルが滑り骨の薄い方へ…

相談者: ayayaさん (41歳:女性)
投稿日時:2010-09-13 06:41:52
相談させていただきます。
よろしくお願いします。

過去、同じ医院で、上右3番と右奥歯インプラントしました。

どちらの場合も、事前にCTを撮り、診断し、手術がスムーズに行くよう考えられていたかと思います。


先日の犬歯の手術(抜歯即時)の時には、一度ドリルで骨を削って埋め込んだ後、どうも入れる方向が違っていたみたいだという事で、再度抜き、もう一度ドリルで開けなおし、正しい方向に埋めました。

一度目は、思っていた方向へ入れようと思ったが、骨が硬く、骨の無い方へドリルがすべり、骨の薄い方へ埋め込んでしまったという事。
開いてしまった穴は、おそらく人口骨を入れてもらいました。


術中、2回、口を開けたままCT室(別室)へ移動しました。

結局、その一度目間違った方向へ穴を開けしまったところで感染し、感染拡大を防ぐ為インプラントも抜除し、骨の回復をまってから再チャレンジすることになりました。

これで、約1年歯が無い状態になってしまいます・・・。



数年前の奥歯は、今の所問題は無いようですが、術中に、予想外に骨が吸収されていた、GBRで人口骨をたくさん使ったので、金額は大体これくらいになる、と術後に提示されました。

術中は、自分では判断できないので、先生に従うしかありません。
事前に大体分かっていれば、心構えもできたと思います。



私がお尋ねしたいのは、こういう風に、間違った方向に埋め込まないために、事前にCTを撮ったりしているのでは無いのでしょうか?
この先生の診断は、甘かったのではないでしょうか。

CT診断も別途代金を支払っています。


こういった、CTなどで事前診断をしているけれど、術中に予想外の事が多々あることなのでしょうか。

お教え頂ければ幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-09-13 08:40:35
ご相談ありがとうございます。

インプラント術中の不測の事態

これはよくあることです。



>こういう風に、間違った方向に埋め込まないために、事前にCTを撮ったりしているのでは無いのでしょうか?
>この先生の診断は、甘かったのではないでしょうか。


たしかにCT撮影の目的には、方向を定めることも入っています。

またCT検査では、内部の骨の密度や偏り方なども良く分かりますから、ドリルが滑って計画以外の方向へ削りやすい予測も立ちます。


しかし、術中に不測の事態は起きることがあります。
予定外のことが結果となってしまうこともあります。
その結果、治療前よりもさらに困ってしまうこともあります。
それがリスクです。

従って、結果だけでご担当の先生のご診断が甘いかどうかはこのお話からでは結論は出ません。



>術中、2回、口を開けたままCT室(別室)へ移動しました。


これは不測の事態にきちんと対処しようとされた善意ある検査であると思います。

ふつう手術前には、ただの歯の治療とは違い、厳重な消毒と何重もの滅菌布で全身をカバーしますから、移動のためにはそのやり直しをしながらだととても時間も手間もかかりますが、予定外の時間についても十分かけて治療したいただいたことは、きちんとした対応をしていただいたと思います。



>金額は大体これくらいになる、と術後に提示されました。
>術中は、自分では判断できないので、先生に従うしかありません。
>事前に大体分かっていれば、心構えもできたと思います。


お支払いのシステムは各歯科医院によって違いがあります。
そういうこともあるのかもしれません。
どんどん高くなるという歯科医院の噂を聞いたこともあります。


別のシステムでは、あらかじめ計画書と見積書と契約書を用意します。
想定外のことが起きたときの費用についても記入しておきます。
当院の例では、何が起きてももう追加費用はありません、という約束になります。

これからは治療前にご確認されると良いのではないでしょうか。



予定外のことが起きることもあるのが歯科治療です。
現在は再チャレンジを待っておられるということですが、新たなお気持ちで良い再スタートとなるように祈願しております。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-09-13 11:01:13
CT撮っていても、こう言うことはあるでしょうね。

インプラント手術は、医師による技術差はあります。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-09-13 19:31:47
>骨が硬く、骨の無い方へドリルがすべり、骨の薄い方へ埋め込んでしまった

一番ありがちなパターンですね…。
僕もたま〜にあります。(>_<)

これは「CTを撮っていても」です。

むしろ、事前のCTが無ければ、間違った方向に誘導されてしまう可能性がある事すら解らなかったでしょうし、確認すらできなかったのではないかと思います。


料金システムに関しては各医院さんで設定されている事ですから、何とも言えませんが、治療の内容自体は誠意ある対応だったのではないかと思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-09-14 00:09:50
世界の学会レベルでも同じようなトラブルの報告がなされており、CT撮影して、それによる誘導するガイドを用いても、殆どの場合誤差がある、と言われています。

CTで幾ら撮影をしても骨の硬さ、ドリルが何処へ流れるのかは予測し切れないのです。

なので、正直に植立が違っているから直そうとされた事、結果的には再手術になった事をちゃんと説明をされているのですから、良心的対応であろう、と私も思います。


インプラントは良いものと言われていますが、成功率はやはり100%ではありません。

その患者さんにとっては気の毒ですが、全てを予測しつくして100%成功させられると言うのは、実際の臨床上とても難しいのです。


それが怖いから、術中にCTを2回も撮影している訳で、非常に真っ当な治療をしようとしている態度ではないか、と感じます。

それでも、CT画像と実際の骨の中身は完全にリンクしてくれるものでもなく、特に硬さでは読みが違ってしまう可能性は非常に高いのです。



1年近く歯がなくなると診断されている状況なのですから、正直厳しい状態なのだろうと思われます。

その辺の審美的問題に関しても、先生にご相談されて見た目上だけでも何とかならないのか聞いて見て下さい。

対応を読ませていただいて、真面目な先生であると感じましたので、きっと一所懸命に対応して下さると思います。


骨の造成に関して、料金的に不安を抱えている事も、チャンと話されて相談されて下さい。

きっと、話を聞いて下さると思います。

万が一聞いて下さらないようでしたら、その時にセカンドオピニオンを考えられるのをお勧めします。


お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ayayaさん
返信日時:2010-09-14 09:16:23
さがら先生、上田先生、タイヨウ先生、松元先生、お忙しい中、丁寧な御回答ありがとうございました。


100%ではないインプラントと頭では理解していましたが、担当していただいた先生は、経験も豊富でいろいろな臨床を経験されているようですので、まさか、私が数パーセントのトラブルの側になるとは正直考えておりませんでした。

今回の歯以外も、ほぼ神経がないものばかりで、いつ何があってもおかしくないと思われる歯ですが、この状態になるまで、根の治療かぶせ物など、ずーっとずっと、歯医者に通っています。


先生を信頼するしかないのですが、今回の事で、過去も含めて、すべてに疑心暗鬼になって、最悪の状況ばかり考えるようになってしまいました。

しかし・・・、そうは言っても生活はずっと続くのですから、少しづつ、改善の方向へ向かうよう、逃げないで対応していかないといけないですね。 
つらいですが。 


いつかは、この状況が多少なりとも解決しますよね。

この度は、御相談に乗っていただき、本当にありがとうございました。



タイトル CT撮影したのにインプラント術中にドリルが滑り骨の薄い方へ…
質問者 ayayaさん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラントに関するトラブル
歯医者への不信感
回答者




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