セラミックのラミネートベニアを外すとひどく臭う
相談者:
ブラウン0さん (48歳:男性)
投稿日時:2010-09-14 01:09:44
5年前にセラミックベニアを上下8本ずつ、計16本かぶせました。
(正確には、一部クラウンです)
施工直後から、歯と歯茎の間に歯ブラシの先を入れて磨くと、歯ブラシに違和感のある臭いが残り、気になっていました。
なんというか、ゴムのような臭いです。
その後、平均して年に1回(1本)程度セラミックが割れるため、同じ歯医者さんで治療していただいています。
その際、セラミックが割れたときや、あるいはセラミックにひびが入った程度の場合は歯医者さんでセラミックをはずしていただいたときに、かなりひどい腐敗臭がします。
(歯医者さんでは、セラミックをはずした後、自然歯を少し削って、再施工しておられます)
素人考えでは、これはつまり、かぶせたセラミックと自然歯の間でなんらかの腐敗(ないし自然歯側に腐食?)が起きているのではないかと思われるのですが、どうなのでしょうか。
年を追うごとに臭いが強くなってきているように思え、いずれは自然歯がダメになってしまうのではないかと心配です。
(正確には、一部クラウンです)
施工直後から、歯と歯茎の間に歯ブラシの先を入れて磨くと、歯ブラシに違和感のある臭いが残り、気になっていました。
なんというか、ゴムのような臭いです。
その後、平均して年に1回(1本)程度セラミックが割れるため、同じ歯医者さんで治療していただいています。
その際、セラミックが割れたときや、あるいはセラミックにひびが入った程度の場合は歯医者さんでセラミックをはずしていただいたときに、かなりひどい腐敗臭がします。
(歯医者さんでは、セラミックをはずした後、自然歯を少し削って、再施工しておられます)
素人考えでは、これはつまり、かぶせたセラミックと自然歯の間でなんらかの腐敗(ないし自然歯側に腐食?)が起きているのではないかと思われるのですが、どうなのでしょうか。
年を追うごとに臭いが強くなってきているように思え、いずれは自然歯がダメになってしまうのではないかと心配です。
回答1
ひぐち歯科クリニック(大阪府茨木市)の樋口です。
回答日時:2010-09-14 01:21:48
こんにちは。
ポーセレンラミネートベニアを装着したときから臭いが続いているのでしたら、材料そのものの臭いの可能性や嗅覚障害の可能性も考えられます。
とはいえポーセレンラミネートベニアを外す際にひどい臭いがするとのことですから、細菌が繁殖して臭いを発生している可能性が一番高いと考えられます。
ポーセレンラミネートベニアが破折した際かその前に接着剤であるレジンセメントに破壊が生じ、最近が繁殖する余地が生じたのではないでしょうか。
この臭いはレジンセメントを取り除けばなくなるはずで、歯が駄目になる恐れは低いと思います。
ポーセレンラミネートベニアを装着したときから臭いが続いているのでしたら、材料そのものの臭いの可能性や嗅覚障害の可能性も考えられます。
とはいえポーセレンラミネートベニアを外す際にひどい臭いがするとのことですから、細菌が繁殖して臭いを発生している可能性が一番高いと考えられます。
ポーセレンラミネートベニアが破折した際かその前に接着剤であるレジンセメントに破壊が生じ、最近が繁殖する余地が生じたのではないでしょうか。
この臭いはレジンセメントを取り除けばなくなるはずで、歯が駄目になる恐れは低いと思います。
回答2
桜田歯科(東京都北区田端)の桜田です。
回答日時:2010-09-14 07:28:56
おはようございます
>施工直後から、歯と歯茎の間に歯ブラシの先を入れて磨くと、歯ブラシに違和感のある臭いが残り、気になっていました。
>なんというか、ゴムのような臭いです。
マージンの適合や形態に何か問題があるかもしれません。
プラークの停滞しやすい形になっている可能性もあります。
>平均して年に1回(1本)程度セラミックが割れるため、同じ歯医者さんで治療していただいています。
セラミックが高頻度で割れるには、取り付ける際の接着やかみ合わせの調整不足、技工上のエラーが考えれます。
基本的には、ベニヤはかみ合わせに関与しない部分が多いのでかみ合わせは、関係ないかも知れません。
まめに、定期的な検診をしていれば
>自然歯がダメになってしまうのではないかと心配です。
こんなことにはなりません。
ご自分の心配事を、担当の先生に相談していますか?
是非、相談してみてください。
解決の近道かもしれません。
>施工直後から、歯と歯茎の間に歯ブラシの先を入れて磨くと、歯ブラシに違和感のある臭いが残り、気になっていました。
>なんというか、ゴムのような臭いです。
マージンの適合や形態に何か問題があるかもしれません。
プラークの停滞しやすい形になっている可能性もあります。
>平均して年に1回(1本)程度セラミックが割れるため、同じ歯医者さんで治療していただいています。
セラミックが高頻度で割れるには、取り付ける際の接着やかみ合わせの調整不足、技工上のエラーが考えれます。
基本的には、ベニヤはかみ合わせに関与しない部分が多いのでかみ合わせは、関係ないかも知れません。
まめに、定期的な検診をしていれば
>自然歯がダメになってしまうのではないかと心配です。
こんなことにはなりません。
ご自分の心配事を、担当の先生に相談していますか?
是非、相談してみてください。
解決の近道かもしれません。
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2010-09-14 08:13:48
ご相談ありがとうございます。
ニオイの原因としては接着剤も考えられなくはありませんが、最も強いニオイはばい菌です。
桜田先生の回答通りベニヤとの境目にプラーク、つまりばい菌のたまり場ができてしまっているか、接着面に隙間ができて溜まっていたのかもしれません。
ベニヤという方法は歯の表面のエナメル質を一層残してきれいにできるために、被せるよりも歯には優しい方法です。
反面、とても高度な治療方法でもあります。
つまり接着面を非常に精密に作ることが求められます。
精度が高ければ高いほど、きれいになります。
見かけも、バイキン付着の予防のためにも。
また精度が高いほど丈夫で割れにくくなります。
ベニヤと歯との境目を尖った針の先で横切るように触ってみて、ツルッとどこにも引っかからずに動けば大丈夫です。
この検査方法はベニヤに限らず、被せ物や詰め物でも共通して判断できます。
その場合は、歯磨きの方法を正しく教わってください。
そうすればばい菌が取れてニオイの元がたまらなくなるはずです。
なおあまり繰り返し削るとベニヤのメリットがだんだん減ってきます。
正しい予防治療もケアとしてお受けになることをお勧めいたします。
ニオイの原因としては接着剤も考えられなくはありませんが、最も強いニオイはばい菌です。
桜田先生の回答通りベニヤとの境目にプラーク、つまりばい菌のたまり場ができてしまっているか、接着面に隙間ができて溜まっていたのかもしれません。
ベニヤという方法は歯の表面のエナメル質を一層残してきれいにできるために、被せるよりも歯には優しい方法です。
反面、とても高度な治療方法でもあります。
つまり接着面を非常に精密に作ることが求められます。
精度が高ければ高いほど、きれいになります。
見かけも、バイキン付着の予防のためにも。
また精度が高いほど丈夫で割れにくくなります。
ベニヤと歯との境目を尖った針の先で横切るように触ってみて、ツルッとどこにも引っかからずに動けば大丈夫です。
この検査方法はベニヤに限らず、被せ物や詰め物でも共通して判断できます。
その場合は、歯磨きの方法を正しく教わってください。
そうすればばい菌が取れてニオイの元がたまらなくなるはずです。
なおあまり繰り返し削るとベニヤのメリットがだんだん減ってきます。
正しい予防治療もケアとしてお受けになることをお勧めいたします。
相談者からの返信
相談者:
ブラウン0さん
返信日時:2010-09-15 00:57:46
樋口先生、桜田先生、さがら先生、ありがとうございます。
なるほど。
そういうものなのですね。
たいへん勉強になります。
担当の先生にご相談させていただこうと思います。
またしても素人質問で恐縮なのですが、ベニアの施術にあたっては、接着面の除菌が重要ということになりますでしょうか。
この除菌は、どのように行うのが望ましいのか、ご教示いただけますと幸いです。
お手数おかけして申し訳ありません。
なるほど。
そういうものなのですね。
たいへん勉強になります。
担当の先生にご相談させていただこうと思います。
またしても素人質問で恐縮なのですが、ベニアの施術にあたっては、接着面の除菌が重要ということになりますでしょうか。
この除菌は、どのように行うのが望ましいのか、ご教示いただけますと幸いです。
お手数おかけして申し訳ありません。
回答4
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2010-09-15 08:26:45
メールありがとうございます。
>またしても素人質問で恐縮なのですが、ベニアの施術にあたっては、接着面の除菌が重要ということになりますでしょうか。
>この除菌は、どのように行うのが望ましいのか
ばい菌について興味が出てきたようでなによりです。
むしばや歯周病やニオイはばい菌の知識が欠かせません。
しかし、必要なことは除菌ではなくて感染予防です。
ベニヤで削るエナメル質の厚み半分は元々健康でとてもきれいな部分です。
そこにばい菌はいません。
ですから、削った時、次回の接着の時まで、接着するときに、感染しない予防が治療の要となります。
それには汚染された唾液に触れないようにすることが第一となります。
そのためには、治療が始まる前にお口の中のばい菌を減らしておく予防治療が、大事なステップとなります。
治療終了後もニオイとか健康上きれいにしておきたい場合は、やはり予防治療を継続してばい菌を減らし続けることが必要です。
除菌の方法はありますが、あまり気にする必要はありません。
>またしても素人質問で恐縮なのですが、ベニアの施術にあたっては、接着面の除菌が重要ということになりますでしょうか。
>この除菌は、どのように行うのが望ましいのか
ばい菌について興味が出てきたようでなによりです。
むしばや歯周病やニオイはばい菌の知識が欠かせません。
しかし、必要なことは除菌ではなくて感染予防です。
ベニヤで削るエナメル質の厚み半分は元々健康でとてもきれいな部分です。
そこにばい菌はいません。
ですから、削った時、次回の接着の時まで、接着するときに、感染しない予防が治療の要となります。
それには汚染された唾液に触れないようにすることが第一となります。
そのためには、治療が始まる前にお口の中のばい菌を減らしておく予防治療が、大事なステップとなります。
治療終了後もニオイとか健康上きれいにしておきたい場合は、やはり予防治療を継続してばい菌を減らし続けることが必要です。
除菌の方法はありますが、あまり気にする必要はありません。
相談者からの返信
相談者:
ブラウン0さん
返信日時:2010-09-18 19:12:38
さがら先生、ありがとうございます。
予防治療や術後のケアはありませんでした。。。
やはり、よい先生にかからないといけませんね。
予防治療や術後のケアはありませんでした。。。
やはり、よい先生にかからないといけませんね。
タイトル | セラミックのラミネートベニアを外すとひどく臭う |
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質問者 | ブラウン0さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 48歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | ラミネートベニア |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。