心臓弁膜症手術前の根管治療が必要な歯の治療について
相談者:
inudawanさん (36歳:女性)
投稿日時:2010-09-16 17:24:21
はじめまして。
同様の相談が見つけられなかったので、ご相談させて頂きます。
遅くとも年内に心臓弁膜症の手術を控えています。
根管治療の必要な虫歯(右下7番)があり、この治療が終わらないことには手術を受けることができず、あまり時間もありません。
術前に根管治療を行ったとしても再発する恐れがあり危険なため、抜歯する方が安全かと考えています。
ただ、抜歯後の処置を考えると悩んでしまいます。
入れ歯もブリッジもインプラントも将来的に手術が必要になる可能性が高いことを考え、再植する方法を検討していますが、私のように弁膜症の方やその手術を控えた方で、根管治療を必要とした虫歯がある場合、どのような治療が最良なのでしょうか。
アドバイスをよろしくお願い致します。
同様の相談が見つけられなかったので、ご相談させて頂きます。
遅くとも年内に心臓弁膜症の手術を控えています。
根管治療の必要な虫歯(右下7番)があり、この治療が終わらないことには手術を受けることができず、あまり時間もありません。
術前に根管治療を行ったとしても再発する恐れがあり危険なため、抜歯する方が安全かと考えています。
ただ、抜歯後の処置を考えると悩んでしまいます。
入れ歯もブリッジもインプラントも将来的に手術が必要になる可能性が高いことを考え、再植する方法を検討していますが、私のように弁膜症の方やその手術を控えた方で、根管治療を必要とした虫歯がある場合、どのような治療が最良なのでしょうか。
アドバイスをよろしくお願い致します。
回答1
小荷田歯科医院(葛飾区柴又)の久保です。
回答日時:2010-09-16 17:52:30
詳しいことは主治医とご相談いただければ幸いですが、基本的には、細菌性心内膜炎の予防のため、感染源となる、う歯は、手術前に抜歯なさるのがベストと思われます。
感染根治療の場合であっても、一過性の菌血症は避けられません。
昨年、慶応大学の循環器外科から推奨されました、歯科治療に伴う細菌性心内膜炎の予防処置方法は、術前い時間前の、サワシリン2g(!)の事前投与でした。
しかし、この量であっても予防方法としては、絶対の有効性は無いそうです。
くれぐれも、主治医とのお話合いをお勧めいたします。
感染根治療の場合であっても、一過性の菌血症は避けられません。
昨年、慶応大学の循環器外科から推奨されました、歯科治療に伴う細菌性心内膜炎の予防処置方法は、術前い時間前の、サワシリン2g(!)の事前投与でした。
しかし、この量であっても予防方法としては、絶対の有効性は無いそうです。
くれぐれも、主治医とのお話合いをお勧めいたします。
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2010-09-18 16:40:34
一時的菌血症による心弁膜へのプラーク付着を現時点で検討するべきだと思います。
その観点から言えば、再植が一番菌血症の恐れが高いはずです。
次に抜歯、根管治療の順になると思います。
根尖病巣の極小さい(大小で決められませんが)、腐敗根管的(これも一概に決められないでしょうが)でなければ、回数が少なめのしっかりした根管治療を、考慮しても良いでしょう。
上記サワシリンは、一市販名で、合成ペニシリン系抗生物質です。
その観点から言えば、再植が一番菌血症の恐れが高いはずです。
次に抜歯、根管治療の順になると思います。
根尖病巣の極小さい(大小で決められませんが)、腐敗根管的(これも一概に決められないでしょうが)でなければ、回数が少なめのしっかりした根管治療を、考慮しても良いでしょう。
上記サワシリンは、一市販名で、合成ペニシリン系抗生物質です。
回答3
湯浅です。
回答日時:2010-09-18 17:26:03
>その手術を控えた方で、根管治療を必要とした虫歯がある場合
とのことでしたら、多くのかたが、根管治療を行った歯をもって、手術されており、大きな問題は、ありませんとの回答になります。
よって、リスクは低いものの、inudawan さんが、根管治療後に感染してトラブルになるリスクはゼロになりません。
もし、他に虫歯がなく、根管治療後の歯もなければ、心配なら、右下7番を抜歯して、今後、絶対に虫歯にしないというのなら、一番リスクは減ります。
もし、根管治療後の歯があるのなら、1本増えるだけです。
リスクを減らすのなら、専門医にお願いするしかありません(ゼロにはなりません)。
もし、・・・、やめときましょう、診察せずに、もし、を続けても、不安がますばかりですから、主治医としっかりと話してくださいね。
とのことでしたら、多くのかたが、根管治療を行った歯をもって、手術されており、大きな問題は、ありませんとの回答になります。
よって、リスクは低いものの、inudawan さんが、根管治療後に感染してトラブルになるリスクはゼロになりません。
もし、他に虫歯がなく、根管治療後の歯もなければ、心配なら、右下7番を抜歯して、今後、絶対に虫歯にしないというのなら、一番リスクは減ります。
もし、根管治療後の歯があるのなら、1本増えるだけです。
リスクを減らすのなら、専門医にお願いするしかありません(ゼロにはなりません)。
もし、・・・、やめときましょう、診察せずに、もし、を続けても、不安がますばかりですから、主治医としっかりと話してくださいね。
相談者からの返信
相談者:
inudawanさん
返信日時:2010-09-21 15:22:39
久保先生、
お忙しい中お返事頂きまして、ありがとうございます。
やはり、今後の再発の可能性を考えると抜歯がベストなのでしょうね。
ここでいう主治医とは心臓の方の、という意味ですよね。
循環器科の医師からは、治療上の注意は特にないということでした。
いずれを選択してもリスクは避けられないということですね。
できるだけリスクの低い方法を考えたいと思います。
お忙しい中お返事頂きまして、ありがとうございます。
やはり、今後の再発の可能性を考えると抜歯がベストなのでしょうね。
ここでいう主治医とは心臓の方の、という意味ですよね。
循環器科の医師からは、治療上の注意は特にないということでした。
いずれを選択してもリスクは避けられないということですね。
できるだけリスクの低い方法を考えたいと思います。
相談者からの返信
相談者:
inudawanさん
返信日時:2010-09-21 15:36:26
相談者からの返信
相談者:
inudawanさん
返信日時:2010-09-21 15:43:22
回答4
歯科医師の松山です。
回答日時:2010-09-21 18:35:37
すべて診ないと分からないと言うのが本音です。
回答5
湯浅です。
回答日時:2010-09-21 19:09:46
>今回、仮に再植を行ったとして、それが虫歯になる可能性はあるのでしょうか?
あります。
>それによるリスクは義歯を用いることに比べて、どのようなものになると考えられますか?
感染のリスクが、大幅に増えます。
再植は、良い方法です。
しかし、リスク・リスク・リスク・リスクと言われると、inudawanのご質問は、全て、リスクがあります・リスクが増えますとしか回答できません。
これ以上、ネットで質問すると、不安が増すばかりだと思います。しっかりと、担当医と相談してください。
あります。
>それによるリスクは義歯を用いることに比べて、どのようなものになると考えられますか?
感染のリスクが、大幅に増えます。
再植は、良い方法です。
しかし、リスク・リスク・リスク・リスクと言われると、inudawanのご質問は、全て、リスクがあります・リスクが増えますとしか回答できません。
これ以上、ネットで質問すると、不安が増すばかりだと思います。しっかりと、担当医と相談してください。
相談者からの返信
相談者:
inudawanさん
返信日時:2010-09-27 09:49:10
先生方、お忙しい中ありがとうございました。
タイトル | 心臓弁膜症手術前の根管治療が必要な歯の治療について |
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質問者 | inudawanさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 36歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療その他 口腔外科関連 その他(その他) 歯科と全身疾患その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。