日米どちらでインプラントを施術するか? (アメリカ)
相談者:
helloさん (37歳:女性)
投稿日時:2010-09-28 04:02:58
1年前に下の6番を抜歯した際に、1年後を目安にインプラントかブリッジをと言われ、両者を比較して、初期費用はかかっても長期的に安心できるインプラントをしようと思っています。
米国中西部在住で、数年間は帰国の予定はありません。
日米のどちらで施術を受けるか迷っています。
以前に同様の質問がありましたが、少し前のものですので状況が変わっているのではと思い質問致しました。
保険は、日本の医療保険加入、米国では医療保険加入、歯科保険は未加入です。
将来のメンテナンスは日本ですることになります。
費用とメンテナンスとを考えて、日米どちらで施術するのが妥当でしょうか?
抜歯跡は正常に見えるので、通常のインプラント施術の場合でご回答下さればと思います。
また、以前の回答集の中で、外国でインプラントするなら、日本で取り扱いのあるメーカーの部品(?)を選んだほうがよいとのことでした。
その後数年経っていますが、現時点で日本で対応できるメーカーを教えて下さい。
よろしくお願い致します。
米国中西部在住で、数年間は帰国の予定はありません。
日米のどちらで施術を受けるか迷っています。
以前に同様の質問がありましたが、少し前のものですので状況が変わっているのではと思い質問致しました。
保険は、日本の医療保険加入、米国では医療保険加入、歯科保険は未加入です。
将来のメンテナンスは日本ですることになります。
費用とメンテナンスとを考えて、日米どちらで施術するのが妥当でしょうか?
抜歯跡は正常に見えるので、通常のインプラント施術の場合でご回答下さればと思います。
また、以前の回答集の中で、外国でインプラントするなら、日本で取り扱いのあるメーカーの部品(?)を選んだほうがよいとのことでした。
その後数年経っていますが、現時点で日本で対応できるメーカーを教えて下さい。
よろしくお願い致します。
回答1
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2010-09-28 08:56:33
ご相談ありがとうございます。
>費用とメンテナンスとを考えて、日米どちらで施術するのが妥当でしょうか?
その条件であれば、まず歯科医師の選択を過たなければ、どちらでも妥当だと思います。
費用は信頼性のある治療に付いては余り差がありません。
とても安い費用をお望みであれば、アメリカでは無理です。
日本は今ダンピングが始まっており、韓国と同じレベルに近づいています。
質を気にしなければ、結果オーライであれば良いという考えもありますから、日本や韓国を選択する方法もあります。
最近の世界の流れですが、韓国でも医療ツーリズムが広がりつつあり、日本人の受け入れも日本語対応して歓迎しています。
日米共通していることは、治療内容が歯科医師によって全く結果が違ってしまうことです。
メンテナンスを考えれば、アメリカであれば歯周病専門医が適しているかもしれません。
アメリカでは歯周病専門医が経営上インプラントを手がけることが増えています。
もちろんインプラント専門医がいらっしゃればそれも良いかもしれません。
他の選択条件としては、6番という重要な部位を数年も放置しておくリスクは高いと思います。
つまり、治療時期によって決定する条件も必要です。
また見た目の回復は治療の決定には役立ちません。
きちんと顎の骨の検査と診断を受けましょう。
ちなみに、白人は骨格が良く、特のその辺りは強い力がかかる部分なので、6番には太い直径のインプラントを選択する傾向があります。
日本人はえてして華奢な民族ですから、もしあまり骨の幅が十分に無い場合は、太すぎるインプラントを使用した場合は、後で少々困ることが出てくることもあります。
>また、以前の回答集の中で、外国でインプラントするなら、日本で取り扱いのあるメーカーの部品(?)を選んだほうがよいとのことでした。
>その後数年経っていますが、現時点で日本で対応できるメーカーを教えて下さい。
いくつかあると思いますし、地域的なこともあるかもしれませんが、世界標準の材料であれば、アメリカで治療ができ、かつその後日本でも対応できる歯科医師は多くなります。
メーカーとしては、ノーベルバイオケア、ストローマン、3i、アストラテック、がシェアの高い会社です。
それぞれのメーカーから各種の部品、つまり材料が販売されています。
ちなみに、長期的な安定を考えるとインプラント自体の素材は、チタンが優れています。
欧米ではハイドロキシアパタイトという素材は現代では使われない方向にあります。
しかもチタンの表面の加工はどんどん進化しており、製品の選択も大事です。
従来の加工のTPS、酸エッチング、タイユナイト、HAコーティングには問題があることがだんだん明らかになっており、最先端ではその問題も解決されつつあります。
このように部品にこだわるとご自身での選択は困難になりますから、まずは信頼できる歯科医師を探して、良く相談されることをお勧めいたします。
>費用とメンテナンスとを考えて、日米どちらで施術するのが妥当でしょうか?
その条件であれば、まず歯科医師の選択を過たなければ、どちらでも妥当だと思います。
費用は信頼性のある治療に付いては余り差がありません。
とても安い費用をお望みであれば、アメリカでは無理です。
日本は今ダンピングが始まっており、韓国と同じレベルに近づいています。
質を気にしなければ、結果オーライであれば良いという考えもありますから、日本や韓国を選択する方法もあります。
最近の世界の流れですが、韓国でも医療ツーリズムが広がりつつあり、日本人の受け入れも日本語対応して歓迎しています。
日米共通していることは、治療内容が歯科医師によって全く結果が違ってしまうことです。
メンテナンスを考えれば、アメリカであれば歯周病専門医が適しているかもしれません。
アメリカでは歯周病専門医が経営上インプラントを手がけることが増えています。
もちろんインプラント専門医がいらっしゃればそれも良いかもしれません。
他の選択条件としては、6番という重要な部位を数年も放置しておくリスクは高いと思います。
つまり、治療時期によって決定する条件も必要です。
また見た目の回復は治療の決定には役立ちません。
きちんと顎の骨の検査と診断を受けましょう。
ちなみに、白人は骨格が良く、特のその辺りは強い力がかかる部分なので、6番には太い直径のインプラントを選択する傾向があります。
日本人はえてして華奢な民族ですから、もしあまり骨の幅が十分に無い場合は、太すぎるインプラントを使用した場合は、後で少々困ることが出てくることもあります。
>また、以前の回答集の中で、外国でインプラントするなら、日本で取り扱いのあるメーカーの部品(?)を選んだほうがよいとのことでした。
>その後数年経っていますが、現時点で日本で対応できるメーカーを教えて下さい。
いくつかあると思いますし、地域的なこともあるかもしれませんが、世界標準の材料であれば、アメリカで治療ができ、かつその後日本でも対応できる歯科医師は多くなります。
メーカーとしては、ノーベルバイオケア、ストローマン、3i、アストラテック、がシェアの高い会社です。
それぞれのメーカーから各種の部品、つまり材料が販売されています。
ちなみに、長期的な安定を考えるとインプラント自体の素材は、チタンが優れています。
欧米ではハイドロキシアパタイトという素材は現代では使われない方向にあります。
しかもチタンの表面の加工はどんどん進化しており、製品の選択も大事です。
従来の加工のTPS、酸エッチング、タイユナイト、HAコーティングには問題があることがだんだん明らかになっており、最先端ではその問題も解決されつつあります。
このように部品にこだわるとご自身での選択は困難になりますから、まずは信頼できる歯科医師を探して、良く相談されることをお勧めいたします。
回答2
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2010-09-28 09:38:48
AAPアメリカ歯周病学会のサイトを見て、お近くの歯周病専門医を探されては如何でしょうか?
そして、将来的に帰国予定なので日米で主に使われている主要メーカーを使って欲しい、と希望すれば全く問題ないと思います。
但し、専門医には紹介がないと掛かれないかも知れませんが。
ご参考になさって下さい。
お大事に。
そして、将来的に帰国予定なので日米で主に使われている主要メーカーを使って欲しい、と希望すれば全く問題ないと思います。
但し、専門医には紹介がないと掛かれないかも知れませんが。
ご参考になさって下さい。
お大事に。
相談者からの返信
相談者:
helloさん
返信日時:2010-09-30 11:44:39
さがら先生、
ご回答を有難うございました。
米国のインプラント取扱医に診てもらったところ、通常の処置でよく、見積もりは$2000でした。
施術が済んだら今度は通常の歯科医でクラウンをはめることになり、そこで追加に費用がかかるようです。
インプラント製品はストローマンのチタン製を使うということでした。
さがら先生に教えていただいておいてよかったです。
施術は、ねじのようなものを設置し、歯茎が回復したら再度手術によって歯茎の処置をした後、通常の歯科医でクラウンをかけることになるということでした。
また何か分からないことがあったら質問させていただくことがあるかもしれません。
そのときはよろしくお願い致します。
有難うございました。
ご回答を有難うございました。
米国のインプラント取扱医に診てもらったところ、通常の処置でよく、見積もりは$2000でした。
施術が済んだら今度は通常の歯科医でクラウンをはめることになり、そこで追加に費用がかかるようです。
インプラント製品はストローマンのチタン製を使うということでした。
さがら先生に教えていただいておいてよかったです。
施術は、ねじのようなものを設置し、歯茎が回復したら再度手術によって歯茎の処置をした後、通常の歯科医でクラウンをかけることになるということでした。
また何か分からないことがあったら質問させていただくことがあるかもしれません。
そのときはよろしくお願い致します。
有難うございました。
相談者からの返信
相談者:
helloさん
返信日時:2010-10-02 21:43:38
松元先生、
ご回答をありがとうございました。
歯周病専門医が近くにあることが分かったので、診てもらってくることにしました。
専門分野が細かく分かれていることを教えてくださりありがとうございます。
予約を取るのに手間取っていてお礼が遅くなり、失礼致しました。
お忙しいところにお時間を頂き、どうもありがとうございました。
ご回答をありがとうございました。
歯周病専門医が近くにあることが分かったので、診てもらってくることにしました。
専門分野が細かく分かれていることを教えてくださりありがとうございます。
予約を取るのに手間取っていてお礼が遅くなり、失礼致しました。
お忙しいところにお時間を頂き、どうもありがとうございました。
タイトル | 日米どちらでインプラントを施術するか? (アメリカ) |
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質問者 | helloさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 37歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:6番(第一大臼歯) インプラント治療法 インプラントその他 アメリカ(米国) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。