歯の神経が死に、次回根管治療まで開放は感染の可能性がないか?

相談者: usagi2010さん (33歳:女性)
投稿日時:2010-10-03 23:24:15
よろしくお願いします。

1年近く前、右上4番の虫歯治療をしました。

虫歯が深く、なんとか神経を残す治療をしましたが、

「もしかしたら痛くなるかもしれない、そのときは神経を抜くしかない」

とのことでした。

しみたりはしていましたが、深い虫歯に被せ物をしているので、しばらくしたら治まるとのことでした。


先日、痛みがあり、以前の歯科医院は遠いので、別の歯科医院に行きました。
自然に根がダメになっていたようで、麻酔をすることなく被せ物をとりました。

被せ物を取った後、消毒も何もせず蓋もしないで、次回(1週間後)から根管治療をしていくとのことでした。



そのときの治療での疑問ですが、

○消毒もせず蓋もしないで1週間放置というのは適切でしょうか?

感染の心配はないでしょうか?

○根管治療は難しいと聞きますが、他医院を探したほうが良いのでしょうか?

アドバイスよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-10-03 23:54:35
こんばんは。

>○消毒もせず蓋もしないで1週間放置というのは適切でしょうか?
>○感染の心配はないでしょうか?

当然感染の心配はありますので、個人的にはするべきではないと思いますし、欧米の専門医の間でもまずするべきではないとされています。

稀な例外はある様ですが、それでも1週間という期間は長すぎる様です。

ですが、日本では保険点数もあるぐらいのごく一般的に許容された治療方法でもあります。

普通に考えれば過度に心配する必要はないでしょうね。

参考⇒歯科相談室<根管開放(J-OPEN)



>○根管治療は難しいと聞きますが、他医院を探したほうが良いのでしょうか?

日本では一般的なのですから、当然全てが悪い結果になる訳もないので、確率や費用対効果、それと気持ちの問題とも言えますね。

と言っても開放療法の成功率を検証する様な研究論文も見たことありませんので何とも言いにくいのですが・・。

参考⇒根管治療/根幹治療(歯の神経・根の治療)



もしも自分の歯だったら、予算を考えて、このまま治療を進めて被せ物まで全部保険治療で終わらせるか、いっそ専門の先生の自費治療を受けなおすと思いますよ。

もしかすると不安を煽ってしまっているかも知れませんが・・すみません。
個人的には一番こだわりたい部分なので・・。

因みに、もしも転院される場合は根管充填よりも前の段階が次の先生はやりやすいですよ。

参考までにして下さい。



お大事にどうぞ。

回答 回答2
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-10-04 00:08:51
被せ物を取った後、消毒も何もせず蓋もしないで、次回(1週間後)から根管治療をしていくとのことでした。


麻酔せずに根管を解放したと言う事だと思いますのですでに神経が壊死していたんだと思います。


>○消毒もせず蓋もしないで1週間放置というのは適切でしょうか?

一般的に良くやられる処置だと思います。
私の学生の時はそう習いました(現在は私は必ず蓋はします)
今でも同じように処置される先生は多くいると思います。


>○感染の心配はないでしょうか?

すでに感染しているから問題ないと言う考えだと思います。


>○根管治療は難しいと聞きますが、他医院を探したほうが良いのでしょうか?

他院を探すのも一つの手だとは思いますが、次の医院がsagi2010 さんに合うとは限りません。

根管治療の上手い下手は多分患者さんには解らないと思います(患者さんが良いと言う歯科医と我々歯科医が良いと思う歯科医は違う事が多いですから)

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-10-04 06:45:26
小山 隆夫 2010/10/04(Mon)
小山歯科東京)の小山と申します。

お早うございます。

>○消毒もせず蓋もしないで1週間放置というのは適切でしょうか?

いちがいに正しいかどうかはいえないと思います。

2〜3日以上放置(開放療法といいますが)するのは適切ではないという考え方も、専門家の間での主流の意見ではありますが、10カ間くらい放置しないと開放療法の目的を果たせないと考える先生もいらっしゃいます。

>○感染の心配はないでしょうか?

なかなか良いご質問ですね。

実は、ほとんどの歯科医師は、感染防止・感染除去の方法や処置を実施しいておりますが、感染のチェックはしておりません。
そして、これは根管治療の専門家でも同様なのです。

というのは、かつて、感染をチェックするための培養検査をしてもしなくても治療成績は全く変化なく、培養検査をするとかえって治療方針を混乱させるだけ、という有名な見解が出されているからなのです。

その後事情がいろいろ変わって、今日では培養検査は感染のチェックに有効であると考えられます。
残念ながら、保険で行われている培養検査の精度は相当劣るようです。

>○根管治療は難しいと聞きますが、他医院を探したほうが良いのでしょうか?

渡部、細見両先生がご回答されているので、補足的意見です。
保険診療範囲内で選択されようとなされる場合と自費診療を希望される場合とでは、ちょっと事情が違ってくると思います。

保険診療範囲内で選択されるときは、結局はご自身の判断とまわりの評判で選ぶことになると思います。
診療内容じたいは根本的なおところでは変わらないはずですから。

自費診療の場合は、ご自身の判断と評判に加えて、何が自費診療のポイントになるか、先生のお話を聞いてそれから判断するべきと思います。

転院することも含めて、自己判断のご参考にしていただければ、と念じております。




タイトル 歯の神経が死に、次回根管治療まで開放は感染の可能性がないか?
質問者 usagi2010さん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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