歯性上顎洞炎の根治術や移植について悩んでいます

相談者: サマンサ クマさん (48歳:女性)
投稿日時:2010-10-15 00:38:27
はじめまして


歯性上顎洞炎の治療方法及び手術のことで悩んでおります。
ネット上で個別の回答が難しければ、一般的な回答でも結構です。
ご教示いただければ幸いです。


経過:2年前に奥歯が痛く頭痛もあり行きつけの一般歯科を受診。
レントゲンも撮影後異常なしとの診断。

その後耳鼻咽喉科を受診し慢性副鼻膣炎と診断され、抗生剤や鼻の洗浄を行っていましたが、最近めまいや頭痛がして総合病院耳鼻咽喉科でCTを撮影し、歯性上顎洞炎であることが判明し、ショックをうけています。



現在の状況:歯科大学病院で右側上7番が原因と診断、根幹治療中で二ヶ月が経過します。

上顎洞と7番が交通しており骨が一部ない状態です。

根幹治療で膿はでなくなり臭いもとれてきたのですが、病巣が完治しないため上顎洞根治術等をすすめられています。
保存科から口腔外科にまわる予定です。


耳鼻科では、歯の抜歯等だけでは上顎洞上部も膿で塞がっている部分が多いため耳鼻科の内視鏡手術も必要になるのでないかといわれています。

口腔外科での治療は、歯を保存したいため
 ?7番を洗浄後移植する。うまくいかないときは抜歯する。
 ?上記がだめなときは上顎洞根治術になる。



質問1、できるだけ歯は残したいのですが、歯を抜歯せず上顎洞根治術で問題のある歯は残すことができるのでしょうか?
また、上顎洞根治術で上顎洞上部の炎症はとれるのでしょうか?


質問2、移植が第一希望ですが、8番(親知らずはないため)問題のある歯での移植可能ですか?
移植のメリットとデメリットを教えてください。


質問3、歯の治療である移植→抜歯を先にするべきか、耳鼻科内視鏡手術を優先させるべきかご教示ください。


質問4、鼻からの内視鏡手術で上顎洞の炎症は完治もしくは軽減するのでしょうか?


質問5、何回も手術をするのは体のダメージが大きいので、1、上顎洞根治術だけする。
2、移植ないしは抜歯後、耳鼻科内視鏡手術をする。
どちらがよいか悩んでいます。
決め手になる判断基準があればご教示ください。


以上よろしくお願いいたします。
  サマンサ 


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-10-15 01:09:12
>質問1
歯性上顎洞炎の原因歯が7番ならその根管治療させちゃんとできれば上顎洞根治術を行うのには問題は有りません。



>質問2
移植は7番を抜歯した時の話なので、説明からは7番の意図的抜歯再植術の様に思いますが、それは7番が根管治療で治らない場合の話だと思うのですが。

意図的抜歯再植術のデメリットは上手く歯が抜けない場合は不可、根が短くなるetcなどあります。
メリットは歯を保存できるの一言に尽きます。



>質問3
内視鏡手術で何をするか不明なのですが、基本原因の歯の治療を優先するのが普通だと思います。



>質問4
内視鏡手術は最近の技術なので詳しくは解りませんが有効率は上がってきているようです。



>質問5
基本的に原因の歯の治療をどうするか、上顎洞の処置をどうするかは分けて考えねばなりません。


歯の処置
感染根幹治療<意図的抜歯再植術<抜歯 の順にダメージは大きくなります(抜歯すれば処置とすれば完璧ですが)

上顎洞の処置
内視鏡手術(どのような手術を想定しているかは不明ですが)<上顎洞根治術 の順にダメージは大きくなります。


とりあえずどのような処置になるかは診察してみないと解りません、主治医と御相談下さい。

回答 回答2
  • 回答者
湯浅です。
回答日時:2010-10-15 08:20:45
耳鼻科での副鼻腔炎治療がはかどらず歯科治療も先に進みません

に書いたことに加え、

意図的抜歯再植術
上顎洞根治

のオプションまで加わっているので、さらに複雑になっています。


何度も手術をすることと、たとえば、意図的抜歯再植術が成功しなくても、費用が生じることなどを明確にすると、もう少し整理できるかもしれませんが、ネットでは、無理でしょう。


まず、耳鼻科内視鏡手術でだめなら抜歯が一般的ともいえます。
それでもだめなら、アレルギー性だったということになります。

これも、耳鼻科の先生には、歯性の場合、耳鼻科内視鏡手術で治癒しないことを理解しており、それでも耳鼻科内視鏡手術を優先したいと明確に伝える必用があります。


参考にしてください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-10-15 10:55:09
サマンサ クマ さん、こんにちは

>質問1、できるだけ歯は残したいのですが、歯を抜歯せず上顎洞根治術で問題のある歯は残すことができるのでしょうか?
>また、上顎洞根治術で上顎洞上部の炎症はとれるのでしょうか?

原因歯が7番であればきちんと根管治療を行い、上顎洞根治手術を行えば治る可能性は高いと考えます。



>質問2、移植が第一希望ですが、8番(親知らずはないため)問題のある歯での移植可能ですか?
>移植のメリットとデメリットを教えてください。

私なら7番の抜歯と同時の移植は行いません。
7番を抜歯してまずは症状が治まったのを確認してから移植を考えると思います。

上顎の歯牙移植インプラントと同様、上顎洞の位置によっては困難な場合があります。



>質問3、歯の治療である移植→抜歯を先にするべきか、耳鼻科内視鏡手術を優先させるべきかご教示ください。

まずは上顎洞根治手術を行って、その経過で予後が良くない場合抜歯を選択するべきだと思います。



>質問4、鼻からの内視鏡手術で上顎洞の炎症は完治もしくは軽減するのでしょうか?

申し訳ありませんが耳鼻科的な治療に関してはわかりません。



>質問5、何回も手術をするのは体のダメージが大きいので、1、上顎洞根治術だけする。
>2、移植ないしは抜歯後、耳鼻科内視鏡手術をする。
>どちらがよいか悩んでいます。
>決め手になる判断基準があればご教示ください。

私であればまずは上顎洞根治手術を行って予後が悪いようなら抜歯を考えると思います。



参考になれば幸いです。

お大事にしてください。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-10-15 11:39:49
ご相談ありがとうございます。

先生方の回答に賛成です。
まず歯を残せないかどうかという視点で検討することは欠かせません。


ご年齢から、原因の1つに歯周病も可能性が高まります。
根の問題に歯周病がからむと、また複雑になり、どのような治療方法も成功の見通しが下がります。


耳鼻科の内視鏡治療については専門外ですが、上顎洞と7番の根の関連具合によっては、治療成果が望めないこともあります。

畑田先生のお話の通り、7番の再植はとても難しい治療となりそうです。



最悪の場合は抜歯となりますが、必ずしもこれは最悪ではありません。

つまり、抜歯して、上顎洞根治手術をすれば良好な予後が見込める場合も少なくないからです。

しかも、その後は上顎洞には良好で充分な量の骨の再生が見られることが多く、その跡に7番部位のインプラント治療をするととてもしっかりとくっつき、上顎洞の治療をしない人よりも頑丈になるメリットもあるからです。


長い目で見れば、これが最悪どころか最善となることもあります。



また解決方法は目先以外にも長期的な考えもあります。

この問題が解決した暁には、他の歯はもう神経を取らないように、守ってあげることまで広げていけると、このようなくり返しは本当に終わっていくはずです。
それも根本的な解決方法とも言えます。


今は、7番という1本の歯でお悩みになっておられますが、お口全体にはまだ、たぶん27本の歯があります。

その27本が、仮に、また同じようなあるいは別の形の大問題を起こしていく場合と比べると、予防の価値が引き立ちます。


ゆとりができたら予防の計画も頭の隅に置いておかれるときっと良くなります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: サマンサ クマさん
返信日時:2010-10-16 18:54:43
細見先生、湯浅先生、畑田先生、さがら先生さっそくのアドバイス有難うございました。


今7番の歯のみにとらわれていて、長期的な視点で考えることができないでいました。

まだまだ悩みはありますが、今一度大学病院口腔外科を受診し相談したいと思います。


昨日ネットで抜歯は、一部悪いところだけ抜く(ヘミセクション)という方法もあることをはじめて知りました。

ヘミセクションのみでは上顎洞はよくならないでしょうか?


ヘミセクションや移植がどれくらい難しいのか相談して、根治術も視野において長い目でみて手術を考えてみたいと思います。



サマンサ クマ
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-10-16 22:44:21
ヘミセクション歯根を分割して抜くのですが上顎洞に出ている(上顎洞炎の原因になっている)歯根が何本なのかによって、ヘミセクション後に残る歯根の数が決まります。

抜歯する歯根が1本なら残った歯のクラウン保険適用ですが、2本なら保険適応外になってしまいます。


また歯根の形態がはっきりと分かれていればヘミセクションしやすいですが、そうでなければかなり難易度が上がります。
CTを見れば原因の歯根は分かるとは思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: サマンサ クマさん
返信日時:2010-10-17 21:14:18
柴田先生、回答ありがとうございます。


ヘミセクションは高度な技術が必要なのですね。
口腔外科の先生によく相談して決めたいと思います。


サマンサ クマ
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: サマンサ クマさん
返信日時:2010-10-18 07:25:27
先生方のアドバイスに本当に感謝しております。
色々考えて先生方にお尋ねしたいことがでてきましたので、よろしくお願いいたします。


希望としては、できるだけ歯は保存したい。
費用は保険外でもかまわない。
長期的な視野で直したいけで勝手かもしれませんが、手術は必要最小限度にしたいです。

病巣がこのままだと他の骨が解けていくのが一番心配ですが


●畑田先生にお尋ねしたいのですが。

7番の移植は難しく、先生なら7番を抜歯して症状が治まったのを
確認してから移植を考えるとのことでしたが、症状が治まる期間とはどれくらいおくのですか?

抜歯してからすぐでないと移植はできないとか聞いたことがありますが、抜歯した歯を冷凍保存するのですか?



●さがら先生にお尋ねしたいのですが。

先生の言われる上顎洞根治術は、歯科的コールドウェク法?ですか?
根治術後は骨の再生がみられるとのことでしたが、これは7番と上顎洞が交通している部分(欠けている骨)も再生できるのでしょうか?



以上お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくご教授ください。

サマンサ・クマ
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: サマンサ クマさん
返信日時:2010-10-25 06:16:21
2年間もかけている右側7番の歯性上顎洞炎について引き続きの質問です。


先日最新の状況をCT撮影し、歯周病はないけれど根幹治療の成果がほとんど見られないことがわかりました。


?7番の根が短いため歯が割れて移植は難しい。
移植が上手くいっても感染があれば1〜2週間以内に根治術が必要とのことでした。


?移植ができない場合は、抜歯となる。
炎症が引かない場合(CTではひどいといわれましたが)その後耳鼻科的内視鏡手術が必要とのことでした。


?抜歯後そのままでしばらく様子をみる。
現在の根幹治療でも口内炎ができやすくかみ合わせが不自然と話すと、ブリッジインプラントの方法があるが骨がないため顎の骨を移植してインプラントにする。


口内が乾きやすく嚥下作用が強いほうです。
「長い目でみて有効な治療をしたい。」いう気持ちからお尋ねします。



質問1、移植は一般的ではないのでしょうか?
移植後の感染はおきやすのか?
感染のリスクを事前に調べる方法はあるのでしょうか?


質問2 移植が無理で抜歯すれば終わりと思っていましたが、抜歯後耳鼻科内視鏡手術をうける時期はいつがよいでしょうか?


質問3 ブリッジは健康な6番の歯を削ることになるためあまりしたくないのです。

インプラントで気になることは、顎の骨を移植する影響、顎への影響はどうなのか?
また、骨が薄いためまた上顎洞炎を再発しないか?



一般的な見解でも結構です。
以上よろしくお願いいたします。


サマンサ クマ
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2010-10-25 09:37:42
遅くなってすみません。
今更かもしれませんが・・・

>7番の移植は難しく、先生なら7番を抜歯して症状が治まったのを確認してから移植を考えるとのことでしたが、症状が治まる期間とはどれくらいおくのですか?

移植の場合は移植される側と移植する側のコンディションが良くないと成功率が下がると考えています。

移植される側に根尖病巣などが存在していた場合は、抜歯した穴の感染が起きていないことを確認してから移植を行うことがあります。

その場合は私は一ヶ月を目安にしております。



>抜歯してからすぐでないと移植はできないとか聞いたことがありますが、抜歯した歯を冷凍保存するのですか?

それは保険上の問題ですね。
保険で移植を行う場合は抜歯と移植を同時に行わないといけません。

保険外の場合はこの限りではありません。


ですから移植される側の歯を抜歯しておいて、一ヶ月待ちその後に親知らずを抜歯して移植を行います。

参考になれば幸いです。




タイトル 歯性上顎洞炎の根治術や移植について悩んでいます
質問者 サマンサ クマさん
地域 非公開
年齢 48歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 上顎洞炎(蓄膿症)
口腔外科関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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