ラミネートベニアの予定が事前説明無くオールセラミックの形成をされた
相談者:
SweetBasilさん (34歳:女性)
投稿日時:2010-10-19 22:39:45
前歯右1、右2、左1、左2の審美治療を受けている最中です。
右2、左2は10年ほど前に虫歯で神経を抜いており、メタリックボンドを被せていましたが、歯茎部分に金属の色が見え出したので、オールセラミックに変えることにしました。
また、元々歯の色が変色しており、ホワイトニングでも取れないと言われていたため(歯に横縞の模様のようなものが入っており、左1の先が茶色く変色していました。おそらく、子供のころの抗生物質による変色だと思います)、同時に右1、左1をラミネートで治療することにしました。
左1、2ともに、神経は残っていますが小さな虫歯の治療跡(レジンによるもの)はありました。
ところが、ラミネートの予定だった右1、左1についても、オールセラミックにされてしまいました。
前歯を削るために麻酔をかけた時点で気がつけばよかった(ラミネートだと麻酔は不要ですよね?)のですが、そのときはそんな知識もなく、治療されている最中も、
「ラミネートにしては一気に削るなあ」
とおかしな気がしていたのですが、終わってみると前歯が一回り小さくなっていました。
「右1、左1はラミネートなのでは?」
と尋ねると、
「ラミネートの予定だったが、下の歯の色を考えるとラミネートで色をあわせるのは難しい。虫歯の治療あとがあるため、何もない歯に比べてラミネートの接着が安定しない。綺麗に仕上げるためにも、またラミネートの割れやすさを考えても、オールセラミックの方がよいと思った。事前に説明しようと思ったがそれを忘れていたのは申し訳ない。その分、費用は前歯2本についてはラミネートの料金で良いです」
ということを言われました。
麻酔をした状態でこちらもぼーっとしていたこと、また歯を削られたショックでそのときはそのまま帰ってきたのですが、家に帰ってから落ち着いて考え出すと、どうしても納得がいきませんでした。
オールセラミックではなくラミネートにしたのは、料金の問題よりも、
「歯を削られる量をなるべく減らしたい」
という思いがあったからです。
一方で、そのあと歯チャンネルなどでいろいろ調べて(もっと早くここで調べていればよかったです!知らないことが一杯ありました)、ラミネートは歯を削る量は少ないものの確かに割れやすい、色をあわせるのが難しくトラブルも多い、先生によってはラミネートをあまりおすすめしていない人もいる、ということも知りました。
削られてしまった歯は元には戻らないので、今後はこの歯を長持ちさせるようにがんばっていこう、と前向きに考えようとしているのですが、どうしても納得いかないのでこのサイトに投稿させてもらいました。
私が知りたいのは以下の2点です。
−変色が激しい歯だと、ラミネートで色を合わせるのが難しいという歯医者の判断は本当でしょうか?
またそういった場合、患者がラミネートを希望していても、歯医者の方で「ラミネートでは難しいからセラミックにしましょう」とすすめることはあるのでしょうか?
(歯を削る量の多さを考えても、セラミックをの方が患者にとってメリットがある、と考えるものなのでしょうか?)
−事前に説明しようと思っていたがそれを忘れて治療に入ってしまう、というようなことはあるのでしょうか?
また、思い込みで間違えて、ラミネートをオールセラミックにしてしまうようなことはあるのでしょうか?
あまり納得がいかなかったものの、直後にきちんと説明してくれたこと、また料金はラミネートの料金でよい、といったことから、高額な治療を押し付けるために勝手にセラミックにしたのではないのだろうと思います。
また、歯の型を取るときも歯肉圧排をしたり、最初に型をとろうと思ったときは歯茎の状態が良くなかったようで、
「まずは歯ブラシで歯茎の状態を改善させてから型どりしましょう」
と歯ブラシ指導をされて時間をおいてから型どりしたりと、「きちんと歯型をつくる」ことに力を入れているなあという感じはしました。
最初に治療の説明をしてから、実際に型どりするまでに4ヶ月ほど経過していた(まず最初にメタリックボンドの右2、左2をはずし仮歯をいれ、その状態で歯茎の改善のために歯ブラシ、間に私の長期出張などが入りしばらく受診できなかった期間があったこと、などが理由です)こともあり、主治医としては「すっかり説明していた」つもりになっていたのかな、という気もします。
長くなりましたが、宜しくお願いいたします
右2、左2は10年ほど前に虫歯で神経を抜いており、メタリックボンドを被せていましたが、歯茎部分に金属の色が見え出したので、オールセラミックに変えることにしました。
また、元々歯の色が変色しており、ホワイトニングでも取れないと言われていたため(歯に横縞の模様のようなものが入っており、左1の先が茶色く変色していました。おそらく、子供のころの抗生物質による変色だと思います)、同時に右1、左1をラミネートで治療することにしました。
左1、2ともに、神経は残っていますが小さな虫歯の治療跡(レジンによるもの)はありました。
ところが、ラミネートの予定だった右1、左1についても、オールセラミックにされてしまいました。
前歯を削るために麻酔をかけた時点で気がつけばよかった(ラミネートだと麻酔は不要ですよね?)のですが、そのときはそんな知識もなく、治療されている最中も、
「ラミネートにしては一気に削るなあ」
とおかしな気がしていたのですが、終わってみると前歯が一回り小さくなっていました。
「右1、左1はラミネートなのでは?」
と尋ねると、
「ラミネートの予定だったが、下の歯の色を考えるとラミネートで色をあわせるのは難しい。虫歯の治療あとがあるため、何もない歯に比べてラミネートの接着が安定しない。綺麗に仕上げるためにも、またラミネートの割れやすさを考えても、オールセラミックの方がよいと思った。事前に説明しようと思ったがそれを忘れていたのは申し訳ない。その分、費用は前歯2本についてはラミネートの料金で良いです」
ということを言われました。
麻酔をした状態でこちらもぼーっとしていたこと、また歯を削られたショックでそのときはそのまま帰ってきたのですが、家に帰ってから落ち着いて考え出すと、どうしても納得がいきませんでした。
オールセラミックではなくラミネートにしたのは、料金の問題よりも、
「歯を削られる量をなるべく減らしたい」
という思いがあったからです。
一方で、そのあと歯チャンネルなどでいろいろ調べて(もっと早くここで調べていればよかったです!知らないことが一杯ありました)、ラミネートは歯を削る量は少ないものの確かに割れやすい、色をあわせるのが難しくトラブルも多い、先生によってはラミネートをあまりおすすめしていない人もいる、ということも知りました。
削られてしまった歯は元には戻らないので、今後はこの歯を長持ちさせるようにがんばっていこう、と前向きに考えようとしているのですが、どうしても納得いかないのでこのサイトに投稿させてもらいました。
私が知りたいのは以下の2点です。
−変色が激しい歯だと、ラミネートで色を合わせるのが難しいという歯医者の判断は本当でしょうか?
またそういった場合、患者がラミネートを希望していても、歯医者の方で「ラミネートでは難しいからセラミックにしましょう」とすすめることはあるのでしょうか?
(歯を削る量の多さを考えても、セラミックをの方が患者にとってメリットがある、と考えるものなのでしょうか?)
−事前に説明しようと思っていたがそれを忘れて治療に入ってしまう、というようなことはあるのでしょうか?
また、思い込みで間違えて、ラミネートをオールセラミックにしてしまうようなことはあるのでしょうか?
あまり納得がいかなかったものの、直後にきちんと説明してくれたこと、また料金はラミネートの料金でよい、といったことから、高額な治療を押し付けるために勝手にセラミックにしたのではないのだろうと思います。
また、歯の型を取るときも歯肉圧排をしたり、最初に型をとろうと思ったときは歯茎の状態が良くなかったようで、
「まずは歯ブラシで歯茎の状態を改善させてから型どりしましょう」
と歯ブラシ指導をされて時間をおいてから型どりしたりと、「きちんと歯型をつくる」ことに力を入れているなあという感じはしました。
最初に治療の説明をしてから、実際に型どりするまでに4ヶ月ほど経過していた(まず最初にメタリックボンドの右2、左2をはずし仮歯をいれ、その状態で歯茎の改善のために歯ブラシ、間に私の長期出張などが入りしばらく受診できなかった期間があったこと、などが理由です)こともあり、主治医としては「すっかり説明していた」つもりになっていたのかな、という気もします。
長くなりましたが、宜しくお願いいたします
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-10-19 23:18:17
一般論としてお聞きくださいね。
>変色が激しい歯だと、ラミネートで色を合わせるのが難しいという医者の判断は本当でしょうか?
一般的にそのような事は有ります、ラミネートは薄いシェル状のセラミックなどを張り付けるので削る量が少ない分、下地の色を拾いやすいです。
>またそういった場合、患者がラミネートを希望していても、歯医者の方で「ラミネートでは難しいからセラミックにしましょう」とすすめることはあるのでしょうか?
審美治療を希望されているのであれば当然勧める、あるいは選択肢の一つとしてとして説明はするでしょう。
>−事前に説明しようと思っていたがそれを忘れて治療に入ってしまう、というようなことはあるのでしょうか?
インフォームドコンセントの観念から言えばあってはいけない事ですね。
ただし歯科医も人間ですから間違いや忘れる事も有ると思います。
ただし御自身でも思っておられる様に金儲け主義でやっているのではなさそうですね。
>変色が激しい歯だと、ラミネートで色を合わせるのが難しいという医者の判断は本当でしょうか?
一般的にそのような事は有ります、ラミネートは薄いシェル状のセラミックなどを張り付けるので削る量が少ない分、下地の色を拾いやすいです。
>またそういった場合、患者がラミネートを希望していても、歯医者の方で「ラミネートでは難しいからセラミックにしましょう」とすすめることはあるのでしょうか?
審美治療を希望されているのであれば当然勧める、あるいは選択肢の一つとしてとして説明はするでしょう。
>−事前に説明しようと思っていたがそれを忘れて治療に入ってしまう、というようなことはあるのでしょうか?
インフォームドコンセントの観念から言えばあってはいけない事ですね。
ただし歯科医も人間ですから間違いや忘れる事も有ると思います。
ただし御自身でも思っておられる様に金儲け主義でやっているのではなさそうですね。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2010-10-20 11:06:53
そうですね…。
僕も細見先生の書かれているように「金儲け主義でやっているのではなさそう」な感じはします。
確かに説明が前後してしまったと言うのはよろしく無いとは思いますが、実際に削って行ったらレジンによる治療痕があまりにもひどく「このままラミネートにするにはちょっと…」と治療計画を変更したという事も考えられます。
(僕もこのような経験はあります)
ただ「後出しジャンケン」は後味の悪いものです。
形成の途中でも手を止めて説明する時間を作って欲しかったですよね。
どのような歯科医院で治療を受けられているのかは解りませんが、保険中心の診療スタイルの場合、手を止めてゆっくり説明している時間というのも取りづらいのかもしれません。
特に人気があって、患者さんを多く抱えているような場合、次の患者さんを長時間待たせるわけにはいきませんからね。
いずれにしても担当の先生ともう一度、冷静になられてお話をされてみてはいかがでしょうか?
(そんなに悪い先生ではなさそうですけどね…)
僕も細見先生の書かれているように「金儲け主義でやっているのではなさそう」な感じはします。
確かに説明が前後してしまったと言うのはよろしく無いとは思いますが、実際に削って行ったらレジンによる治療痕があまりにもひどく「このままラミネートにするにはちょっと…」と治療計画を変更したという事も考えられます。
(僕もこのような経験はあります)
ただ「後出しジャンケン」は後味の悪いものです。
形成の途中でも手を止めて説明する時間を作って欲しかったですよね。
どのような歯科医院で治療を受けられているのかは解りませんが、保険中心の診療スタイルの場合、手を止めてゆっくり説明している時間というのも取りづらいのかもしれません。
特に人気があって、患者さんを多く抱えているような場合、次の患者さんを長時間待たせるわけにはいきませんからね。
いずれにしても担当の先生ともう一度、冷静になられてお話をされてみてはいかがでしょうか?
(そんなに悪い先生ではなさそうですけどね…)
相談者からの返信
相談者:
SweetBasilさん
返信日時:2010-10-26 02:25:26
細見先生、タイヨウ先生、回答ありがとうございます!
(そして返信が遅くなってしまい申し訳ありません・・・・)
治療を受けている歯科医院は審美歯科に力を入れているところで、保険外が中心のスタイルですが先生はとても忙しそうです。
複数の患者さんの間を行き来している、という感じです。
その分、歯科衛生士の人は固定で、事前の説明や治療の下準備などは丁寧にやっていただけます。
また先生も、忙しそうではあるものの、それまではきちんと説明もしてくれて、悪い印象はありませんでした。
悪意や金儲けのためにこんなことになったという印象はあまりありませんでした。
それでも「大きな治療方針の変更の説明をうっかり忘れるなんてあるんだろうか・・・・?」という点がすごく疑問だったのですが、細見先生の仰るとおり「歯科医も人間」、忙しい中で説明したつもりになってついうっかり・・・ということもあるのかもしれませんね。
実はこの歯チャンネルのことは、この件がきっかけで初めて知りました。
もっと早く知っていれば・・・と思う反面、今からでも遅くない、今後はこのサイトで勉強して今ある歯を大切にしていこう!と気をとりなおしております。
これからも、いろいろ分からないことを質問させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます!
(そして返信が遅くなってしまい申し訳ありません・・・・)
治療を受けている歯科医院は審美歯科に力を入れているところで、保険外が中心のスタイルですが先生はとても忙しそうです。
複数の患者さんの間を行き来している、という感じです。
その分、歯科衛生士の人は固定で、事前の説明や治療の下準備などは丁寧にやっていただけます。
また先生も、忙しそうではあるものの、それまではきちんと説明もしてくれて、悪い印象はありませんでした。
悪意や金儲けのためにこんなことになったという印象はあまりありませんでした。
それでも「大きな治療方針の変更の説明をうっかり忘れるなんてあるんだろうか・・・・?」という点がすごく疑問だったのですが、細見先生の仰るとおり「歯科医も人間」、忙しい中で説明したつもりになってついうっかり・・・ということもあるのかもしれませんね。
実はこの歯チャンネルのことは、この件がきっかけで初めて知りました。
もっと早く知っていれば・・・と思う反面、今からでも遅くない、今後はこのサイトで勉強して今ある歯を大切にしていこう!と気をとりなおしております。
これからも、いろいろ分からないことを質問させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます!
タイトル | ラミネートベニアの予定が事前説明無くオールセラミックの形成をされた |
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質問者 | SweetBasilさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
クラウン(差し歯・被せ)その他 ラミネートベニア 審美歯科・美容歯科その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。