ブリッジの作り直しの治療回数と料金が妥当なものか知りたい

相談者: ムローさん (40歳:男性)
投稿日時:2010-10-30 11:36:42
こんにちは。

ブリッジについて相談させて頂きます。

私は12年前に上の歯の456にブリッジを装着しましたが、最近になって痛みがあった為、以前治療した歯科とは違うところへ行きました。



新しく行った歯科医院はインターネットで少ない回数で一度の治療を長く行えると記載があったので行きました。

ところが、一度目はレントゲン写真を撮り、治療は行わず2500円を支払い帰されました。

二回目に行った時はブリッジの真ん中の部分をわざわざ切り取っただけで終わりました。
料金は2500円でした。

三回目は残りの両側の詰め物を取り出し、歯を削り、型をとりました。
料金は約5000円でした。

四回目で新しいブリッジ(銀製)を装着しました。
料金は約9000円でした。



以上のような治療を行いましたがこれは正常な治療なのでしょうか?

私の今までの感覚では一回目から三回目までの治療は1回で済むのではないかと思います。
また二回目の真ん中だけ切り取る事に意味があったのかと疑問を抱いております。


また料金も全部で約2万円かかった事にも疑問をもちました。
二回目の治療は【歯冠修復及び欠損補綴】が310点
三回目の治療は【歯冠修復及び欠損補綴】が1153点
四回目の治療は【歯冠修復及び欠損補綴】が2800点 でした。


歯の治療に関して知識が無い為、是非教えて頂ければと思います。
宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-10-30 12:31:34
ここで同じような質問が多々あります。
やはり担当医にお聞きするのが一番早いと思います。

保険の請求は我々でもややこしくって頭をひねるような事が多々ありますので。


>一回目から三回目までの治療は1回で済むのではないかと思います。

1回で済んだかもしれませんがその医院の治療スタイルも有りますのでそれが異常とはいえないでしょう。


>二回目の真ん中だけ切り取る事に意味があったのかと疑問を抱いております。

これに関しても同様です。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-10-31 17:25:14
細見先生の書かれているように「保険のルール」と言うものは我々歯科医でも混乱するくらい複雑で、しかも、2年に一度、大きく改定されるので、正直言って、なんだか良く解りません。(2年前に保険診療を辞退してしまっている僕にはさっぱり解りません)。


ただ、文面から想像すると

 1回目 診査診断
 2回目 前処置
 3回目 ブリッジの削り、型取り
 4回目 ブリッジセット

という事で考えれば、決して長いとも思いません。
むしろ、保険のルールを厳密に守ろうとすれば、通常は歯周病の検査歯石取りなどであと2〜3回かかってもおかしく無いと思いますよ。


従って、治療の流れや金額に関しては担当の先生に直接聞かれる事をお勧めします。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-10-31 23:50:44
こんばんは。

回数についてですが、保険診療の場合それほど医院間で差が出ることはないはずですけどね…

もしかすると、全顎の歯石とりなども一緒にされてはいませんでしょうか?

その場合だとルール上2回に分けて歯石を取って、3回目以降でないと型とりは出来ませんね。

分かりませんけど…

いずれにしても保険はルールを守って進めて行くものですから、分かりにくいですけどそれなりの理由もあってのことですし、あまり疑心暗鬼になる必要はなさそうに思いますよ。

お大事にして下さい。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-11-01 01:40:50
ムローさん、今晩は。


>回数についてですが、保険診療の場合それほど医院間で差が出ることはないはずですけどね…


そんなことは無いですね、先生の考え方によってずいぶん違ってくると思います。

最短で行えば2回で可能でしょうが、その何倍も掛けて行う先生も見えます。


患者さんなかには、早く終わるほうが良いと治療とお考えの方も見られますが必ずしもそうではありません。

丁寧に治療すれば当然回数も時間もかかります。

単純に引き伸ばしているだけとも考えられなくの無いですが、同じ治療ならば回数を分けても、いただける治療費はさほど変わりませんので、もし利益を優先するなら、回数を少なく、時間を短くするほうが有利になります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ムローさん
返信日時:2010-11-01 10:23:19
ご返答頂いた皆様、有難うございました。
悩みが解消してすっきりしました。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-11-01 13:34:57
ムローさんの疑問は解決した様で何よりですが、書いておきたいことがあるので・・



大前提として、保険診療は保険料を集めて管理している保険者と、その保険料を納めている患者さん(被保険者)との関係で成り立っています。

歯科医師は、保険者が患者さん一人一人に直接医療を行うことが出来ないので、代理として中間に入ることで報酬を得ている、という形になります。

ですから歯科医院によって、同じ治療の、回数が多い、少ない、費用が高い、安い、技術が高い、低い、の様な差は、出来るだけ出ない様な制度です。

もちろん、歯科医師ごとの手の早さや器用さ、経営方針の違いなどの細かな差は出るのですが、同じ行為に対する診療報酬は質や時間やコストに関わらず一律になっていますので、結果的に大部分の歯科医院ではおよそ似た様な仕事を行うことになります。



実際、ルールは守りながらも、出来る範囲での短期集中治療(例えば毎回むし歯治療を5本づつまとめて行うなど)も理論上可能ですが、それを大勢に行うと、その歯科医院での患者さん一人当たりの平均保険点数が高くなり、保険医療機関が「指導」を受ける対象になるのが実情です。
(水増し請求を疑われてしまっているのだと思います)



>丁寧に治療すれば当然回数も時間もかかります。
>単純に引き伸ばしているだけとも考えられなくの無いですが、

同じ治療ならば回数を分けても、いただける治療費はさほど変わりませんので、もし利益を優先するなら、回数を少なく、時間を短くするほうが有利になります。

同じ治療を、回数を引き伸ばして丁寧に行うことももちろん可能ですが、回数と時間がかかっても総診療報酬が同じなら、実質的な値下げになります。

程度問題ですが、その結果、悪くすると別のところでルールを破る(混合診療、労働基準法違反など)、不要な自費診療への誘導、スタッフの労働環境を悪くするなどのしわよせが来てしまいます。

儲けもないのによそよりも時間をかけて同じ値段(保険)で丁寧にするのが良い歯医者、という風潮(※小牧先生がそう書かれている訳ではありませんが)がもしもあると・・・実際ある様な気がしているのですが、このままでは日本の歯科医療は終わってしまうと思います。



因みにここ最近、歯科医師も歯科衛生士歯科技工士も、専門学校への入学希望者が定員割れしており、廃校するところも出てきています。

歯科衛生士や歯科技工士に至っては、せっかく資格を取っても大半が離職しています。

しかも昨年度の保険者(健保組合)の年間赤字額は5235億円にものぼり、健保組合も倒産(解散)するところが出てきています。



個人的な意見ですが、歯科医師も患者さんも、保健医療制度については考え直さなくてはいけない時期が、とっくに来ている様に思います。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2010-11-01 13:53:13
>ですから歯科医院によって、同じ治療の、回数が多い、少ない、費用が高い、安い、技術が高い、低い、の様な差は、出来るだけ出ない様な制度です。


保険制度自体は、費用だけが一律に決められているだけで、そのほかの部分については歯科医師の裁量権の範囲で、何の規制もありません。

ただ、法律の運用上で裁量権が狭められているように思います。


>儲けもないのによそよりも時間をかけて同じ値段(保険)で丁寧にするのが良い歯医者、という風潮がもしもあると・・・実際ある様な気がしているのですが、このままでは日本の歯科医療は終わってしまうと思います。


私はむしろ、自費治療は良い治療、保険治療は悪い治療、自費専門の歯科医が腕の良い歯科医、保険主体の歯科医は腕の悪い歯科医というような風潮のほうが、日本の歯科医療を荒廃させていくように思います。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2010-11-01 14:53:01
渡辺先生、ちょうど先週 新規個別指導だったんですよね(^^;)
(※開業約1年で全ての歯科医院が受ける指導のことです)

指導ってどう考えても医療費抑制目的のような気がしてしまうのですが、「全ての国民が最低限度の医療を受けられるようにする」というコンセプトを守る為には仕方ない部分もあると思いますし、日本の国民健康保険制度というのは大きな目で見れば、守っていかなければいけない制度だと思っています。

全国民基準で考えれば、保険医のほうが必要性が高いかもしれませんし、保険でも(あくまでもルールの中で)良い診療を行う先生が増えれば、それは国民にとってはいいことですからね。

ただ、現実問題として保険でできる限界というものもありますし、制度にとらわれない医療を求める方もいらっしゃいますので、患者さんが公正に判断できるだけの情報提供を行い、「選べる環境」を整えることが僕達のこれからの課題ではないかと思っています。


それと、どうしても保険は財源が足りなくて、歯科への待遇は悪くなっていきそうな状況ですので・・・

「悪くならないようにする」

予防の推進も今後の大きな課題だと思います。


(大きく話がそれてしまい申し訳ありませんでした^^;)

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2010-11-01 16:31:17
自費治療は良い治療、保険治療は悪い治療、自費専門の歯科医が腕の良い歯科医、保険主体の歯科医は腕の悪い歯科医というような風潮のほうが、日本の歯科医療を荒廃させていくように思います。

↑それも気をつけなければいけませんね。



>渡辺先生、ちょうど先週 新規個別指導だったんですよね(^^;)

来週です・・(^^;)




タイトル ブリッジの作り直しの治療回数と料金が妥当なものか知りたい
質問者 ムローさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ ブリッジの治療費・費用
ブリッジその他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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