インプラント手術中に膿の臭い。上顎洞炎か? (トルコ)
相談者:
masakaさん (35歳:女性)
投稿日時:2010-11-05 05:38:04
こんにちは。
初めて相談させていただきます。
トルコのイスタンブールで勤務中で、日本への帰国予定がしばらくありません。
相談内容:
6日目にインプラント手術をイスタンブールで行いました。
手術中、骨を削る際に膿のような嫌な臭いが出ていたことが心配です。
1年半以上前に抜歯したのにまだ骨に穴が空いたままだと言われました。
急性蓄膿症に3回なったことがあり、上顎洞炎も心配です。
今週土曜日に再来院し、抜糸とレントゲンチェックを行う予定です。
その際、何を先生へ質問し、チェックすればよいか教えていただければ幸いです。
症状
部位:上顎(左)の第一大臼歯のインプラント
抜歯時期:2008年1月に日本にて
原因:歯周病(かなり臭い膿がでてきて、他の選択肢がなく抜歯となりました)
体質:
アトピーと金属アレルギーあり
急性副鼻腔炎に過去3回かかり、その度に抗生物質で治療してきました。
ただ、アレルギー性鼻炎持ちのため、再発するだろうと言われています。
インプラント:
ブランド:ザイブ(D3.4,L11)
手術日:2010年10月30日
抗生物質:Augmentin 1000mg x 5日
痛み止め:Naproksen Sodyum 550mg x3日くらい
イスタンブールで勤務しているため、今日、トルコでインプラント手術を行いました。
歯科は、同僚のドイツ人と、イギリス人の紹介で決めました。
ドイツ人スタッフは、2年前に同歯医者でインプラント手術を行い、とても満足していると言っています。
先生はあごの手術が専門で、インプラント手術は簡単なので安心するように、と言われました。
アトピー性皮膚炎と金属アレルギーがあるため、アバットメントとクラウンはジリコニウムを使用する方向で検討していました。
手術はトルコという土地柄、日本では考えられない位おおざっぱで、レントゲンもあまり注視せずに見切り発車的に手術となりました。
手術がスタートしてすぐに、
「抜歯した後の骨が埋まっておらず、穴が空いたままだ」
といわれ、その後、
「その穴の裏にあった健康な骨に上手くインプラントを挿入し、手術は成功した」
と説明を受けました。
5日が経過し、抗生物質も痛み止めも終了しましたが、問題ありません。
顔も腫れたりすることは全くありませんでした。
ただ、とても気になるのが、手術中に骨を削っている間、膿のような臭いがしばらく出ていていました。
手術終わってから、副鼻腔炎ですか?と聞かれ、急性副鼻腔炎に過去3回なったと伝えたのですが、先生から副鼻腔炎とインプラントの関係について何の説明もありませんでした。
(家に帰ってきてからインターネットで調 べ、初めて知りました)
もしかして、あの臭いは上顎洞炎だったのではと心配しています。
土曜日に来院し、抜糸とレントゲンをとる予定です。
その前に、
*どうゆう症状なら上顎洞炎なのか、
*通常骨を削る際に匂いがするものなのか
*またどうゆう症状がみられたらインプラントを外すべきなのか、
お伺い出来れば幸いです
また、通常3か月から6か月後にクラウンを入れると聞いていますが、1.5か月後に仮歯のようなものを3日間位いれ、その後本当のクラウンを入れるといわれました。
早すぎるのでは?と聞きましたが、2か月で十分といわれました。
長くなり恐縮なのですが、アドバイスいただければ幸いです。
初めて相談させていただきます。
トルコのイスタンブールで勤務中で、日本への帰国予定がしばらくありません。
相談内容:
6日目にインプラント手術をイスタンブールで行いました。
手術中、骨を削る際に膿のような嫌な臭いが出ていたことが心配です。
1年半以上前に抜歯したのにまだ骨に穴が空いたままだと言われました。
急性蓄膿症に3回なったことがあり、上顎洞炎も心配です。
今週土曜日に再来院し、抜糸とレントゲンチェックを行う予定です。
その際、何を先生へ質問し、チェックすればよいか教えていただければ幸いです。
症状
部位:上顎(左)の第一大臼歯のインプラント
抜歯時期:2008年1月に日本にて
原因:歯周病(かなり臭い膿がでてきて、他の選択肢がなく抜歯となりました)
体質:
アトピーと金属アレルギーあり
急性副鼻腔炎に過去3回かかり、その度に抗生物質で治療してきました。
ただ、アレルギー性鼻炎持ちのため、再発するだろうと言われています。
インプラント:
ブランド:ザイブ(D3.4,L11)
手術日:2010年10月30日
抗生物質:Augmentin 1000mg x 5日
痛み止め:Naproksen Sodyum 550mg x3日くらい
イスタンブールで勤務しているため、今日、トルコでインプラント手術を行いました。
歯科は、同僚のドイツ人と、イギリス人の紹介で決めました。
ドイツ人スタッフは、2年前に同歯医者でインプラント手術を行い、とても満足していると言っています。
先生はあごの手術が専門で、インプラント手術は簡単なので安心するように、と言われました。
アトピー性皮膚炎と金属アレルギーがあるため、アバットメントとクラウンはジリコニウムを使用する方向で検討していました。
手術はトルコという土地柄、日本では考えられない位おおざっぱで、レントゲンもあまり注視せずに見切り発車的に手術となりました。
手術がスタートしてすぐに、
「抜歯した後の骨が埋まっておらず、穴が空いたままだ」
といわれ、その後、
「その穴の裏にあった健康な骨に上手くインプラントを挿入し、手術は成功した」
と説明を受けました。
5日が経過し、抗生物質も痛み止めも終了しましたが、問題ありません。
顔も腫れたりすることは全くありませんでした。
ただ、とても気になるのが、手術中に骨を削っている間、膿のような臭いがしばらく出ていていました。
手術終わってから、副鼻腔炎ですか?と聞かれ、急性副鼻腔炎に過去3回なったと伝えたのですが、先生から副鼻腔炎とインプラントの関係について何の説明もありませんでした。
(家に帰ってきてからインターネットで調 べ、初めて知りました)
もしかして、あの臭いは上顎洞炎だったのではと心配しています。
土曜日に来院し、抜糸とレントゲンをとる予定です。
その前に、
*どうゆう症状なら上顎洞炎なのか、
*通常骨を削る際に匂いがするものなのか
*またどうゆう症状がみられたらインプラントを外すべきなのか、
お伺い出来れば幸いです
また、通常3か月から6か月後にクラウンを入れると聞いていますが、1.5か月後に仮歯のようなものを3日間位いれ、その後本当のクラウンを入れるといわれました。
早すぎるのでは?と聞きましたが、2か月で十分といわれました。
長くなり恐縮なのですが、アドバイスいただければ幸いです。
回答1
尾崎歯科医院(札幌市西区)の尾崎です。
回答日時:2010-11-05 19:47:40
過去に急性の上顎洞炎を経験しておられるようですので、おそらく慢性の上顎洞炎があり、上顎洞内に膿の貯留があったんではないでしょうか。
あるいは抜歯した歯の治癒が悪かったようですので、そこに嚢胞が残っており臭いにつながった可能性もあります。
幸現在までの経過は順調のようですから、主治医の指示に従った方が良いと思います。
しかしクラウンを入れるまでの期間は速すぎるように思います。
特別急ぐ事情がないのであればじっくり時間をかけてしっかり骨にインプラントがついてから冠を作っても良いと思います。
とりわけ抜歯した歯の治りが遅かった経過を考えるとそう思います。
こちらは主治医に良く相談してください。
>*どうゆう症状なら上顎洞炎なのか、
以前に経験した上顎洞炎と同じです
>*通常骨を削る際に匂いがするものなのか
通常はしませんが、もし膿が輩出されたのであればかえって良かったと思います。
>*またどうゆう症状がみられたらインプラントを外すべきなのか、
仮に上顎洞炎があってもインプラント周囲の骨の治癒が正常で、骨にしっかりつけば外す必要はありません。
あるいは抜歯した歯の治癒が悪かったようですので、そこに嚢胞が残っており臭いにつながった可能性もあります。
幸現在までの経過は順調のようですから、主治医の指示に従った方が良いと思います。
しかしクラウンを入れるまでの期間は速すぎるように思います。
特別急ぐ事情がないのであればじっくり時間をかけてしっかり骨にインプラントがついてから冠を作っても良いと思います。
とりわけ抜歯した歯の治りが遅かった経過を考えるとそう思います。
こちらは主治医に良く相談してください。
>*どうゆう症状なら上顎洞炎なのか、
以前に経験した上顎洞炎と同じです
>*通常骨を削る際に匂いがするものなのか
通常はしませんが、もし膿が輩出されたのであればかえって良かったと思います。
>*またどうゆう症状がみられたらインプラントを外すべきなのか、
仮に上顎洞炎があってもインプラント周囲の骨の治癒が正常で、骨にしっかりつけば外す必要はありません。
相談者からの返信
相談者:
masakaさん
返信日時:2010-11-05 20:30:47
尾崎先生
お忙しい中、ご回答いただき誠にありがとうございました。
日本の先生に相談できて、とても安心しました。
上顎洞炎があればインプラントは絶対にできないと思い込んでいました。
上顎洞炎があっても健康な骨にインプラントが入っていれば問題ないと伺い、本当にホッとしました。
以前、ラオスとインド、中国で勤務した際に、多分空気が汚かったせいだと思うのですが、蓄膿症にかかりました。
現地のお医者さんから処方された抗生物質では効かず、結局、日本に帰国した際に治療しました。
トルコの空気もかなり悪いため、鼻風邪にならないよう気をつけていました。
今後、尾崎先生のご指摘通り、クラウンを入れる時期をもう少し延ばしてもらうようお願いいたします。
また、土曜日に再来院する際に、インプラント周囲の骨が本当に正常だったのか、レントゲンで問題がなかったか、先生にきちんと確認してもらおうと思います。
1点質問ですが、手術から6日が経ち、大きな痛みや顔の腫れはありませんが、たまにコメカミ近くが少しだけピリッとします。
これはインプラントを入れたためで、上顎洞炎とは関係ないと思って大丈夫でしょうか?
お忙しい中、ご回答いただき誠にありがとうございました。
日本の先生に相談できて、とても安心しました。
上顎洞炎があればインプラントは絶対にできないと思い込んでいました。
上顎洞炎があっても健康な骨にインプラントが入っていれば問題ないと伺い、本当にホッとしました。
以前、ラオスとインド、中国で勤務した際に、多分空気が汚かったせいだと思うのですが、蓄膿症にかかりました。
現地のお医者さんから処方された抗生物質では効かず、結局、日本に帰国した際に治療しました。
トルコの空気もかなり悪いため、鼻風邪にならないよう気をつけていました。
今後、尾崎先生のご指摘通り、クラウンを入れる時期をもう少し延ばしてもらうようお願いいたします。
また、土曜日に再来院する際に、インプラント周囲の骨が本当に正常だったのか、レントゲンで問題がなかったか、先生にきちんと確認してもらおうと思います。
1点質問ですが、手術から6日が経ち、大きな痛みや顔の腫れはありませんが、たまにコメカミ近くが少しだけピリッとします。
これはインプラントを入れたためで、上顎洞炎とは関係ないと思って大丈夫でしょうか?
回答2
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2010-11-06 22:41:15
治療期間が短くて心配との事ですが、ザイブインプラントを使用していて、骨がないと言ってもしっかり骨がある所に初期固定良く植立できたから、ではないでしょうか。
ザイブの表面処理の仕方もセルプラスと言って、骨に対する親和性、オッセオインテグレーションが早く獲得できる、と言われています。
又、そのネジの形態が凄く初期固定が得易く、しっかりきつく植立できる、と言われています。
なので、ザイブインプラントは非常に良いインプラントとして使われる先生方は高評価しています。
世界的にもメジャーなインプラントです。
心配でしたら、その旨をチャンと伝えて置けば、2次手術アバットメント装着時に確かめてくれて無理に歯冠作製には進まれない、と思います。
万が一、上顎洞炎に感染していてインプラントにも感染が及んだ場合、インプラントは動揺をきたして脱落します。
その場合でも、傷口が塞がり骨が治癒した後、上顎洞へ穿孔しないようにして再手術受ければ問題なく治療できる筈です。
勿論、上顎洞炎の治療、骨が穿孔している場合にはその部位への治療も必要になりますが、チャンと前向きに治療を受ければ治癒に至り、インプラントで治るでしょう。
心配し過ぎるより、キチンと話をして、どうして行くべきか、どうしたいかを話し合って下さい。
コメカミがピリッとされるのは、多分手術中に開口を一所懸命にしていて筋肉痛になっての影響ではないか?と思われます。
偏頭痛の原因のかなりの部分が筋肉痛によるものと判明しています。
噛み合せの不調がその引き金になる、と言う事も有り得ますから、余り心配なされないで良いと思います。
但し、やはり実際を拝見していませんので、先生にお話して経過観察をして貰って下さい。
それよりも、歯周病で歯を30代前半の若さで失われている事の方が大変気になります。
歯周病で若くして歯を失っていると言う事は、その他の部位でも進行しているのでは、と心配です。
長いこれからの人生の為にも、これ以上歯を失わず平穏に過ごせるように歯周病治療、予防に真剣に取り組まれる事を強くお勧めします。
その為には、歯周病専門医を探して頼られる事をお勧めします。
お大事に。
ザイブの表面処理の仕方もセルプラスと言って、骨に対する親和性、オッセオインテグレーションが早く獲得できる、と言われています。
又、そのネジの形態が凄く初期固定が得易く、しっかりきつく植立できる、と言われています。
なので、ザイブインプラントは非常に良いインプラントとして使われる先生方は高評価しています。
世界的にもメジャーなインプラントです。
心配でしたら、その旨をチャンと伝えて置けば、2次手術アバットメント装着時に確かめてくれて無理に歯冠作製には進まれない、と思います。
万が一、上顎洞炎に感染していてインプラントにも感染が及んだ場合、インプラントは動揺をきたして脱落します。
その場合でも、傷口が塞がり骨が治癒した後、上顎洞へ穿孔しないようにして再手術受ければ問題なく治療できる筈です。
勿論、上顎洞炎の治療、骨が穿孔している場合にはその部位への治療も必要になりますが、チャンと前向きに治療を受ければ治癒に至り、インプラントで治るでしょう。
心配し過ぎるより、キチンと話をして、どうして行くべきか、どうしたいかを話し合って下さい。
コメカミがピリッとされるのは、多分手術中に開口を一所懸命にしていて筋肉痛になっての影響ではないか?と思われます。
偏頭痛の原因のかなりの部分が筋肉痛によるものと判明しています。
噛み合せの不調がその引き金になる、と言う事も有り得ますから、余り心配なされないで良いと思います。
但し、やはり実際を拝見していませんので、先生にお話して経過観察をして貰って下さい。
それよりも、歯周病で歯を30代前半の若さで失われている事の方が大変気になります。
歯周病で若くして歯を失っていると言う事は、その他の部位でも進行しているのでは、と心配です。
長いこれからの人生の為にも、これ以上歯を失わず平穏に過ごせるように歯周病治療、予防に真剣に取り組まれる事を強くお勧めします。
その為には、歯周病専門医を探して頼られる事をお勧めします。
お大事に。
相談者からの返信
相談者:
masakaさん
返信日時:2010-11-08 07:53:01
松元先生
貴重なアドバイスを本当にありがとうございました。
報告する時間が今はないため、取り急ぎ御礼だけさせていただきます。
明日、もしくはあさってまでに、きちんと報告いたします。
お忙しい中にお返事いただき本当に感謝しております。
貴重なアドバイスを本当にありがとうございました。
報告する時間が今はないため、取り急ぎ御礼だけさせていただきます。
明日、もしくはあさってまでに、きちんと報告いたします。
お忙しい中にお返事いただき本当に感謝しております。
タイトル | インプラント手術中に膿の臭い。上顎洞炎か? (トルコ) |
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質問者 | masakaさん |
地域 | 海外 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 専門職(医師・弁護士・会計士) |
カテゴリ |
インプラント治療法 インプラントに関するトラブル 上顎洞炎(蓄膿症) トルコ |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。