根管治療一年。大臼歯の上顎洞粘膜が腫れ、抜歯を勧められた
相談者:
竹子さん (29歳:女性)
投稿日時:2010-12-07 01:26:16
はじめまして。
よろしくお願い致します。
経過が長いので、「ですます」を抜く事をお許しください。
<経過>
昨年12月頃から虫歯により右上6番の根管治療。
かなり複雑な根で苦戦。
今年1月頃から歯茎が腫れ、フィステルができ、何度も弾ける。
根はさほど汚れておず、病巣の箇所が判明せず。
6月頃、フィステルから針を通したまま、レントゲンを撮影。
右上7番根元に到着。
しかし、7番は神経も生きており異常なしで、病巣判明せず。
そのうちフィステルが弾けず、シコリのようなものが歯茎に常駐。
残っている根管の除去を続けるも一向に腫れがひかない。
膿胞を疑う担当医、9月頃レントゲン撮影するも、膿胞は映らず。
10月。
ひかない腫れに痺れを切らし、歯茎を切って膿を出す事を提案(私が)。
切るも膿の量が少なく、膿胞を切った感触がすると担当医。
一週間ほど腫れは引くも、再び腫れ始める。
11月。
CTを撮影(病院に今年入れたそうです)。
右上6番の歯槽骨が、歯の根元の二股部分を中心として溶け、ぽっかりと黒く映る(CT)。歯にぐらつきなし。
上顎洞粘膜に腫れあり。
<担当医の意見>
歯の根元、二股部分からの細菌感染により、骨が溶けた。
上顎洞粘膜に腫れがある為、粘膜を突き破り、上顎洞炎になる。
「この部分からの感染だと、根管治療では良くなる可能性より、悪くなる可能性の方が高い。
抜歯して、薬で菌を殺すことをお勧めする。」
長々と申し訳ありません。
仕事の都合で週一週二ぐらいでしかいけず、マウスピースを作ったりで、一年経ってしまいました。
その間、痛みはほとんどなく、腫れた部分を押すと少し痛むぐらいの程度でした。
こちらのサイトで根管治療の難しさについては勉強しました。
そこで、質問です。
「この部分からの感染だと、根管治療では良くなる可能性より、悪くなる可能性の方が高い。
抜歯して、薬で菌を殺すことをお勧めする。」
との判断なのですが、これは一般歯科の根管治療の難しさ故の判断なのでしょうか。
それとも上顎洞粘膜が腫れているから、あせっているのでしょうか。
「その割には来年の1月に落ちついてから抜きましょう。」
と言われました。
あと一月待っても多分粘膜は抜けないといわれました。
本当でしょうか。
私はなるべく歯を残したいと思っております。
担当の先生も、神経はなるべく抜きたくない、歯はなるべく残したいという考えで、よっぽどの事なのかとも思います。
先生は、病巣が判明しなくて、かなり迷っていました。
蓄膿症になるのは勘弁なのですが、歯は残したい。
しかし、いつ菌が上顎洞粘膜を突き破るかと思うと不安で仕方ありません。
それに、何故か、水や熱いものも染みるようになっています。
通い妻のように通った一年間、悔しいですが、もう無理ならば、
不安解消のため、今週末の予約の際に抜きたいのですが、上記の件、如何思われますか?
何卒、宜しくお願い致します。
よろしくお願い致します。
経過が長いので、「ですます」を抜く事をお許しください。
<経過>
昨年12月頃から虫歯により右上6番の根管治療。
かなり複雑な根で苦戦。
今年1月頃から歯茎が腫れ、フィステルができ、何度も弾ける。
根はさほど汚れておず、病巣の箇所が判明せず。
6月頃、フィステルから針を通したまま、レントゲンを撮影。
右上7番根元に到着。
しかし、7番は神経も生きており異常なしで、病巣判明せず。
そのうちフィステルが弾けず、シコリのようなものが歯茎に常駐。
残っている根管の除去を続けるも一向に腫れがひかない。
膿胞を疑う担当医、9月頃レントゲン撮影するも、膿胞は映らず。
10月。
ひかない腫れに痺れを切らし、歯茎を切って膿を出す事を提案(私が)。
切るも膿の量が少なく、膿胞を切った感触がすると担当医。
一週間ほど腫れは引くも、再び腫れ始める。
11月。
CTを撮影(病院に今年入れたそうです)。
右上6番の歯槽骨が、歯の根元の二股部分を中心として溶け、ぽっかりと黒く映る(CT)。歯にぐらつきなし。
上顎洞粘膜に腫れあり。
<担当医の意見>
歯の根元、二股部分からの細菌感染により、骨が溶けた。
上顎洞粘膜に腫れがある為、粘膜を突き破り、上顎洞炎になる。
「この部分からの感染だと、根管治療では良くなる可能性より、悪くなる可能性の方が高い。
抜歯して、薬で菌を殺すことをお勧めする。」
長々と申し訳ありません。
仕事の都合で週一週二ぐらいでしかいけず、マウスピースを作ったりで、一年経ってしまいました。
その間、痛みはほとんどなく、腫れた部分を押すと少し痛むぐらいの程度でした。
こちらのサイトで根管治療の難しさについては勉強しました。
そこで、質問です。
「この部分からの感染だと、根管治療では良くなる可能性より、悪くなる可能性の方が高い。
抜歯して、薬で菌を殺すことをお勧めする。」
との判断なのですが、これは一般歯科の根管治療の難しさ故の判断なのでしょうか。
それとも上顎洞粘膜が腫れているから、あせっているのでしょうか。
「その割には来年の1月に落ちついてから抜きましょう。」
と言われました。
あと一月待っても多分粘膜は抜けないといわれました。
本当でしょうか。
私はなるべく歯を残したいと思っております。
担当の先生も、神経はなるべく抜きたくない、歯はなるべく残したいという考えで、よっぽどの事なのかとも思います。
先生は、病巣が判明しなくて、かなり迷っていました。
蓄膿症になるのは勘弁なのですが、歯は残したい。
しかし、いつ菌が上顎洞粘膜を突き破るかと思うと不安で仕方ありません。
それに、何故か、水や熱いものも染みるようになっています。
通い妻のように通った一年間、悔しいですが、もう無理ならば、
不安解消のため、今週末の予約の際に抜きたいのですが、上記の件、如何思われますか?
何卒、宜しくお願い致します。
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2010-12-07 01:46:31
竹子さまこんばんわ。
一年間にわたる根管治療ですか。
個人的には信じがたいことです。
推測にはなりますが主治医は感染の原因を十分理解なさっていないのではないでしょうか。
感染の原因さえわかっていればどのような方法が有効かは自ずとわかると思うのですが・・・・・。
主治医ではないのでなんとも言えませんが続けも続けたり1年間・・・・。
びっくりです。
診断能力の有るDrを捜されたほうがいいように思うのですが如何でしょうか。
お大事になさいませ。
一年間にわたる根管治療ですか。
個人的には信じがたいことです。
推測にはなりますが主治医は感染の原因を十分理解なさっていないのではないでしょうか。
感染の原因さえわかっていればどのような方法が有効かは自ずとわかると思うのですが・・・・・。
主治医ではないのでなんとも言えませんが続けも続けたり1年間・・・・。
びっくりです。
診断能力の有るDrを捜されたほうがいいように思うのですが如何でしょうか。
お大事になさいませ。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2010-12-07 18:17:25
>仕事の都合で週一週二ぐらいでしかいけず
スゴイですね…。
充分すぎるほど通われていると思いますが…。
(ウチは2週に1回くらいのペースです)
><担当医の意見>
>歯の根元、二股部分からの細菌感染により、骨が溶けた。
根本の原因は何でしょうかね?
僕として考えられる事は2つ
1 根分岐部病変(歯周病から)
2 パーフォレーションや破折(歯内療法から)
が考えられます。
それぞれにアプローチの仕方が全く変わってくると思います。
このあたりを担当の先生としかり相談されてはいかがでしょうか。
その上で、担当の先生のおっしゃられているように「抜歯」と言う選択肢を考える必要があると思います。
スゴイですね…。
充分すぎるほど通われていると思いますが…。
(ウチは2週に1回くらいのペースです)
><担当医の意見>
>歯の根元、二股部分からの細菌感染により、骨が溶けた。
根本の原因は何でしょうかね?
僕として考えられる事は2つ
1 根分岐部病変(歯周病から)
2 パーフォレーションや破折(歯内療法から)
が考えられます。
それぞれにアプローチの仕方が全く変わってくると思います。
このあたりを担当の先生としかり相談されてはいかがでしょうか。
その上で、担当の先生のおっしゃられているように「抜歯」と言う選択肢を考える必要があると思います。
相談者からの返信
相談者:
竹子さん
返信日時:2010-12-07 20:07:52
山田先生、タイヨウ先生、ご回答有難うございます。
>根本の原因は何でしょうかね?
私は歯周病ではありませんし、おそらくパーフォレーションの
様な気がします。
薬を根管のひとつに詰めた際、かなりの痛みが走り、それから腫れだしたという経緯があります。
現状、抗生物質も飲んでいない状態で、この腫れが引かないと蓄膿になるのではと、かなり怯えております。
1.抜歯→すぐ腫れが引く
2.再度原因を探り、根幹治療(?)→時間がかかる
2.を選んだ場合、その治療の間に蓄膿になるのでは、と思い、抜歯もやぶさかではないと思った次第です。
また質問で、申し訳ないのですが、
1.薬でこの腫れを抑える事はできるのでしょうか?
できるならば、迷わず2を選び、歯を残しつつ、治療に再度専念したいのですが・・。
2.担当医と相談して、この部分の治療のみ他院を紹介してもらうと言うような治療方法は、歯科医としてはあまり、気持ちのいいものではないのでしょうか?
宜しくお願いいたします。
>根本の原因は何でしょうかね?
私は歯周病ではありませんし、おそらくパーフォレーションの
様な気がします。
薬を根管のひとつに詰めた際、かなりの痛みが走り、それから腫れだしたという経緯があります。
現状、抗生物質も飲んでいない状態で、この腫れが引かないと蓄膿になるのではと、かなり怯えております。
1.抜歯→すぐ腫れが引く
2.再度原因を探り、根幹治療(?)→時間がかかる
2.を選んだ場合、その治療の間に蓄膿になるのでは、と思い、抜歯もやぶさかではないと思った次第です。
また質問で、申し訳ないのですが、
1.薬でこの腫れを抑える事はできるのでしょうか?
できるならば、迷わず2を選び、歯を残しつつ、治療に再度専念したいのですが・・。
2.担当医と相談して、この部分の治療のみ他院を紹介してもらうと言うような治療方法は、歯科医としてはあまり、気持ちのいいものではないのでしょうか?
宜しくお願いいたします。
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2010-12-08 09:11:39
>1.薬でこの腫れを抑える事はできるのでしょうか?
どの程度、上顎洞粘膜の肥厚があるのか解らないので判断できません。
しかし、抗生剤の服用などである程度は抑えられるのではないかと思います。
>2.担当医と相談して、この部分の治療のみ他院を紹介してもらうと言うような治療方法は、歯科医としてはあまり、気持ちのいいものではないのでしょうか?
これは担当の先生のキャラ次第ですよ。
僕は「自分の許容範囲を超えている」と判断すればすぐに専門の先生に紹介しますし…。
(見切りが早すぎるとも言われておりますが…)
逆に「自分ですべてこなす」と言う先生もいらっしゃいますし…。
担当の先生に「どうしても抜歯したくないので、専門の先生に診てもらいたいのだが、紹介してもらえないだろうか?」と申し出られてはいかがでしょうか。
知り合いに専門医がいれば紹介してもらえるでしょうし、そうでなければご自分で探す事になると思います。
いずれにしてもある程度は「他院にかかる」と言う旨は伝えられておいた方が戻りやすいと思います。
どの程度、上顎洞粘膜の肥厚があるのか解らないので判断できません。
しかし、抗生剤の服用などである程度は抑えられるのではないかと思います。
>2.担当医と相談して、この部分の治療のみ他院を紹介してもらうと言うような治療方法は、歯科医としてはあまり、気持ちのいいものではないのでしょうか?
これは担当の先生のキャラ次第ですよ。
僕は「自分の許容範囲を超えている」と判断すればすぐに専門の先生に紹介しますし…。
(見切りが早すぎるとも言われておりますが…)
逆に「自分ですべてこなす」と言う先生もいらっしゃいますし…。
担当の先生に「どうしても抜歯したくないので、専門の先生に診てもらいたいのだが、紹介してもらえないだろうか?」と申し出られてはいかがでしょうか。
知り合いに専門医がいれば紹介してもらえるでしょうし、そうでなければご自分で探す事になると思います。
いずれにしてもある程度は「他院にかかる」と言う旨は伝えられておいた方が戻りやすいと思います。
相談者からの返信
相談者:
竹子さん
返信日時:2010-12-14 11:27:20
ご回答有難うございます。
担当の先生と色々話し合った結果、納得の上での、抜歯となりました。
私も色々と、誤解している部分や、あまり話を聞いていなかった部分などもあり、よく話し合い説明をしてもらい納得いたしました。
不安な中、早急な回答とアドバイス、とても参考になり、歯に対する意識が変わりました。
とても感謝しております。
このような場を設けられた設営者の方にもお礼申し上げます。
これからは、歯を大切に予防一番でいきたいと思ってます。
有難うございました。
担当の先生と色々話し合った結果、納得の上での、抜歯となりました。
私も色々と、誤解している部分や、あまり話を聞いていなかった部分などもあり、よく話し合い説明をしてもらい納得いたしました。
不安な中、早急な回答とアドバイス、とても参考になり、歯に対する意識が変わりました。
とても感謝しております。
このような場を設けられた設営者の方にもお礼申し上げます。
これからは、歯を大切に予防一番でいきたいと思ってます。
有難うございました。
タイトル | 根管治療一年。大臼歯の上顎洞粘膜が腫れ、抜歯を勧められた |
---|---|
質問者 | 竹子さん |
地域 | 大阪 |
年齢 | 29歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 会社員(技術系) |
カテゴリ |
虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定 根管治療の治療期間 上顎洞炎(蓄膿症) 根管充填 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。