8歳、上左1番を歯茎辺りで折り歯髄も傷めた。今後の治療法は?
相談者:
なかなか15さん (8歳:男性)
投稿日時:2010-12-19 03:06:07
こんにちは!
先日小雨の中、登校時にアスファルトの歩道上で転び、上の左1番を歯茎辺りで折り、歯髄が露出した状態でした。
外傷を負ってから1時間半ほどで受診し、神経を残す方法で覆う治療をしていただきました。
右上1・2番と左上2番も出血していましたが、打撲だと言うことでした。
2日後再度受診時に、歯根ができるまで2〜3年かかり、神経を残したが途中で腐ってしまったり膿の袋ができることがあるので、現時点で抜髄するか、このまま神経を残し歯根ができるのを経過観察していくか、どちらにするか2択だと言われ悩んでいます。
歯髄を残すなら最低2年間は前歯が無い状態になる。
歯髄が腐るとやっかいになるとも言われました。
どちらも一長一短あると説明を受けました。
?外傷歯なので、神経が持たない可能性の方が高いのでしょうか?
?小児歯科で治療した方がいいのでしょうか?
?私としては可能性があるならこのまま歯根の発達を待ち、次の治療にと考えます。
一般的にはどちらの治療がよいのでしょうか?
?セカンドオピニオンを考えていますが、その旨今の先生にお伝えしてよいのでしょうか?
アドバイスをいただけたら助かります。
よろしくお願いします。
先日小雨の中、登校時にアスファルトの歩道上で転び、上の左1番を歯茎辺りで折り、歯髄が露出した状態でした。
外傷を負ってから1時間半ほどで受診し、神経を残す方法で覆う治療をしていただきました。
右上1・2番と左上2番も出血していましたが、打撲だと言うことでした。
2日後再度受診時に、歯根ができるまで2〜3年かかり、神経を残したが途中で腐ってしまったり膿の袋ができることがあるので、現時点で抜髄するか、このまま神経を残し歯根ができるのを経過観察していくか、どちらにするか2択だと言われ悩んでいます。
歯髄を残すなら最低2年間は前歯が無い状態になる。
歯髄が腐るとやっかいになるとも言われました。
どちらも一長一短あると説明を受けました。
?外傷歯なので、神経が持たない可能性の方が高いのでしょうか?
?小児歯科で治療した方がいいのでしょうか?
?私としては可能性があるならこのまま歯根の発達を待ち、次の治療にと考えます。
一般的にはどちらの治療がよいのでしょうか?
?セカンドオピニオンを考えていますが、その旨今の先生にお伝えしてよいのでしょうか?
アドバイスをいただけたら助かります。
よろしくお願いします。
回答1
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2010-12-19 03:19:23
こんばんは。
ご心配ですね。
?
どちらともいえません。
どの程度ダメージを受けているのかにもよりますし、子供の治癒力というものも大人とは違いあなどれません。
?
通院圏内で小児歯科専門医がおられるようでしたら、その方がよい場合も多いと思います。
また歯髄を温存した状態で、確かに咬む力などで外れる場合もありますが、レジンで充填して形作る事や、レジンジャケットクラウンなどで対応できる場合も多いと思います。
やはりそうなるとこういったケースに慣れている歯科医師の方が現状に合った手技をお持ちだと考えます。
?
これは一概にどうとも言えませんが、?にかぶるお答えになると思われます。
セカンドオピニオンをお考えであれば、まず複数意見を集めその上でもう一度お考えになってみた方が選択の幅は広がるように思います。
現在の担当医に、小児歯科専門医にかかりたい旨お伝えしていいと思いますよ。
ご心配ですね。
?
どちらともいえません。
どの程度ダメージを受けているのかにもよりますし、子供の治癒力というものも大人とは違いあなどれません。
?
通院圏内で小児歯科専門医がおられるようでしたら、その方がよい場合も多いと思います。
また歯髄を温存した状態で、確かに咬む力などで外れる場合もありますが、レジンで充填して形作る事や、レジンジャケットクラウンなどで対応できる場合も多いと思います。
やはりそうなるとこういったケースに慣れている歯科医師の方が現状に合った手技をお持ちだと考えます。
?
これは一概にどうとも言えませんが、?にかぶるお答えになると思われます。
セカンドオピニオンをお考えであれば、まず複数意見を集めその上でもう一度お考えになってみた方が選択の幅は広がるように思います。
現在の担当医に、小児歯科専門医にかかりたい旨お伝えしていいと思いますよ。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2010-12-19 03:20:30
なかなか15さま、こんばんわ。
お子様が前歯を折ってしまったわけですね、8歳ということなので歯根はまだ完成していないと思います、折った場所から考えるとおそらく歯髄は壊死してしまうように思います。
このような場合はやむなく抜髄することになると思います、そして歯根が完成するまで待って根管充填するのがいいと考えます。
その上で折れた部分の回復を計ることになると思います、実際に診察したわけではないので、必ずしもお答えしたようにはならないかもしれませんが、主治医にしっかり説明していただいて納得の上治療をすすめられるのが一番いいように思います。
参考になれば幸いです。
成人症例ですが、骨内で歯を折った方の症例が有るので参考になさってください、お大事になさいませ。
外傷1 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=957
外傷2 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1089
外傷3 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1104
外傷4 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1546
お子様が前歯を折ってしまったわけですね、8歳ということなので歯根はまだ完成していないと思います、折った場所から考えるとおそらく歯髄は壊死してしまうように思います。
このような場合はやむなく抜髄することになると思います、そして歯根が完成するまで待って根管充填するのがいいと考えます。
その上で折れた部分の回復を計ることになると思います、実際に診察したわけではないので、必ずしもお答えしたようにはならないかもしれませんが、主治医にしっかり説明していただいて納得の上治療をすすめられるのが一番いいように思います。
参考になれば幸いです。
成人症例ですが、骨内で歯を折った方の症例が有るので参考になさってください、お大事になさいませ。
外傷1 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=957
外傷2 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1089
外傷3 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1104
外傷4 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1546
回答3
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時:2010-12-19 05:35:38
>?外傷歯なので神経が持たない可能性の方が高いのでしょうか?
>?小児歯科で治療した方がいいのでしょうか?
>?私としては可能性があるならこのまま歯根の発達を待ち、次の治療にと考えます。
>一般的にはどちらの治療がよいのでしょうか?
学童期の永久歯は、根っこの先が完全に閉鎖されていない歯根未完成歯(根が短く先が開いたまま)が多いので、歯髄(神経)の生存が、その後の形成に大きく関与していきます。
左1番は露髄されているという事ですが、露出面積が小さく、暴露時間が24時間を超えていなければ、直接覆髄法の効果はある程期待出来るとされています。
露出面積が大きい場合は、覆髄法と似ているのですが、アペキソゲネーシスという処置法を取ります。
どちらも、根の成長を継続させる処置です。
歯根未完成歯は、根の先が閉鎖されていないためと、年齢的に歯根周囲組織の再生能力が強いということから、自然治癒される症例も多く確認されるので、個人的に保存を試みる価値はあるかと思います。
ただ、外傷を受けた歯は、基本的に不安定な状態ですので、定期的にレントゲン検査と歯髄電気診を受ける必要があります。
経過観察中に異変や臨床不快症状が発現されれば、その時点で根管治療を施せば良いのではないかと思います。
その場合はアペキシフィケーションという処置法で、根が完成していない死活歯に、根尖部位の石灰化を促進させて、根の先(根尖)の閉鎖を図るための治療法です。
いずれにしても、長期経過観察が必要になりますので、小児歯牙外傷や根管治療に精通されている先生に診ていただいたほうが無難だと思います。
歯髄関連の処置は根管治療科出身の先生の方が手馴れている事がありますので、可能であれば、小児歯科+根管科が連携して治療するのが一番理想的ですね。
打撲を受けた他の前歯も、定期な歯髄電気診を受けられた方が良いかと思います。
お大事になされてください。
>?小児歯科で治療した方がいいのでしょうか?
>?私としては可能性があるならこのまま歯根の発達を待ち、次の治療にと考えます。
>一般的にはどちらの治療がよいのでしょうか?
学童期の永久歯は、根っこの先が完全に閉鎖されていない歯根未完成歯(根が短く先が開いたまま)が多いので、歯髄(神経)の生存が、その後の形成に大きく関与していきます。
左1番は露髄されているという事ですが、露出面積が小さく、暴露時間が24時間を超えていなければ、直接覆髄法の効果はある程期待出来るとされています。
露出面積が大きい場合は、覆髄法と似ているのですが、アペキソゲネーシスという処置法を取ります。
どちらも、根の成長を継続させる処置です。
歯根未完成歯は、根の先が閉鎖されていないためと、年齢的に歯根周囲組織の再生能力が強いということから、自然治癒される症例も多く確認されるので、個人的に保存を試みる価値はあるかと思います。
ただ、外傷を受けた歯は、基本的に不安定な状態ですので、定期的にレントゲン検査と歯髄電気診を受ける必要があります。
経過観察中に異変や臨床不快症状が発現されれば、その時点で根管治療を施せば良いのではないかと思います。
その場合はアペキシフィケーションという処置法で、根が完成していない死活歯に、根尖部位の石灰化を促進させて、根の先(根尖)の閉鎖を図るための治療法です。
いずれにしても、長期経過観察が必要になりますので、小児歯牙外傷や根管治療に精通されている先生に診ていただいたほうが無難だと思います。
歯髄関連の処置は根管治療科出身の先生の方が手馴れている事がありますので、可能であれば、小児歯科+根管科が連携して治療するのが一番理想的ですね。
打撲を受けた他の前歯も、定期な歯髄電気診を受けられた方が良いかと思います。
お大事になされてください。
相談者からの返信
相談者:
なかなか15さん
返信日時:2010-12-19 21:45:46
田中先生
山田先生
王先生
深夜の投稿でしたのに、早々のご回答本当にありがとうございます。
専門の先生方から丁寧なご回答を頂き、理解を深めることができ心強いです。
前歯がなくなると親の方がショックが大きかったのですが、気持ちに寄り添っていただくような丁寧な説明を頂き、本当に嬉しく感謝です。
最初に見て頂いた先生も、歯根がどのような状態にあるか本で説明してくださったのですが、2択となると判断がつかず困っておりました。
定期的に診察を受けながら考えて行きたいと思っています。
長期にわたる治療になると思いますので、また先生方のご意見をお聞かせ願うことも出てくるかと思います。
その際はよろしくお願い致します。
この度はご多忙の中本当にありがとうございました。
先生方もお体ご自愛頂きご活躍下さい。
山田先生
王先生
深夜の投稿でしたのに、早々のご回答本当にありがとうございます。
専門の先生方から丁寧なご回答を頂き、理解を深めることができ心強いです。
前歯がなくなると親の方がショックが大きかったのですが、気持ちに寄り添っていただくような丁寧な説明を頂き、本当に嬉しく感謝です。
最初に見て頂いた先生も、歯根がどのような状態にあるか本で説明してくださったのですが、2択となると判断がつかず困っておりました。
定期的に診察を受けながら考えて行きたいと思っています。
長期にわたる治療になると思いますので、また先生方のご意見をお聞かせ願うことも出てくるかと思います。
その際はよろしくお願い致します。
この度はご多忙の中本当にありがとうございました。
先生方もお体ご自愛頂きご活躍下さい。
タイトル | 8歳、上左1番を歯茎辺りで折り歯髄も傷めた。今後の治療法は? |
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質問者 | なかなか15さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 8歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯が割れた・折れた・欠けた 歯をぶつけた、歯が欠けた・抜けた 歯をぶつけた(歯の打撲・外傷) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。