「虫歯と歯周病菌９９・９９％死滅」という記事を見かけました
相談者：
あつのすけさん (36歳：男性)
投稿日時：2010-12-24 09:50:33
こちらの掲示板を大いに参考にさせていただいております。
ありがとうございます。
今月初めでしょうか、ニュースで「虫歯と歯周病菌９９・９９％死滅…東北大新手法」という記事を見かけました。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20101209-OYT1T00265.htm
臨床研究もこれからということですが、どのくらい期待できるものなのでしょうか？
自分は、詰め物や被せ物の中にできる二次カリエスについて不安を感じているのですが、このようなものにも効果が望めるのでしょうか？
こちらの掲示板の検索では、同様の質問が見当たらなかったため、投稿させていただきました。
どうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
今月初めでしょうか、ニュースで「虫歯と歯周病菌９９・９９％死滅…東北大新手法」という記事を見かけました。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20101209-OYT1T00265.htm
臨床研究もこれからということですが、どのくらい期待できるものなのでしょうか？
自分は、詰め物や被せ物の中にできる二次カリエスについて不安を感じているのですが、このようなものにも効果が望めるのでしょうか？
こちらの掲示板の検索では、同様の質問が見当たらなかったため、投稿させていただきました。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答1
大野歯科医院(群馬県前橋市)の大野です。
回答日時：2010-12-24 10:29:16
こんにちは
ご指摘のように、臨床研究はまだですので結論は出せません。
原著論文を読んでいないので詳細なコメントは出来ませんが、死滅したのが実験室での話しでしたら同様の結果は他の方法でも十分に可能です。
ただしこれが人の口の中となると、どの方法もイマイチ結果が出せていません。
毎年のように新しい方法や材料が考案され、マスコミに発表されますが、どれもいつの間にか消え去ってしまいます。
虫歯にしろ、歯周病にしろ、「細菌」は多くの原因のうちの一つでしかなく、例えそれを除去したとしても、常在菌がたくさんいる口の中ではまた定着、感染することは目に見えています。
なので例え素晴らしい治療法と評価され、臨床現場に導入されても、わずかなインパクトでしかないような気がします。
本当の治療、本当の予防のために、可能な限りすべての原因にアプローチしなければいけません。
そのもっとも基本的なことが、「病気について知る」「生活習慣を変える」だと思います。
参考になりましたでしょうか。
ご指摘のように、臨床研究はまだですので結論は出せません。
原著論文を読んでいないので詳細なコメントは出来ませんが、死滅したのが実験室での話しでしたら同様の結果は他の方法でも十分に可能です。
ただしこれが人の口の中となると、どの方法もイマイチ結果が出せていません。
毎年のように新しい方法や材料が考案され、マスコミに発表されますが、どれもいつの間にか消え去ってしまいます。
虫歯にしろ、歯周病にしろ、「細菌」は多くの原因のうちの一つでしかなく、例えそれを除去したとしても、常在菌がたくさんいる口の中ではまた定着、感染することは目に見えています。
なので例え素晴らしい治療法と評価され、臨床現場に導入されても、わずかなインパクトでしかないような気がします。
本当の治療、本当の予防のために、可能な限りすべての原因にアプローチしなければいけません。
そのもっとも基本的なことが、「病気について知る」「生活習慣を変える」だと思います。
参考になりましたでしょうか。
回答2
細見歯科医院の細見です。
回答日時：2010-12-24 10:42:45
＞自分は、詰め物や被せ物の中にできる二次カリエスについて不安を感じているのですが、このようなものにも効果が望めるのでしょうか？
個人的な意見ですが、過酸化水素水とレーザーで活性酸素を発生させ殺菌する方法の様ですが、被せの下などはレーザーが届かず効果は薄いように思います。
個人的な意見ですが、過酸化水素水とレーザーで活性酸素を発生させ殺菌する方法の様ですが、被せの下などはレーザーが届かず効果は薄いように思います。
回答3
杉原歯科クリニック(杉並区・上高井戸)の杉原です。
回答日時：2010-12-24 11:23:39
光線力学療法（Photodynamic Therapy）PDTの応用ですね。
元は腫瘍の治療などに用いられていた考え方を殺菌に応用した方法で、既に似たような治療は一部で行われています。
治療成績の論文は見たことはありませんが、実施している先生の感想は「まあ悪くない」だそうです。
口腔内の虫歯菌と歯周病菌だけを選択的に殺菌し、完全に０にできれば有望かもしれませんが・・・
＞個人的な意見ですが、過酸化水素水とレーザーで活性酸素を発生させ殺菌する方法の様ですが、被せの下などはレーザーが届かず効果は薄いように思います。
もちろんレーザーは届きませんし、活性酸素も届きません。
この方法が有効なら、修復物を全部除去し殺菌してから再度修復をやり直せば良いかもしれません。
数年後の実用を目指しているようなので期待して待ちましょう。
元は腫瘍の治療などに用いられていた考え方を殺菌に応用した方法で、既に似たような治療は一部で行われています。
治療成績の論文は見たことはありませんが、実施している先生の感想は「まあ悪くない」だそうです。
口腔内の虫歯菌と歯周病菌だけを選択的に殺菌し、完全に０にできれば有望かもしれませんが・・・
＞個人的な意見ですが、過酸化水素水とレーザーで活性酸素を発生させ殺菌する方法の様ですが、被せの下などはレーザーが届かず効果は薄いように思います。
もちろんレーザーは届きませんし、活性酸素も届きません。
この方法が有効なら、修復物を全部除去し殺菌してから再度修復をやり直せば良いかもしれません。
数年後の実用を目指しているようなので期待して待ちましょう。
回答4
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時：2010-12-24 11:33:10
個人的な意見ですが、このような内容の研究は繰り返し行われているとおもいます。
臨床で実際に使うとなると、かなりのハードルが出てくると思います。
金額的な面や口腔内の常在菌の関係、また細菌のバランスもあります。
簡単には出来ないと思います。
現時点では、ブラッシング機械的清掃に勝るものはないとおもいます。
臨床で実際に使うとなると、かなりのハードルが出てくると思います。
金額的な面や口腔内の常在菌の関係、また細菌のバランスもあります。
簡単には出来ないと思います。
現時点では、ブラッシング機械的清掃に勝るものはないとおもいます。
回答5
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時：2010-12-24 11:45:08
口腔内の細菌には「外界からの細菌の侵入・定着を防ぐ」という役割もありますから、完全に口の中が無菌になってしまったら、それはそれで別の問題が出てきそうですよね。
虫歯や歯周病の原因菌だけ滅菌すればいいんじゃない？とも思えるのですが、実は虫歯や歯周病の原因菌も完全にわかっているわけではありません。
完全にわかっているのは、正しい知識を身に付けて適切なケアを行えば、虫歯や歯周病のほとんどは予防できるということですね（^^）
虫歯や歯周病の原因菌だけ滅菌すればいいんじゃない？とも思えるのですが、実は虫歯や歯周病の原因菌も完全にわかっているわけではありません。
完全にわかっているのは、正しい知識を身に付けて適切なケアを行えば、虫歯や歯周病のほとんどは予防できるということですね（^^）
回答6
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時：2010-12-24 14:29:58
----------------------------------------------------
ア○○ジェット：
至近距離でゴキブリに噴射すると、９９・９９％死滅させます。
注意）
噴霧した際、あまり離れている場合は死にません。
家の中のゴキブリが絶滅するわけではありません。
------------------------------------------------------
（実際の商品とは関係はありません。あくまでもイメージです）
みたいな感じでしょうか。
ア○○ジェット：
至近距離でゴキブリに噴射すると、９９・９９％死滅させます。
注意）
噴霧した際、あまり離れている場合は死にません。
家の中のゴキブリが絶滅するわけではありません。
------------------------------------------------------
（実際の商品とは関係はありません。あくまでもイメージです）
みたいな感じでしょうか。
相談者からの返信相談者：
あつのすけさん
返信日時：2010-12-24 19:27:35
| タイトル | 「虫歯と歯周病菌９９・９９％死滅」という記事を見かけました |
|---|---|
| 質問者 | あつのすけさん |
| 地域 | 非公開 |
| 年齢 | 36歳 |
| 性別 | 男性 |
| 職業 | 非公開 |
| カテゴリ | その他(その他) |
| 回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。
