右上6,7番抜歯後の処置。インプラントかミラクルデンチャーか?

相談者: OMさん (49歳:男性)
投稿日時:2011-01-01 11:40:23
参考:過去のご相談
〔写真あり〕歯周病で上6,7番抜歯後に触ると痛む出っ張りがある


こんにちわ。

11月に右上6,7番抜歯保険適用の部分入歯を入れてもらいました。

しかし、入れ歯は引っ掛けている歯に負担をかけ弱らせると知って外してる時間が多くなっています。


インプラントにすることを考えているのですが、質問させていただきます。


?6番だけ入れて7番は放置(金銭的な問題から2本いれるのはきびしい)はありでしょうか?

ちなみに右下は、6番までしかありません。
(7番は、生えなかった)



?歯周病が進行しての抜歯のため、今かかっている歯科(インプラントはやっていない)で骨の量が足りないと言われました。

この場合ソケットリフトGBR法の併用となるのでしょうか?



?インプラントが難しい場合ミラクルデンチャー、ミラクルフィットを選択肢に考えています。

色んなサイトで調べたののですが、メリットばかりでデメリットがあまり書かれてないので少々不安なのも否めません。
  
となりの歯に負担をかけず、逆に入れ歯と残っている歯が一体となることで残っている歯を護るということですが、先生方のご意見をお聞きしたく思っております。


以上です。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-01-01 13:53:49
>?6番だけ入れて7番は放置(金銭的な問題から2本いれるのはきびしい)はありでしょうか?

下が6番までしかないのなら上のインプラントは6番だけでも大丈夫だと思います。


>?歯周病が進行しての抜歯のため、今かかっている歯科(インプラントはやっていない)で骨の量が足りないと言われました。

ソケットリフトは抜歯と同時に行うものです、OMさんの場合はGBRになると思います。


>?インプラントが難しい場合ミラクルデンチャー、ミラクルフィットを選択肢に考えています。

修理が困難な場合が多いです。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-01-01 18:29:31
こんばんは。

>?6番だけ入れて7番は放置(金銭的な問題から2本いれるのはきびしい)はありでしょうか?

先生の考え方と、骨の状態によって意見は分かれると思いますね。
(もちろんですが、禁煙と歯周病の治療・管理は絶対条件です)


私であれば、CTで骨の量・質を診査し、骨質良好で7mmぐらいの高さと7mmぐらいの骨幅が確認できれば躊躇することなく1本インプラントをお勧めすると思いますよ。

条件を満たせない場合は色々悩んで、場合によっては補強の目的で2本の連続埋入を勧める可能性もあると思います。



>?歯周病が進行しての抜歯のため、今かかっている歯科(インプラントはやっていない)で骨の量が足りないと言われました。

抜歯と同時にしか行えないのはソケットプリザベーションですね。
ソケットリフトやラテラルウィンドウテクニック、GBRは抜歯と同時の場合も抜歯後の場合もあります。


少し用語がまだ混乱しているのですが、どういった方法を選択されるかは施術される先生次第になりますので、一度直接ご相談された方がいいと思いますよ。

骨の量が足りないとのことなら、何らかのオプション費用はかかりそうな感じですね。



>?インプラントが難しい場合ミラクルデンチャー、ミラクルフィットを選択肢に考えています。

ミラクルデンチャーというのは見たことがないのでわかりませんが、義歯全般、材料よりも術者による差、元々の状態による差の方が大きいと思います。

部分入れ歯をご希望の場合は、担当の先生の最も自信のある方法でやっていただくのがいいでしょうね。



部分入れ歯は、ものすごい達人の先生にして貰わない限りは、どうあれ咬めないか他の歯を傷めるかどちらかです。

歯が増える訳ではありませんから、理論上無理があります。

となりの歯に負担をかけないためには、歯に引っ掛けずに粘膜だけで支えますので咬めなくなりますし、残っている歯と一体化にするなら固定式のブリッジにした方がメリットさえあります。

つまりブリッジには不適切な設計で部分入れ歯を作る場合、歯と一体化にすることは即ち歯に無理をさせている事になってしまいます。

粘膜と歯と両方に程よく負担をさせるのが教科書的な理想になるのですが、粘膜の形もどんどん変わりますし、匠の世界と理解して貰って良いと思いますよ。



もしも今不自由なく食事が出来ているのなら、周りの歯の状態などによっては私ならそのまま放置というのもひとつの選択肢として提案するかも知れません。



実際に色んな先生と相談してみて下さいね。

お大事にどうぞ。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-01-02 04:50:02
OM さまおはようございます。

右上67番欠損で部分床義歯を装着したわけですね、ところが鈎歯に負担がかかることを知って入れなくなってきてるわけですね。

先ず気がかりなのは歯周病で67番を失ったとのことなので残存歯の歯周病の具合です、おそらく多かれ少なかれ歯周病に罹患していたように思います。

もしまだ歯周病が治っていないのなら歯周病を治すのが先になると思います。


その上で欠損部分の補綴をどうするか検討することになります、骨がインプラントを受け入れるに十分ではなさそうな感じなので、何らかの方法を講じてインプラントを植立出来るようにする必要がありそうです。

ただインプラントはやり直しが効きにくいので慎重になさってください。



また部分床義歯についてはミラクルデンチャーがどのようなものか判らないのでコメントは出来ませんが、咬合時に義歯がしっかり安定するような咬合様式を与えることが出来れば鈎歯に過大な力はかかりません。

また装着感についても十分配慮して作ることが出来ればほぼご自分の歯のように違和感なく使うことは出来ると思います、そのような義歯を作っていただける歯科医を捜されて相談なされば解決すると思います。


診察したわけではないのでなんとも言えませんが文面からは歯周病の治療を優先なった方がいいように感じます、参考になれば幸いです。


歯周病 
http://www.yamadashika.jp/perio.html

インプラント 
http://www.yamadashika.jp/implant.html

入れ歯 
http://www.yamadashika.jp/denture.html

回答 回答4
  • 回答者
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-01-02 11:22:41
>?6番だけ入れて7番は放置(金銭的な問題から2本いれるのはきびしい)はありでしょうか?

反対側の歯の状態にもよると思います。
反対の咬み合わせが1対1になっていると一番後ろが結局かみ合わないと思います。
通常1対2で歯はかみ合うのが理想です。

また、インプラント自体の負担を考えると1本で2本支えることになります。


 
>?歯周病が進行しての抜歯のため、今かかっている歯科(インプラントはやっていない)で骨の量が足りないと言われました。

>この場合ソケットリフトGBR法の併用となるのでしょうか?

ソケットで上顎洞をあげられる距離、残存骨、上顎洞の形等もあり、適切な診断がいると思います。

また骨を増やすことを総称してGBRと呼ばれています。



>?インプラントが難しい場合ミラクルデンチャー、ミラクルフィットを選択肢に考えています。

ミラクルデンチャ―は聞いたことはありませんが、歯周病の状態がどのような状態かわかりませんが、そちらの治療を優先しないとインプラントも感染してしまう恐れがあります。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-01-02 12:37:44
ミラクルデンチャーの利点は、装着感が少ない、多くの歯で支えるので歯にかかる負担が優しいということだけで、あと、あれこれ宣伝している利点は、セールストークで、何の証拠もないことですので無視するべきと思います。

通常の義歯に比べて使用に関しての悪い点はないと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: OMさん
返信日時:2011-01-03 03:53:50
細見先生、渡辺先生、山田先生、服部先生、上田先生、ありがとうございます。
勉強になりました。

これからの治療方針に役立たせていただきます。
このサイトはほんといいですね。


先生方が御指摘のように、残りの歯の歯周病もかなり進行しています。

抜歯後の処置と並行して残りの歯の歯周病対策もやっていこうと思っています。
このことで別のタイトルで質問させていただくことになるかと思います。

山田先生の歯磨き法は、とても参考になります。
歯磨きだけであんなに改善するんですね。



ミラクルデンチャーは、歯科医界ではあまりポピュラーじゃないんですね。

上田先生がおっしゃられてるようにセールストークの部分がありすぎなのは、感じておりました。
熟考します。



タイトル 右上6,7番抜歯後の処置。インプラントかミラクルデンチャーか?
質問者 OMさん
地域 非公開
年齢 49歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病で抜けた・抜く予定
抜歯:6番(第一大臼歯)
抜歯:7番(第二大臼歯)
インプラント治療法
部分入れ歯 その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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