仮付け時に高さが合っていた奥歯のクラウンが、本付け後は低く感じる

相談者: イカタコさん (37歳:男性)
投稿日時:2011-01-09 17:39:44
こんにちは。

私は去年の春頃から、下側の第二大臼歯及び第三大臼歯を左右4本ゴールドクラウンで治療してもらいました。

クラウンが出来上がってからは、仮付けの状態で噛み合わせのバランス調整を繰り返し行ってもらいました。


そして今年の年明けに左右のバランス、高さとも問題が無い状態なので、一旦外して本付けをしてもらったのですが、仮付け時に比べて高さが微妙に低くなっているのか奥歯の当たりが以前より弱いように感じました。

なお、仮付けを外した際は前の接着剤を落とすのに土台を若干研磨しました。
で、後は本付け用の接着剤をつけて先生がぐっと押し込むような感じでクラウンを付けてくれました。


それでお聞きしたいのは、仮付け時と本付け時で噛み合わせが微妙に変わることはあるのでしょうか?
(現在の状態は仮付け時より奥歯が低く感じるので、左右の口角の筋肉が緩くて弛んだように見えます。)

もし、こちらの先生方で判ることがあれば何でもお教えいただければ幸いです。


よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-01-09 18:01:32
>仮付け時と本付け時で噛み合わせが微妙に変わることはあるのでしょうか?

仮着セメントと本着のセメントで被膜厚さが違う場合はありますが、その差を感じる事はほとんど無いと思います。


>土台を若干研磨しました

研磨する事は無いと思いますよ、仮着セメントを除去しただけではないでしょうか。



とりあえずは主治医に相談して確認してもらってください。

回答 回答2
  • 回答者
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時:2011-01-09 22:18:30
>仮付け時に比べて高さが微妙に低くなっているのか奥歯の当たりが以前より弱いように感じました。

本接着でゴールド・クラウンを外され、リムーバを引っ掻けるノブを切断すると同時に、クラウン本体をピカピカにしようとまた研磨をした場合、咬合点まで研磨してしまうと多少咬合が低くなる可能性があると云えますが、左右の口角の筋肉が緩くて弛んだように見えるほど低くなるとは考えにくいです。



>なお、仮付けを外した際は前の接着剤を落とすのに土台を若干研磨しました。

仮接着セメントを落とすために超音波スケーラーを使用することはあると思いますが、ドリルだったのでしょうか?
ドリルでも、研磨機能がない消しゴムのようなラバー・カップというもので土台の表面を清掃していたのでは?



>それでお聞きしたいのは、仮付け時と本付け時で噛み合わせが微妙に変わることはあるのでしょうか?

セメンティングは補綴治療の最終段階で、とても重要なステップです。
最後の最後で躓くほど情けなく不幸なことはありませんが、全くないとは言えません。

たかがセメント合着と侮ってはいけません・・・・
セメンティングに失敗したら、もう一度製作から全部やり直すより他に手はないのです。


クラウン(鋳造体)と歯や土台の間には50ミクロン程のスペースが存在するのですが、本接着時に、セメントを混ぜてクラウン内面に盛っている衛生士助手と医師側の息が合っていませんと、歯科医に渡す時点でセメントが固まりそうになっていたり、たっぷり盛りすぎていたり・・・そういう事があるのです。

その状態で無理やり強行して合着しますと、セメントの浮き上がりが生じてしまい、噛み合わせが微妙に変わってしまいます。


セメントの種類や性能は日進月歩で、現在では固定してから光重合するものもありますが、材料をどう扱うかが治療結果を左右していると考えていますので、個人的にセメント合着時は神経を尖らせてしまいます。



不安であれば、どういった状況なのか、もう一度担当の先生に確認して頂くようにご相談してみたら如何でしょうか。


では、お大事に。

回答 回答3
  • 回答者
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-01-09 23:05:13
先生方が言われるように低くなることは少ないと思います。

万が一低くなる場合があったとしても他の歯で咬合の支持がされている場合が多いため、口角がさがるようなど全体に渡りの変化は考えにくいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: イカタコさん
返信日時:2011-01-15 19:08:36
細見先生
王先生
服部先生 ご回答いただきありがとうございました。

早速、水曜日に一度歯科医へ相談に行ってきました。
今回左右4本のクラウンを入れる際、全て噛み合わせが上がるよう高めに作ってもらいました。

それで右上5番の第二小臼歯が右下6番の第一大臼歯にかかっていたのですが、これがぎりぎり当っているシビアな噛み合わせだったので、本付け時に1mmあるかないかの僅かなずれで高さが変わってしまったようです。

(なお、上下左右4番の第一小臼歯4本は矯正時に抜歯しました)



対処法として右下6番のクラウンのみ作り直しをするかどうか先生と話をしていたのですが、違う方法として右下5番の第二小臼歯に
保険の効く材料を少し足して高くしてはどうかと提案されました。

で、右下5番の天然歯を少し高くした所、右上3番の犬歯と上手い具合に噛み合い、右側の噛み合わせ全体も仮付け時と同じ位に上がりました。


まだ処置後3日程度ですが、左右のバランスも問題ない状態で、クラウンが長持ちできるように就寝時のナイトガードも作成してもらいました。

取り外して修正の効かない本付け直後に起きた問題の上、自費の少し高いものだったので気が動転してこちらへご相談したのですが、迅速にお答えをいただいた事で大変助かりました。

重ねて御礼申し上げます。



タイトル 仮付け時に高さが合っていた奥歯のクラウンが、本付け後は低く感じる
質問者 イカタコさん
地域 非公開
年齢 37歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ ゴールドクラウン(金の被せ物)
噛み合わせに関するトラブル
クラウン(被せ)の違和感・不快感
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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