[写真あり] 4歳、転倒し左前歯(乳歯)が歯茎に埋まった (イタリア)
相談者:
いっか29さん (31歳:女性)
投稿日時:2011-01-09 18:23:52
回答1
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時:2011-01-09 21:01:50
お子さんが転倒なさって顔面を強打されたのですね。
さぞご心配のことでしょう・・・心中お察しいたします。
海外からですが、個人的な私見で述べさせていただきます。
>3ヶ月ほど前、アスファルトで転倒しました。
>その際、左前歯1本が歯茎に埋まり歯茎も切れてしまいました。
事故や転倒で顔面を強打しますと、顔の構造上高い確立で前歯を傷めてしまいます。
打ち方によっては歯の位置がずれてしまったり、めり込んだり抜けかかったりといった脱臼状態になり、程度によって違いもありますが、歯茎や周りの歯槽骨にも損傷を与えることがあります。
位置的に埋没した場合、歯が完全に抜け落ちてしまった場合(完全脱臼)に比べ、歯根が汚染されていない分、そのままほっといても大丈夫と考えがちです。
しかし、乳歯の埋没変位が2?以上ある場合や、周りの歯槽骨に損傷がある場合は、その下にある継続永久歯胚への悪影響を防ぐために、抜歯を施されたほうが長期的に見て良いことがあります。
私であれば、経過観察ではなく、永久歯胚への悪影響をご説明した上で抜歯を提案していたと思います。
>すぐに口腔外科へ連れて行き、診察を受けましたが乳歯という事もあり、特に何も治療せずに終わりました。
>切れた歯茎も自然に治るというとでした。
レントゲン検査はなさいましたか?
下に萌出待機している永久歯胚との位置関係や歯槽骨の状態など、レントゲン画像から得られる情報が多くあります。
>それ以来、注意して生活をしていましたが歯茎が治ることは無く、歯がグラつき始めました。
乳歯がグラグラと動揺して、噛み合わせが変わってしまいますと、食事も難しく、無理して噛ませると症状を悪化させてしまい、お子さんによっては変な噛み癖を身に着けてしまいます。
そういった視点から見ましても、抜かれた方が長い目で見て良いのではないかと思います。
>このような場合、もう抜歯しなければならないでしょうか?
>歯茎は縫い合わせることなどできるのでしょうか?
個人的には、乳歯の埋没外傷に関しては、変位が2mm以内、歯槽骨に損傷がない、永久歯胚との距離が遠い場合は、経過観察を取る検討をしますが、この場合でも、歯槽骨に損傷を認めた時は経過観察ではなく、抜歯致します。
変位がこの様に大きい場合は、個人的には抜歯していたと思います。
動揺があるこの乳歯を残した状態で、単に歯茎の縫合をしたとしても、何の意味もないと思いますが・・・・。
抜歯後に傷口の大きさと下の永久歯胚との位置関係を考慮に入れながら、縫合の可否を検討されたら良いと思います。
>その他、治療法として有効な方法
以前回答した書き込みをそのまま載せますので、今後の参考になさって下さい。
外傷乳歯が継続永久歯に及ぼす影響として、
a.永久歯の萌出障害
b.永久歯胚の壊死
c.歯根屈曲や湾曲
d.歯根発育の部分的あるいは完全停止
e.エナメル質形成異常 白濁色・黄褐色への変色
等などが今までの研究報告で挙げられています。
この中で最も頻度の高い影響として、エナメル質の変色と減形成、萌出障害が報告されていて、受傷年齢が低いほど継続歯に及ぼす影響が高頻度に認められ、0〜4歳児で50%以上を超えています。
受傷時の外傷の強さや方向、年齢、治療協力度、永久歯胚の形成時期、距離や位置関係などの違いによって、保存を試みた症例も幾つか報告されていますが、永久歯胚に重度な障害を与える、又は与える可能性が高いと判断した場合は保存すべきではないと歯牙外傷学の権威は結論づけています。
まずは、現時点の状態を把握するためにも小児歯科(口腔外科ではなく)を受診され、レントゲン撮影されることをお勧めいたします。
親としてご心配だと思いますが、何かお役に立てる事がありましたら、いつでも又このサイトでご相談下さい。
お大事になされて下さい。
さぞご心配のことでしょう・・・心中お察しいたします。
海外からですが、個人的な私見で述べさせていただきます。
>3ヶ月ほど前、アスファルトで転倒しました。
>その際、左前歯1本が歯茎に埋まり歯茎も切れてしまいました。
事故や転倒で顔面を強打しますと、顔の構造上高い確立で前歯を傷めてしまいます。
打ち方によっては歯の位置がずれてしまったり、めり込んだり抜けかかったりといった脱臼状態になり、程度によって違いもありますが、歯茎や周りの歯槽骨にも損傷を与えることがあります。
位置的に埋没した場合、歯が完全に抜け落ちてしまった場合(完全脱臼)に比べ、歯根が汚染されていない分、そのままほっといても大丈夫と考えがちです。
しかし、乳歯の埋没変位が2?以上ある場合や、周りの歯槽骨に損傷がある場合は、その下にある継続永久歯胚への悪影響を防ぐために、抜歯を施されたほうが長期的に見て良いことがあります。
私であれば、経過観察ではなく、永久歯胚への悪影響をご説明した上で抜歯を提案していたと思います。
>すぐに口腔外科へ連れて行き、診察を受けましたが乳歯という事もあり、特に何も治療せずに終わりました。
>切れた歯茎も自然に治るというとでした。
レントゲン検査はなさいましたか?
下に萌出待機している永久歯胚との位置関係や歯槽骨の状態など、レントゲン画像から得られる情報が多くあります。
>それ以来、注意して生活をしていましたが歯茎が治ることは無く、歯がグラつき始めました。
乳歯がグラグラと動揺して、噛み合わせが変わってしまいますと、食事も難しく、無理して噛ませると症状を悪化させてしまい、お子さんによっては変な噛み癖を身に着けてしまいます。
そういった視点から見ましても、抜かれた方が長い目で見て良いのではないかと思います。
>このような場合、もう抜歯しなければならないでしょうか?
>歯茎は縫い合わせることなどできるのでしょうか?
個人的には、乳歯の埋没外傷に関しては、変位が2mm以内、歯槽骨に損傷がない、永久歯胚との距離が遠い場合は、経過観察を取る検討をしますが、この場合でも、歯槽骨に損傷を認めた時は経過観察ではなく、抜歯致します。
変位がこの様に大きい場合は、個人的には抜歯していたと思います。
動揺があるこの乳歯を残した状態で、単に歯茎の縫合をしたとしても、何の意味もないと思いますが・・・・。
抜歯後に傷口の大きさと下の永久歯胚との位置関係を考慮に入れながら、縫合の可否を検討されたら良いと思います。
>その他、治療法として有効な方法
以前回答した書き込みをそのまま載せますので、今後の参考になさって下さい。
外傷乳歯が継続永久歯に及ぼす影響として、
a.永久歯の萌出障害
b.永久歯胚の壊死
c.歯根屈曲や湾曲
d.歯根発育の部分的あるいは完全停止
e.エナメル質形成異常 白濁色・黄褐色への変色
等などが今までの研究報告で挙げられています。
この中で最も頻度の高い影響として、エナメル質の変色と減形成、萌出障害が報告されていて、受傷年齢が低いほど継続歯に及ぼす影響が高頻度に認められ、0〜4歳児で50%以上を超えています。
受傷時の外傷の強さや方向、年齢、治療協力度、永久歯胚の形成時期、距離や位置関係などの違いによって、保存を試みた症例も幾つか報告されていますが、永久歯胚に重度な障害を与える、又は与える可能性が高いと判断した場合は保存すべきではないと歯牙外傷学の権威は結論づけています。
まずは、現時点の状態を把握するためにも小児歯科(口腔外科ではなく)を受診され、レントゲン撮影されることをお勧めいたします。
親としてご心配だと思いますが、何かお役に立てる事がありましたら、いつでも又このサイトでご相談下さい。
お大事になされて下さい。
相談者からの返信
相談者:
いっか29さん
返信日時:2011-01-09 21:19:53
ご丁寧なコメントありがとうございました。
当方、イタリアに在住しておりまして帰省中の出来事だったので、日本の病院で診療を受けました。
今現在、イタリアなのですが早急に小児科へ連れて行き今後の対応をしていきたいと思います。
ちなみに、負傷している歯の部分に過剰歯が1本、永久歯というように歯があるそうです。
レントゲンでは永久歯への影響は無いと判断していただいたのですが、やはり抜いたほうが良いのでしょうか?
こちらの病院で抜歯ということになった場合、治療法で気に掛けたほうが良い点などありましたら教えていただけるとありがたいです。
お忙しいところ、ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
当方、イタリアに在住しておりまして帰省中の出来事だったので、日本の病院で診療を受けました。
今現在、イタリアなのですが早急に小児科へ連れて行き今後の対応をしていきたいと思います。
ちなみに、負傷している歯の部分に過剰歯が1本、永久歯というように歯があるそうです。
レントゲンでは永久歯への影響は無いと判断していただいたのですが、やはり抜いたほうが良いのでしょうか?
こちらの病院で抜歯ということになった場合、治療法で気に掛けたほうが良い点などありましたら教えていただけるとありがたいです。
お忙しいところ、ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
回答2
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時:2011-01-10 01:57:45
>ちなみに、負傷している歯の部分に過剰歯が1本、永久歯というように歯があるそうです。
Supernumerary teeth(過剰歯)が確認されたそうですが、その歯の方向が真っ直ぐ(上顎の歯と同じように根が上向き歯冠が下向き)なのか、真逆な方向(根が下向き歯冠が上向き)なのか、斜めなのか、正常な永久歯の根との位置的距離はetcで、正常歯と同じように萌出したり(この場合は隣接している永久歯の変位があったりします)、萌出せずに埋伏したままだったり、位置によっては正常永久歯の萌出を阻害したりと色々なパターンがありますので、お嬢様がどういった状態なのかは、実際に診察しませんと分かりませんので、ここでは何のコメントも差し上げられません。
過剰歯の歯冠形態は通常小さ目で、犬歯のように尖っていて楔のようになっているものが多いです。
>レントゲンでは永久歯への影響は無いと判断していただいたのですが、やはり抜いたほうが良いのでしょうか?
3か月前のレントゲンですし、3か月過ぎた今現在の状況では位置的に、又乳歯歯根周辺の状態が変化していると思われますので、再度のレントゲン検査が必要だと思います。
本来、経過観察中の外傷歯は定期的にレントゲンと歯髄の活性状態を検査しなければなりません。
永久歯への影響についてですが、萌出過程でその影響が確認されることが多く、影響が出てしまってからは永久的な損傷になります。
そのため、そう云った永久的な損傷を回避するために、リスクを冒さずに、あえて外傷を受けた乳歯は抜歯し、スペアになる歯がもうない、一生使う永久歯の健康を出来るだけ100%に確保するといった考えがあるのです。
リスクを冒すかどうかは親御さんが決めることですが、結果を受け止めるのはお子さんだと云うことを忘れないであげて下さい。
抜歯したら不憫だと思われるお気持ちは痛いほど分かりますが、長い目で見て、どうしたら一番良いのか考えてあげたほうが良いと思います。
>こちらの病院で抜歯ということになった場合、治療法で気に掛けたほうが良い点
4歳ということなので、ある程度意思疎通は図れるはずですから、お嬢様の治療協力は得られるのではないかと思います。
小児歯科に於いては、これが何よりも重要ですので、小児歯科に行かれる前に、歯の治療に関する絵本を読んであげたり(五味太郎さんの絵本で面白いのがあります)、おかあさんと一緒の歯磨きのうたを歌ってあげたり、「歯医者さんに行くことは怖くない」という事を感じさせてあげて下さい。
恐怖心を無くして、治療協力が得られれば、どんな歯科処置でもスムーズに進められるはずです。
抜歯となった場合は、隙っ歯状態になり、お子さんによっては気にしたり、幼稚園で笑われたりするかもしれないので、個人的には心のケアを親御さんに促しています。
どうしてもダメなお子さんもいらっしゃいますので、その時は小さいキディ・デンチャー(一本の入れ歯、奥歯にバンドで固定するタイプのもあります)を検討されたら良いと思います。
下の永久歯が萌出するまで、かかりつけ医として寄り添って下さるような小児歯科医の先生を持つことをお勧めいたします。
他の先生からのご意見が伺えるかもしれませんので、もう少しお待ちになって下さいね。
参考になさって下さい。
Supernumerary teeth(過剰歯)が確認されたそうですが、その歯の方向が真っ直ぐ(上顎の歯と同じように根が上向き歯冠が下向き)なのか、真逆な方向(根が下向き歯冠が上向き)なのか、斜めなのか、正常な永久歯の根との位置的距離はetcで、正常歯と同じように萌出したり(この場合は隣接している永久歯の変位があったりします)、萌出せずに埋伏したままだったり、位置によっては正常永久歯の萌出を阻害したりと色々なパターンがありますので、お嬢様がどういった状態なのかは、実際に診察しませんと分かりませんので、ここでは何のコメントも差し上げられません。
過剰歯の歯冠形態は通常小さ目で、犬歯のように尖っていて楔のようになっているものが多いです。
>レントゲンでは永久歯への影響は無いと判断していただいたのですが、やはり抜いたほうが良いのでしょうか?
3か月前のレントゲンですし、3か月過ぎた今現在の状況では位置的に、又乳歯歯根周辺の状態が変化していると思われますので、再度のレントゲン検査が必要だと思います。
本来、経過観察中の外傷歯は定期的にレントゲンと歯髄の活性状態を検査しなければなりません。
永久歯への影響についてですが、萌出過程でその影響が確認されることが多く、影響が出てしまってからは永久的な損傷になります。
そのため、そう云った永久的な損傷を回避するために、リスクを冒さずに、あえて外傷を受けた乳歯は抜歯し、スペアになる歯がもうない、一生使う永久歯の健康を出来るだけ100%に確保するといった考えがあるのです。
リスクを冒すかどうかは親御さんが決めることですが、結果を受け止めるのはお子さんだと云うことを忘れないであげて下さい。
抜歯したら不憫だと思われるお気持ちは痛いほど分かりますが、長い目で見て、どうしたら一番良いのか考えてあげたほうが良いと思います。
>こちらの病院で抜歯ということになった場合、治療法で気に掛けたほうが良い点
4歳ということなので、ある程度意思疎通は図れるはずですから、お嬢様の治療協力は得られるのではないかと思います。
小児歯科に於いては、これが何よりも重要ですので、小児歯科に行かれる前に、歯の治療に関する絵本を読んであげたり(五味太郎さんの絵本で面白いのがあります)、おかあさんと一緒の歯磨きのうたを歌ってあげたり、「歯医者さんに行くことは怖くない」という事を感じさせてあげて下さい。
恐怖心を無くして、治療協力が得られれば、どんな歯科処置でもスムーズに進められるはずです。
抜歯となった場合は、隙っ歯状態になり、お子さんによっては気にしたり、幼稚園で笑われたりするかもしれないので、個人的には心のケアを親御さんに促しています。
どうしてもダメなお子さんもいらっしゃいますので、その時は小さいキディ・デンチャー(一本の入れ歯、奥歯にバンドで固定するタイプのもあります)を検討されたら良いと思います。
下の永久歯が萌出するまで、かかりつけ医として寄り添って下さるような小児歯科医の先生を持つことをお勧めいたします。
他の先生からのご意見が伺えるかもしれませんので、もう少しお待ちになって下さいね。
参考になさって下さい。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2011-01-10 06:12:56
いっか29 さまおはようございます。
お子様が転倒して乳歯を亜脱臼して処置せずに経過観察になっていて、動揺を起こしてきているようですね。
先ずお尋ねしたいのはお子様の年齢です、永久歯の状況によって対応は変わってきます。
過剰歯もあるとのことなので、抜歯することも視野に入れて考える必要があると思います。
個人的な経験ですが上顎正中過剰歯は口蓋側にほとんど存在します、抜歯についてはそれほど難しくないので将来のことを考えて抜歯をお勧めしています。
先ず現在の状況を正しく評価して治療方針を決めるのがいいように思います、診断能力のあるDrに診ていただくのがいいと思います、お大事になさいませ。
過剰歯の抜歯
・http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1557
お子様が転倒して乳歯を亜脱臼して処置せずに経過観察になっていて、動揺を起こしてきているようですね。
先ずお尋ねしたいのはお子様の年齢です、永久歯の状況によって対応は変わってきます。
過剰歯もあるとのことなので、抜歯することも視野に入れて考える必要があると思います。
個人的な経験ですが上顎正中過剰歯は口蓋側にほとんど存在します、抜歯についてはそれほど難しくないので将来のことを考えて抜歯をお勧めしています。
先ず現在の状況を正しく評価して治療方針を決めるのがいいように思います、診断能力のあるDrに診ていただくのがいいと思います、お大事になさいませ。
過剰歯の抜歯
・http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1557
相談者からの返信
相談者:
いっか29さん
返信日時:2011-01-10 06:59:49
丁寧にご回答いただきありがとうございます。
先ほど、あまりにも心配だったため知り合いの歯科ではないのですが小児科の先生に診ていただきました。
やはり、その先生も抜歯が一番良いのでは・・・というお答えでした。
もうグラついていることと、歯茎の傷が少し赤くなっていること、永久歯への問題などを考えると、抜歯し歯が寄らないために金属の部品をはめておくことが一番いいのではないかということでした。
ただ、歯科が専門ではないので明日歯科に連れて行き方向性を決めたいと思います。
私としては、永久歯を一番に考えたいと思いますので抜歯の方向で考えていますが、このとき、過剰歯も一緒に抜けるものなのでしょうか?
また、抜歯したさいに切れている歯茎は縫い合わせたりするのでしょうか?
4歳ということで、歯がいかに大切なものなのかという話は歯磨きなどする際に言聞かせてきましたので、歯医者さんはやはり好きではないですが、がんばると本人が言っていますので治療協力は大丈夫かと思います。
初めに受診した医師には、経過観察的な診療は必要ないと言われたのを鵜呑みにしてしまった自分を情けなく思います。
やはり、歯は大切ですので定期的に受診したいと思います。
お忙しいところ、先生方には丁寧なご回答をいただき本当に感謝しています。
ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
先ほど、あまりにも心配だったため知り合いの歯科ではないのですが小児科の先生に診ていただきました。
やはり、その先生も抜歯が一番良いのでは・・・というお答えでした。
もうグラついていることと、歯茎の傷が少し赤くなっていること、永久歯への問題などを考えると、抜歯し歯が寄らないために金属の部品をはめておくことが一番いいのではないかということでした。
ただ、歯科が専門ではないので明日歯科に連れて行き方向性を決めたいと思います。
私としては、永久歯を一番に考えたいと思いますので抜歯の方向で考えていますが、このとき、過剰歯も一緒に抜けるものなのでしょうか?
また、抜歯したさいに切れている歯茎は縫い合わせたりするのでしょうか?
4歳ということで、歯がいかに大切なものなのかという話は歯磨きなどする際に言聞かせてきましたので、歯医者さんはやはり好きではないですが、がんばると本人が言っていますので治療協力は大丈夫かと思います。
初めに受診した医師には、経過観察的な診療は必要ないと言われたのを鵜呑みにしてしまった自分を情けなく思います。
やはり、歯は大切ですので定期的に受診したいと思います。
お忙しいところ、先生方には丁寧なご回答をいただき本当に感謝しています。
ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
回答4
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時:2011-01-11 01:20:24
>わたしとしては、永久歯を一番に考えたいと思いますので、抜歯の方向で考えていますがこのとき、過剰歯も一緒に抜けるものなのでしょうか?
前回のコメントでも触れましたが、永久歯との位置関係・距離・上下逆さまか・方向性等で抜くか抜かないかになります。
過剰歯は自然に生えてくる場合もありますが、一生埋伏したまま生えてこないという場合もあります。
永久歯から離れた場所に埋もれている場合は何ら問題はありませんので、抜歯なさる必要もありません。
ただ、永久歯に影響を及ぼしそうな位置関係にある場合は、永久歯と歯列への弊害を最小限に止めるために抜歯致します。
また、正常な永久歯が生えてくる前に生えてくる症例もありますので、この場合は先に過剰歯を抜いてしまえば良いだけの事です。
・・・なので、ケースバイケースとしか言いようがありません。
抜歯の必要性があるかどうかも、この時期に一緒に抜くべきかどうかも、レントゲンを見ないと分かりません。
但し、一つ言えることは、仮に過剰歯の抜歯が必要と判断された場合で、位置的にアプローチ出来やすい位置にあれば、グラついている外傷乳歯を抜いた後に出来る抜歯窩から器具を入れて過剰歯を抜けば、新たな切開線を入れなくていいと云うことから、お子さんへの負担がかなり軽減されるのではないかと思います。。
ただ、埋伏位置と方向性で、切開線を入れ(山田先生が言われるように正中過剰歯は口蓋側に多く、その部分の粘膜の)歯茎を捲って抜歯せざる負えないという場合もあり、この場合は歯茎剥離+縫合が必要になるためお子さんへの負担が多少大きくなるかもしれません。
いずれのアプローチ法でも、抜歯時は隣接している永久歯胚やその根の表面に傷が付かないように慎重に対応しなければなりません。
(まぁ、これは術者側が注意しなければいけないことですが)
>また、抜歯したさいに切れている歯茎は縫い合わせたりするのでしょうか?
ネット上のお写真二枚だけで、縫合が必要かどうかここでは判断できません。
抜歯後の傷の大きさと出血状況から縫合の可否を決るのるではないかと思われます。
参考になさって下さい。
前回のコメントでも触れましたが、永久歯との位置関係・距離・上下逆さまか・方向性等で抜くか抜かないかになります。
過剰歯は自然に生えてくる場合もありますが、一生埋伏したまま生えてこないという場合もあります。
永久歯から離れた場所に埋もれている場合は何ら問題はありませんので、抜歯なさる必要もありません。
ただ、永久歯に影響を及ぼしそうな位置関係にある場合は、永久歯と歯列への弊害を最小限に止めるために抜歯致します。
また、正常な永久歯が生えてくる前に生えてくる症例もありますので、この場合は先に過剰歯を抜いてしまえば良いだけの事です。
・・・なので、ケースバイケースとしか言いようがありません。
抜歯の必要性があるかどうかも、この時期に一緒に抜くべきかどうかも、レントゲンを見ないと分かりません。
但し、一つ言えることは、仮に過剰歯の抜歯が必要と判断された場合で、位置的にアプローチ出来やすい位置にあれば、グラついている外傷乳歯を抜いた後に出来る抜歯窩から器具を入れて過剰歯を抜けば、新たな切開線を入れなくていいと云うことから、お子さんへの負担がかなり軽減されるのではないかと思います。。
ただ、埋伏位置と方向性で、切開線を入れ(山田先生が言われるように正中過剰歯は口蓋側に多く、その部分の粘膜の)歯茎を捲って抜歯せざる負えないという場合もあり、この場合は歯茎剥離+縫合が必要になるためお子さんへの負担が多少大きくなるかもしれません。
いずれのアプローチ法でも、抜歯時は隣接している永久歯胚やその根の表面に傷が付かないように慎重に対応しなければなりません。
(まぁ、これは術者側が注意しなければいけないことですが)
>また、抜歯したさいに切れている歯茎は縫い合わせたりするのでしょうか?
ネット上のお写真二枚だけで、縫合が必要かどうかここでは判断できません。
抜歯後の傷の大きさと出血状況から縫合の可否を決るのるではないかと思われます。
参考になさって下さい。
回答5
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-01-11 10:42:47
取りあえず、該当乳歯は抜歯が無難だと考えます。
歯茎に埋まったまま放置(経過観察??)するのはあまり良い選択だったとは思えません。
せめて元の位置に戻すとか・・。
もし、これが永久歯なら方針は変わりますけどね。
(後続永久歯がないので)
歯茎に埋まったまま放置(経過観察??)するのはあまり良い選択だったとは思えません。
せめて元の位置に戻すとか・・。
もし、これが永久歯なら方針は変わりますけどね。
(後続永久歯がないので)
相談者からの返信
相談者:
いっか29さん
返信日時:2011-01-13 22:05:05
ご丁寧にご回答いただきありがとうございました。
今週初めに歯医者さんへ行きましたがコチラの病院制度のせいで、未だに診察をしてもらえていません。
今朝、レントゲンを撮りに専門施設へ行きました。
その日にもらえるのもだと思っていたのですが来週月曜日まで待たなくてはならず、早くても月曜日の診察ということになりました。
依然、娘の歯はグラつき触ると痛いという事で心配しているのですがどうしてあげることもできません。
心なしか、負傷した前歯が他の歯よりも前に出てきて隣の歯との間に隙間ができてきています。
徐々にその隙間を埋めようと隣の歯が寄ってきてしまう心配をしてしまっています。
今、通っている歯医者さんは子供専門ではないのですが子供専門の歯医者さんがいらっしゃるので、そちらに見てもらう方がよいでしょうか?
何度もお答えいただきまして申し訳ありませんがよろしくお願いします。
今週初めに歯医者さんへ行きましたがコチラの病院制度のせいで、未だに診察をしてもらえていません。
今朝、レントゲンを撮りに専門施設へ行きました。
その日にもらえるのもだと思っていたのですが来週月曜日まで待たなくてはならず、早くても月曜日の診察ということになりました。
依然、娘の歯はグラつき触ると痛いという事で心配しているのですがどうしてあげることもできません。
心なしか、負傷した前歯が他の歯よりも前に出てきて隣の歯との間に隙間ができてきています。
徐々にその隙間を埋めようと隣の歯が寄ってきてしまう心配をしてしまっています。
今、通っている歯医者さんは子供専門ではないのですが子供専門の歯医者さんがいらっしゃるので、そちらに見てもらう方がよいでしょうか?
何度もお答えいただきまして申し訳ありませんがよろしくお願いします。
回答6
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時:2011-01-14 01:11:49
>今、通っている歯医者さんは子供専門ではないのですが子供専門の歯医者さんがいらっしゃるので、そちらに見てもらう方がよいでしょうか?
長い目でみますと、小児歯科専門医に掛かられるのが一番理想的と言えますが、一般歯科の先生でも、小児歯学や乳歯外傷に関しての知識がある優秀な先生であれば、特にその点で固持する必要はないと言えますよ。
一日も早く抜歯されたほうが良いように感じます。
お大事になさって下さい。
長い目でみますと、小児歯科専門医に掛かられるのが一番理想的と言えますが、一般歯科の先生でも、小児歯学や乳歯外傷に関しての知識がある優秀な先生であれば、特にその点で固持する必要はないと言えますよ。
一日も早く抜歯されたほうが良いように感じます。
お大事になさって下さい。
タイトル | [写真あり] 4歳、転倒し左前歯(乳歯)が歯茎に埋まった (イタリア) |
---|---|
質問者 | いっか29さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
その他(写真あり) イタリア 抜歯:乳歯(子供の歯) 歯をぶつけた、歯が欠けた・抜けた 歯をぶつけた(歯の打撲・外傷) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。