[写真あり] 米国の歯科医と日本のかかりつけ医が修復処置で異なる意見

相談者: クロエさん (34歳:女性)
投稿日時:2011-01-26 13:30:43
米国在住です。
初めての投稿になります。
よろしくお願いいたします。

5年ほど前に入れた右下6番のプラスチックインレーがとれたため、現地の歯科医に見てもらったところ、クラウン(金属の上にセラミック)を勧められました。

理由は、

・頬に接触している面が大きく削り取られているため、同様にインレーを入れても取れやすい。
・残っている歯の強度が落ちている。

とのことです。


幸い残っている歯に虫歯はありませんでした。
また、削ってみないと分からないが、クラウンを入れる前にビルドアップという治療をする必要があるかもしれない、とも言われました。
こちらで歯科保険に入っていますが、自己負担の見積もりはビルドアップを入れて700ドルぐらい、ビルドアップなしで400ドルぐらいです。

この方法が妥当なのか疑問に思ったため、日本で何回かかかっていた歯医者さんに電話で相談した所、健康な部分を削ってクラウンにするのはもったいない、日本で以前と同じプラスチックインレーを入れれば数千円で済むし、痛みがないのであれば、次回帰国する4ヶ月後まで何もしなくてよいのではないかと言われました。

数千円で済むならありがたいとホッとしていましたが、こちらで、インレーが取れやすい部分ならクラウンがいいのではないか、とれたインレーを放置していると歯が動く、一方で、セラミックは壊れやすい、などのご意見も拝見しますと、どれがいいんだろうと迷ってしまいます。

情報が限られていて申し訳ありませんが、先生方ならどの治療法をお勧めになりますか?
また、費用等から言って、米国で治療を受けるのと日本で受けるのとどちらがいいでしょうか?

ちなみに私が優先することとしては、よほど高額な治療になるのでなければ、短期的な安さよりも長期的な安さを重視したいと思っています。

また、ただでさえも歯の見た目にうるさいアメリカ在住、かつ顔や口元を見られる仕事なので、金属は厳しいです。

よろしくお願いします。

画像1画像1


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-01-26 13:47:26
こんにちは。

ちょっと画像がハッキリしないので判りませんが、画像を見て感じる一番のポイントは、両隣の隣接している面はご自身の歯のままでしょうか?

この隣接面がご自身の天然歯のままであり、且つ虫歯も無いとしたならばここは削らずに保存したいと思うので、インレーまたは充填の方が良いように感じます。

たとえばこのようにして修復したとして、今後不幸にして再び破折したり虫歯になってしまったとしても、その隣接面を今すぐ削ってしまうかもっと後になるのかでは、かなりその歯の寿命に差が出る可能性があると考えます。


4ヶ月後に帰国との事ですが、その間欠けてしまった周囲の天然歯の部分がさらに欠ける可能性もありますので、多少お金はかかるかも知れませんが、それまでの間の一時的な処置として何かで充填していただいてもらい、それまでの期間を過ごすという手もあると思います。



ただ本当にクラウンにする方がよかった場合には、日本国内でも同じくらいかまたはそれ以上の金額が必要であると思いますので、単純に金額だけで考えるとどちらの国で治療してもよいように思えます。


となると、どちらがどれ程よく信用できて、納得のゆく説明がしてもらえるのか。
この点に違いがあると思います。

回答 回答2
  • 回答者
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-01-26 14:08:52
画像からわかりませんが、もしかして歯の残っている量が少ないのかもしれません。

ビルドアップして盛り上げる事で咬合面形態を与えないといけないような状態になっている可能性もあります。

クラウンにする理由は、残っている歯が割れる危険性など考えてあるのかもしれませんね。

材料にもいろいろ善し悪しがあると思います。
すべてレジンインレーでまかなえる訳でなくすべてセラミックスが使える訳ではなく、その都度その歯その人によってマテリアルは選ばれると考えております。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-01-26 14:13:44
田中先生の意見に近いです。

写真では分かりませんが・・・

・残っている歯の量や形
・神経の有無
・全体の噛合せの状態
・ハギシリなどブラキシズムの有無
・今回とれた原因

など考慮する要素は多いです。


痛みが無ければ、とりあえず仮のセメントなどを詰めてもらって、帰国してから相談してみても良いかと思います。


金額的には米国にしては安い(日本でも安い部類でしょう)のがちょっと気になります(地域によって違うのかもしれません)。


ご参考まで・・・

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クロエさん
返信日時:2011-01-26 14:52:46
先生方、お忙しいところ早速の御返事ありがとうございます。
写真がはっきりしなくて申し訳ありません。
自分で撮っているのでこれが限界です・・・


田中先生

ご質問の意味ですが、両隣の「歯」ということでしょうか。
でしたら、7番も5番も自分の歯ですが、7番は問題の6番と同様プラスチックが詰めてあります。
大きさは6番よりさらに広範囲です。
この場合、インレーや充填は考えにくいでしょうか?

インレーが接していた部分という意味でしたら、天然歯で、虫歯もないと言われました。


杉原先生
もう少し補足します。

・残っている歯が少ないからクラウンのほうがいいと言われました。
・問題の歯の神経は残っています。
かみ合わせは3,4番が反対咬合で、全体的に下顎が右に2、3ミリずれています。
歯ぎしりというほどではありませんが、最近ストレスからかよくかみしめるようになりました。
・今回のインレーは、パンを食べている時にいきなりとれました。

値段は現地の歯科保険で50%カバーされています。
地方都市なので多少値段の違いはあると思いますが、それでも安すぎるでしょうか。
だとするとちょっと心配です。


前回診察を受けた時は、正直あまり詳しいことは考えなかったので、説明を受けてそういうものかと思ってしまいました。

治療を受ける前にクリーニングのためにまたそのクリニックに行きますので、服部先生のご回答にあった咬合面や残っている歯への影響、素材を選んだ理由などについてもう少し聞いてみようと思います。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-01-26 15:29:33
>値段は現地の歯科保険で50%カバーされています。

であれば、

ビルドアップを入れて700ドルぐらい、ビルドアップなしで400ドルぐらいです。

の倍ですね、そんなもんでしょう。


>もう少し補足します。

何となくですが、クラウンの方が良いような気もします。

ですが・・・

インレーが接していた部分という意味でしたら、天然歯で、虫歯もないと言われました。

インレーが入っていた歯の5番7番と接する面が天然歯であれば、そこを削ってクラウンにするのは勿体無いような・・・
天然歯でも薄くて割れそうならクラウンにするか・・・
迷う所ですね。


私なら・・・

迷った時は侵襲の少ない方(インレー)を選びますかね。


ご参考まで・・・

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-01-26 16:05:20
僕も杉原先生の

「迷った時は侵襲の少ない方(インレー)を選びますかね。」

に同じです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クロエさん
返信日時:2011-01-27 10:28:40
先生方

大変な思い違いをしていました!

今日クリーニングのためにまたクリニックに行ったので、先生方のアドバイスを参考にいろいろ質問してみたのですが、これまで私がインレーだと思っていたもの(とれてしまった個所)は、実は割れた自分の歯だったことがわかりました。

そして、残っている部分を大きくレジンが覆っていて、7番と接する面もレジンだと言われました。

全く反対の勘違いをしていた訳で、お恥ずかしい限りです。

今回は担当の先生が不在だったため、前回とは別の歯科医の方に見ていただきましたが、コアの周辺に自分の歯がほとんど残っていないし、残っている部分もいつ割れるかわからないから、クラウンしかないだろうと言われました。

また、7番も同様に大きくレジンに覆われていて、危ない状態のように見えるとも言われました(確か、6番と同時期に治療したものだったと思います)。

2回も同じことを言われ、こちらの先生方のアドバイスも踏まえて考えると説明も納得できるものでしたので、クラウンを入れる方向で次回の予約をしました。

もし不安があるなら、次回実際に削る前にもう一度担当医の方に本当にクラウンでなければだめかどうか質問してみるといいと言われています。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-01-27 11:44:12
>全く反対の勘違いをしていた訳で、お恥ずかしい限りです。

いえいえ、よくある事です。
特にレジンは歯と同じ色なので分かり難いですね。

正しい現状認識は良い治療を受ける第一歩だと思います。
これを機に他の部分もどうなっているか興味を持つと良いと思います。


話の流れから推測すると、やはりクラウンになりそうな気配ですね。

担当医とよく相談してください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クロエさん
返信日時:2011-01-28 13:01:39
先生方

保険との兼ね合いで、治療開始が1カ月も先になってしまいそうなのですが、こちらで相談させていただいたおかげで、よく納得した上で治療に臨めそうです。
投稿して本当によかったです。

危ないと言われた7番もこれからよく観察していこうと思います。

お忙しい中貴重なアドバイスありがとうございました!



タイトル [写真あり] 米国の歯科医と日本のかかりつけ医が修復処置で異なる意見
質問者 クロエさん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
オールセラミック(陶器の被せ物)
クラウン(差し歯・被せ)その他
その他(写真あり)
アメリカ(米国)
詰め物、インレーが取れた・外れた
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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